“Rapha is travelling to 20 cities around the world to uncover the local knowledge, the shortcuts, the places to visit, and the roads to ride”

ということで、今年20の都市を巡るRapha Ridesも大阪編へ。ウェブサイトでも徐々にその概要が見えてきました。( https://pages.rapha.cc/ja/rides/osaka )

大阪の、ディープな街を巡るライドが複数用意されており、その中のひとつ、コーヒーをテーマとしたライドを担当することとなりました。

自転車とコーヒー。その繋がりについては幾度となく取り上げられてきたと思いますが、実際に街をチャリで流して、ショップへ立ち寄り会話を交えたり。コーヒーについての知見を得たり、新しい情報を交換したり。

また到着地のRapha OsakaではAllpress Espressoよりバリスタをお招きし、エスプレッソやラテの淹れ方などを教わります。

より街中に馴染むようなライドにしたいと思っていて、ジャージ〜カジュアルな装いでもOKです。僕はフラットバーのシングルスピードで走ろうと思います。

<<Rapha Rides Osaka>>
集合日時:11月12日(日) 13:00〜
集合場所: Rapha Osaka
住所:大阪市北区曽根崎新地2-6-21( Rapha Japan )

お申込みはこちら >> https://ti.to/ccosaka/rapha-rides-osaka/with/146h-rqp0fy

2017年10月21日 Bicycle, Coffee, other

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<サードウェイブ>という一連の流れから、本当に美味しいコーヒーがとても身近になってきた昨今。産地や風味、焙煎度合いまで、僕らユーザーの選択肢も広がっています。

反面、書籍やウェブなどから情報が莫大に増えていて、流行の酸味や海外のロースター情報などはエンドユーザーの方が良く知っている、なんてケースも多いと思うのです。

実際「近所のロースターで浅煎りの豆を頼んだら、しかめっ面を食らった」なんて話が友人からもあって、老舗頑固ジジイがカルチャーを受け入れないのだ、と嘯くのが定番となっています。

浅煎りであらば豆本来の美しい酸味が楽しめるのではないか!浅煎りとは僕ら世代の新常識として受け入れられるべきである!そんな声が当たり前に聞こえてきます。

しかし、これほどまでサードウェイブが界隈に浸透してもなお、<本気の浅煎り>を気軽に手に入れるのは至難の技だと思います。それは何故なのでしょう?自分なりに紐解いてみたいと思います。

 

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【浅煎りで焙煎したコーヒー豆の賞味期限とは?】
大前提として、コーヒーという果実を焙煎する / しなければいけないのは、加熱処理することにより成分が化学変化した結果あの味を得られる、というところに起因しています。生豆の状態だと渋すぎてとてもではなく、コーヒーは焙煎を行って初めて商品になります。

生豆の状態であれば比較的長期保管に対応が出来ますが、一度火を通した豆は成分が劣化しやすく、焙煎して製品化すると日に日に豆の味は変化していきます。

特に焙煎が浅いと豆が含む水分量が多く、酸化などで劣化しやすい。<浅煎りは日持ちしない>のです。僕はいわゆる中〜深煎りの賞味期限を〜3週間くらいと捉えていて、対して浅煎りは<7日〜10日>が限度だと考えています。それが仮にbluebottle coffeeの豆であったとしても、甘みやクリーンな酸味のピークは焙煎から7日目程で、そのあとは飲めないことはありませんがエグみや渋みが増します。

bluebottle coffeeが、焙煎した豆は焙煎直後を除き48時間以内のものしか提供しないというルールを設けてるのも非常に理解出来ます。浅煎りはユーザーが楽しめる期間が短い為、まとめ買いし難いのです。

 

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【お店にとってはハイリスク】

デメリットはユーザーにだけ、ではありません。販売をするショップにもリスクが伴います。

前述、ユーザー目線で1週間そこそこしか持たない豆。それをロースターが販売するとなると、焙煎してから売り切るまで<たった3日間>くらいしかないのです。ユーザーにはコーヒーを美味しく楽しんで欲しい故、売れ残れば廃棄しなければいけないジレンマが生まれます。お店によっては、レストランや他のコーヒーショップに卸しを行っているところもありますし、ロースターでなければ浅煎りが提供出来ない理由もこの辺りでしょう。

焙煎は機械で行うとは言え、手間暇かかる作業。生豆もお店によっては一気に仕入れて長期間保管しているケースが多く、仕入れで掛かった費用を回収するのに時間がかかる為、キャッシュフローが悪いという現実もあります。

ということで・・・浅煎りとは、単に焙煎の度合いを変えるだけが問題なのではないことが理解出来ます。

 

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【日本人の味に対する許容範囲】
ここ数年、<コーヒーの美味しさ>がチャートや、例える味のバリエーションによって非常に分かりやすくなってきました。ただ「美味しい酸」というのが日本人からすればどうなのでしょう?そもそもの話、日本人の舌は欧米人のそれと比べ、酸に対する許容範囲が狭いそうです。http://ir.tokyo-kasei.ac.jp/metadb/up/kasei/2011_k_0559.pdf

どちらかと言うと深煎りで抽出される油分の旨味などが日本人にとっては良い評価となるケースが多いそうです。個人差が出る部分ですが、日本人に合う味を求めるなら中〜深煎りという考えもあります。

 

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【まとめ】
むやみやたらに浅煎りを否定するつもりは一切ありません。僕自身、浅煎り大好きですし、それがたまにナチュラル精製を施したものだったりすると、、、テンション上がります。

サードウェイブが師事する<浅煎り>という文化、単に焙煎する時間を短くするだけが方法ではなく、正しく味を楽しむ為のスキームがロースターさんへ課せられるのです。それに対して、消費する我々にリスペクトがあればより良いのでは、ということをお伝えしておきたいと思います。

2014年11月18日 Coffee

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THE SOULBOWL BATTLEも終わり、燃え尽きた感ありまして。年末までこのダラダラした雰囲気を楽しもうと、ブログも総まとめと称してサボり内容でお送りしたいと思います。

我がブログも、春のエンジョイからコンスタントにポストし続けて9ヶ月目。この間86ポスト。3日に1回ブログ書いてた計算です。大体は夜寝る前か朝早めに起きてダーっと書き上げてるんですが、よくもまぁ継続出来たと自分を褒めてやりたいです。

ということで、アクセス数もボチボチ増えて来ていい集計も出来たのでアクセスの多かったポストをランキングしてみたいと思います。

せっかく仕事でSEOやらSEMやってるので「自然検索部門」と「SNS部門」に分けたいと思います。
自然検索はポストしてから長い時間掛けてアクセス稼ぐので、SNSでのリンクを辿ってのアクセスと一緒くたにし難いんですね。

「自然検索部門」
いわゆる検索によるアクセスです。Google / Yahooその他諸々。僕のブログは比較的Googleからの検索が多いですが、その辺りをひとまとめにしてみました。どうぞ。

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3位 【大阪、大正区に新たなランプが】http://vh-lg.com/?p=1367
8月の終わりにポストしたこれ、スケートパークが枯渇している大阪に室内ランプが出来たぞー!ということで遊びに行った時のそれです。RIDE-Gさんオープンの時もそうでしたが、なかなか情報が回らず「どんなところなんだ?」というハナシがローカルで噂されていましたね。店舗も絶賛営業中。BMXのパーツも結構増えて来てええ感じになってる模様。

 

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2位 【サードウェイブって?コーヒーの美味しさって?】http://vh-lg.com/?p=1159
今年、流行語大賞にも輝きそうな「カルチャー寄り」という言葉がありましたが、カルチャーしている彼ら彼女らの必須アイテムはクールなCXバイクとオシャレな旧車、クラフトビールにそしてサードウェイブコーヒーだったんじゃないでしょうか。いや、これには賛否両論ありそうですが、何しか爆発的に流行ったサードウェイブコーヒーをざっくりひとまとめに。やはり凄いアクセスを稼いでいました。個人的にも結構時間を掛けて作ったポストだったので嬉しい限り。

 

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1位 【A45 AMGが国内マーケティング上優れている3つの理由】http://vh-lg.com/?p=1078
何故このネタが??という程検索アクセスを集め、今なお伸び続けているのがこちら。4WD TURBOという国産車御家芸なレイアウトをAMGブランドでローンチしたメルセデスですが、他のポストも含め、何しかクルマネタ、それもちょっと旬なものはとてつもなくアクセスを稼ぐようです。CarviewをYahoo!が買収して久しいですが、本来クルマ好きは多くが影を潜めどこかで出番を待機していて、いつしか自動車産業が改めて日の目を見る日が来そうです。

 
「SNS部門」
ブログをポストした時、必ずTwitter、Facebookにて紹介していますが、そこからのリンク指数。2013年前半はTwitter/FBのアクセスが半々と言ったところですが、後半はFBのアルゴリズムの大きく改善されたのか、大幅にFBがリードするカタチとなっています。

 

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3位 【中津川 THE SOLAR BUDOKAN、BMXセッション無事終了しました】http://vh-lg.com/?p=1452
番外編も含めると今年3回も開催されたENJOY BMX CONTEST。中津川THE SOLAR BUDOKANというロックフェスに入り込み、半分ショー半分コンテストというような形態で行なったときのレポートポストがこちら。ライダーは全員が招待選手ということで、その分実際の内容への注目度も高かったんだと思います。特にyuyことヨシダカメラマンの写真を交えての投稿で、非常に見応えもあります。改めて是非どうぞ。

 

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2位 【ペルージャカップでも活躍したTakaにインタビュー】http://vh-lg.com/?p=1528
10月開催のBMXコンテスト”ペルージャカップ”。そのハイエアーバトルで大活躍をしたTakaこと杉坂崇之へのインタビュー記事です。地元同じく尼崎、長年662トレイルにてスキルを蓄積していった彼が、遂に県外の大会で名を轟かした。これからローカルシーンはおろか、全国区での活躍を期待される彼に対するエールみたいなもんです。THE SOULBOWL BATTLEでも予選5位。彼に負けたと分かった時には、、、そりゃー悔しかったですよ。これからも頑張って欲しいですね。

 

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1位 【RIDE FAST DIVE TOUGH】 http://vh-lg.com/?p=1658
さて引っ張りましたが、BEST OF BESTはこれでした。まさかの、ほぼ写真のみのポスト。僕は何の為に長々と文章を書き続けていたんでしょうか。
マイメンであり、ENJOY BMXのスタッフ。BMX/CXライダーのデイブにまつわるポストです。長年BMXライダーとしてトレイルを愛しディグ&ライドを続ける彼が、昨シーズンからシクロクロスへ参戦。1シーズン目でC2昇格を果し、そのゆるキャラぶりから関西シクロの人気者に。「Tシャツにカットデニム、絶対剃らないすね毛、バイザー付きメット」が彼です。

 

番外編

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【BMXストリートライダーがPOLARの心拍計を導入した話】http://vh-lg.com/?p=1426
何故今更こんなマイナーポストを引っ張り出して来るかと言えば、結果が出たからです。心拍計を導入し、定期的にトレーニング。これを続けたお陰で、今回の大会中も殆ど息切れすることなく、そして更に8kg痩せました。
自分でも半信半疑ですが、久しぶりに会う人の殆どが「痩せたな!」と言ってくれるのでマジだと思います。このトレーニングと、晩飯を週4くらいで「生野菜、アボカド、コーヒー」に変えたお陰だと思います。
僕はコンテストラブなライダーなので、結構大事な部分確信付いてると思えるポスト、是非チェックしてみてください。

 

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ということで、今年のブログはこんくらいでしょうか。来年はどのくらいの頻度でお目にかかれるでしょうか?長ったらしく分かり難い文面で申し訳ないですが、来年もお付き合いくださいませ。よろしくお願いします。

2013年12月28日 Bicycle, BMX, Car, Coffee, Gadget, Project

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Kidle Paperwhiteを買いました。これはAmazonが作り出す電子書籍。以前東京のkntrくんが我が家へ遊びに来た際オススメしてもらって、その場で1click購入しました。Kindleの良さは是非kntrくんのブログをチェックください

ちなみに彼がKindleを購入し、それを人にオススメし出して既に10人くらいは購入に至ったそうです。自分も含め。ネットやテレビなど様々な広告媒体で色んな商品が日々人目に触れている中、人伝いで10台って結構凄い数だと思います。

上は神戸SUNCHAGOさんのinstagram。この前のポストでも紹介したコーヒー器具AeroPressですがBigcity Jamでご一緒したオーナーさんが現場で実際飲んでくれて、気に入って早速に購入されたそうなんですね。正直嬉しい!こういう出来事ってちょっとした自己顕示欲をくすぐるし、自分がブログ書いたり現場行ったりしてる意味でもあるのです。

もちろんこれらはAeroPress、またはKindleそのものの製品の良さがあってですが、SEMやテレビCMなどの広告媒体がある種で飽和状態にある中、多くの人が安心して関心を寄せられるものは結局「誰がどのように描写するか?」にかかって来ると思います。

シーンをリードするキーマンみたいなモノは勿論その昔から存在しているし、僕は世代じゃありませんが藤原ヒロシなどその象徴みたいなモノまであると思います。しかしそれがSNSの進化で間口が広まり、1人の大きな影響者より、少しオシャレな複数人が対象となってきてると言えます。俗に言うHYPEな世界観を日常的に作ってる人たちが一体誰なのか?ということ。

僕は昔から絵を描いたり、誰もやったことのない新しいモノを創る、ということが著しく苦手です。稀に自分で作ったロゴやデザインなんかもはっきり言って見るに耐えないし、本当駄目なんです。
ただ逆さま、様々な情報を処理して上手く配置することは結構得意です。ENJOY BMXのフライヤーも一回目から全部レイアウトは自分でやっていますが、あれはあくまでデザインではなく、複数ある情報をどのバランスで載せていくか?という仕事なんですね。この辺りはクリエイティブとは程遠いのかも知れませんが、それも個性だと認識しています。

自己顕示欲ってあり過ぎるとろくなことないし、ダサくなっちゃうけど、そのバランスさえ上手く取れれば物事を面白く表現したり、新しいモノを見つけられたりするんじゃないかと思うのです。いつになく抽象的なポストですが、たまには。

2013年11月28日 Coffee, Gadget

少しずつ気温も下がってきて、やっとこの季節です。

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コーヒー、毎日飲んでいます。以前TORREFAZIONE RIOさん主催のコーヒーワークショップに参加して以来、ミルクフォーム作りも上達して、ラテアート楽しんでいます。

ちなみに今はブルンジCOE2位のYANDORAという農園の豆。結構ボディー感のある濃厚な味ですが、奥にマンゴーっぽい甘みがあります。

せっかく季節到来なので、過去に書いたブログどうぞ。

★サードウェイブコーヒーとは?本当のコーヒーの美味しさとは?

★サードウェイブでよく登場する機材とその使い方

★まだまだアイスコーヒーもという方はこちらを

ちょっとしたことはinstagramでアップしています。アカウントは【 vhlg 】です。

2013年10月24日 Coffee

先のポスト、RBPJ番外編です。

前回も紹介した662Trailのジュンちゃんこと田口さんですが、彼が頭につけていたカメラの映像が上がっています。ヘルメットの頂点を支点に、ただぶら下げてるだけなんですが結構狙ったような動きしていて面白いですね。

彼曰く、スノーボードなんかでは少し知れたカメラの設置方法だそうで、まだ自転車で採用している人は少ないみたいです。それもそうですよね、ランプだと動きにヤジロベイがついていかないし、MTBでも狭いトレイルだと周りにあたりそうですし・・・。

 

そんなこんなありつつ。数日前メールでお誘いし途中でやってきたkntrくん、デイブでお昼ご飯。食後の運動に、スペシャルティコーヒーの取り扱いもある”横浜元町珈琲” へ行ってきました。

いやはや、着いた瞬間意識がメロウになりました。渡辺くん、、、フォローありがとう、、、。
しかしながら、道中いろいろと話が出来てよかったです。仕事の話、コーヒーの話、ストリートカルチャーならぬ、室内カルチャーの話。まさか横浜行ってゆっくり電車乗って過ごせるなんて思っていなかったのです。いい時間でした。

 

で、その後会場に戻ってみると、kozo、元気、まさひと、いつものipathクルーがライディングしていました。
結構ラフな感じ(元気はサンダルだったし)ながら、やっぱ彼ら上手いです。
その日の映像をK-Roche高松くんがまとめてますので是非どうぞ。

イベントもそうですが、同時進行で起こっている出来事、面白いですよね。

2013年7月30日 Bicycle, BMX, Coffee, Movie, other, Party, Trip

先週末は大阪ファニーとなっちゃんの結婚式でしたね、とても良い式でした。遠方からもライダーがたくさん集まって、さながらFSFGの大会に顔を出している気分でした。結構ベロベロで後半記憶薄いですが・・・。本当にお二人、おめでとうございます。

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その時、東京から帰阪していたkntrくんから、アイスコーヒーってどうやって作ってる?と問われました。
ここのところホットのラテばかり飲んでいて、長らくアイスコーヒー飲んでいなかったので、たまには・・・と日曜昼下がりに野郎で集まってアイスコーヒー会やってみました。内容と言えば、ただただ色んな種類でアイスコーヒー作って飲み比べするだけでしたが、味の批評も面白かったので、作った順番に取り上げて見たいと思います。

使用したカップとの対比も面白かったので、それも合わせてどうぞ。
ちなみに豆はシングルオリジン、今回はメキシコのCOE8位、Finca Zona Porvenirです。

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① 【エスプレッソ + 氷水】(エスプレッソ40ccに対して、水と氷で200cc)
エスプレッソをマシンで抽出して、ただ氷水で割っただけです。ちゃんと豆のフレーバーを抽出出来れば期待値高かったのですが、少し氷水の量を多くし過ぎたみたいで薄味でした。
ただ美味しい酸味はしっかり出ていて、豆の個性が分かるくらいだったと思います。後味も柔らかめなので暑い時にゴクゴクいける飲み口に仕上がりました。
たまたま使ったコップ(マクドナルドのオマケ)がこのコーヒーの透明感を惹きたてていたと思います。

② 【エアロプレス + 氷】(粉20g細引き目で400cc分くらい)
今度はエアロプレス + 氷のみで作ってみました。
今回はビール用のちょい渋めな陶器で出しましたが、①とは違って明らかにコクのようなものを感じ、豆の批評で良く使われる「全体的なボディー感のある」風味に仕上がっていました。フレーバーは少し抑えられていて、定番のアイスコーヒーらしさがあります。それでも酸味は充分あるので、シングルオリジンの良さはしっかり感じられると思います。
そもそもコーヒーを水で割る、という表現自体が、馬から落馬するみたいにマッチポンプ感が出ているようにも思えますが、①はあくまで水の中にコーヒーが溶けだしている感じがあります。薄いからでしょうか?けれど②は単体でコーヒーとして完成している雰囲気がありました。この違いとは・・・?

③ 【エスプレッソ + 氷水】(エスプレッソ40ccに対して、水と氷で140cc)
上記2つのカップより容量の少ないコーヒーカップで、①をもう少し濃いめで作ってみました。
最初に比べ、当然ながらフレーバーは濃くなった印象はあったのですが、②の持つボディー感は出なくて、やっぱり水で割ったコーヒーというイメージでした。ボディー感とはコーヒーのエグみとも言えるかもしれません。コーヒー粉を潜る時間は ①/③ と ② でだいぶ差があるので、この辺りが要因だと感じました。
コーヒーカップでアイスコーヒーを飲む、というシチュエーションは結果的に風味を味わうという行為を助長させると思うので、この③の飲み方には非常に適していますね。

④ 番外編【エスプレッソ + 炭酸水】(エスプレッソ40ccに対して、炭酸水と氷で200cc)
たまたま買ってきた炭酸水でもチャレンジしてみました。ここまで結構良い流れでコーヒーの美味しさを感じていたので、実はありなんじゃないか?と初トライ。結果的にはコーヒーが持つフレーバーの酸味と、炭酸水そもそもの酸っぱさが明らかにバッティングしていて、何だか味としては分かりにくかったです。飲みごたえは結構ありますし、暑いときは良さそう。
ただ、この日参加してくれたリョータがこれ飲んだ時、以前コンビニで売っていた炭酸のコーヒー。あれはこういう味を出したかったのかも知れないよね、と言ってました。Twitter等では結構不味いと話題になっていましたが、そう思うとあれを販売しようとした人たちの意図も少し汲めました。

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いい加減暑いので、ホットやミルクベースのものも飲んでられなくなってきてます。たまには冷たいコーヒーもありやなーと感じる良い機会でした。

 

2013年7月21日 Coffee

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先日、TORREFAZIONE RIOさん主催のコーヒーワークショップに参加してきました。

RIOさんは、バリスタ 八木俊匡さんが兵庫県芦屋市にて営むコーヒーショップです。所謂都会のコーヒーショップとは少し違い、メインは焙煎とその豆の販売。もちろんエスプレッソやカプチーノもその場で飲むことが出来ます。
コーヒーカルチャーの最先端について以前ブログでも書きました。八木さん自身は好んで流行りの言葉を使ったりされませんが、客観的に評価すれば紛れもなくサードウェイブなコーヒーがここでは味わうことが出来ます。現地農家から直接買付をした生豆を、自ら焙煎機で加工し、その殆どをシングルオリジンで販売されています。
そもそも自分がサードウェイブに着目したのはRIOさんで飲んだエスプレッソの美味しさがきっかけ。それまで飲んでいたラテとは明らかに違う風味を持ったコーヒーが出てきたんですね。従来の苦いそれではなく、はっきりとフルーティーな酸味を感じ取れる味でした。豆のメニューにもひとつずつ風味の説明が書いてあって、「赤ワイン/ビターチョコ」 「チェリー」 「完熟バナナ/キャラメリゼ」など、難しいスペシャルティコーヒーの風味を見事に表現されています。
初めてお店を訪れたその日、たぶん面倒なくらいに色々質問を投げかけたのですが、ひとつずつ丁寧に説明して貰いました。例えばバリスタの世界大会では、ただコーヒーを淹れるだけではなく、そのコーヒーの特性などをプレゼンするというコンテストもあるんですね(というかそれがメインなくらい) つまり一流のバリスタであれば、お客様に適切なコーヒーの説明をすることが出来る。こういうことでしょう。

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ワークショップは非常に満足な内容でした。今回のテーマは「ラテアート」。上手な絵の描き方・・・ではなく、ラテアートを描く為には、ミルクのスチームやコーヒーの抽出を正しく行う必要がある、そのHOW TOを学びました。結構この基本が分からなくて道理が理解出来ず、頭打ちするケースが多いようですね。
例えば・・・・ラテアートに必要なスチームミルク、これは牛乳に空気を含ませることによってシルキーなものになるというのは有名な話。ですが、よくよく考えれば常温または冷たい牛乳に空気を含ませてもあんなフワフワなミルクは出来ませんよね。(もしそれが出来たらコールドのラテアートも絶対存在してるでしょう)それは、牛乳が持つ脂肪分が温度上昇によって凝固し、その途中で空気を含めるので細かい泡が崩れないスチームミルクが出来上がる、ということなのです。
こういったことはネットや雑誌などにもあまり書いてなかったですし、それこそ八木さんが非常に丁寧な説明をし、みんな「なるほど~!」と感嘆していました。

ところで僕個人的には、サードウェイブな豆を通販するのはあんまり好きでないんですね。先日も書きましたがコーヒーほど美味しいの基準が曖昧な飲み物はなかなか無いと思います。ただただ眠気覚ましに飲んでるのならば関係ないのですが、本当に美味しいコーヒーを望むのであらば、コーヒーショップでの情報はかけがえのないものと言えるでしょう。これは、自転車の部品を通販する、または店舗で購入する感覚と殆ど一緒だと思います。コーヒーは、知ることの楽しむという趣味性も高いんじゃないでしょうか。
先述、バリスタ世界大会の評価基準でもあるプレゼン、これは紛れもないバリスタとしての “技術” ですし、人気自転車店の店員さんが丁寧に部品の説明をされているのと同じだと思います。

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全てのコーヒーショップのオーナーさんがこれを基準に商売されている訳ではないので、コーヒーに関する彼是には答えない、というお店もあると思います。それはそれで良いのです、美味しいコーヒーを出すということが本質なので。ただ、今ジワジワと来ている波に敏感なお店では、かなりの確立で丁寧なプレゼンを受けることが出来ます。と同時に我々顧客の品格というのも問われる時代になってきていると言えます。
コーヒーはワインと似ていると評されますが、これは味・風味の評価と共に、ソムリエ(バリスタ)の知識・技術、そしてユーザーの品位が合わさってそう例えられるのだと思いますね。

ということで、この阪神間にお住まいの方に是非TORREFAZIONE RIOさんオススメしたいです。一度足を運んでカプチーノ頼んでみてください。ビックリする味が楽しめると思いますよ。

 

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“TORREFAZIONE RIO”
営業時間:11:00 ~ 19:00
定休日:火曜日
兵庫県芦屋市茶屋之町4−12−104
0797-26-6667
http://www.ashiya-rio.jp/torrefazione_rio/

2013年7月16日 Coffee

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前回サードウェイブコーヒーについて書いてみましたが、調子に乗って今度は「美味しいコーヒーの始め方」と題して、人気コーヒー用具の解説をしてみたいと思います。前回の内容はあくまで美味しいコーヒーの概念?みたいな内容であったので、実際の美味しいコーヒーをどのように淹れるのか。またはどの機材を使えば良いのか、あたりに触れてみたいと思います。
自宅でコーヒーを楽しんでみたいという方は是非チェックを。

先ず前提として、美味しいコーヒーというのは器具を買って一回、二回の作業では得られないと思います。何故ならそもそも「どれが美味しいコーヒーなのか」と判断する比較材料がないから。それを理解する為には何度もコーヒーを抽出し、味わい、時にはお店の味を確かめに出向くなど色々と実験する必要があります。その為に絶対条件になるのが、コーヒーを安定して抽出が出来る状態にすること。

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なので器具を揃える際に先ず僕がオススメしたいのはキッチンスケールなんですね。豆を量る、お湯を量る、ミルクを量るなど、”安定した抽出” とは、それに付随するものの量を一定にする作業でもあります。「味が薄いので豆の量は一定にして挽き加減を細かくしよう」とか。出来ればパッと見て分かりやすいデジタルのものを。これはAmazonで2000円も出せばイイもの買えます。

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その次に重要なのがグラインダー。コーヒー豆は一度挽くと凄いスピードで味が劣化するので、美味しいコーヒーを望むなら豆で買って都度挽くのが基本です。ここでも安定したグラインドが出来ることが絶対条件となるので、挽く細かさ粗さが調整出来るものが必須となります。なので、都度ボタンを押す長さで挽き加減を調整するこのタイプのものはNGです。安いんですけどね。
あと、手で挽くタイプも何れ面倒になるので、後述しますがドリップ式を除いて、電動タイプがオススメです。コレとかコレとかいいですよ。少し値は張りますがコレもオススメ
但しエスプレッソマシンの場合はかなりグラインダーのプライオリティが高いので、使うマシンに応じて寄りいいモノを吟味した方がいいと思います。

で、ここまで来てやっとコーヒーを淹れる道具です。何もかも美味しいコーヒーを淹れる為なのです。

【ドリップ】、【エスプレッソマシン】、【フレンチプレス】、【エアロプレス】、今回は4種類の器具を紹介しようと思いますが、大雑把に言えばこれらは紙のフィルターを使うものと使わないものの2つに分かれます。紙のフィルターはいい意味でも悪い意味でもコーヒーの風味を吸収します。深煎り焙煎や日が経って劣化しているものだと、雑味とかエグ味言われるものを取り除き、口当たり良くしてくれます。しかしその雑味の正体はコーヒーに含まれる油分です。この油分は品質の高いサードウェイブな豆においては香り高いフレーバーとなるので、それをも取り除いてしまうことがあります。

 

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【ドリップ】
先ず紙フィルターを使う代表格がドリップ式ですね。日本で一番ポピュラーなこのタイプ。紙フィルターにコーヒーの粉を乗せて、そこにお湯を潜らせる。お湯は重力でコーヒーとフィルターを通ってポタポタと下に落ちていき、適量たまって完成品となります。一旦メリット/ デメリットに分け、特徴を紹介しようと思います。
メリット
・とっつきやすい(コーヒーの淹れ方として普及しているのでイメージし易い)
・高品質で人気の器具が安く手に入る(カリタやハリオなど、海外でのシェア・信頼も高いブランドが日本を拠点にしている)
・味が全体的にマイルドになる(紙フィルターを使うので、雑味が取れやすい)
・自分で手間隙を掛けた至福の一杯を作り出せる(休みの日に、時間を掛けて淹れた一杯って最高ですよね)
デメリット
・淹れるのに手間がかかる(朝の忙しい時間には少し辛いかも)
・シングルオリジンの高品質な豆のフレーバーまで取り除いてしまう(紙フィルターが吸うようです)
・お湯を注ぐスピード、量によって味に差が出てしまう為、安定した抽出が難しい(技術が必要です)

手間隙かけて、最高の一杯を作りたい。自分の腕で価値ある一杯を淹れたいならドリップ。前述のグライダーも、手間をかけるという意味では手で挽くタイプでも良いかも知れませんね。必要な機材はドリッパー、紙フィルター、コーヒーを受けるサーバー、ドリップは注ぎの技術が重要なのでお湯を沸かすケトルも良いものを選ぶのが重要ですね。
オススメの機材は、前述した日本製、カリタないしはハリオでしょうか。最近雑誌にも取り上げられ流行ってきているのがHario V60シリーズ。ケトルも直火式の他、電気ケトルもあるのでオススメです。ドリッパーはメーカーによって穴の開き方違って、それぞれ特徴があるので調べてみると面白いです。
ということでマトめるならば、手間隙かけて最高の一杯を楽しむ、または昔ながらのコーヒーの味を追求するならば【ドリップ】がオススメです。

 

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【エスプレッソマシン】
特殊な機械を使い、ギュウギュウに詰めたコーヒー粉から高圧で抽出されたコーヒーがエスプレッソです。高圧を掛けることや、粉を細かく挽くことに注目が集まりがちですが、結構重要なのはドリップと比べ紙のフィルターを使わないことです。それによってコーヒーのフレーバー=クレマが滞りなく抽出される点がこのエスプレッソの特徴ですね。確かに味は濃いのでスチームしたミルクで割って飲むのが一般的です。
メリット
・趣味性が非常に高い(後々周辺器具や、本体の買い替えなど、あたかも自転車の如くです)
・技術に伴ってビジュアル的にもお店並の一杯が作り出せる(ラテアートですね、これはシーンも発展途上なので面白いです)
・コーヒーのバリエーションを楽しめる(エスプレッソをはじめ、ラテ、カプチーノ、アフォガード、カクテルも作れます)
・カルチャー出来る(カルチャー寄りに関して詳しくはこちらをご覧ください
デメリット
・コストがかかる(幅はありますが、マシーン・グラインダー共に高額です。湯水の如くお金を掛けても、抽出されるのはやっぱりコーヒーなのです)
・場所を取る(マシンは結構な大きさがありますので、台所に置くとかなりのスペースを占領することとなります)
・淹れるのに手間がかかる(ドリップと同じく。ミルクのスチームも重要な項目ですし)

今のサードウェイブで主流になっているのは間違いなくエスプレッソマシンだと思います。それは世界中の名だたるバリスタ達が、コーヒーの美味しさを正確に抽出することに関してエスプレッソ方式が最も優れていると判断を下しているから。そしてそれが事実なんだと思うんですね。
オススメの機材は、、、正直ここでは書ききれないです。値段や使用頻度など、本当に始めたい!と考えられている方は是非僕に直接連絡ください。予算に合わせて良いものを提案しますよ。ちなみに僕はRancilioのSilviaを使っています。
COEで上位にランクインするような豆で正しく抽出を行い、シルキーなミルクフォームで仕上げたラテは・・・何とも言えない美味しさがあります。そして何より趣味性の高さは自転車に勝るとも劣らず。カルチャーしたいなら迷わずエスプレッソマシンがオススメです。

 

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【フレンチプレス】
エスプレッソもそうですが、紙フィルターを使わない代表格がこのフレンチプレスですね。構造は至ってシンプル、適度に挽いた豆を器具に淹れ、お湯を掛けて待つのです。あとは器具の頭を押してコーヒーを沈めるだけ。フィルターは金属の網なので、フレーバーを殺すことなくコーヒーを抽出することが出来ます。スターバックスでも取り扱ってる店舗がありますね。
メリット
・豆の挽き加減、お湯の量などが一定であれば誰でも安定した味を出せる(複雑な技術はいりません)
・シングルオリジン特有のフレーバーを抽出出来る(紙フィルターがないので)
・コーヒーを浸している時間を変えることにより、濃さ薄さのコントロールも出来る。
デメリット
・挽き加減が細かいと上手く濾せず、粉っぽいコーヒーになることがある(網目が紙より粗い)
・古い豆や、深煎りの場合に油っぽく苦い、または嫌な酸味のある抽出になる(これも紙フィルターが無い為)
・淹れ終わった後の片づけがそこそこ面倒臭い(粉がビンの下に堪るので、そのままゴミ箱に捨てにくい)

フレンチプレスがこれまで認知されたのは間違いなくサードウェイブの恩恵があってのこと、スペシャルティーコーヒーをシングルオリジンで楽しむのに持って来いです。特定の豆が持つフレーバーを余すところなく抽出出来るので、シングルオリジンかつ良い豆であればある程、フレンチプレス向きと言って良いと思います。またこの季節、アイスコーヒーを作るのにも良いかも知れません。
オススメはBodumのコレとか、どうでしょうか。

 

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【エアロプレス】
僕が今回一番オススメしたいのがこちら。他の淹れ方と比べれば非常にニュースクールでまだ歴史も浅いのですが、とても利に適った抽出方法です。フレンチプレスと同じく器の中に粉とお湯を混ぜて入れ、数分待ちます。ここからがポイント、注射器型の容器を上から押し付け、圧力を掛けながら抽出を行います。紙フィルターを通すので粉っぽくならないです。
メリット
・フレンチプレスと同じく、安定した味を抽出しやすい
・粗め~細かめまで幅広く挽き加減を試せる(フレンチプレスだと粉っぽくなりますが、エアロプレスは問題ないですね)
・片付けまで含めて非常に作業が簡単(アウトドアでも活躍すると思います)
・フレンチプレスなどの浸漬法に加え圧力も掛けるので、様々なバリエーションの抽出方法を試すことが出来る。(味に幅を持たせられる)
デメリット
・抽出は他の3つの中間を位置するイメージなので “究極の味” を作るには難しいかも。
・一気に多くの量を淹れることが出来ない(今後大きな容器が開発されればそれも可能になるかも)
・歴史が浅いので味の定義がまだ定まっていないイメージがあります(これはデメリットでもあり、メリットでもあります)

ハンドプレッソなど現存する抽出方法の簡易版としてではなく、他3つの淹れ方を良いとこどりし、新たな概念として登場したのがエアロプレスです。サードウェイブと共に雑誌などでも取り上げられ、この淹れ方を採用する店舗も少なくありません。コーヒーを趣味として楽しんだことがない人にとって、ひとつの壁になるのが手間という点だと思いますが、エアロプレスは非常に簡単に美味しいコーヒーを楽しむことが出来るので入門用としても良いと思います。また今のところ器具のチョイスは1つしかなく、種類で悩む必要もなさそうです。Amazonでパッと購入出来ます
味の具合としてはドリップとフレンチプレスの中間、または少しフレンチプレス寄りなフレーバーを感じます。なのでエアロプレスでもシングルオリジンの豆を使うのが良いと思いますね。

抽出に関して

これら4つの抽出方法を “抽出時に掛かる圧力” 、”一杯の抽出に要する時間” 、”一定量の水分が含むコーヒーエキスの量” 、”風味、フレーバーの抽出具合” の4項目で分布図を作ってみました。これを作ることによって、何か一定の理屈が見えるかな?と思ったのですが、特に・・・(笑 まぁ自分の使っている機材がこんなもん、程度にチェックください。

と、言うことで非常に長々と書きましたがまとめると、、、
昔ながらのコーヒー文化、手間を掛けて最高の一杯を作りたいなら【ドリップ】を、
機材にお金をかけたり、かっこよくコーヒーに触れたい、つまりカルチャーしたいなら【エスプレッソマシーン】を
サードウェイブの肝、スペシャルティーコーヒーに特化して、味を確かめたいなら【フレンチプレス】、
総合的に、手間少なく色んなコーヒー豆を試してみたい、アウトドアでもコーヒーを楽しみたいなら【エアロプレス】を選んでみてはどうでしょうか。

2013年6月29日 Coffee

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最近カルチャー寄りというフレーズをチラホラ見かけるので、ひとつここでカルチャー寄りなネタでも。そもそも、いつかこのお題でブログ書こうと思ってましたが、今流行りのコーヒーカルチャー、サードウェイブって?そしてコーヒーの美味しさって?
CASA Brutusをはじめ、PenやMeetsなんかもこぞってこのネタを取り上げていて、いまコーヒーがキテるってことがヒシヒシと伝わってきています。
ただ、コーヒーほど「美味しい」の基準が曖昧な食品ってなかなかないと思うんですね。種類も様々、缶コーヒー~ラテアートの施されたものまで千差万別、しかし今やっとその “美味しいの基準” が作られようとしていて、それこそがサードウェイブ、なのだと思うんですね。
ドリップ、エスプレッソ、フレンチプレス、エアロプレス、色々ありますが、ここではあくまでコーヒーの美味しさの在り方という視点で、ややこしいし淹れ方については深くは触れないで置きます。

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先ず持ってサードウェイブという言葉は海外で出来上がったもので、日本の文化と少し違った側面があるかもです。更にサードを紐解く為にはセカンド、ファーストを知る必要があると思うんですね。でもそれらも日本の文化に置き換えることも可能だと思うので、主観も含みますが例えも出しつつ、サード以前について書いてみたいと思います。

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ファーストウェイブは1960年代、一般食卓用にコーヒーが大量生産され、非常に安価でコーヒーを飲むことの出来る時代が来たそうです。これによってコーヒーは一般家庭でも定番化し、日常化しました。が、生産国への大企業による搾取もあったようで、これに対してフェアトレードというキーワードがいま注目されています。また炭火焙煎や深煎りなどの喫茶店文化もこれに当たる、または1.5thウェーブかな。日本におけるインスタントコーヒーや、缶コーヒーもファーストウェーブの流れ。広い定義だと大衆化されたもの、と感じます。
基本的には今現在製造・販売されたものであっても、その製造工程や販売方法によってファースト、セカンド、サードが市場で混在している状態と言えます。

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さてセカンドウェイブは、そのファーストウェイブに対してよりプレミアム感を高め販売されたものが、それです。セカンドウェイブの代名詞とも言えるスターバックスの誕生や、個人商店で豆を焙煎し独自のブレンドを用意していたり、何れにでもオリジナリティが求められる時代、それがセカンドウェイブですね。現在コンビニで売られている一杯毎豆を挽くタイプなんかはこのセカンドウェイブを自動化した良い例でしょう。

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あと、ラテアートという文化はサードなのかセカンドなのか審議が難しいと思いますが、色々なカフェ、焙煎所で話をして思うのは、セカンドウェイブの極致がラテアートだと思います。シルキーなミルクで、あの美しい模様。この技術はハッキリ言って数ヶ月レベルでは身に付かないし、ミルクの温度やエスプレッソの抽出など様々な項目に注力を注いだ結果があのラテアートなのだと思います。

しかし逆さまを言えば、ラテアートを極めることはサードウェイブとは呼べないのじゃないか。

何故こんな極論に達するかと言えば、ラテアートをより美しく見せる為、よりオイリーでクレマが色濃く出る豆を使う傾向にあるんですね。深煎りオイリーな豆はエスプレッソの基本ですが、今の主流、つまりサードウェイブでは相反するんです。

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サードウェイブとは、冒頭でも述べましたが、”美味しいの基準” を作ることでもあると思います。コーヒーも木になる果実なので、新鮮さも求められますし、合わせてその豆が持つフレーバーという個性が注目されています。Cup of Excellenceと呼ばれる世界的な品評会(これで各産地の豆が評価され値が付けられる)では酸味も立派な評価基準で、オレンジのような酸味、マスカットのような甘みなど、様々例えがなされています。実際飲んでみると分かるんですが、豆によっては紅茶のようなフレーバーを持ち合わせていたり、砂糖も使っていないのに黒蜜のような甘みがあるものもあったり、非常に複雑で面白いです。
で、各農園個々の豆の個性を楽しむものなので、サードウェイブでは当然ストレート、今風の言い方ではシングルオリジンというひとつの農園、ひとつの品種で楽しむモノなのですね。要はブレンドをしないのです。コスタリカ●●農園、とか、ホンジュラスCOE●●農園というのが、その産地・農家である証明ですね(COEというのはCup of Excellenceで入賞している場合に付けたりします)
しかしながらそれらの風味を生かす焙煎というのも非常に複雑化していて、今シーン最先端のお店は、オーナー自らがコーヒー産地へ出向き、自分の味覚で確かめたモノを輸入、そしてその豆にあった焙煎に趣向を凝らし、店舗でもドリンクサービス半分、豆の実売が半分というのが多くある形です。有名なのは丸山コーヒー小川コーヒーUnir なんかが最前線ですね。

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けれど、これを読んでる方でサードウェイブコーヒーを飲んだことあるって人、どのくらいいるでしょうか?ここまで来てもブレンド派は間違いなく根付いているし、セカンドウェイブの方がこの日本では流行っている、そう思います。より美味しければ、その方が良いはずだし淘汰されるものが出て来てもおかしくない。美味しいの基準を決めている訳ですから。
しかしサードウェイブも実はなかなか浸透しないし、未だにインスタントコーヒーだってシェアは非常に高いと思います。何故?ここまで先人が頑張ってコーヒーの味について審議しても、今なお美味しさは曖昧で決定打が出ないのは結局、これら全てがコーヒーに対する【価値の話】だからだと思うんですよね。

あるバリスタはコーヒーの美味しさを決定する半分は、飲むシチュエーションに依存する、と言っています。これは例えば、平日の昼間、仕事と仕事のすき間で急いで飲み干すコーヒーより、休日に時間を掛けて自分で淹れたコーヒーの方が明らかに美味しく感じるそれ。どれだけその一杯に自分が価値を感じるかが重要で、人によっては一杯の缶コーヒーにでも、またはコピルアクのような特殊な豆を集めて飲んでる人もいます。

僕は、6~7年、毎日のようにコーヒーを淹れて飲んでいますが、極論「コーヒーって実は美味しい飲み物ではない、人間にとって不味いもの」なのではないのだろうか?と考えたりもしました。じゃあ何故コーヒーをみんな飲むのか?

それこそ存在の是非すら分からない宇宙人に向けて宇宙語でメッセージを送り、銀河の微弱な波動を拾っては解読に挑む科学者のような、しかしそこにはロマンや価値があって、みんな真剣に取り組んでいる。
多くの人たちがコーヒーに対して自分で考えた価値、または誰かが定義した価値を見出して楽しんでいる。そんな人間の幻想、または人間臭さを感じずにはいられないコーヒーが大好きで止まないのです。

サードウェイブも、昔ながらの深煎りコーヒーも、シンプルな器具を使うのも、高級なマシーンを使用するのも、要するに誰がどの一杯にどのような価値を見出すか。今後のコーヒーカルチャーを語る上で押さえておきたいキーワードは味よりも 【一杯の価値】 なんじゃないでしょうか。

2013年6月26日 Coffee

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