コロナウイルスの影響もあって、僕のシクロクロスシーズンは急な形で終了してしまいました。これは自分の周りの多くの人に当てはまることでもありますが、こんな悶々とした気持ちはトレーニングで晴らすしかない。

特に天候や自粛ムードにも左右されないオンラインシミュレーターであるZwiftを活用するのが良いのでは。以前から某Podcastなどでも自分がZwift愛用していることがちょくちょく話に出ていましたが、せっかくなので細かいガジェットも含めて、使用しているハード&ソフトを紹介してみようと思います。

本来トレーニングをすることが主題のはずが、ローラー生活のQOLを上げることが目的になっている感も否めないのですが、それはそれで誰かの役に立てば幸いです。

<ハード>

1. パワーメーター / ローラー台:Tacx Neo

言わずと知れたスマートローラーの定番アイテム。色々なサイトでレビューがありますが、確かに静かで負荷のかかり方がリニアで良い。特にiPad⇆Tacx NeoをBluetoothで接続した時の親和性が非常に高く、インターバルメニューの開始・終了も画面との全くズレが無く、練習に集中できます。(パワーメーター→iPad→スマートローラーだとワークアウトの開始にズレが生じて結構ストレスでした)

2. バイク:All-City Cycles Mr.Pink

普段乗っている ACのMr.Pinkをリヤホイル外して取り付けています。基本的なコンポはSHIMANOアルテグラ、ポジションはRideWorksさんにてRETÜLを受けました。
以前は取り付いているPioneerのペダリングモニターを使っていましたが、上記の理由からパワーメーターはTacxへ変更。ワークアウトメインなので変速することも殆どなく、インナーxミドルくらいにずっとチェーンが掛かっています。
外へ乗りに行く時の取り外しすら面倒になってきたので、先のCXシーズンで使っていたバイクをポジション出して使用するか検討中。

3. Zwift動作環境:iPad(第6世代 / 32GB Wifiモデル)

ZwiftはiPadで運用。ANT+は使わず、全てBluetoothで接続されています。ほぼローラー専用と化していて、電源は繋ぎっぱなし。高めのテーブルに ミノウラ TPH-1 と SWG-400 を組み合わせてハンドルバーから近い位置にマウントしています。なお、iPhoneは手元でコントローラー、MacBookAirはローラーのおかずになる動画を流しています(後述)

4. トレーニングマット:MINOURA トレーニングマット4

ローラー部屋は畳なので、床を傷つけないようにトレーイングマットを使用。汗も落ちるので必須。

5. 扇風機:工場扇 / Panasonic まごの手スイッチ / Dovewill ボトルホルダー

これは関西CXで活躍するskmz氏からの頂き物。おそらくホームセンターなどで購入出来るタイプのもの。家庭用扇風機で運用していた時期もありますが、暑くて集中出来ないのでこちらもかなり重要なアイテム。3段階風の強さを調整出来るが、練習中に手が届かないのでオンオフだけ、Panasonicのまごの手スイッチを使用中。あまりに暑い日には凍らしたペットボトル2本を、登山用のボトルホルダーで吊っています。かなり効果あり!ただし床に結露した水が落ちるのでバスタオルが必須。

6. 心拍計:POLAR(ポラール) OH1

腕につけるタイプの心拍計。光学式は正確じゃないという話も多いですが、ローラーでインターバルする程度ならスパイクなども出にくく、何せつけてるストレスがかなり低いのでとても良いです。以前別の光学式心拍計を使っていましたが、充電する部分が汗で錆びてダメになったので、注意が必要です。

7. Bluetoothイヤホン:PLANTRONICS BackBeat FIT 2100

ワイヤレスイヤホンはAirPodsも使っていますが、汗が気になるので防水タイプのこちらを。音質も良いし、耳のボタンで音量を変更することも出来ます。

8. ヨガマット:IRONMAN CLUB トレーニング & ヨガ マット 10mm厚

以前ローラー台の下に敷いていましたが、MINOURAの専用マットを買ったので、こちらはトレーニング前のストレッチや筋トレ用マットとして使っています。広めで特に不満もありません。

9. タオル:Rapha INDOOR TRAINING TOWEL

満を持して登場したRaphaの室内トレーニングアイテムのひとつ。黒のパイル生地、ピンクのゴムでブラケットに引っ掛けます。この手のアイテムって利便性というより「おーしトレーニングするぞ」というやる気を駆り立てるような意味合いも感じていて、仲間やパートナーへの贈り物としても悪く無い気がします。

www.rapha.cc
インドア トレーニン ...
https://www.rapha.cc/jp/ja/shop/indoor-training-towel/product/IDF01XXBLK
朝一でも深夜でも、いつでも室内トレーニングはハードなものです。...
10. iPhoneマウント

トレーニングの際、iPadでZwiftを、MacBookAirで映像を、iPhoneはMacBookAirのリモコンなどに使っている(後述)ので、iPhoneは必ず手元で見える場所に備えてあります。便利なのが、汎用のiPhoneスタンドの底にGarminのアダプターを貼り付けたもの。アダプターはREC-MOUNTから販売されている両面テープで固定するもので、貼り付ければそのまま普段のGarminマウントで使用出来ます。

11. PCスタンド:1homefurnit ノートパソコンスタンド PCスタンド

MacBookAir用。テーブル、iPadのマウントの位置との兼ね合いで、画面が見えやすくするために購入。

12. 除湿機:アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機

湿度が高いと汗の揮発しづらく、体温が下がらなかったり汗が滴りまくったりするので、こちらも購入。普段は部屋干しした時の除湿にも使える(いやむしろこれが正しい使い方)割と効果があって湿度の高い夏などは重宝しています。

13. 温湿度計:タニタ(Tanita) 温湿度計 デジタル ブルー TT-559 BL

気温・湿度に対する自分の快適指数のようなものを目で見て理解したかったのでゲット。確かに長時間ローラーをすれば、3〜4℃くらいは軽く上昇するし、湿度も結構上がるもんです。

14. サイクルパンツ:DABADA(ダバダ) サイクル インナーパンツ

僕は普段ローラーを2パターンに分けていて、早朝軽く足を回すものと、仕事から帰ってきてちゃんと追い込むものと。追い込むときは持っているビブショーツを履きますが、朝起きてすぐ漕ぐならサッと履けるショーツが良い。値段のわりにパッドも悪く無いのですが、パッドの付いている位置が割と後ろ目なので、前傾姿勢だとパッドの位置がサドルより後ろ側に来てしまうかもしれません。

 

ソフト

1. Zwiftアプリ/ Bluetooth

一番重要なZwiftのアプリはiPadの第6世代で動かしています。以前はMacで動かしていましたが、練習したい時にすぐ行えると言う意味でiPadは据置にして、ほとんどZwift専用と化しています。
パワーメーターがTacxになったことでBluetoothが使えるようになったのが大きいきっかけですが、そのほか心拍計もBluetoothで繋げています。今のところスパイクなど目立ったトラブルはなく、非常に快適。またiPad側も特に変な挙動もありません。おそらくグラフィックなどは処理能力に対してかなりカットされている部分もあると思いますが、とは言えそれが不満になるわけでもなく、正しく動いてくれるのでとても満足しています。

2. Remote Mouse

この環境だとiPad、手元のiPhoneはすぐにタッチできますが、奥のMacBookまでは手が届かず、動画再生などローラー中は何かと不便を感じます。ということでMacについては手元のiPhoneで操作しています。Remote Mouseというアプリは送信受信両方にアプリを入れておくことによって、Macで言うところのMagicTrackPadのような挙動を体験できます。タイピングも普段のiPhoneと変わらないのでストレスはありません。

3. Zwift Companion

Zwiftのアプリと連携する、こちらもいわゆるリモコンアプリです。通常のZwiftアプリよりUIが操作することに特化しているので使い勝手が良いです。ワークアウトで少し指定値を上げたり下げたりする時によく使っているのと、めちゃくちゃ追い込んでいる時はこのアプリの時間表示の方が見やすかったりします。

4. 各自転車レースのネット配信

季節によって見るレースは変わりますが、一年を通して概ね海外のレースネット配信を見ながらトレーニングしています。春先はクラシック、夏秋はMTB、冬はシクロクロス。
日本だとJsportsや、今は無きDAZNの自転車チャンネルが有名ですが、見れる数が少ないので海外系のストリーミングサービスにVPNで地域を誤魔化して使っています(ちなみに僕はFloBikes)
あとはYoutube上のGCNやRedBull TVが無料で映像を配信しているので、UCIの年間スケジュールを見ながらどれを観ようか吟味しています。UCIスケジュールも探せばGoogle Calendar上で公開されているものがあったりするので、オススメです。

5. Amazon Prime

言わずもがな。最近はdチャンネルに登録して、軽いトレーニングの時だけ旬のアニメをチェックしています。
今年から毎朝30分軽いリカバリー的なワークアウトを必ず行なっていまして、僕のモチベーションはほぼPrimeのアニメにかかっていると言っても過言ではありません。


ということでトレーニング内容に触れるでもなく、だらだらと買ったものを書いてみるブログでした。

ローラーに乗り始めたのは僕がCXを始めた7年ほど前のこと、そう考えるとノウハウというかハック的な知識も増えてきました。たぶんにこれからもローラー生活はトレーニングに切っても切れないでしょうし、また貯まった知識はここで紹介したいと思います。

2020年3月27日 Cyclocross, テクニック

さてCXシーズンが終わって、以前から検討していたBMXフレームの載せ換えをしました。

いまのフレームはSunday Bikesのアーロンロスシグネチャー。YETIカラーに自分で塗ってかれこれ4年以上、BB低くてリヤタイヤの操作感も良くたいへん気に入っていました。特に不満もないのですが、さすがに長く乗っているし、モチベーションアップも兼ねて新調することにしました。

FBMが生産を辞めたアナウンスもありましたが、2000年代にライダーオウンブランドとしてその地位を築いたブランドは多くて、S&M、FBM、METALなどなど、中でも “Terrible One” はスタイルを追求するメンバーで構成された独特なブランドでした。

長くBMXに携わる身としてT-1を選ぶのは最後の選択な気もしていまして。それこそいつかはクラウン的な。正直長年避けてきたところもありますが、一番乗りたいフレームを選ぼうと決めて、Terrible One の Ruben Alcantara シグネチャーを購入しました。

せっかくなのでメンテナンス台に乗せて、ゆっくり丁寧に組み上げていきます。仕事終わりに日に1時間弱ずつ進めて結局5日間ほど、ポジションからブレーキタッチまで全て納得行く状態にして組み上げました。

パーツは、フレームに合わせてハンドルもT-1のクラシック(8.25 / Raw)、フォークは自転車を長くしたかったので DemolitionのFOX Forkにしました。ベアリング類も新調して、意味あるかわかりませんがグリスも打ち替え。グリスってハウジングにたっぷり塗るもんだと思ってたんですが、NTNのサイトを見ると温度にもよりますが、大体ハウジングの3割程度満たしていれば良いんですね。

ちなみにチェーンはCXで使っていた和泉チエンの “V” を奢ってやりました。BMXのパークなんぞに必要ない性能ですが、見た目的にもブランド的にも大好きなので良いかなぁと。

デカールは「複数つけておくから好きなところに貼ってくれ」スタイル。僕はこういうの逆に困るんですが、Instagramでリサーチしまくって位置決めしました。

以前と近いポジションにしてあるので然程乗り味は変わってないのですが、フォークの突き出し伸びた&ヘッドも寝ているのでスピード出したときの直進安定性はかなり上がりました。特にバートでのエアはかなり楽になりました。

あと違いの分からない僕でも分かる程度にフレームが柔らかい。力が逃げる感じもありますが、それよりも腰や関節に優しいマイルドな乗り味がいかにもルーベンな感じです。

シクロクロスのシーズンを終え、これからはトレーニングに加えてBMXもとても楽しめそうです。
なお、以前アナウンスしていたスケートパークでのBMXスクールもおかげさまで好評で、続けて開催しています。詳しくはこちらをどうぞ。 http://www.goodskates.com/lesson.html

2020年3月19日 Bicycle, BMX


Photo by KeiTsuji

僕のレースシーズンも例に漏れず、拡大するウイルスの影響で突然に幕を下ろしてしまいました。
とは言え、参加者みなが絶賛したゴルフ場でのレースでシーズンを終えたこと。全日本SSCXのタイトルは惜しくも逃してしまいましたが、期間を通して体調を大きく崩すことなくレースに参加出来たことは、アマチュア選手としてとても感慨深く、とても誇らしいものです。

レースというのは常にトライ&エラーの繰り返しで、細かい走りの処理方法から機材の刷新まで色々な気づきがあるものです。過去のシーズンと比較して今年大きく変えたものや、実践してみたこと、使ってみた機材などを羅列してシーズンの締めとしたいと思います。

 

<フレーム&フォーク>


Photo by KeiTsuji

数年間使用した All-City Cycles “Natureboy853” というモデルが刷新され、同じくシングルスピードの “Natureboy ACE”というモデルで1シーズン走り切りました。スルーアクスル、フラットマウント、軽量化などなどアップデートはかなりあったんですが、ここでは全体的なフィーリングを。

最新機材になって「剛性が上がった」と言ってしまうのは簡単ですが、それによって僕の走りに何が起きたか。特に大きかったのはブレーキングの際の自転車の挙動でしょうか。ヘッド・ハブシャフト、ブレーキマウントなどなど、余計なところに力が逃げないのでブレーキを掛ければ掛けるだけタイヤがキッチリ制動されます。特に速度域の高いレースでは顕著にそれ分かるんですが、高速でコーナーでは慣れれば慣れるほどブレーキレバー握るタイミングが遅くなっていったように思います。(その分ちょっとでも惰性で速く走っていられる)

ただその弊害として、制動時の力が低圧のタイヤ前後2点へ集中して掛かることになるので、タイヤのトレッド・空気圧チョイスは今までと変える必要がありました。タイヤがヨレるほどは低圧にしづらいのと、その分設置面積よりもタイヤのトレッドで止まれるように、トレッドの高いタイヤを好むようになった気がします。

となると走り方もタイヤを滑らせて泳ぐように走るというより、きっちり止まってきっちり加速するイメージが大きくなりました。シーズン序盤はこの負荷に足が耐えきれず、後半ダラダラ垂れていくことが多かったのですが、レースを重ねるに連れて慣れて走りやすくなっていきました。

とは言えドリフトしながら走る感覚も好きなので、来シーズンはローターを小さくしたり、タイヤもトレッド低いものに変えたり、色々試してみたいなと思ったりです。

ちなみにジオメタリもややコンパクトになった印象があり、フィッティングでステム伸ばしたんですが、取り回しは以前よりも良くなったように感じています。特に今シーズンは関西も30cmのシケインが何度か登場し、全周回をバニーホップでクリア出来たのもこの自転車のおかげだと思っています。バニーホップ、飛ぶ直前ってかなり集中するし、体も自転車もブレないようにさせるのが難しいんです。

総括して僕にとってはありがたいモデルチェンジであり、レースでもハードに使う方にはオススメしたい一台だなと感じています。

・バイクポジション(RETUL FIT)

先のシーズンを終えた直後、まず取り組んだのが自転車のポジション変更でした。今回はお世話になっている芦屋RideWorksさんでSpecializedのRETUL FITをお願いしました。

関節などの可動域を測定しながら、身体全体が無理なく動くポジションを探っていきます。以前の窮屈なポジションから余裕のあるポジションになったことによってペダリングが楽になり、ケイデンスは意識すれば10RPMほどアップするようになりました(ワークアウト時 83RPM平均→93RPM平均)これに慣れてからはトルク出さなくてもワット出るようになったので、練習メニューは徐々にパワーが上がっていきました。

肝心のレースですが、ロードのポジションそのままでも(自転車に対する)身体の位置も悪くないし、操作感を失うこともありませんでしたし、対応できるケイデンスの幅が広がったので、速度が上がって惰性でペダルを回しても気持ち的には楽になったように思います(何せシングルスピードなので)唯一路面からの突き上げが大きいコースでは、身体を上下に動かす幅が狭くなったのでお尻をサドルに擦ってしまうことが増えましたが、その時くらいは少しサドルを下げて対処しても良いなと思います。

何よりポジションに対して迷いもなくなったし、気を散らさずペダルを綺麗に回すことに集中できやすくなったと思っています。

<身体の使い方、考え方>

さてそうなると気になるのが、自転車の上での身体の位置や支え方です。こちらも以前からお世話になっている “Trainer’s Salon Okada” の岡田先生にお願いし、実際のレースを見て指導してもらいました。先生には普段、身体のケア、コンディショニングの施術をお願いしています。
以前FBにも書きましたが、先生曰く自分は体幹が1時間走る上ではそこまで強くなく、後半疲れてくると肩が上がって体重が前へ前へ移動していくような状態になっている、ということでした。言われてみればレース中の写真を見ても、それが前半なのか後半なのか、自分の身体の状態を見ればわかるほど差があります(速い選手は序盤から最後までポジションが崩れない)こういうことがレース中の細かなミスを増やしますし、大きなクラッシュも元を辿ればこの姿勢が崩れていることに起因するものが多いと感じました。

なかなか無意識に体の状態を維持するのは難しいので、最初は意識をかなりして。徐々に慣れて来て無意識でも保てるように気をつけます。特に砂のマイアミでは後半姿勢が崩れると乗車できなくなる区間もあるので、あのコースでしっかり最後まで轍にタイヤをハメて走れたのは、結果が出たからだと認識しています。

 

<ウェア>


Photo by Satoshi Oda

レースで着用するウェアはこの3シーズン、WAVEONEさんにサポートしていただいています。All-City Cyclesには半袖のジャージ・ビブ様々なデザインが用意されていますが、レースで使うワンピースなどはなかったため、オーダーで制作をお願いしています。
デザインは当然アメリカで作られ、そのイラストレーターのデータを本国から取り寄せて、もう一度スーツに合うようにWAVEONEさんで作り直して貰っています。肩周りやセパレート部分など修正する部分も多いのですが、デザイナーの方がメール越しとは言えとても親身に説明&提案してくださいます。オーダージャージと言えば製品の品質もさることながら、初めて注文を入れる人にとってはこの辺の気遣い・ケアがとても安心出来るんじゃないかと思っています。

今季使用させてもらったのは、2アイテム。気温が高い日用の “デュアルスーツ” と 今回満を侍して発売された “シクロクロス用デュアルスーツ” です。

上下一体型の両スーツですが、デュアルスーツはとにかく薄くて汗抜けが良いです。気温が高い日用とは言え、結局12月越えても日によってはこのジャージを使っていて、今シーズンのような暖冬だとまさに重宝する一着だと思います。袖が割と長いので、下着の厚さによって割と幅広い気温に対応できます。

それと今回登場したシクロクロス用のデュアルスーツ。中に起毛が入っている長袖のセパレートワンピースですが、何せこれは着脱がしやすいです。以前普通のワンピースも使っていましたが、肩がキツくて着るが大変でしたが(汗で脱ぐ方が大変かも)セパレートになってからかなり改善されました。
そしてビブの生地もサンプルの時点から何度かアップデートがあり、泥が付いてサドルで擦れても生地が削れにくい=破れにくいものになっています。この辺は自分も含めてサポートライダーに対して小まめなフィードバックを求めるWAVEONEさんらしい商品だと思います。自分の意見が商品になるのも嬉しいことですし。

あとは雨水が浸透しにくい性質があるので、個人的には冬だけでなく大雨だったGrinduroでも大活躍でした。(特に撥水加工などはなく、WAVEONEも公式に雨に強いというアナウンスはしていないのですが、個人的に使っていて寒い日に雨に濡れる=低体温症の可能性を著しく下げてくれたので、これは声を大にして伝えておきたいポイントだったりします)


Photo by KeiTsuji

という感じで、毎年色々な気づき学びがあって、なかなかこの場で全てを伝えることは難しいですが、同じくシクロクロスを楽しむみなさんに少しでも伝われば幸いです。

冬用オフロードシューズの 45NRTH / RAGNARÖK を使い始めて約1ヶ月。(前編はこちら)
シクロクロスの試走〜MTBのトレイルライドなどで使用してみて、使い勝手がわかってきたので少しレポしてみようと思います。

サイズは実測25.0cmで41を選択。縦は少しだけ遊びがあるのですが、寒い日に分厚い靴下履いたら完全にぴったり。横幅ともに圧迫感もなく、靴の中で暴れることもありませんでした。

このシューズの特徴であるBOAダイアル+ネオプレンカバーは、防寒にしてはかなり着脱しやすいし楽チンです。レースの試走で朝寒い時もサッと履けてサッと走りに行ける。締め付けは然程強力だとは言えないものの、サイズをちゃんと合わせておけばライドの最後までつまみを触ることはないと思います。BOAは比較的均等に締まってくれるので安心感あります。

またネオプレンのカバーはマジックテープで開閉できるタイプ。着脱の楽さに貢献しているけれど、あまりキツく固定すると足首の可動域がかなり狭まるので緩めで丁度良し。雨や泥も走ってみたけど全く靴下濡れないしこれは良いもんです。

シェルは分厚くて、当然のように暖かいです。
体感的には、SHIMANOのロード用シューズ(RC7)とRaphaのシューズカバーの組み合わせよりは暖かい感じがしてます。ソールは流石に柔らかさを感じるものの、普段カーボンのかったいソールに飼い慣らされているので仕方ない気もしつつ。ペダリングに大きく影響するほどではありません。

あとソールについてはガラス繊維練り込みが伊達ではなく、雨の日の木の根っこも気を使わずに踏みつけられる安心感がありました。これは路面状況によって差が激しいので色んなコンディションでの比較は難しいですが、僕個人的には食う方だと感じています。

自転車のシューズ、それもSPD用ともなれば、しっかり足がホールドされて欲しい機能を満たしてくれれば(今回は暖かさ)特にそれ以上求めることは大きくなく、むしろ履いていて違和感がないことがとても重要なんだと思います。

またリフレクトのアウターシェルは以前にもご紹介した通りメチャメチャ光ってくれるので、夜間の移動などでも安全を補填してくれるんじゃないかと思います。

この時期、寒さで足先を冷やすことも多いですが、オンロードからオフロード。ロングのグラベルライドにもとてもオススメ出来るアイテムだと思います。

2020年1月30日 Bicycle, other


Photo by Kei Tsuji

All-City Cycles のSNSから発表があった通り、今年もACライダーとして活動をします。
実は今までと少し話が変わったことがあり、ここでご紹介させてください。

元々僕はBMXを通じて繋がりがあったモトクロスインターナショナルさんとアンバサダー契約を結び、All-City Cyclesのジャパンライダーとして活動をしてきました。5年間の活動を通じて様々な出会いがあり、All-Cityを作っている本社の人たちとも接する機会がありました。彼ら彼女らは常に僕の活動に対して前向きにサポートしてくださり、本国のウェブサイトにもわざわざ自分のプロフィールを掲載してくれていました。

そんな繋がりでしたが、今回実は本国から契約の打診があり、直接サポートライダーとして契約を締結しました。

これは僕の長年の夢であり、BMXを始めた頃から憧れていたことが実現することになります。日本のBMXシーンだとMacneilに乗っていた植山さんや、BLACKENの西山さんなど、僕が当時尊敬していた(当然いまも)彼らに少し近づけたのかなぁと、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。

とは言え活動の場は日本になりますし、引き続きモトクロスインターナショナルさんにはお世話になります。MX岡本社長にはいつも自分のことを気にかけていただき、今回の契約についても大変熱く応援いただいています。

こんな性格なので契約して未だ「こんな僕で良いのかなぁ」と不安やしりごみもありますが、せっかくの機会を活かして、今年も精一杯All-City Cyclesライダーとしての活動を行なっていきたいと思っています。

 

2020年1月25日 Cyclocross, Diary

温暖化なのか、例年より気候が緩やかな気がする今年の冬。12月なのに日中ポカポカな日もちらほら。

とは言え、仕事終わりの夜間にいざ走りにいこうと外へ出かければ風は冷たいし、とにかく寒い。
特に目的がトレーニングの場合、登りは良いが下りが本当に辛いのです。

この時期、ジャケット&手袋は重ね着、メットの下にニット、レッグウォーマーなどで完全装備を施しても、必ず苦痛を感じるのが脚。特に足先。シューズが風を受けて冷たいを通り越して痛くなるわけです。

当然シューズカバーなんてもの装着しているわけで、しかしそれだけでは日本の冬(特に下り道)はしのげないと判断し、冬用シューズの調達に踏み切りました。冬はシクロクロスがメインになるため、使用頻度を考えてオフロード用をチョイス。

とりあえずネット検索してみるのですが、某海外通販サイトが幅を利かせているからか、レース会場でも良く目にするブランドのものが多い。デザインも悪く無いものの、個人的にはもう少しストーリーがある感じのモノが良いなと(みんな履いてる割には、あんまり詳しい話は聞こえてこなかったので)で、よく考えたらサポートして貰っているAll-City Cycles系列(つまりQBP)で45NRTHというブランドがあったことに気づく訳です。

45NRTH (フォーティーファイブ ノース)はミネソタ州ミネアポリスという北の地に所在していて、極寒地でも生きていけるようなラインナップが揃っています。特にこの時期は-15℃を下回ることもざらにあるらしく、-30℃まで耐えられるブーツとかニッチなものが販売されています。

今回は使い勝手なども考えて、-3℃〜7℃くらいを想定してつくられた RAGNARÖKというモデルをチョイス。
本国サイトによれば、寒さ対策はもちろん防水性も高いみたいで、雨の日とか泥のレースなどにも良さそう。見ての通りネオプレンのアンクルガードのほかに、アッパーも防水性&通気性の高いシェルが入っているとのこと。

とりあえず届いて開封の儀。アウターシェルがリフレクト素材のものを選んだので、部屋の明かりでも角度によっては眩しい!ライト当てて撮影したら、同モデルの別カラーみたいになります。

ソールはガラス繊維を練り込んだラバーらしく、これが滑る木とかで踏ん張るらしく。それと、スパイクの打ってある位置がユニーク。普通ソール前方に並んで配列されてそうなものの、これは親指と小指くらいの位置にわざわざオフセットしてある。確かに泥濘で踏ん張る位置ってソールでも決まっているので、これは試行錯誤した上でわざとそうしている感じがして好印象。

ちょっと履いてみたけど、部屋履きでも暖かい!部屋履きだと歩きにくい!
ということで、週末レースの試走なので試し履きしてみようかと思います。ちょうど(あいにく)週末のレースは雨模様なのでうってつけの天気で試してきます。

(使用レポはこちら)

http://ride2rock.jp/blog/106975/

2019年12月21日 Bicycle, other

関西シクロクロスに出場し出してから何度目のマイアミだろうか。ハマれば乗車が許される砂地のコースは、BMXでトリックに挑戦する感覚に近くて、レース後の達成感が高い。そんな琵琶湖のほとりのレースだけど、今回は特にテクニックに関して印象深いレースでもあったのです。

数週間前、いつもボディメンテナンスでお世話になっているトレーナーの Okada Naotaka 先生 / Trainer’s Salon Okada にレースを直接見ていただき、自分の癖や身体の使い方を指南して貰っていました。
自転車の扱いは悪い方ではないと思っていたのだけれど、後半にかけて前荷重&肩周りが動かなくなっていて、それがライントレースや自転車の挙動に良くない影響を与えている、らしい。

なるほど確かにレース終盤の写真はいつも肩が上がっていて、全体的に体の動きが硬い印象。教えていただいてからの後は、レースで最後まで身体が使えるようにかなり意識して走っていました。で、迎えたマイアミ。ここは周知の通り砂の轍にきっちりタイヤを落とせるか否かで随分とラップタイムが変わってしまう特徴的なサーキット。身体がちゃんと使えているかどうかが明暗を分けます。

で、レース。気持ちのたかぶりと相反して、序盤にペダルキャッチをミスして謎の前転。こういうミスは普段しないのに、よりによって今日。気を取り直して追い上げるも、ハンドルとタイヤの角度が衝撃でかなりズレている。

「ん〜止まって直すか、そのままで走るか」

いけるところまで行ってそのうち直そう、という浅はかな考えは、つまるところ最後までこれで走り切るという意味でもあり、約10°ほど傾いたハンドルに対して僕の自動キャリブレーションがどれほど対応出来るかがポイントになるわけでした。

先に結果を書けば、14位 22%!
関西であっても全体の25%を切る順位は数えるほどしか無かったので大変嬉しい。実際、集団がバラけた中盤〜後半は思った以上に轍へのトレースが出来、乗車で前の選手を詰めることが出来ていたようです。

ハンドルの角度なんて自分にとっては大きな問題ではなくて、案外タイヤの先を見て身体を動かしているんだろうなぁと、実践にて理解しました。

そして身体の使い方に関しても。
最初から意識せずに出来る人なんていないわけで。意識しても出来ないことを繰り返して、意識したら出来るように持っていく。それを意識せずとも出来るように、また繰り返す。そこが面白い。

ということで、程よい筋肉痛を感じながら、また週末は広島へ。JCXなのでポイント稼ぎに張り切っていきたいと思います。年内のレースはそれで終了ですが、次の週末は愛知牧場へ遊びに行きたいと思います。28日(土)は名古屋のYで飲んで、29日(日)に練習走行。どなたかご一緒出来る方、現地でお会いしましょう。

Photo by Daisuke Ino

2019年12月21日 Cyclocross, レースレポート

日本、シクロクロスの最高峰レースである全日本選手権へ参加してきました。

今回の舞台は愛媛県内子町、県下はもとより四国内初開催の記念すべき大会。飯山、マキノ、野辺山とここ数年は通常のレースでお馴染みな場所で開催でしたが、対して本会場はAJOCCレースも未開催でどのような雰囲気になるのか気になっていました。

結論を言えば、町(と言っても都市部の市くらいの規模)を上げての一大イベントとなっていて、大会運営・観客動員&観客導線・サブイベント・出店などなど、どれを取っても物凄く熱量の高いものになっていました。正直前回のマキノだと「レースを走りに行って帰る」というルーティンをこなすだけでしたが、ライセンスコントロールに内子座(国の重要文化財に指定されている芝居小屋)を使ったり「せっかく来たのだから」という気持ちにさせるものでした。

そしてコースも三船さん監修で、今のトレンドをしっかり押さえた素晴らしいものでした。長めの舗装路と集団の速度が落ちるテクニカルゾーン。勝負が動く直登など、緩急ついたもので、ここでNo.1を決めるなら納得だなぁというものでした。あんまり普段コースや運営のことをどうこう言わないのですが、開催経験の少ない中でよくぞここまで持ってきたなぁと感動したのが本音です。

さて自分のレースはと言えば、本番は土曜日のSSCX。去年からここに標準を当ててトレーニングをしていたと言っても過言ではありません。最近ドタバタで大会のレポートすらろくに書いていませんでしたが、日々の練習や体のコンディショニングは怠らずやってきました。

スタートが10:00ということで、朝5:30に起きて6:00に食事。炭水化物メインでしっかり摂って試走へ。気になる箇所は全て往復して、通るラインは最初から全て決めて挑みました。話題の直登は登れるか怪しかったものの、レースに出る面々と面白がって何回もトライした結果、乗車クリアが(結果トップ3名の中で)暗黙の了解となったような感じでした。

定刻通り召集&スタートで、舗装路を(変速音が無いので)静かに加速していきます。ダークホースと睨んでいた斉藤くん(SilkRoad、C1でいつも僕より前)を逃すとヤバいので、とりあえず序盤は自分が先頭であわよくば抜けて前に出る作戦。なんとなく呼吸も落ち着いているし悪くない走り出しのはずが、1周目中盤のロールセクションで轍トレースをミスしてコース外に吹っ飛ぶ。木に激突して「終わったかな〜」と焦るものの、すぐ復帰して4番手でレースを進めます。

せっかく後ろに位置したので舗装路は他の選手の後ろにビタ付けで体を休めつつ、オフロードに入る手前で前の2名にジョイン。ここから三つ巴の展開がスタートするのでした。相手は2017年チャンプの吉元さん(Narukiya)と身長が高くパワーのある牧野さん(COGS)。自分も合わせて普段からSSCXでレース出ていて意識し合う中なので、まさに願ったり叶ったりの展開。お互いに得意不得意がなんとなく理解できるので、阿吽の呼吸でパックを崩さず走ります。

気づけば斉藤くんにだいぶ差をつけていたこともあり、長い舗装路は踏んでもクランクが回りきるので割と牽制気味、地味に先頭を変えながらも最終局面に向けてみんな脚を貯めるような動き。ラスト2ラップでペースを上げようと自分が前に出るも、イージーミスでこけてしまい、また振り出し。緊張して身体が使えていない証拠。

最終周回、こうなったらレースが決まるのは直登への侵入順だと考え、その手前のコーナー群、更にその手前のストレートでグッと前に出て2名を振り切ります。このまま行けるかなと思ったものの、牧野さんが自分の背後から更に加速して先頭へ、結局そのままコーナー、そして直登へ侵入することに。

コーナーかなり詰めて行ったものの前に出ることができず、直登で詰まってしまい差が生まれる。この差がまさに決勝となり、牧野さん優勝、自分は2位となりました。

考えれば考えるほど「あのとき、もっと積極的に走っていれば」など不甲斐ない気持ちが湧き上がるのですが、それをしても仕方がないのは過去2回の敗北で痛いほど理解しているので、もし次の機会があるならば、それに向けて準備をする気持ちへ切り替えて行きたいと思います。

朝の早い時間にも関わらずたくさんの応援をいただけたこと、そして少ない人数にも関わらずレースを開催していただけたこと、本当に感謝しかありません。ありがとうございます。

日曜は吹っ切れて楽しくレースを走ることが出来、そして各チャンピオンが誕生する瞬間にも立ち会うことができ、満足な2日間でした。エリートでは44位、自分のゼッケンよりは前で展開&着ることが出来たのでひとまず安堵でした。

ということで、またシーズンは中盤。来週は関西シクロクロス マイアミへ参加します。得意なコースなので張り切っていきたいと思います。

Photo by Satoshi Oda

2019年12月16日 Cyclocross, レースレポート

レースの身支度を久しく感じる10月3週目の日曜日、僕の6回目のシクロクロスシーズンが開幕しました。

シーズン初戦というのはいつだって良いもので、オフのトレーニング成果が気になったり、ライバルたちの仕上がり具合を確認したり、程よい緊張感に包まれて走ることができます。関西をメインに据える自分としては、それまでに予めどこかを走っておきたいということもあって、信州CXシリーズ富士山ステージへ行ってきました。

今シーズンは久しぶりに機材を大きく新調したので、少し紹介しておきます。
変わらずシングルスピードですが、All-City Cycles の “Natureboy ACE” という新しいモデルです。

チュービングが同社独自のACEチューブに変更となり、随分軽くなりました。ジオメタリも刷新されリヤが短くなってクイック。前後スルーアクスルということで、エキセントリックBBが採用されています。ホイル、タイヤは昨年まで割りまくったカーボンを卒業し、ZIPP30にTUはチャレンジのBABY LIMUS。スルーアクスル&ダイレクトマウントになって無駄な挙動がなくなったので、タイヤの挙動がより手掴みでわかるようになりました。(ただブレーキングの際のディスクパッドの微妙な揺れが気になるようになったり・・・)
詳細は写真のキャプションに書いていこうと思います。

富士山ステージはその名の通り、剣が峰まで望むことの出来る朝霧が舞台。黒ボクと呼ばれる黒色火山灰土が覆いかぶさり、水捌けは悪い方。泥も固まると轍が立ち、しっかりラインを選んでトレースすることが肝となります。アップダウンもあり、900mの標高でなかなかの負荷が身体に掛かります。

前日までの雨で、案の定マッドコンディション。徐々に晴れ間も出て、レース中に状況が変わっていくようなレースでした。序盤は全体的に路面表層が緩いので、なるべくコーナーは轍の角に当てて曲がるように努めます。スピードが遅いコーナーはなるだけインベタで入って抜けます。

途中から呼吸が乱れてきたので、落ち着いて最速ラインをトレースすることにシフト。去年は同じ状態で無理して、横隔膜がパンパンに張っていたのでした(初めて横隔膜のマッサージなるものを経験したけど激痛だった)徐々に路面が乾いてきて、当初滑っていたはずのコーナーもグリップが保たれてきて、インからアウトへ走るラインを変化させていきます。

「テクニック」という大雑把な言葉がありますが、CXにおいては「確実に狙ったところにタイヤを落とす技術」と「どこを狙うべきか判断出来る嗅覚」に分けることが出来ると考えます。前者はBMXで嫌ほどやってきたので自信もありますが、後者はちゃんとレース時に意識しないと経験も積めない、特にシーズンまでは反復も出来ないのでここからが勝負だなぁと自覚したりなど。

ということで、終盤はここに走る位置がバラけて割とソロ活動。ただ、後ろに臼杵の選手がチラチラ見えていたので、何とかペースだけは維持させてフィニッシュ。ゼッケンの18より若い、12位でフィニッシュと相成りました。

新しい機材に対してはこれまでのAll-Cityへの信頼感と、何より組み上げてくださった RIDE WORKS Ashiyaさんの技術で何の不安もなかったのですが(マジで初乗りが試走だった)何せ自分のフィジカルなんてものはいい加減なのもので、なんとか初戦を走り切れたことに安堵感しかありません。

ということで、次戦は関西#1 紀ノ川。今シーズンもよろしくお願いします。

開催日: 2019年10月20日
開催場所:静岡県富士宮市 あさぎりフードパーク
気温:   17℃
リザルト: C1 12位 / 46%
路面状況: マッド
使用機材:All-City Cycles “Natureboy ACE”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2.0
ウェア: WAVEONE “デュアルスーツ”

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2019年10月23日 Cyclocross, レースレポート

昨年夏前に新車を購入し、それに合わせて自転車を載せる ヒッチキャリア と ルーフトップテント を導入してみました。

もともとマツダのファミリアGT-Rという、ラリーカーとしてレースを走っていた車を所有していましが、そろそろ現代車に・・・ということでしばらく車選びをし、マツダのCX-3を購入しました。

日常的な足とは別に、レースやファンライドなどで自転車を積んで遠方へ走り回ることも多く、車種もそれに見合うものをと考えていました。CX-3にはディーゼル / 4WD / MT というエンスー心をくすぐる謎のグレードがあり、外観の美しさも気に入ったのですが、何よりヒッチキャリアとルーフトップテントが似合いそう、という点が大きな決め手となりました。

<ヒッチキャリア、耐荷重など>

乗用車で自転車を運ぶ方法と言えば、「室内」「屋根」「ヒッチ」とあれこれ意見が分かれます。以前は無理くり室内へ放り込んでいましたが、どうしても複数台の場合は重ねて積むことになり、自転車に傷が入る悲しい経験もしたりでした。なによりレースでドロドロになった自転車の場合、毎回洗って拭き上げてから積む必要があり、結構なストレスだったのも事実。

また以前屋根積みをしていた時期もありましたが、屋根はどうしても目が届かないのでどこか不安なのと、風切り音や低い高架下なども考えると、自動車後方のヒッチキャリアが魅力的に感じました。

調べてみたところ、ヒッチキャリアを取り付けるためにはバンパーの中にあるメンバーという骨格部分に「ヒッチメンバー」という部品を取り付け、そこにキャリアを差し込むということでした。実を言えば整備工場勤務の自分、その辺の構造はある程度把握しているのと、いまどきはヒッチも特定の車専用でボルトオンがほとんど。CX-3専用品もあったので購入しました。

ちなみにヒッチにはサイズがあり、差し込む部分が大きいもの小さいものなど。僕が調べていたヒッチメンバーだと・・・
・1.25inch角:垂直耐荷重 90kg
・2inch角:垂直耐荷重270kg
という感じだそうな。

そもそもCX-3で2inch角がそのメーカーには存在していなかったのですが、船をひっぱるわけでもなく、垂直の荷重も90kgも超えないはず。

まず狙っているヒッチキャリア本体が24kg、そこに3台目の自転車を載せるアダプターが7.8kg。そして車両もMAXが1台 / 18kgで全部盛りしても85.8kgで一応クリア。まぁ18kgが最大って言ってもそこまで重たい自転車は持ってないしなぁ、、、という魂胆。
ただ、ヒッチメンバー自体の垂直耐荷重が90kgってことで、静荷重ではない点は安心に足るもののキャリアの長さがあるので、その分はマージンが必要というのもポイント。基本的には2台しか積まないが、万が一3台積む際はなるべく内側に寄せる+外側には軽い車体にする方が精神衛生上良さそうな気もします。

<選んだヒッチキャリア>

ということで、耐荷重も大丈夫そうなので、選んでいたキャリアがこちら。

YAKIMA の Dr.TRAY というモデル。サイクルキャリア定番のアメリカブランド “YAKIMA”。SNSの使い方がクールなのと、値段に国内外差があまり無かった(国内代理店が頑張ってるんだろうなぁ)というのが選んだポイント。ルーフテントも用意する予定なので、ブランドを揃えるのもちょっとしたオシャレポイントだったりします。

さすがはMTBのサポートライダーを抱えているブランドだけあって、Dr.TRAYは26〜29inchの4.5inchのファットタイヤまで対応しているそうな。(そんな自転車持ってないけど)
マウントはリヤのタイヤをバンドで固定&フロントはフォークとタイヤで固定させる方式。これだけディスクブレーキが主流になっているのを思えば、賢いソリューションだと思うし、キャリパーブレーキでも工夫すればしっかり自転車は固定出来ます。ちなみに、20inchのBMXも上手くやればマウント出来てしまいました。

Dr.TRAYという名前は、キャリアそのものがTRAY(折りたたむ)することが可能ということから来ているらしく、自転車を積んだままキャリアを下ろしてハッチバックを開くことが可能だったり、積んでいないときは持ち上げて小さく畳むことも可能です。

自転車をロックする鍵が付いていたり、何故かトレイハンドルの先っちょに栓抜きがついていたり、細かいところまで気が利いてます。

なかなか良い事づくしなアイテムですが、一点問題点が。いやキャリアそのものの所為ではないのですが、どうも車両側の衝突安全系統センサーがキャリアに反応してしまうのです。具体的にはマツダのスマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS-R)という、後退時に障害物の有無を判別して勝手にブレーキを掛けてくれる仕組みですが、、、それゆえにバックすると勝手にブレーキがかかるのです。それも結構な勢いでフルロックしてくるので、音もしかり結構な衝撃だったりします。
なぜかキャリアを畳んでいれば反応も無いので、自転車積む時だけ車両側のモニタでSCBSを解除して運転しています(やや面倒くさい)

<ルーフトップテント>

そんなこんなでキャリアはYAKIMAで、ルーフトップテントもYAKIMA製を選びました。

ルーフテントと言えば、その昔流行ったボンゴフレンディのモノが有名でしたが、これはルーフキャリアへ載せる後付けのもの、というイメージです。The Radavistのジョンプローリーが使っていたり、ポートランドのPoler Stuffが出していたり(これはYAKIMAとのコラボだった)で、存在は知っていて、気になっていました。

なぜルーフトップテントなのか?僕自身、年に20回以上レースを走っていて、それ以外も週末は自転車の為に遠征をすることが多いのですが、実は土曜が仕事で連休が至って少ないという個人的な事情があります。仕事を終えてせっせと現地へ向かっても、どうせ到着するのは夜暗くなってから。次の日も朝早いことが多いし、その為に毎回宿を押さえるのも勿体ない、それならば快適に車中泊が出来る術を探した方が効率良いんではなかろうか。ということで、ルーフトップテントにピンと来たのでした。

実際たまにハイエースを借りて車中泊も良くしていたし、あまり拠点を気にせず移動できる点も気に入っていました。

<購入まで>

こちらも本当にちゃんと取り付けが出来るのかしっかり確認で必要とのことで、あれこれ下調べしていました。

サイズはSとMでふたつあり、車格・家族構成的に使うとしてもSで充分かな、と。重量は本体が40kgあり、ルーフレールそのものの耐荷重は50kg。うん、ちゃんとカバー出来る。しかし、、、ここで気になることが。当然テントなので、その中に人間が入って居住する前提。大人二人で軽く100kgは超えるだろうし、荷物も考えれば耐荷重(静荷重ではない)の3倍以上にはなる。ここをどうクリアするのか。

購入前に文献をかなり探してみたのですが、ルーフレールの耐荷重はだいたいどれも40kg〜最大でも75kgまでが限度。う〜む。そもそもルーフテントを発売しているYAKIMAですら耐荷重で75kgだし「こういう理由があるので安全面はクリアしています」という記載は見当たらず。なので此の期に及んでは自分で構造を考えて判断せねばかなぁと。

先ずひとつ言えることは、このルーフトップテントが普通に販売されていて、普通に運用されている事実がたくさんある点。調べてみればYAKIMAよりよっぽど重いものも存在しています。なので、調べるとすれば「なぜ大丈夫なのか」という観点で良いのかなと。

先ずルーフレールの耐荷重は50kgということですが、これはレール2本のど真ん中に何かを(例えば自転車キャリアとかを)据えても50kg以内なら大丈夫ってことであろうし、要するにレールそのものの強度の問題ではなかろうかと。一方、ルーフそのものの強度といえば、よく事故でも見受けることがありますが車が横転してもぺちゃんこにならないだけの強度があります。ルーフパネルは破れてるケースもありますが、ABCピラーの上部は車両そのもの(1000kg〜2000kg)の荷重が掛かっても壊れない構造となっています。

確かにYAKIMAの注意書きにもルーフに固定させる位置や、ルーフそのものの構造は細かく指定があるし、レールに載せているというよりかは、レールの土台とその下のピラー部に荷重をかけている感じなんだと思います。なるほど、それなら安心感あるし、走行している時(要するに耐荷重の方)は40kgなのでレールの強度にも問題がないのでええのかな・・・と。

実際取り付けてから、人間がルーフに乗っていてもドアの開け閉めに違和感などはないし、歪んでいる感じもありません。ただ今時はアイシスとかタントとか、スライドドアそのものがBピラーになっている車体もあるので、あの系統の車につけるのはちょっと不安がありますね。それこそ屋根に人が乗った状態でドアの開け閉めをすると、歪みそう。

<購入後>

ということで、購入しました。荷物は当然40kg。段ボールですらこのサイズになるとそれなりの重さがあります。灼熱の夏、汗をぬぐいながらせっせと展開して組み立てます。テントは2つに折りたたんであり、助手席側に開くように設定しました。後部でもよかったのですが、ハッチバックが開かなくなる可能性も考えて諦めました。Youtubeにて紹介されているインストレーションを予めチェックしていたので、割と時間もかからず組み立て完了。ルーフへは彼女に手伝ってもらって、載せました。流石にこの作業は大変で、出来れば工場で玉掛けしたかった・・・。

ヒッチキャリアの組み立て10分、取り付け5分。
ルーフテントの組み立て60分、取り付け15分ってところでしょうか。

ルーフテントの展開は簡単で、黒いカバーを取り外してハシゴを伸ばして引っ張るだけで完了。慣れれば3分くらいで出来上がります。なんと簡単なこと!夜中に目的地に着いて展開させるのも、簡単なライト一個あれば問題ないくらいです。中は大人2人がゆったり寝られるサイズ感で、中でちょっとした酒盛りしたり、のんびり着替えたりすることも充分できます。

入り口を含めて窓は全部で5つ。四方と屋根、それぞれテントと同素材の密閉できるカバーと網戸が両方ついています。共にジッパーで開閉が出来て、使っていない時はバンドで巻いてしまっておくことが出来ます。また床のマットも結構分厚いフカフカのものが最初から用意されているので、寝心地も問題なし。タオルケットだけ敷けば少々汚れても問題ないでしょう。

買ってから真夏の灼熱、もしくは真冬の極寒であれこれ試してみましたが、結構耐えうる温度は幅広いと思います。夏は30℃くらいの熱帯夜、風通しの良い場所なら網戸全開で何とか過ごせました。ただし、日中は熱が篭るのでキツイと思います。
逆に真冬は-1℃(もしかしたら夜中もう少し下がったかも)で寝泊まりしましたが、これは完全に寝袋の能力に依存するので何とも言えません。それなりに良い寝袋を使えば耐えうる温度はぐんと下がるでしょう。それはともかく、日中は日が出てくれれば物凄く中は暖かいです。僕らは真冬にレースをするシクロクロスという競技をしていますが、外が0℃くらいの気候でも、中では半袖でもOKな程度には過ごしやすくなります。着替えたり、レース前にストレッチしたり、これは画期的でした。

特に床が路面状況に依存しないという点は素晴らしく、雨が降ろうが雪が降ろうが、床はいつも通りの状態で過ごすことが出来ます。一度夜中ザーザー雨が降る日がありましたが、テントの上に掛けるカバーが撥水性高く、中は全く問題なく快適に過ごすことが出来ました。露結も、そのカバーで結構防ぐことが出来ます。

見た目を言えば、図体のデカイ黒い塊がずっと屋根に佇んでいるわけで、あまり好まない方もおられるかもですが、それを差し引いても、これは非常に良い買い物をしたなぁと思った次第でした。

ちなみに購入そのものは代理店が楽天やAmazonで出品していて、かなり手軽に購入できるのと、適合などの詳細も、メールすればすぐに返事いただくことが出来たところも◎でした。

 

YAKIMA – Dr.Tray (ドクタートレー)

YAKIMA – SKYRISE RoofTop Tent Size-S(スカイライズ ルーフトップテント サイズS)

2019年7月17日 Diary, Gadget, other

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