オランダのプロ自転車選手、Gosse Van Der Meer選手(以下ゴセ)が昨年に続きまた今年も来日するというアナウンスが流れました。昨年は1ヶ月弱の滞在でしたが、今年はトータル3ヶ月!詳細がInstagramやXのみに限られているので、話を詳しく追ってみようと思います。

Photo by Nobuhiko Tanabe

ゴセはオランダ国籍のシクロクロス選手です。1995年生まれの29歳、PCSによるとヨーロッパ3大シリーズをフル参戦したり、アンダー23オランダ選手権3位、エリートでオランダ選手権7位(優勝はMVDP)と、恐ろしいリザルト残しています。僕らに身近なところだと、2018年の千森杯(中国、聖が8位だったシーズン最初のレース)で優勝しています

Photo by Nobuhiko Tanabe

昨年ゴセが来日していたのは11月末から12月中旬まで。烏丸UCIとマキノでの走りを見た方も少なくないと思います。烏丸は来日直後の試合で時差ボケがあったにも関わらず聖に次いで2位、マキノは2位に大差をつけての優勝でした。10日間ほど我が家に滞在して、交流も図りました。裏表なくて最初から最後までとにかくいいやつでした。

今シーズンは12月に間を空けて3ヶ月滞在し、合計12個のレースを走る計画をしています。

11/10 関西CX 美山→JCX幕張クロス
11/17 JCX琵琶湖グランプリ烏丸
11/24 JCX 東海CX ワイルドネイチャープラザ
12/1 関西CX マキノ
一旦帰国
1/5 関西CX 希望が丘
1/11 東海CX 愛知牧場
1/12 関西CX 二色浜
1/13 関西CX二色浜
2/2 JCX 山口きらら浜
2/8 CX東京 お台場
2/9 JCX CX東京お台場
2/16 関西CX くろんど

シーズン30年目の燻し銀マスター選手のような過密スケジュールですが、予定ではこの通りのようです。AJOCCのサイトで走れそうなものを探したようなので、スケジュールは変更になるかもしれません(本人談)。さっそくに美山は変更になり、幕張に行くようです。

3ヶ月の滞在に合わせて、なんとバイクやキットまで日本仕様のスペシャル版を用意したようです。バイクは日本国旗の色に合わせて赤白、ロゴにもカタカナのタイポグラフィーがあしらわれています。

キットはまだお披露目されていませんがInstagramの投稿でも案内しているとおり、大阪は堺の【前田製菓】さんからサポートを受けてレース遠征をします。関西の方には「あたり前田のクラッカー」といえばお馴染みの大阪老舗製菓ブランドで、自転車界隈ではプロテイン入りクッキーの製造販売、與那嶺恵理選手のサポートなどを行なっています。そうそう、社長の前田さんはトラックのマスターチャンプでもあります。僕ら自転車乗り的には、CXやロードトラック界隈を贔屓にしてくれている地元の有名企業さんという感じ、逆に商品買って応援したいよなぁと常々思っているわけです。

前田製菓さんとゴセとの出会いもユニークでした。我が家に滞在中のゴセが近所のスーパーに買い物に出かけた際、嬉しそうに買って帰ってきたお菓子がまさに前田製菓さんのお菓子でした。それあんたオランダ在住の女子プロ自転車選手サポートしているブランドやで、よーそんなピンポイントに選んだなぁ、、、なんて突っ込んだりしていたのですが、そこからコンタクトをとり始め本当に活動を応援してもらえることになったということでした。前田製菓さん本当ありがとうございます。

Photo by Nobuhiko Tanabe

日本滞在中のレース数は多いですが、週中は比較的ゆっくりのはずです。去年も僕の家スタートで小慣れたルートを探してきて、100km以上のライドを毎日こなしていました。【こんな機会滅多とないので】興味がある方はぜひ直接連絡をとってみてください。特に将来世界を目指している若い選手たちはぜひに。経験が向こうからわざわざ日本へやってきてくれたようなものです。本人も、気軽にコンタクト取ってくれて全然OK!とのことでした。

またレースを主催する方々に向けても、試走時のライディングスクールや、彼を囲んでの座談会などをぜひやりたい!と強く希望しています。彼自身、後世に自分の経験値を伝えることが大事だと常々語っていて、日本に来たからにはたくさんの人と交流したいそうです。主催者のみなさんも、ぜひ連絡お待ちしております。

Goose Van Der Meer
Instagram / X

Photo by Nobuhiko Tanabe
Gosse van der Meer選手来日予定と詳細などなど

kossy


自転車歴20年の社会人アスリート。BMXパーク競技を経て泥の中をレースするシクロクロスへ参戦、ボーダーレスな自転車競技活動を続けている。Wilde Bikes唯一のサポートライダーとして国内トップカテゴリーを走る一方、本職では自動車整備業に従事。乗り物のほかコーヒー、銭湯、カメラにアウトドアなど、趣味は常に多彩でオーバーフロー気味。 Instagram / Twitter / Facebook


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