年明け初のレース。翌週は全日本ですが、今年はSSCXカテゴリーがないので不参加。そのためモチベーションが上げづらい。唯一の目標となった関西ランキングは現在4位で、これを落とさないように堅い走りするのがこの日の目論みでした。
そもそも希望ヶ丘に好印象を抱いている人を見たことがない。長い登りが2回、テクニカルなキャンバー、そしてひたすら寒い。各コースの印象なんてその人のバイアスが特に加わる部分だし、少しでも苦手に感じる箇所があれば評価はグンと下がるもの。「希望ヶ丘が得意だ」と言えるメンタルを持ち合わせていれば、自ずと強い選手になりそうな気もします。
さて現地。例年より暖かく、前日に降った雨の影響も午後にはなくなっていました。落ち葉がとにかく多いので、根っこや石が埋没していないかチェックして回ります。また難関のキャンバーは入念にラインを選び、あとは身体を温める目的で周回を繰り返す感じ。全日本、世界戦を控えたシンゲンとゆっくり喋れて嬉しかった。
ゼッケンは10、グリッドは2列目。周囲は何かしらの元・現チャンプだらけ。エリートMTB/CXトッキーこと沢田時選手とエリートCX小坂光選手。U23MTBたつーみ、U23CXシンゲン、U23CXコータプロ。村田さんも年齢別チャンプだし、すくみず氏も立派なSSCXチャンプ、自分も元SSCXチャンプ。もちろん現役プロ選手は輝いて見えるけど、同じ場所に並んでいる以上謙遜もなければいつも通りのスタートをするのみです。
自分のトレーナーでもあるトッキーの背後からスタートし、なんとか順位を落とさずに1周目をラップします。途中、総合で2位3位の笛木くん村田さんに食らいつくと後続が離れていました。7位争いの第3集団で周回を重ねていきます。
中盤で村田さんが前へ単独抜け出したあとは集団の順位が前後します。登りで耐えてキャンバーでアタックするを繰り返しまくった末、全員振り切ることに成功。来るだろうと思っていた堀川コータやバルバの寺崎さんも気がつけばいなくなっていた(DNFだったらしい)ので終盤はマイペース巡航。
珍しく試走から脚の調子の良さを感じていたのと、集中力も高くて冴えた走りができている。そう思っていたら最終盤になって黒沢大介選手が詰めてきました。彼はDHのエリート選手で、自分と同じく別ジャンルからやってきたライダーのひとり。自然と意識するもんです。
最終ラップの登りで捲られて、じわじわと離される。さすがに黒沢選手相手にテクニカルな区間で勝てるわけもなく、それなりに離されて9位でレースを終えました。
とはいえ、まさかこのメンバーで(ゼッケンより)番手を上げてチャクれるとは思っておらず、ホクホクで開催地を後にしました。レースの結果なんておまけですが、それでも苦手意識があった希望ヶ丘を少し克服できた気がして嬉しい週末でした。
Photo by Aoi Lab
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