2025年10月4日、BMXフリースタイルパークの全日本選手権に参加してきました。
今年は、【BMX30オーバー】と【シクロクロスのSSCX全日本選手権】の両方で優勝を狙っていて、とりあえず1つ目の目標をクリアしました。
XやInstagramで優勝報告はしていまして、さらに当日いろいろと大変だった模様はsxsradioで話しています。よければ。
https://sidebysideradio.libsyn.com/172-wake-me-up-when-october-ends-kossy-takada

大会から2週間も経たないうちに、BMX連盟から公式写真が届きました。シンメトリーなセクション群の中で、お気に入りのトリックをかましている僕です。
ブラックサバスのジャケ画のようなこの写真が撮影された背景を、メタ的に説明したいと思います。
・JCF主催の全日本選手権が、BMXフリースタイルパークという競技でも行われる時代
全日本選手権と銘打っているので、当然主催はJCFです。ランプにでかでかとロゴが見えます。エリート選手たちはここで成績を残すことで世界選手権やオリンピックへの扉が開いていきます。当然こんな大会が初めから存在していたわけではなく、オリンピックへの種目追加が決定して以降、UCIが、JCFが、そして日本のBMX連盟の方々が尽力してくださったおかげです。
・セクションは特設。岡山城の真横が開催地
BMX連盟(JFBF)が拠点を構える岡山県が開催地でした。場所は後楽園もほど近い岡山城の真横、烏城公園。当然そんなところにスケートパークは存在しないので、セクションから会場機材まですべてが特設です。街中でもバナーやポスターをたくさん見かけ、この開催地がイベントを後押ししてくれていることがわかります。
・雨天対策でナイター設備も用意され、マスターカテゴリーは19時〜開催だった
写真が2トーンなのは僕の洋服だけが理由ではなく、出走が夜の19時だったからです。一般的に日中開催されるBMXイベントですが、この週は雨が多く、時間が押すことも見越してナイター設備が用意されていました。会場外は真っ暗でしたが、セクションは見ての通り全域が明るく、安全にイベントを楽しめました。
・大会終わりから数日でプロフォトグラファーの撮った写真が手元に届いている
写真は、BMXフォトグラファーとして活動されているNaoki Gaman氏によるものですが、大会が終わってから2週間足らずでこの写真が届きました。それもご本人からではなく、連盟から。なにせSNSの時代に写真や動画は欠かせないPR材料であり、それを見越して依頼されたフォトグラファーたちの写真が連盟を通じて参加者たちにシェアされる仕組みになっています。
・参加費はエリート6,000円、アマチュア4,000円
このイベントへの参加費は4,000円でした。JCFの年会費を合わせても10,000円を切ります。今年は公式戦がこのほか2戦あったのと(広島・横須賀)、ジュニア〜エリート選手にはアジア選手権、この全日本選手権、そしてジュニアオリンピックイベントも開催されていました。

サッと思いつく範囲で羅列しても、至れり尽くせりなわけです。大会フォーマット自体はUCIのBMXフリースタイルパークという競技種目に準じていて、写真外に2階建てテントがあり、ジャッジが複数名とMCが2名ずっと大会を見守っています。
これがBMX文化の中心地だ!とは思いませんが、僕が大好きなBMXのひとつの側面が、こうやって大きな大きな規模になっていく様子は見ていて感慨深いし、ありがたい限りです。大会自体は少しお堅いフォーマットになっていますが、中の人は2000年代に日本のBMXカルチャーを育ててきた面々のみなさまです。想いは変わりません。レベル問わず大会に参加するもよし、見に来てイベントをシェアするもよし。来年も各地で開催されると思うので、ぜひ興味ある方はWebサイトのチェックからスタートしてみてください。
