Photo by FABtroni+camera

前橋シクロクロス、岩神緑地ステージに参加してきました。

群馬県前橋市。ざっと往復1000kmの移動は中々ハードですが、BMXトラックがそのままコースの一部であったり、SNSを通して目にするあの賑やかな感じは参加するには充分な理由となってくれました。

土曜の夕方仕事を終えて出発、6時間の移動を経て前橋市へ。主催CC.JPのtkeyくんのご好意で宿をお借りして暖かい布団でぐっすりでした。

氷点下の会場にはところどころ雪が残っているほどでしたが、日が出てどんどんコースが乾いていく。朝の試走が終わるころには会場に砂煙が立ち込める程度にはバフバフのドライコンディションに。ロードやMTBのシーズンインも目前とあって、既に別競技でキャンプインやレーススタートしているライダーも多い訳ですが、それでもC1のエントリーは総勢約70名。JCXでしか会えない人たちとしばし談笑。

[read more]


Photo by FABtroni+camera

大まかに3つに分かれたコースは、分厚い芝でグリップ感は安心なコーナー群、BMXコース(マジで全部使うレイアウトだった)、砂利道のコーナー群といった感じ。
正直まともにペダリングで稼ぐところはホームストレートくらいしか無い印象で、僕にとっては好都合。おそらく集団に埋もれてしまうと序盤数秒の差が中盤には10倍くらいに膨れ上がりそうなので、1周目は結構頑張って前へ出ます。

スタート直後からひたすら砂のが舞って前が見えない。そんなコース内をとタイトに、脚を使ってでも前へ出ます。シケインもしっかり飛んで、BMXコース内ではたぶん5人くらい狩ったように思うのですが、、、1周目終わる頃には、どうやら一桁台で走行していたらしく。
周りのザワザワ感が気になりつつ、誰かしら読み上げてくれる順位に気がつき、自分でもひっくり返りそうになります。

正直「あぁ・・・またやっちまったナァ」と。
序盤に前に出過ぎて周りのペースに翻弄されるやつだぁと焦るのですが、意外と順位があんまり下がらない。正直踏みどころが少ないので前に離されないし、BMXコースは断然自分の方が有利で、そこそこ中盤くらいまでは順位を譲ることなくレースを運びます。


Photo by FABtroni+camera

今日はラップタイムが短いので、後半はどんどん80%カットされた選手がコース外へ出て行きます。今シーズン初戦のJCX小貝川では、残った選手を眺める側だったのに、逆にここでは自分が生き残って走っていることに驚くと共に、欲が出て何とかフルラップ、なんとかフルラップと自分自身を奮い立たせるのでした。

ですが、それほど甘くもなく、パンプと階段で削れた足が徐々に悲鳴をあげていて、ふくらはぎが痙攣し出します。正直心肺的には元気なので前へ出たいのですが、どうすることも出来ず、階段などの降車区間で順位を3〜4ほど下げてしまいます。

残り2周、この周回をクリアすればフルラップ確定ですが、無残にもトップの2人(公平と聖の弱ペ勢)は確実に近くまで迫っていて、残念ながら惜しいところで80%カットとなりました。

ここまでくれば完走タイムをリザルトに残したかったのですが、それでもJCXで17位 / 28% は自分にしてみれば上出来どころか、想像すら出来ない結果だったりで、得意が生かされればそれなりに自分も戦えるんだなぁと実感したのでした。

そして何より、初めて訪れたとは到底思えないほどレース中に応援していただき、物凄く気合い入りました。ありがとうございます。


Photo by FABtroni+camera

さて、そんなこんなで上機嫌で前橋を後にし、また500kmの道のりを、、、実はとんぼ返りで “柏原シクロクロス” へ参加しました。関西シクロクロスの番外編として最後の最後に開催されるレース。彼女がお世話になっているTOYO FRAMEさんが特別協賛ということもあって、正直身体はボロボロですが、もう1時間走ることにしました。

元々疲労はしっかり抜いて前橋には挑んでいたので、連戦+長時間移動が身体にどう影響するか興味津々だったのですが、、、、
とにかく「腹減る」「倦怠感」「思考能力の低下」「喋ってて噛む」などなど。ほぉ、ここまで悲惨な状態になるもんなんだなぁと驚くばかりでした。

コース上の見た目は昨日の前橋と若干似ていて、疲れた脳みそが若干混乱気味ですが、こちらは長い直線とタイトなコーナーでメリハリがあり、若干シトシトしている雨で剥けた芝がスリッピーな状況。

スタートこそ綺麗に決まって前へ出ますが、当然のように直線で周りについていくことが出来ずジワジワ順位を下げて、なんとこの日も-1Lapでレースを終えてしまうこととなってしまいました。

昨日がJCXで28%、今日が60%・・・、心拍も10bpmほど平均&最大も柏原の方が低いし、何よりコースの特性の相性でここまで結果が違うのかと。それでも最後まで手抜きせず必死で追い込んで走って、本当いい経験が出来ました。

次の日からは連日温泉で交代浴をして身体を癒し続ける日々。徐々に戻ってきたので、そろそろトレーニング再開してみようかなぁと。次は一週空けて東海、WNPに参加しようと思います!シーズン最後のレース、張り切って走りたいと思います。

大会名: 前橋シクロクロス 岩神緑地(JCX最終戦)
開催日: 2019年2月10日
開催場所:群馬県前橋市
気温:   5℃
リザルト: C1 17位 / 28%
路面状況: ドライ
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: Panaracer “GravelKing SK” 32C / F1.7bar R1.7bar
ウェア: WAVEONE “クロススーツ”

[/read]

前橋CX ⇆ 柏原CXの巻

kossy


自転車歴20年の社会人アスリート。BMXパーク競技を経て泥の中をレースするシクロクロスへ参戦、ボーダーレスな自転車競技活動を続けている。All-City Cyclesの本国契約ライダーとして国内トップカテゴリーを走る一方、本職では自動車整備業に従事。乗り物のほかコーヒー、銭湯、カメラにアウトドアなど、趣味は常に多彩でオーバーフロー気味。 Instagram / Twitter / Facebook


投稿ナビゲーション


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です