Photo by herajica_

8月のポストでアナウンスしたとおり、アメリカ・ミネソタの新しいブランド、Wilde Bikesのライダーとして活動をスタートしました。

僕は関西を拠点としていて、例年シリーズ戦が始まる前に関東方面へ遠征してシーズンインしてきました。今年はローカルチームメイトも一緒に遠征することとなり、湘南シクロクロス第1戦の開成ステージへ出向きました。

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アウェイのコース・新しいマシン・新しいキットで「この人誰だ」な状態にも関わらず、レース前もレース中もたくさん声をかけていただきました、本当ありがとうございます。ひっそり走ろうと思っていたのでマジでビックリしました。会場でもWilde Bikesの新しいフレームについて質問いただいていたので、改めて紹介させてもらおうと思います。

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Frame / Fork : Wilde Bikes “Mean Jean” (S size)
Wheel Set : SHIMANO R9100-C40 TU
Handle Bar : Specialized 400mm
Controll Lever : SHIMANO ST-RX825
Crank : Stages R6800
Pedal : Crank Bros Egg Beater

基本は以前乗っていたAll-City NatureBoyACEからパーツを移植しています。ハンドルバーは曲がっていたのでこのタイミングでカーボンのものに交換してみました。

フレーム・フォークがWilde製です。最近決定したこのモデルの名は “Mean Jean” で、Instagramにあった通りAll-Cityでのネーミングスタイルを継承しているとのこと。おそらくアメリカのプロレスラー “Mean” Gene Okerlund が元ネタじゃないかと思います。2025年春に発売予定で、たぶん僕のカラーではなくもう少し濃い紫〜ピンクがメインカラーになるのではないかと思います。

Wilde Bikesは台湾製の既製品モデルと、アメリカ製のカスタムオーダーモデルをラインナップしています。Mean Jeanは台湾製で、$1600を予定しているようなので日本でもそこそこ手頃な値段になるのではないかと思います。

ジオメトリーですが、かなりシクロクロスに振った設計にしているようです。近年はグラベルとCXを同じモデルで運用するメーカーもありますが、スピードレンジが全く違う2つの競技を同じ自転車で走らせることを避けたそうです。シクロクロスはシクロクロスバイクで!ブランドファウンダーのジェフが度々メールで語っていた内容が盛り込まれています。

Photo by @hiroyo_oo

大変申し訳ないことに僕は角度や長さがどう影響するのかその辺に大変疎く、ジェフにもいちいち聞いていないので詳しいデータは知らないのですが、乗った感じだと前作のNatureboyACEに近く乗り味に違和感もなかったです。ワイヤーがインターナルルーティンになったのと、スライダーエンドが採用されました。エキセントリックBBが結構気に入っていたのでドキドキしましたが、ネジ4本緩めるという点は以前と変わらない(以前はBB2本、クランク2本)し、なんだったら作業性はこっちの方が良いかもしれません。

ギヤ比は前が40Tで、後ろは気分で18T、19T、20Tを付け替えています。もう3枚とも付け外しを試しましたが、チェーンの長さは据え置きでスライダーエンドの可動範囲で全部付け替えられました。この日は18Tにしましたが重かったです。

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それと、チームキットも以前からお世話になっているWAVEONEさんに全部作り直してもらいました。ありがたや。この日着用したデュアルスーツ(半袖)とその長袖版、裏起毛スーツ、サーモジャケット、ジップパンツを提供いただいています。これがないと本当にレースできないので、感謝です。

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僕は身長が170cmで体重65kg、胸周りのガタイがいい方ですが、以下のサイズにしています。
スピードデュアルスーツ半袖:Mサイズ
スピードデュアルスーツ長袖:Mサイズ
シクロデュアルスーツ:Mサイズ
フルジップパンツ:Sサイズ
レーシングサーモジャケット:Mサイズ
以前スピードデュアルスーツの長袖は腕あたりがキツかったのですが、この辺は現行品だと改善されているようです。

バイク、キットと共に新調したのがヘルメット。OGKのAERO-R2をベースに、カスタムペインターの倉科 昌高さんに塗装をお願いしました。ペインターというよりアーティストですね。僕は1990年代〜2000年代のMTBシーンで輝いていた氏の作品を見て育ち、いつかはぜひ・・・!と思っていたので、ひとつ夢が叶いました。ヘルメットのほか、車やギターなど色んなものにペイントを施してらっしゃいます。

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実は開成ステージで驚くほどヘルメットのことで声かけていただき、あげく帰ってエゴサしたらヘルメットがヤバかったというツイートまで見つけました。嬉しいです。

さてレースはというと、後方スタートで埋もれ、落車にも巻き込まれて半分より後ろくらいで1周目、じわじわと順位を上げ、折り返しの6周目に最速ラップ。スタートリストで自分よりも速そうな人だと目星をつけていた2人を交わし、4位でフィニッシュとなりました。基本平坦でじっくり踏んでいくコースでしたが、昨年2位になった富田林を思い出すような走りができて、かなり満足でした。キツイながらも展開を考えてレース運びができたので、成長を感じます。

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次は関西シクロクロス開幕戦、和歌山御坊です。去年は3位表彰台だったので、いいイメージのまま走れたら嬉しいなと思っています。応援よろしくお願いします!

新しい機材、新しいキット、初のレースなど

kossy


自転車歴20年の社会人アスリート。BMXパーク競技を経て泥の中をレースするシクロクロスへ参戦、ボーダーレスな自転車競技活動を続けている。Wilde Bikes唯一のサポートライダーとして国内トップカテゴリーを走る一方、本職では自動車整備業に従事。乗り物のほかコーヒー、銭湯、カメラにアウトドアなど、趣味は常に多彩でオーバーフロー気味。 Instagram / Twitter / Facebook


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