CX始めて9回目のシーズンイン。10年続けてようやく一定の成果が出る、みたいな金言が自分の中にあり、そこに近づいている感覚が嬉しかったりします。

メインに据えている関西シクロクロスを前に、一本どこかで走っておこうと信州CXシリーズ、富士山ステージへ遠征しました。片道4時間半、シーズン序盤は元気なのでサッと車で移動して現地へ。新東名の120km区間が心地よかったです。

一般的にシクロクロスのコースは、空が開けた幅の広いエリアと、幅の狭い林間区間に分かれることが多いです。そうでなくてもコースの前半後半などで雰囲気が変わる場合が多いですが、ここ朝霧高原は最初から最後まで同じ装い。芝か、火山灰の重たい路面を登ったり降りたり。特別なテクニックは必要なく、凹凸の多いフィールドをパワーでひたすら行き来します。

つまり、いま自分が持ちうるフィジカルをシーズン序盤で測る、という目的には打ってつけ。ここで何もできなければ落ち込むし、それなりに走れれば自信を持てるわけです。TLとTU両方用意したので乗り比べながら午前午後ともに試走。凹凸が激しいのと逆キャンバーでタイヤ張り付かせて曲がるコーナーも多いのでTUで走ることにしました。

定刻通り13時にスタート。後方から走り出しましたが、コース幅がずっと広いので序盤は無理に攻めず周りについていきます。(それでも1周目がファーステストラップだったのは反省)1周で全体の2/3くらいまで辿り着いて、自己分析しながら走ります。

この強度のパワーの出し入れは久しぶりなのと、路面が荒れていて自転車が暴れるので、腰回りの筋肉が序盤から重たく感じました。時々背中を伸ばしてリラックス、連続コーナー群は攻めてもそこまで速く走れなさそうなので、呼吸を整えて次に備えます。

オフシーズンはMTBばかり乗っていましたが、いざドロップハンドルでオフロードを走るとイメージが蘇ってくるもんです。序盤こそとっ散らかってましたが、中盤以降はコーナリングなど手抜きでも周りから遅れることはありませんでした。

それより、10秒〜30秒くらいのL5〜L6ゾーンの登坂が思ったより良い。レース中盤・終盤でも変わらないペースで登れているし、この登坂で順位をちょっとずつ上げていけました。シーズンオフのトレーニングで、FTPこそ上がらなかったものの、VO2max〜無酸素系周辺を鍛えまくったので効果が出て嬉しいです。

着順は最終的に10位。中盤までに12〜3位まで上げまして、残りでじわじわ前を捕まえていく感じ。同じ関西の齊藤くんは途中でカッ飛んで行って追うことができませんでしたが、地元信州のスワコレーシングの面々と戦えて、嬉しかったです。普段だと姿すら拝めないので、自分のレベルアップを感じました。

帰りもピューっと4時間強。そういえば会場である朝霧フードパークの近くで、いすゞピアッツァのオフ会やってたんですよね。思い返すと、前回・前々回参加したときも同じ場所にズラリとピアッツァが並んでたような。あとで調べたら、毎年同じ場所でミーティングやってるそうです。実は昔乗ってたんですよね・・・ピアッツァ。

さて週末からは関西シクロクロスがスタートします。今年はJCFシリーズ、JCXシリーズと、全日本選手権への出場権がややこしい感じです。JCFシリーズへは参加せず、全日本は(あれば)SSCXだけの出場にしようと考えています。その分、関西のポイントを落とさずに何とか悲願の年間ランキング表彰に食い込みたいと思います。

Photo : @hiroyo_okubo

大会名: 信州シクロクロスミーティング 第2戦富士山
開催日: 2022年10月16日
開催場所:静岡県富士宮市 朝霧フードパーク
気温:   20℃
リザルト: 10位(33%)
路面状況: ドライ
使用機材:All-City Cycles “NatureCross ACE”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2
ウェア: WAVEONE “デュアルスーツ”

信州シクロクロスミーティング 第2戦富士山

kossy


自転車歴20年の社会人アスリート。BMXパーク競技を経て泥の中をレースするシクロクロスへ参戦、ボーダーレスな自転車競技活動を続けている。All-City Cyclesの本国契約ライダーとして国内トップカテゴリーを走る一方、本職では自動車整備業に従事。乗り物のほかコーヒー、銭湯、カメラにアウトドアなど、趣味は常に多彩でオーバーフロー気味。 Instagram / Twitter / Facebook


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