今年もゴセが日本にやってきて、我が家へ滞在してくれました。今回は一時帰国を挟むので、また年が明けたらステイにやってきてくれるでしょう。とにもかくにもずっとお喋りしてくれる(僕の情けない英語にもウンウン耳を傾けてくれる)ので、見聞きしたことを文章として残しておこうと思いつきました。

ストーリー性もあるので、ここぞとばかりにCW編集部へ連絡したところ、文章ができあがる前から記事掲載を承諾してくれました。ありがとうございます。

https://www.cyclowired.jp/news/node/389054

文中のとおり、彼が突然「あたり前田のクリケット」を買ってきたのは事実で、なんでそれ選んだんやとゲラゲラ笑いながら話していました。その頃から、来年(2024−25シーズン)も日本に戻ってきて軽バンでいろんなレースへ参加したいと話していて、帰国してからも度々自分にメールをよこしていました。そこには「せっかくの縁だし、クッキーカンパニーのボスをぜひ紹介してくれ」と何度も書いてあり、個人的には悩ましい気持ちになっていました。

前田製菓さんの前田社長はシクロクロス等々でお会いする仲で、前田社長自身が弊社でヒッチメンバー&バイクラック取り付けをしてくださったお客様でもあります。スポンサードのために彼を紹介する、というのはそれ相応の責任を僕自身も負うことになります。金銭の受渡しがあれば尚更で、彼が競技でトップクラスだったとしても、です。

とはいえ、彼が自分のスポンサーに対してどう接しているか去年目の前で見ていたので、何か面白いことが起きるんじゃないか?という期待もありました。実際、彼を前田社長へ紹介しスポンサード契約が決定したあと、彼から日本仕様のジャージやフレーム、ヘルメットなど様々なアイディアの報告が届いて、ひとまず胸を撫で下ろしました。

今回CWさんへの寄稿文の立て付けとしては「ゴセがスポンサーに対してその責務を果たす」ということが本題になっています。が、実は二重構造になっています。ゴセを紹介した僕にも責任が発生していて、その恩義を原稿を書くことで返すというストーリーです。当然僕は前田製菓さんからの協賛や金銭の支援は受けていません(会社訪問の際お土産にお菓子はいただきましたが)。ですがゴセを紹介した自分に対する信頼を、なにかでお返しするのは同じことです。

これから全国へ、世界へ羽ばたいていこうとする若い選手たちへ向けて、いつも助けてくれる親御さんや協賛企業さんへ何ができるか考えるヒントになれば幸いです。

Photo by herajica_

追記:そう、ゴセの軽バンは弊社で用意しました。兵庫県尼崎市で整備工場を営んでいるので、ピンときたらご来店、お問い合わせ、お待ちしております。

ゴセのインタビュー記事、執筆後記

kossy


自転車歴20年の社会人アスリート。BMXパーク競技を経て泥の中をレースするシクロクロスへ参戦、ボーダーレスな自転車競技活動を続けている。Wilde Bikes唯一のサポートライダーとして国内トップカテゴリーを走る一方、本職では自動車整備業に従事。乗り物のほかコーヒー、銭湯、カメラにアウトドアなど、趣味は常に多彩でオーバーフロー気味。 Instagram / Twitter / Facebook


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