世界選手権の観戦で皆が眠い目をこする朝、そういえば桂川はスケジュール的に例年同じ光景を目にするなぁと思い返すのです。

もとより、Facebookが「数年前の出来事」を教えてくれて、5年前の今日はこの場所でシクロクロスのレースデビューを果たしていました。つまり6回目の戦です。

ここ数年を振り返れば、昨シーズンがリザルト的には一番結果が出せていて、初めて頭打ちをしたのが今シーズンでした。原因はハッキリしていて、トレーニングの組み立て方が悪かったことが一番。あとは時間捻出が年々難しくなってきていること。

オフシーズン中はどうしても進捗の確認が出来ず、シーズンの蓋を開けてみて初めて答え合わせ。なので、ここ数ヶ月は自分のイメージと実際の走りを徐々に修正する作業からスタートです。人間やれば出来るもので、徐々にリザルトは改善していき、良いコンディションで臨んだここ桂川でした。

河川敷なので、雨季の水量増でコンディションが絶妙に変化するとのこと。前日試走ではアレコレ「こう変わった、あぁ変わった」というコメントも散見しましたが、走ってみた印象は、、、例年通りでした。TOYO FRAME 竹之内選手も欧州での転戦から帰国しているので、今日の目標はもっぱらフルラップ。去年もコレは達成出来たので、何とか合わせたいところ。

ビブは22で3列目。ここのところ成績を残しているコラッジョ田淵くんの後ろが空いていたのでここからスタート。案の定ロケットスタートを決めてくれてゴリゴリで前へ連れて行ってもらう。とにかく最初の砂場でゴチャゴチャに巻き込まれたくないので全開。

で、結果的にファーストラップは7番手。やっちまった。トンデモな位置でレースを進めることとなってしまいます。前の方からレースを展開できればそりゃ有利ですが、どうしても周りのペースに巻き込まれるのでペースを上げすぎてしまう。いかんなぁと思いながらも、周りの邪魔にならないように周回を重ねます。

SSCXだから、ではなく、ただただ僕の閾値が低いので長い直線ではしっかり引き離されますが、ボコボコセクションで強引にプッシュプルしてみたり、ひたすらライン選定を吟味してみたりで、引き離されたはずの選手に芝のセクションではまたくっついたりしたりを繰り返します。途中、丸山選手のしなやかなライディングを目の当たりにして感動、生まれ変わるなら丸山選手になりたいナァと思いながらレースは中盤へ。

いつも一緒に走っている顔ぶれが思った以上に追いついてこないので、今日は意外とあるんじゃないか?と内心テンション上がってきたのもつかの間、シケインや階段で徐々に脚が言うこと聞かなくなってしまいます。トップで周回する竹之内選手も地味に見える位置に追いついてきている。残りは2周。つまりこの周回を逃げ切ればフルラップ達成。

周りの「もうすぐトップ来るよー」という声を聞きつつ、真っ白になりそうな頭をフル回転させてラインをミスなくひとつずつトレースしていきます。たった数十センチ車体を移動させることすら煩わしく感じる程度には疲労困憊している、されどフルラップさせておくれと、なんとかペダルを回してギリギリ最終ラップのジャンの元へ滑り込むのでした。

最終ラップは正直見るも無残な感じでしたが、とりあえず目標は達成できたので良かった。安全に走ってレースを終えました。

関西シクロクロスはこれにて終了。
僕は遠征がとても大好きなので、今年も色々な場所へ参上しましたが、言ってもベースはココ関西。美山だけどうしても事情があって参加出来ませんでしたが、来季こそは総合トップ10入りを目指して走りたいですし、もう少し主管って形で運営側にも協力できる(時間捻出が問題だが・・・)ようになればええなと思うのでした。

さてさて、次週は前橋CX、とんぼ返りで柏原CXへ参加します!

Photo by KeiTsuji

大会名: 関西シクロクロス 桂川
開催日: 2019年2月3日
開催場所:京都府京都市南区
気温:   7℃
リザルト: C1 21位 / 26%
路面状況: ドライ
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: Panaracer “GravelKing SK” 32C / F1.5bar R1.5bar
ウェア: WAVEONE “クロススーツ”

関西シクロクロス 桂川

kossy


自転車歴20年の社会人アスリート。BMXパーク競技を経て泥の中をレースするシクロクロスへ参戦、ボーダーレスな自転車競技活動を続けている。All-City Cyclesの本国契約ライダーとして国内トップカテゴリーを走る一方、本職では自動車整備業に従事。乗り物のほかコーヒー、銭湯、カメラにアウトドアなど、趣味は常に多彩でオーバーフロー気味。 Instagram / Twitter / Facebook


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