先週末はRedBull Holy Rideに参加してきました。

写真-2013-11-03-14-10-20

以前の告知通り、場所は大阪でも有数のお寺さんである勝尾寺。周りの友人に参加する旨伝えると「え、勝尾寺でやるの!?」とみな驚いていました。そんな場所。
恒例の安全祈願式では担当の坊さんが「主催側から安全祈願を頼まれましたが、今日この日を迎えられたこと、この場所が在ることを、今一度感謝をし、感謝をした者にのみ御加護が与えられることでしょう」的な話をしていました。まあ当たり前と言えば当たり前なのですが、なかなか雰囲気のある坊さんで、イベント開催において良い喝になったと思います。

写真-2013-11-03-9-39-40

レースの展開は簡単に言って大荒れ。練習走行の時点から霧雨が降り、予選を1/3程終えた時点で結構な雨が降ってきました。境内の石畳は当然雨でスリップ必死の状態。アマ〜プロ関わらずクラッシュが続出。基本的には軽い転倒が多かったのですが、木で作られたセクションで転倒すると結構なスピードもあり、骨折、脱臼もあったようです。

写真-2013-11-03-10-14-16

とは言えコース自体は最高でした。
普段のDHやBMXのスケートパークで見慣れた景色とは全くの別世界。何百年も前に建立されたパワーポイントで自転車乗るということはこんな凄い感動を得られるものなのだと甚く感心しました。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=i5zUSpsvBfE[/youtube]2013redbull holy ride トーナメント2回戦Heat1 by nobichenco

練習走行、レース共に境内の頂上に設けられたゲートからスタート。コーナーを抜けて前述の木のセクションに近づくと、人・人・人。勝尾寺は結構な僻地なはずですが、多くの観客が集まり、彼ら彼女らの声援を浴びながらバームを抜けていくのです。途中立ち上がりでリヤタイヤがスリップして、無理矢理漕ぎでリカバーしたのですが、おぉぉぉぉ!という歓声でテンション上がりましたね(真剣にやれ、俺)
その先の階段バンクでカッコ付けてテイルスライドするのもつかの間、通称ダルマコーナー階段侵入手前で今度はフロントが取られクラッシュ。幸い大事には至らなかったのですが、数日前にBMXでクラッシュして負傷していた左中指だけをピンポイントに打ち付け激痛が。完全に戦意喪失し、項垂れながら階段を下ったのですが、またもや声援が聞こえやる気が。最後は結構必死で漕いでゴール。

クラッシュしてなくとも予選通過は難しいタイムでしたが、このシチュエーションで自転車に乗れたことは大きな思い出になったのでした。正直、練習走行では本戦に向けて体力を温存して1本しか走らないライダーもいる中、楽しすぎて練習3本、本番1本の計4本。充分に参加した意義があったと思います。

スクリーンショット 2013-11-05 8.37.24

レース展開的には、招待選手のフィリップ・ポルクが圧倒的なスピードで優勝。雨で湿る路面でも全くコントロールを失わないライディングに、アイルトンセナのそれを思い出す程でした。

詳細なレポートはまた後日RedBull本サイトでも公開されることでしょう。

写真-2013-11-03-14-07-56

RedBull Holy Ride at 勝尾寺に参加してきました。

kossy


自転車歴20年の社会人アスリート。BMXパーク競技を経て泥の中をレースするシクロクロスへ参戦、ボーダーレスな自転車競技活動を続けている。All-City Cyclesの本国契約ライダーとして国内トップカテゴリーを走る一方、本職では自動車整備業に従事。乗り物のほかコーヒー、銭湯、カメラにアウトドアなど、趣味は常に多彩でオーバーフロー気味。 Instagram / Twitter / Facebook


投稿ナビゲーション


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です