東海シクロクロス最終戦、または僕にとってのシーズン最終戦でもある、ワイルドネイチャープラザ、通称WNPへ参加してきました。
天気は、風がなければ暑いほど。試走からしっかり汗を流してラインのトレースを繰り返します。午前中の試走では湿っていて割と乗れたラインも、午後には日差しで乾いて乗れなくなっていく。ますますライントレースしなければすぐ深みにハマってしまうので、いつもより遥かに集中してタイヤを走らせます。
13:20にレーススタート。東海ランキングなのか、最後尾スタートで序盤はどんどん周りの隙をつく。半周ほどで10番手くらい、川村選手ことスク水氏も一応見えるところにいるし、最大のライバルCLTのハッチィさんも射程圏内。
安定した集団が出来たものの森のセクションでペースは上がらない、先頭を走るハッチィさんも明らかに息も荒げていないので、先を急いで一気に巻き上げる。前に誰かいると、砂は明らかに不利。
本当は砂も前走者のライントレースした方が楽ですが、じわじわ走られるとギアが合わなくて逆に辛いので。
いいペースで走るものの、CX東京での悪夢再び。ランで周りとペースが合わず翻弄される。心拍は上がらないが酸素は足りない、これ以上ペース上げると筋肉が攣るので、とにかくギリギリで耐える。苦手意識という以前にやっていないことは出来ませんし、自分の場合明らかにランとペダリングに出力差がありすぎるので今後の課題です。
中盤までは良い位置で過ごせたものの、結局足が使い物にならず後退してしまい、少し悔しい結果でレースを終えました。
しかし、、、シーズンもほぼ終盤であるにも関わらず、終始コース全体を囲う観客。もちろんエントリー数もずば抜けて多い。「アクセスが良い」という理由で参加者が増えるケースは聞きますが、コース自体がコンテンツとして多くの人を魅了しているというのは割と珍しいと思います。
WNPは正式名を祖父江砂丘、つまり「砂のコース」としてしっかりブランディングが出来ていて、「このシクロクロスらしいコースにトライしてみたい」と言うハナシを良く聞きます。あまり知られていませんが、実は砂エリア以外のセクションも路面状況がいい為、砂に対応して空気圧を低くしても機材トラブルが少ないのです。ラインをじっくり見ると木の根っこを上手く交わすようにコーステープが這わしてあったり、主催者の工夫が感じ取れます。
機材壊して走れなくなってしまうと、一生懸命やってるだけに自然とそのコースへの印象が悪くなりますし、WNPで何度も何度もレースが開催され、どう考えても砂でシンドイはずですが多くの人に対して好印象となっているのも、それが理由のひとつじゃないでしょうか。実際乗車しやすかったり、あえて降りるように仕向けたり、そういう砂の上の工夫もたくさん見受けられました。
またはランニングが必須のコースだけに、自転車に乗ることのみが勝敗を分ける訳ではないというところも、参加者を魅了するポイントと言えます。
シーズン中は20近くの会場で自転車に乗りますが、地域や作っているスタッフの方々によって印象が色々変わるので、そういう面でレースを捉えるのも楽しいもんです。
Photo : Yoshihide Maekawa
大会名: 東海シクロクロス 第7戦 WNP
開催日: 2017年2月26日
開催場所:愛知県稲沢市 ワイルドネイチャープラザ
気温: 11℃
リザルト: C-1 / 19位 / 52%
路面状況: ドライ、サンド
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: Panaracer “Gravel King SK” 32 / F 1.4bar R 1.4bar(https://panaracer.co.jp )
リム: H PLUS SON “THE HYDRA” 28H ( http://hplusson.com )
心拍数: Avg 168bpm / Max 181bpm
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