遊び倒しのお盆休みが明けて働いています。が、今週は仕事始めてまたすぐ週末。休みの最終にお誘い頂いていたSuper GT Round5 Suzukaを観戦してきました。
SuperGTは国内最高峰と称される4輪レースで、GTカー、要は市販車をベースとした改造車のレースです。F1と違って実際に街で走っている車種が全開でストレートを駆け抜ける姿は、クルマ好きとしては胸が熱くなりますね。今回はポッカサッポロ1000kmということで、1000km、コースを170周以上するんですね。
そう、GT500クラスを来期走る新モデルがデモ走行を行っていました。残念ながらLexusのISは完成度が低いのか登場しませんでしたが、Nissan GT-Rと、期待のHONDA NSXのお披露目。NSXはハイブリッドですね。
ハイブリッドのマシンも既に何台か走っていてGT300のプリウスに至っては市販車と同じく走り出しモーター→数秒後エンジンスタートというレースカーとしては何とも奇妙な機構になっていました。
で、レースは超炎天下の中。お昼のスタート時にはお日様が完全に上ってメチャメチャ熱い。屋根のない席での観戦は10分と持たないくらい、けど実は今回パドックへも入れて貰えて、お陰で暑さしのぎながらウロウロとピットやブースなど見学していました。
その時の一コマ。
やられました。このコピーを見れただけでもここに来た価値があった。そう思えるほど心を打たれました。本田宗一郎の哲学などなんだ知らない自分ですが、大会やったり色々動いたりしていることは「何か面白きことを!」の一心であって、それを大企業HONDAがこうやって提示してくれていることは、自分にとって強い支えになりました。
これだけでなく、SuperGTというスキーム自体観る者を非常に楽しまれる要素が多くて、イベントやる上で勉強になりました。各ブースの催し事も羨ましいですよね。
気になったのがこのチームです。車種はイギリスのスーパーカー、McLaren MP4-12CのGT3仕様ですが、見て分かる通りエヴァンゲリオンカラーがあしらわれています。チーム名もEVA Racingです。この他にも痛車っぽいデザインの車両がレースを行っていましたが、どうでしょうか?
賛否両論ありそうですが、現実は、エヴァブースの周りには凄い数のファンが並び、多くの人がキャンギャル写真撮ったりグッズ買ったりしていました。そこでファンが落としたお金がレース費となり、マシンやドライバーに更なる投資が出来る。実際他のアニメインスパイアなチームにも物凄い多くのファンが付いていて、新たな車好きを創出しているように感じました。
オートバイの方にもEVAカラーのチームが存在していて、Kawasaki ZX-10Rに乗って9月にはルマンへ出場するそうです。こういう文化が国境を越えるの、面白いですよね。
終始興奮しっぱなしの一日、あっという間に過ぎてしまいました。レース結果はGT500がウイダーホンダレーシングのHSV-010GT、GT300はスバルBRZが共に優勝でした。特にBRZは86と共に酷評を結構浴びているように思いますが、こういった純粋なレースで勝つことで非常に良いイメージをファンに植え付けられるように思います。
お誘いくださったTonzras早越さん、本当にありがとうございました!
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