僕のレースシーズンも例に漏れず、拡大するウイルスの影響で突然に幕を下ろしてしまいました。
とは言え、参加者みなが絶賛したゴルフ場でのレースでシーズンを終えたこと。全日本SSCXのタイトルは惜しくも逃してしまいましたが、期間を通して体調を大きく崩すことなくレースに参加出来たことは、アマチュア選手としてとても感慨深く、とても誇らしいものです。

レースというのは常にトライ&エラーの繰り返しで、細かい走りの処理方法から機材の刷新まで色々な気づきがあるものです。過去のシーズンと比較して今年大きく変えたものや、実践してみたこと、使ってみた機材などを羅列してシーズンの締めとしたいと思います。

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関西シクロクロスに出場し出してから何度目のマイアミだろうか。ハマれば乗車が許される砂地のコースは、BMXでトリックに挑戦する感覚に近くて、レース後の達成感が高い。そんな琵琶湖のほとりのレースだけど、今回は特にテクニックに関して印象深いレースでもあったのです。

数週間前、いつもボディメンテナンスでお世話になっているトレーナーの Okada Naotaka 先生 / Trainer’s Salon Okada にレースを直接見ていただき、自分の癖や身体の使い方を指南して貰っていました。
自転車の扱いは悪い方ではないと思っていたのだけれど、後半にかけて前荷重&肩周りが動かなくなっていて、それがライントレースや自転車の挙動に良くない影響を与えている、らしい。

なるほど確かにレース終盤の写真はいつも肩が上がっていて、全体的に体の動きが硬い印象。教えていただいてからの後は、レースで最後まで身体が使えるようにかなり意識して走っていました。で、迎えたマイアミ。ここは周知の通り砂の轍にきっちりタイヤを落とせるか否かで随分とラップタイムが変わってしまう特徴的なサーキット。身体がちゃんと使えているかどうかが明暗を分けます。

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2019年12月21日 Cyclocross, レースレポート

日本、シクロクロスの最高峰レースである全日本選手権へ参加してきました。

今回の舞台は愛媛県内子町、県下はもとより四国内初開催の記念すべき大会。飯山、マキノ、野辺山とここ数年は通常のレースでお馴染みな場所で開催でしたが、対して本会場はAJOCCレースも未開催でどのような雰囲気になるのか気になっていました。

結論を言えば、町(と言っても都市部の市くらいの規模)を上げての一大イベントとなっていて、大会運営・観客動員&観客導線・サブイベント・出店などなど、どれを取っても物凄く熱量の高いものになっていました。正直前回のマキノだと「レースを走りに行って帰る」というルーティンをこなすだけでしたが、ライセンスコントロールに内子座(国の重要文化財に指定されている芝居小屋)を使ったり「せっかく来たのだから」という気持ちにさせるものでした。

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2019年12月16日 Cyclocross, レースレポート

レースの身支度を久しく感じる10月3週目の日曜日、僕の6回目のシクロクロスシーズンが開幕しました。

シーズン初戦というのはいつだって良いもので、オフのトレーニング成果が気になったり、ライバルたちの仕上がり具合を確認したり、程よい緊張感に包まれて走ることができます。関西をメインに据える自分としては、それまでに予めどこかを走っておきたいということもあって、信州CXシリーズ富士山ステージへ行ってきました。

今シーズンは久しぶりに機材を大きく新調したので、少し紹介しておきます。
変わらずシングルスピードですが、All-City Cycles の “Natureboy ACE” という新しいモデルです。

チュービングが同社独自のACEチューブに変更となり、随分軽くなりました。ジオメタリも刷新されリヤが短くなってクイック。前後スルーアクスルということで、エキセントリックBBが採用されています。ホイル、タイヤは昨年まで割りまくったカーボンを卒業し、ZIPP30にTUはチャレンジのBABY LIMUS。スルーアクスル&ダイレクトマウントになって無駄な挙動がなくなったので、タイヤの挙動がより手掴みでわかるようになりました。(ただブレーキングの際のディスクパッドの微妙な揺れが気になるようになったり・・・)
詳細は写真のキャプションに書いていこうと思います。

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2019年10月23日 Cyclocross, レースレポート

Photo by FABtroni+camera

前橋シクロクロス、岩神緑地ステージに参加してきました。

群馬県前橋市。ざっと往復1000kmの移動は中々ハードですが、BMXトラックがそのままコースの一部であったり、SNSを通して目にするあの賑やかな感じは参加するには充分な理由となってくれました。

土曜の夕方仕事を終えて出発、6時間の移動を経て前橋市へ。主催CC.JPのtkeyくんのご好意で宿をお借りして暖かい布団でぐっすりでした。

氷点下の会場にはところどころ雪が残っているほどでしたが、日が出てどんどんコースが乾いていく。朝の試走が終わるころには会場に砂煙が立ち込める程度にはバフバフのドライコンディションに。ロードやMTBのシーズンインも目前とあって、既に別競技でキャンプインやレーススタートしているライダーも多い訳ですが、それでもC1のエントリーは総勢約70名。JCXでしか会えない人たちとしばし談笑。

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2019年2月14日 Cyclocross, レースレポート

世界選手権の観戦で皆が眠い目をこする朝、そういえば桂川はスケジュール的に例年同じ光景を目にするなぁと思い返すのです。

もとより、Facebookが「数年前の出来事」を教えてくれて、5年前の今日はこの場所でシクロクロスのレースデビューを果たしていました。つまり6回目の戦です。

ここ数年を振り返れば、昨シーズンがリザルト的には一番結果が出せていて、初めて頭打ちをしたのが今シーズンでした。原因はハッキリしていて、トレーニングの組み立て方が悪かったことが一番。あとは時間捻出が年々難しくなってきていること。

オフシーズン中はどうしても進捗の確認が出来ず、シーズンの蓋を開けてみて初めて答え合わせ。なので、ここ数ヶ月は自分のイメージと実際の走りを徐々に修正する作業からスタートです。人間やれば出来るもので、徐々にリザルトは改善していき、良いコンディションで臨んだここ桂川でした。

河川敷なので、雨季の水量増でコンディションが絶妙に変化するとのこと。前日試走ではアレコレ「こう変わった、あぁ変わった」というコメントも散見しましたが、走ってみた印象は、、、例年通りでした。TOYO FRAME 竹之内選手も欧州での転戦から帰国しているので、今日の目標はもっぱらフルラップ。去年もコレは達成出来たので、何とか合わせたいところ。

ビブは22で3列目。ここのところ成績を残しているコラッジョ田淵くんの後ろが空いていたのでここからスタート。案の定ロケットスタートを決めてくれてゴリゴリで前へ連れて行ってもらう。とにかく最初の砂場でゴチャゴチャに巻き込まれたくないので全開。

で、結果的にファーストラップは7番手。やっちまった。トンデモな位置でレースを進めることとなってしまいます。前の方からレースを展開できればそりゃ有利ですが、どうしても周りのペースに巻き込まれるのでペースを上げすぎてしまう。いかんなぁと思いながらも、周りの邪魔にならないように周回を重ねます。

SSCXだから、ではなく、ただただ僕の閾値が低いので長い直線ではしっかり引き離されますが、ボコボコセクションで強引にプッシュプルしてみたり、ひたすらライン選定を吟味してみたりで、引き離されたはずの選手に芝のセクションではまたくっついたりしたりを繰り返します。途中、丸山選手のしなやかなライディングを目の当たりにして感動、生まれ変わるなら丸山選手になりたいナァと思いながらレースは中盤へ。

いつも一緒に走っている顔ぶれが思った以上に追いついてこないので、今日は意外とあるんじゃないか?と内心テンション上がってきたのもつかの間、シケインや階段で徐々に脚が言うこと聞かなくなってしまいます。トップで周回する竹之内選手も地味に見える位置に追いついてきている。残りは2周。つまりこの周回を逃げ切ればフルラップ達成。

周りの「もうすぐトップ来るよー」という声を聞きつつ、真っ白になりそうな頭をフル回転させてラインをミスなくひとつずつトレースしていきます。たった数十センチ車体を移動させることすら煩わしく感じる程度には疲労困憊している、されどフルラップさせておくれと、なんとかペダルを回してギリギリ最終ラップのジャンの元へ滑り込むのでした。

最終ラップは正直見るも無残な感じでしたが、とりあえず目標は達成できたので良かった。安全に走ってレースを終えました。

関西シクロクロスはこれにて終了。
僕は遠征がとても大好きなので、今年も色々な場所へ参上しましたが、言ってもベースはココ関西。美山だけどうしても事情があって参加出来ませんでしたが、来季こそは総合トップ10入りを目指して走りたいですし、もう少し主管って形で運営側にも協力できる(時間捻出が問題だが・・・)ようになればええなと思うのでした。

さてさて、次週は前橋CX、とんぼ返りで柏原CXへ参加します!

Photo by KeiTsuji

大会名: 関西シクロクロス 桂川
開催日: 2019年2月3日
開催場所:京都府京都市南区
気温:   7℃
リザルト: C1 21位 / 26%
路面状況: ドライ
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: Panaracer “GravelKing SK” 32C / F1.5bar R1.5bar
ウェア: WAVEONE “クロススーツ”

2019年2月12日 Cyclocross, レースレポート


 Photo by Harimax

「今期最強寒波」が列島へやってきた週末。猫はこたつへMTBerは雪山ライドへ繰り出す中、僕らはあいも変わらずレース会場へと車を転がすのです。

阿波シクロクロスへの参加はこれで3回目、関西シリーズと被らない日程で、シーズン終盤の週末をレースで埋めてくれるありがたい存在です。四国へは小旅行で何度も足を運んでいるので、帰りの神戸渋滞を除けば意外と近い場所だというイメージなのです。

2時間半で現地へ到着、開催規模は関西よりコンパクトめで混走も多く、スケジュールはいつもよりゆったり。寒さも日が出て落ち着き、8時からぼちぼち試走を始めます。
事前に確認していたコース図と比較すれば、長い直線には緩急がありとてもテクニカル。狩られた草のセクションもコース幅が広く、ラインが複数あってコーナリングが高速で楽しい。SSCXもさほど苦ではないレイアウトで、1周は僕のペースで5分半くらいでしょうか。

あとシケインはいつもより1枚板が低く30cmくらいなので、1時間きっちりミスせずに飛ぶことが出来そうな感じでした。

コースはボコボコな箇所も多く、タイトなコーナーもあるので低圧にしたいところですが、石で弾くのも嫌だったりバニーホップでタイヤがヨレるのもあって、コースに対してはちょっとだけ高めの前1.55bar / 後1.6bar。タイヤは引き続きPanaracer GravelKing をTL運用です。吉と出るか凶と出るか。

最終的に出走6名となったC1。全員一列目、序盤の元気なうちはあんまり人の後ろ走りたくないので、割と飛ばしてホールショットゲットでした。


Photo by Harimax

1周目はそのまま自分が先頭で戻ってきますが、以前表彰台常連だった島田誠選手が前に出てジワジワ引き離されていきます。ペースが乱れるだけなので見送るものの、今日の最大のライバル、FDこと福田選手が島田選手に着いていきます。福田選手の後方を着かず離れずで数周回、ペースや走り方を確認しながらレースを進めます。

さてシケイン。バニーホップの動画が長い前フリになっていたのか、僕が差し掛かる時には凄い数のギャラリーが周辺を囲んでいて、モーションを取る前にちょっと笑ってしまいました。ありがたや。たくさんのレンズがこちらを向く中、難なく越えて後続を引き離します。


Photo by Harimax

ただ福田選手にはすぐ追いつかれる。トラクションの限界に劣る僕のTLに対して、福田選手は使い慣れているであろうTU。この辺でタイヤチョイスの差が生まれるのだなぁと。もし最終ラップまで攻防がモツれたら、僕が勝つにはシケインから後の動き次第。フィニッシュまでは高速コーナーの連続で、約1km / 2分くらい。シケインで思いっきり引き離してもまた後ろに着かれる可能性は高いし、悩ましい。

そんなことを考えていたらコーナーでミスして転倒。残り3周で福田選手を前に出してしまいます。即立ち上がってその場を凌ぐのですが、さすがはFD、わざとコーステープ際を走ってドラフティングさせないワザを繰り広げ出したりしてくる訳です。内心爆笑しながら何とかつき位置。

ラインが塞がったこともあって、最終ラップ手前2周のシケインは飛ばずランを選択。「お、こいつもう飛ばないのか?」とか思われていれば吉。最終ラップへ向けて福田選手の前へ出て、呼吸を整えます。


Photo by ぴぐもんさん

11ラップ目=最終周回。先ずは可能な限りインターバル掛けて振るい落とす作戦、が、なかなか離れないFD。諦めて狭い直線は休んで、またインターバル。結局2位争いの勝負は僕と福田選手の2人で残り1km弱、イメージしていたシケインまでもつれ込みます。

ここはビシっとバニーホップで越えて、一気にペースを上げます。ただし追いつかれそうなので一旦呼吸を整えて、追いついてきたところでもう一度踏み込む。意識が飛びそうになりながらも、とにかく彼よりも先にフィニッシュラインを超えるイメージだけをし、最終コーナーへ。

この最後のコーナーだけは思い切りブレーキしてジワリと曲がる。相手のリズムを崩したところで一気にスプリント。無いパワーを絞り出して振り切って勝利を確信、ギリギリ片腕を上げてフィニッシュでした。やったぜ、2位ゲット。


Photo by ぴぐもんさん

福田選手とはいつ走ってもコーナリングやラインチョイスが近くて、走るリズムが似ていると感じますが、それもあってここまで終盤まで戦いがモツれると、際どい争いになります。サイドバイサイド。いやはや、楽しい楽しい。

応援してくださった方からも「見応えあった」と声をかけていただいて感無量。ひさしぶりに表彰台に登らせてもらいました。

そういえばレース前の話。
何度か話をしたことのある方がお子さんを連れて声かけてくださって「実は息子が毎日Youtubeのバニーホップ動画見てて、腰山さんがヒーローなんです」と。流石に声出るほど驚いて、その場でバニーホップして見せてみたり。
その子が3〜4歳くらいかなぁ、あとレースもシケインの前にたくさん子供が集まっていて歓声が凄くて驚きました。自分がヒーローになれるか何て考えたこともないけど、その子とレース後にハイタッチ出来たり、物凄く印象に残るレースとなりました。


Photo by ぴぐもんさん

大会名: シクロクロス四国 / 阿波シクロクロス
開催日: 2019年1月27日
開催場所:徳島県三好市三野町
気温:   7℃
リザルト: C1 2位 / 33%
路面状況: ドライ
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: Panaracer “GravelKing SK” 32C / F1.55bar R1.6bar
ウェア: WAVEONE “クロススーツ”

2019年1月29日 Cyclocross, レースレポート

シーズンも終盤、モヤモヤとしたレースが続いてましたが、ようやく納得のいく走りが出来た堺。25位、39%でフィニッシュでした。

思い返せば、シーズン前半〜中盤は思ったようにレースを展開させることが出来ず、リザルトは去年と比較して伸び悩み。そして直近はレース中パンクが2戦。モヤモヤしていても仕方ないので、過去のレースを分析。簡単に言えば序盤飛ばしすぎで後半沈んでしまっているだけ、最初から無理せず我慢して過ごそうと誓うのです。

今回は662CCCがレース主管。スタッフ女性陣の受付裁き方に圧倒されながら、業務をお手伝いさせてもらいました。ということで午前中の試走はスキップ。

コースはスタート位置・ラインどりこそいつもと違えど、大きく印象は違わない。ただ直線で踏み続ける箇所が結構増えているので、今回の僕にとっては我慢(つまり周りに流されて踏みすぎないこと)が必要なコースと言えます。

降り続いていた雨も午後の試走には止んできていて、芝がめくれたところは少しスリッピー。本来このコースでは砂とハイスピードなコーナーセクションが複数あるので、いつもはチューブラーで低圧に設定していました。が、砂は乗っても降りてもあまり変わらない(つまり降りた方がリスクそのものを減らせる)ので、あえてチューブレス・圧高め設定で試走。ステップは飛んでいくことを考えても、今日はこれが最善かなと。

グリッドは4列目、定刻でスタート。
ミスした前の選手につられて盛大に出遅れ、しっかり集団に埋もれてしまいます。が、逆にこれが良くて、前半飛ばしすぎる悪い癖を思い返してジッと我慢。徐々に集団がバラけてきたので、自分のラインを走ります。途中2箇所あるステップ。「降りさせようと言う強い意図を感じる幅広ステップ」も、勢いつけて全部飛び切る。周りで応援してくれる方もメチャ盛り上がってくれたのでとても嬉しかった。ありがたや。

天候も回復してきて、ルーズだった路面も少しずつグリップ感が変わってゆきます。今日は空気圧高めなので、緑が残った芝を通っていましたが、徐々に土が見えたところへシフト、最短ルートを通って行きます。

終盤に向けて、徐々にパックのメンバーも変わってきて、ここのところ負け越していた面々も捉えることに成功。最後はGIANTの湯浅さんとのスプリントで競り勝ってフィニッシュ。めずらしく大腿四頭筋もパンパンで、納得いくところまで追い込めて気持ちよくレースを終えられました。

前半飛ばしすぎて後半垂れてしまうより、後半に向けて上げていけるレースをした方が、圧倒的にレース後の心地よさが違うなぁとも実感。実際データ分析しても、心拍こそ落ちているものの、タイム・パワー共にアップダウンなくラップ出来ていたようです。

来週は阿波シクロクロスへ遠征。レースして上手いもん食ってエンジョイしてきたいと思います。

大会名: 関西シクロクロス #7 堺
開催日: 2019年1月20日
開催場所:大阪府堺市西区
気温:   7℃
リザルト: C1 25位 / 39%
路面状況: ドライ(一部ウェット)
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: Panaracer “GravelKing SK” 32C / F1.8bar R1.8bar
ウェア: WAVEONE “クロススーツ”

2019年1月21日 Cyclocross, レースレポート

シクロクロスの何が楽しいと言えば「遠征」もそのひとつだと思ってマス。初めて訪れる場所、初めて会うライダー、初めてのコース。もっとも今回の目的地が九州で、いつも違ってフェリーでの移動ともならば、もはや「遠足」の感覚に近い。

クーラーボックスに冷えたビールとツマミを詰め込んで、自宅から20分の港を出れば、修学旅行の学生気分なのです。関西〜門司港間は3つほど航路があって、今回はレースの試走に間に合うよう大阪南港を17時に出発する名門大洋フェリーを利用しました。12時間半の旅。

27000馬力を出力するディーゼルエンジンは伊達ではなく、カプセルホテルのような個室の床から振動をビシビシ感じながら就寝。あっと言う間に九州の地へ辿り着くのでした。

この時期だと早朝はまだ真っ暗な港を後にし、開催地の福岡県は芦屋町と呼ばれるエリアへ向かいます。北九州市と福岡市の間くらいに位置していて、門司港から1時間弱。レースのスケジュールを考えれば、その日の17時にまたフェリーに乗り込み、明日の朝に5時過ぎに大阪へ戻ることも可能ではある、やらんけど。

さて会場はと言えば、日本海に面する海浜公園で行われます。見た感じは家族連れが楽しめそうな広めの緑地公園ながら、頭上ではトビが獲物探しの為か飛び回っていたり。そして並木の向こう側は一面の砂、それも非常に細やかで美しい空間が広がっています。

コースには当然のように砂エリアがあり、昨年よりは随分減ったというものの、力がかかるコーナーは掘れるとどんどんサラ砂が浮いてくるのです。

地方とは言え、熱心にシクロクロスを楽しむメンバーも多く、すでに他エリアで顔見知りのメンバーが僕らを暖かく迎えてくれます。この 九州シクロクロス 自体も、福岡で長らくシーンを牽引するショップ「正屋」さんと旧MOZU COFFEE:coffee countyのメンバーで運営しておられ、ウェブサイトも見やすいし、運営のサイズ感などとても好印象なイベントとなっています。まだAJOCC加盟のレースではないものの、これからシーンを盛り上げていく存在になることは間違いないと思います。

カテゴリーは独自のルールを設けられていますが、AJOCCでC1-C2だった場合は無条件でC1出走が認められています。出走数が9名と少人数だったこともあり、なんとなく譲り合ってグリッドへ並びます。とは言えJCXでも活躍されている選手や、MTBで世界戦選抜の選手がいたりメンツ的にはかなりハイレベルが予想されます。

コースは、スタート/フィニッシュに30秒ほどの大きめの登りがあり、それ以外はほぼ平坦。芝と踏みならされた土、そして掘れると出てくる砂で構成されています。コースは全体的に幅が広く、コーナーも人によってライン取りが随分違っていて面白い。流石にC1ともなれば集団が流れるように進むわけですが、それもバニーホップでエスケープできる箇所があったり、バラエティに富んでいます。

さて僕のスタートは、完全にミスしてクリートが入らないまま暫く走行。結構後ろの方に番手を下げてしまいます。正直表彰台は狙っていたので、先頭を逃さないように1周目でガンガン上げて前へ、先頭は逃してしまうものの1周目で集団の一番前まではたどり着きます。渦巻き型の連続コーナーも、タイヤの限界を読みながら先を急ぎます。

が、ここ最近は前半のイメージほど中盤〜後半まで体力が持たずパワー・タイム・心拍ともにタレていくパターンが多い。徐々に順位を下げ、2位争いのグループから脱落してしまい、単独5位。コースの位置によっては絶妙に前との距離が確認できるのですが、徐々に離されているのも分かり、とにかく自分を奮い立たせて走るのみ。

関西にいても、遠征して九州にいても、60分は変わらないしツライものはツライ。それでもコースは走りごたえがあり、ローカルから遠く離れた場所でも名前で応援してくださる方がいて、最後までしっかり追い込んでフィニッシュ。パンクで1人脱落されて、4位でレースを終えました。

同じレースを終えれば既に仲良し、またここ九州シクロクロスへ戻ってくる理由を見つけました。彼女もC3と混走で、いい感じで追い込んで走れた様子。おじさんたちと抜きつ抜かれつを楽しんで、女性では2位でした。

フォトグラファーの 丹野 篤史 (Atsushi Tanno) さんが撮ってくださった写真が、次の日には公式FBページへどんどん上がり、帰りのフェリーではレースの出来事を話しながらまた航路を楽しむのでした。

大会名: 九州シクロクロス #3 芦屋ステージ
開催日: 2019年1月13日
開催場所:福岡県遠賀郡芦屋町
気温:   11℃
リザルト: C1 4位 / 44%
路面状況: ドライ
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2.0
ウェア: WAVEONE “クロススーツ”

2019年1月19日 Cyclocross, レースレポート

マキノUCI、バイクロア、ACジャパンツアー、全日本選手権と怒涛の数週間を過ごし、場所や雰囲気的に少し気持ちが落ち着く “関西シクロクロス 信太山会場” を走ってきました。

今年は近畿も中心より南側での開催が多く、僕が住む尼崎からは湾岸線を使えば非常にアクセスの良い会場が増えました。信太山もそのひとつで、早朝Google Mapがはじき出した所用時間は35分。7時目処でゆっくり家を出ます。

初めての会場とあらば、コースマップだけではレース展開のイメージもしづらく、試走でいかに走り方を見極めるかが重要です。このイメージだけでもレースの数%を担っていると思うのです。

コース一周は何分くらいか、抜きどころ掛けどころ、路面のグリップ感などなど。いわゆるドロップオフ的な箇所もあるので、渋滞もしつつ、ある程度納得できるくらいには試走を重ねました。全体的にMTBのトレイルのようなコースで、そういえば十数年前に走ったBINGOもこんな雰囲気だったような・・・懐かしい。

さて定刻スタート、グリッドは横6名ほどで狭め。更にコーナーが連続するため、2コーナー目くらいには予想通りカオス。よくわからないんですが、リヤタイヤが宙に浮いた状態で走ったり(誰かが突っ込んだんだろう、見えなかったけど)気付いたら誰かに引っかかってクイックレバーが開いたり、これがシクロクロス初体験だったらトラウマになる程度には混乱の雑踏を抜けて、徐々に隊列が出来上がっていきます。

「今日はコース狭いから序盤上げていかねば・・・」全員が全員こういうことを思ったはず、明らかにペースがグイグイあがり、1周終わる頃には結構燃え尽きて選手がまばら散らばった状態になっていたのでした。(僕も含めて)

全体的に休みどころが少なくて、結構な割合で負荷が掛かり続けている印象のこのコース。特に階段2カ所は結構キツイ。心拍が上がるからか、要所要所のコーナーでドタバタこけている選手が目立ちます。抜きどこもなかなか無いので、ミス待ちで前の選手を追い続ける。

精神的にキツイレースが続いていたこともあって、今日くらいは楽しく走りたいなぁ、そう思うも結局レースはレース。楽しいはずのシングルトラックも、周りに同じペースの選手が居れば追い込まざるを得ないし、今シーズンでもTOP3に入る程度には身体を痛めつけてスプリントゴール。

腰が砕けそうなくらい重くなったのと、最後のスプリントでレース直後はベンチで放心状態。どこまでいってもレースは辛く楽しいもんだと改めて確認させられる1日となりました。

この日はソロで会場へ来ていたので、レース後そそくさと片付けをして行きつけの銭湯へ。(http://sakainoma.jp/spot/tokiwaonsen/)45℃に達する高温泉と水風呂で温冷インターバル。レース後身体をしっかり温めたからか、次の日は結構疲労が抜けてました。

年内もレースはJCX日吉で最後。引き続き楽しくやっていこうと思います。

 

大会名: 関西シクロクロス #4 信太山
開催日: 2018年12月16日
開催場所:大阪府和泉市
気温:   9℃
リザルト: C1 23位 / 38%
路面状況: ドライ
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com
ギア比: 38 x 19 = 2.0
ウェア: WAVEONE “クロススーツ”

2018年12月17日 Cyclocross, レースレポート

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