直線と砂埃、そして空気圧に翻弄されてしまった 関西シクロクロス #2、和歌山。

今回が初めての開催となるステージで、朝から皆それぞれで試走をし、それぞれが評価を述べていきます。清々しいほど晴れて、コースはドライ。直線が続くコース、後半は割と道が掘れていてボコボコでした。

ドラフティングすれば然程集団がばらけ無いだろうし、コーナリングでいかに無駄を省くかがポイント。あとはステップがあるので、乗れる自分はそこでブリッジかけて前へ上がっていく目論見です。

この日はライバルとして意識している堂野前選手が同じくSSCXで出走するということで、にこやかにそんな話で盛り上がりつつスタートグリッドへ。

定刻スタートでクリートキャッチも気持ち良いほど完璧に決まって序盤を過ごします。ある程度自分のペースを築きたかったので、最初は様子見。

が、Rタイヤが明らかに低圧になっていてコーナーでヨレる。アチャー、パンクかぁ。なるようにしかならないので気にせず走るつもりが、どうしても意識がタイヤにいってその他が雑になる。あれよあれよと複数選手に交わされ、30番手ほど。

原因は、空気圧をゲージで測ったあと、圧が高く感じてズボラにブラインドでプシュッと抜いたのが問題だった模様。あとで測ったら1.2bar(例の低圧ゲージで)でした・・・。そりゃあ。

当然それ以上は空気圧が下がらないので、10分ほどして最後まで走れることを悟ります。この際は、極端に低圧の場合に自転車がどんな挙動するのか試して遊んでみようと、頭を切り替えてフルプッシュ。

フロントは正常値なのでブレないものの、コーナーでペダリングした瞬間トラクションが抜けてブリブリ滑り出します。挙動がKen Blockさながら、って誰にもわかってもらえず。極端にインについて試してみたり、前後との距離で最短ラインを探ってみました(結局ちゃんとタイヤが潰れずしっかりグリップして曲がるのが一番速かったわけですが・・・)

ちょっと自転車の角度をつけただけでタイヤが腰砕けする感じが強く、逆に無理やり自転車を立てて曲がるとそれなりにグリップして曲がっていくようです。ただ自分の体重・乗り方で1.2barなんて余程砂だけのコースでないとメリットないかな、と悟ります。

タイヤの挙動で遊んでいる分(というかコーナーでプッシュできない分)心拍的に楽なので、ペースは13周ほとんど変わらず。終盤で沢田選手にラップされかけ、ここで一気にペースを上げた程度。チームメイト、デイブ選手が男の一本引きしてくれて、アレがなければ沢田選手に捕まってただろうな・・・ありがとう。

順位的には非常に勿体ないことしてしまいましたが、これも経験。それなりに走れたのと、極端な低圧でレースを走るとどうなるのか身をもって体感出来たので良しとします。

次はUCI /JCXのマキノです。アップダウン激しいですが、意外とSSCXでも走れるのと、コース難易度的に好きな場所。楽しんでいきたいと思います。

Photo by 土谷さん、田辺さん and hako

大会名: 関西シクロクロス第2戦 和歌山 紀ノ川
開催日: 2017年11月5日
開催場所:和歌山県紀ノ川市 打田運動公園
気温:  17℃
リザルト: C-1 20位 / 37%
路面状況: ドライ
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: A.Dugast Typhoon 33 / F1.6 R1.2
ウェア: WAVE ONE “デュアルスーツ”( http://www.wave-one.com
心拍数: Avg 176bpm / Max 182bpm

関西シクロクロス第2戦 和歌山 紀ノ川

kossy


自転車歴20年の社会人アスリート。BMXパーク競技を経て泥の中をレースするシクロクロスへ参戦、ボーダーレスな自転車競技活動を続けている。All-City Cyclesの本国契約ライダーとして国内トップカテゴリーを走る一方、本職では自動車整備業に従事。乗り物のほかコーヒー、銭湯、カメラにアウトドアなど、趣味は常に多彩でオーバーフロー気味。 Instagram / Twitter / Facebook


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