BMX Freestyleパーク競技の、全日本選手権に出場してきました。
久方ぶりのBMXコンテスト。昔はいずれも各ローカル・各個人がコンテストを運営していたので、いわゆる公式戦と呼べるものに参加するのはendpoint81以来で10年以上ぶりでした。
結果から先に述べると、30overカテゴリーで優勝。JCF謹製のメダルまでいただいちゃいました。SSCXに続いて、2個目のJCF金メダルでした。
ここ何年かはシクロクロスを主軸に活動していましたが、3年前から始めたBMXのスクールにたくさんの生徒さんが参加してくださり、彼ら彼女らが参加する大会を見たいというのがきっかけでエントリーしました。
開催地は岡山。連盟である JFBFの拠点であり、連盟を運営する出口さんのローカル。かつてはASPOがあって、幾度となく(鈍行で)通ったので懐かしい場所でもありました。いまはスケートパークが複数あり、ローカルがいて、それを応援する企業がある街にまで発展しています。
会場は街中にある広めの公園。テレビ中継されるということで、日テレの中継車がドカンドカンと横付けされ、その前には巨大パーク、そして迫力のオーロラビジョン。かつて自分が運営した大会、参加した大会からここまで進化するもんなのかと感慨深かったです。
いまBMXのパーク競技はとにかく未就学児〜若年層の参加が多く、4歳から15歳まで、2〜3歳毎に区切られた年齢別クラスがずらっと並びます。それ以上の年齢はエキスパートまたはエリート、さらにその上は30overとなります。この週末は台風が迫る難しい天候でしたが、フレキシブルなスケジュール変更で一部クラスの予選がそのまま決勝になった以外、エントリーしたライダーは全員出走できたようです。
スクールの生徒さんは実に10名以上がエントリーしていたので、タイムテーブルとにらめっこしながら必死で応援していました。大会出場に慣れていない子もいるので、横で声かけたり、ルーティン一緒に練ったり、自分にとっても充実した時間でした。良い結果が出せた子も、出しきれなかった子も、どちらにしても大会パワーでいい顔してました。運営に関わっている皆様にはこの場を借りて御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。
BMXに20うん年関わってきて、昔以上に変化の大きい時代だと感じました。ストリートはピストカルチャー以降、よりアンダーグランドで活動をするようになったと感じるし、その分表面(一般的なメディアとかSNSとか)だけでは汲み取れない部分が多くなったんじゃないかと思います。ライダーの評価とか、かっこよさとかは、やっぱ現場なんだろうなって思います。(僕はストリートの現場に全然足を運べてないから正直わかんない)
パーク競技は、若くて新しい顔ぶれが増えて、またひとつ新しいジャンルとして盛り上がってる感じがしています。けどそれを支えているのは古くから現場に居るパイセンライダーたちだったし、根っこは変わらないんだろうなと。大会2日目は午後から雨が止んだり降ったりの天気でしたが、その都度スタッフみんなで路面を吹き上げ乾かす様子は、その昔の大会での出来事が思い返されました。
他の自転車競技に比べてメディアの数も多いし華やかに見えるんですが、作ってる側はDIYで、なんとかBMX競技盛り上がりの波を妨げないように必死で活動されているように思いました。本当ありがたい。
さて、その大会の内容はといえば、セクションが世界基準でデカすぎて震えました。試走前はキッズに「あのセクションにスピード出して突っ込んでだね、、、」などと勝手気ままに宣ってましたが、実際乗ってみて土下座したい気持ちになりました。エリートの面々はこんなデカいのであんなトリックやってるのね・・・すごいわ。と。
とにかく誤魔化しが効かないので、ランプには真っ直ぐ入る。事前に考えてたルーティン一個一個を確実にやる。それしかないなと。同じクラスの方は初対面でどのくらいのスキルがあるか分からなかったのですが、試走で見る限りちゃんとやれば勝運はある。ただ、単に勝ちにいっても得るものないので、自分が持ってるスキルをちゃんと出し切ることを念頭に走りました。
結果、2ルーティンでミス2〜3個ずつ。あとで考えたらもっと上手くできたようにも思いますし、大会には懲りずに出たいので自分への宿題としました。そもそもコンテストなんて行き当たりばったりでしか走ったことなかったので、これはこれで楽しいです。
気がついたら2000文字くらいに達しそうなので締めます。大会で面白かった話、感動したこと、その他諸々はまたどこかのポッドキャスト(主にさくれい)で話すとして、文字で伝えたかったことは書けました。動画は、当日オーロラビジョンで流れていたライブ映像全編です。目の前で大会やってるのに、あえてこれを撮影してくださったキッズのお母さんに大感謝です。一生の思い出!
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