待ちに待った関西シクロクロスが開幕。

ここまでJCX3戦、80%ルールでフルラップすらさせてもらえなかったレースが続き、60分きっちり追い込むのが最低限の課題。

コースは、昨年と位置関係が変わり、スタートフィニッシュが東西で逆転していて、全く新しい場所と言っても語弊がないイメージ。長いストレートは多いが、関西らしいタイトなコーナーが多く入り混じっている印象。途中凹凸がある路面は体に結構響くので、空気圧もシビア目に調整。

スタートグリッドは去年のランキング順ということで2列目で、岩井藤川さん(この人、昨日CJ新潟走ってんだよな・・・)の後ろ。号砲を待っていると左前の選手がフライング。よろよろ戻っている間に全員スタートし、間を抜けるべくコース中央へ紛れることに。

基本的に他人を信用していないので、マジで落車だけしないように全神経を研ぎ澄ませて第一コーナーまで抜けて、10番手ちょいくらいで序盤を走ります。コース幅とラインの選択もあって、序盤はなかなかペースが合わない。

中盤にかけて徐々に足並みが揃うメンツで集団が形成されてきて、たぶん僕は3グループ目くらいの後方。コーナーで追いついて、直線で離されるを繰り返して、それでもここまでJCXでは良い結果が出せなかったことを思い返して、なんとか集団には食らいつきます。声援や、コースのタイトな感じが、これぞ関クロって感じ。

 

みんなちょっとずつミスがあって、抜きつ抜かれつ。そうこうしている間に662チームメイトのヤンボーが追いついてきて、一緒にGIANT湯浅さんも連れてきて、終盤に向けてパックがバラけていきます。

残り2〜3周。いつもここでダレてしまうところ、なんとか気持ちを奮い立たせて、使ってない筋肉を身体中で探して自転車を進めます。耐えて耐えて何とかラスト1周のジャンが鳴る、申し訳なくも直線は湯浅さんの背後で力を貯めて、自分の得意なセクション=シケインとタイトなコーナーの手前でグッと加速。そのまま引き千切って、前の選手まで追いつきます。

どこか交わせないか、どこか交わせないか、、、、隙を狙っていると前の選手がコーナーでアウトに膨らんだので、イン着いて前に出る。そこからは限界まで踏み続ける。が、走行音がずっと後方で続くので、ライン塞ぎつつコーナーは超スローで曲がる、そして一気に加速。相手のリズムを崩してギリギリ引き千切ってフィニッシュ。あとで確認したら終盤でも都度1000w近く出ていたようです。

このところ自分の力を生かせないレースを繰り返していたものの、レース後ぶっ倒れる程度には出し切れて満足。

去年が20位 /39%、今年が19位 / 44%。結果だけ見れば代わり映えしないものの、パワーを見ると進化しているのが理解出来ます。クロスでも特に使う時間の長いパワーが去年よりグッと上がっている。コースプロフィールが違うとは言え、これは紛れもなく夏の練習の成果だと実感が出来ます。ローラー練ながらSST(スイートスポット=FTPより少し低いパワーの維持)をずっとやってきて、ちょうど持ち上がったパワー域がその部分でした。

そういえば去年はステップがあって自分にかなりアドバンテージがあったし、そう思うとこの結果でも充分喜んで良いのかも知れません。

逆に連続するコーナーでは、後半に掛けて上半身が上手く使えず、狙ったラインにタイヤが乗せられないことが多々。勿体無いライン取りも多くあったので、この辺は至極冷静に、次回改善するとします。

来週も同じコースなので、しっかり回復させて張り切ってレースに挑みたいと思います。

Photo by KeiTsuji

大会名: 関西シクロクロス #1 紀ノ川
開催日: 2018年10月28日
開催場所:和歌山県紀の川市
気温:   20℃
リザルト: C1 19位 / 44%
路面状況: ドライ
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: FMB SSC Slalom 33 / F1.45 R1.5
ウェア: WAVEONE “デュアルスーツ”

関西シクロクロス #1 和歌山

kossy


自転車歴20年の社会人アスリート。BMXパーク競技を経て泥の中をレースするシクロクロスへ参戦、ボーダーレスな自転車競技活動を続けている。All-City Cyclesの本国契約ライダーとして国内トップカテゴリーを走る一方、本職では自動車整備業に従事。乗り物のほかコーヒー、銭湯、カメラにアウトドアなど、趣味は常に多彩でオーバーフロー気味。 Instagram / Twitter / Facebook


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