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アマチュアの、それなりに歴を積み重ねたサイクリスト達が、自分たちの卓越度合いを大雑把に表現する為のチャレンジが日本にはいくつか存在しています。

ロードだと琵琶湖を一周するビワイチ・淡路島を一周するアワイチなど。下準備〜完走まで、達成した記憶がなんとなく自分たちのキャリアに組み込まれます。その場を走ったものにしかわからない共感覚が、その後の酒の席をうまく潤滑させるとかさせないとか。

MTBだと「あぁ、王滝?走ったことあるで」という言葉を幾度となく耳にします。

正式名称「セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝クロスマウンテンバイク」20km、42km、100kmとカテゴリーがあり、いわゆる ”王滝走ったことあるで” が使用出来るのは100kmかららしいとか。

チームメイトに誘われ「走ったことあるで」の為に、とりあえずトライしてみることにしました。走り出す理由なんて、シンプルな方が良いと僕は考えるのです。

とは言え、使用した自転車はシングルスピードでフルリジッド。誰の役に立つかわかりませんが、少し特殊な仕様で走ったSDA王滝100kmをレポートしてみたいと思います。

準備編

シンプルな方がMTBはカッコイイ。ここ数年はそういう価値観で自転車に跨っていますが、それはバイクの仕様だけでなく、持ち運ぶ装備品にも同じく。機材トラブルなどのリスクが広くなるMTBであっても、僕はなるべく装備を少なめに工夫しています。なので、ここから説明する準備は割とミニマムな内容なので、ご注意を。

バイク

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All-City Cycles / LogLady Sサイズ
いつも使っている All-City Cycles の LogLady です。シングルスピードのリジッドMTB。こんな見た目ですが、ジオメトリーはだいぶんXCに振ってあって、ちゃんとペダリングすればロスなく良く登ります。

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普段は32 x 18で自走〜山中をこなしていますが、王滝仕様の32 x 20です。SS-MTBで100kmを6時間切る人たちはだいたいこのギア比みたいです。ざっくり想定時間が1時間増える毎リヤコグを1T大きくしても良いんじゃないかと思います。僕は6時間30分で走りきりましたが、後半結構辛かったです。

タイヤ

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・Panaracer / DriverPro PR 27.5
どの径であっても、タイヤはTubeless一択だと思います。大きなサイドカットは仕方ないにしても、ピンホールのパンクはシーラントをたっぷり入れて防げます。後半パンク修理で止まると足の筋肉を硬直させてしまって余計調子悪くなります。

王滝の路面コンディションは、ガレた石が多いのですが、それと同時に凹凸もかなり多く、またコーナーの多くが砂、砂利が浮いています。タイヤのパターンに関して、一概に「これが決定版」というのはなく、選んだタイヤに合わせて走り方を変えるというのが正しい表現かと思います。

僕は長丁場で足への負荷を減らすべく、マラソン系である DriverPro PR を選びました。普段使っているノブが高いタイヤに比べると、走りの軽さが際立っていました。

ですが、いくつかある激坂で立ち漕ぎするときなど、丁寧にトルクを掛けないとトラクションを失ってしまったり、砂利コーナーでかなりフロントタイヤが流れていくので、いつもよりゆっくりコーナーを抜けることになりました(一回思いっきりこけた)

ノブの高いタイヤであれば、登坂でも下りでも安心して突っ込めると思います。走りがもっちゃりする分、SSならばギア比を軽くして挑むのも一つかもしれません。

ウェア

・All-City Cycles / WANGAAA Team Kit
・The Athletic / Team Wooly Mammoth Mitts
・Oakley / RadarEV Prizm Trail Lenz
この日は5月中旬ながら夏日。出走の時間は寒いという触れ込みもありましたが、結局半袖ジャージ、ショーツで出走しました。日焼けで結構体力を消耗するので、焼けたくない方は薄手のアームカバーか、日焼け止めをたくさん塗ることをお勧めします。
グローブはなるべく手の平が厚手のものを選んだのと、サングラスはRadarEV の Prizm Trailを使用しました。日向と日陰で随分明暗に差があることと、兎に角路面状況をしっかり把握することが要なので、ケチらず良いレンズを使うのが良いです。OakleyでもPrizm Roadだと日陰で見えなくなりそう。

工具

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結局使わなかったんですが、用意したのは以下の通り
・RAL / EM LOADER
・チューブ2本
・タイヤブート
・ミニ六角レンチ
・空気入れ
・ボトル
上記 + 補給食をRALのフレームバッグに放り込んでいます。ボトルは、飲み水だけじゃなくて立派な工具だと考えています。後述しますが飲み水はハイドレーションで、ボトルの水は怪我したときに汚れを流したり、パンクしたときにシーラントを流したり、掛け水にして身体を冷やしたり、そういう使い方の為に分けた方が良いです。

補給

・ハイドレーション(1.5L)
・Mag-on エナジージェル
ハイドレーションは今回の為に購入して初めて使いました。見た目は好きではありませんが、便利で驚きました。何せ走り続けないとゴールにたどり着かないので、こういう手間なく補給出来るアイテムは重要です。王滝の路面では、ボトルケージだけだと水分補給が難しくなり、脱水になりかねません。
エナジージェルは特にこだわりがありません。基本的にお腹空く前に摂取するのが良いと思うのですが、僕の場合30〜40分ペースで一個ずつ摂取していました。

マップ&Garmin

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・標高マップ
・Garmin 520J
王滝のコースは春・秋で周回方向が変わるだけで基本的に変更が無いようです。
マップは細かいシートを作っても正直振動で大して見ることが出来ないので、標高マップを印刷して貼り付けておくのが便利です。チームメイトの長谷川さんから以前作ったデータを貰ったのでこちらからどうぞ

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あとGarmin520なら・・・既に走ったことある方のStravaログから、各セグメントに★を入れておくと、ライブセグメントで山頂までの残り距離などが表示されて、精神衛生上とても良いです。ちなみに最後の下りは気が遠くなるほど長いので、最後だけは下りのセグメントを入れておくと気が楽です。

ちなみに僕のログはこちら

・・・あと今回は用意しなかったのですが、TOGSを付けて乗ると非常に良いと思います。グリップの内側に取り付けて親指を引っ掛けるアレですが、王滝の下りは突き上げが酷く握力がどんどんやられていくので「登りは手のひらを休める」「下りは足を休める」と割り切ることになります。ちょっとでも手に負荷のかからないポジションで乗れるアイテムは便利だと思います。登りでも多少なりハンドルが暴れるので、後半はブレーキレバーに指を引っ掛けて手を休めつつ登っていました。

ここまでを準備して、いざ王滝村へ。関西から約5時間ほど。中津川ICで降りて、下道を1時間ほど走ります。

 

当日編へ続く。

SDA王滝 100km にシングルスピードのMTBで参加した話(レース当日編)

2017年5月22日 Bicycle, other

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先日の人生初トラック。固定ギアをぶん回す面白さを覚えたわけですが、反面ペダリングが下手くそなことに気づき、どんどん練習したいなと言うことでまた京都向日町競輪場へ行ってきました。先日は 関西トラックフェスタ という競技会への参加でもあったんですが、平素このピストで練習する為には所謂「自転車競技場」へ足を運ぶ必要があります。

日本では競輪文化があるので競技施設自体は多いようですが、いろいろ調べていると敷居が少し高い。僕が住む兵庫県下だと明石バンクが有名ですが、他競技の複合施設になってるのでナカナカ予約が取れない。または某自転車連盟も練習会を開催していますが、問い合わせのメールしても返事がなく、結局先週は参加出来ませんでした。残念。

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関西サイクルスポーツセンターも常時運行しているのと、岸和田でも走行会やっているということですが、この 京都向日町競輪場 の雰囲気がとても気に入って、先日教えて貰った「京都サイクルクラブ」へ加入して練習会に参加することにしました。

加入、と言っても当日現場へ時間通り到着して、参加したい競技を伝えて500円払うだけ。彼女が主催の山岸さんと知り合いで、にこやかに出迎えていただき安心してバンク内へ。

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“イベント” では無いにしても、1時間ほどのフリー走行を経て TT1000m / TT500m の計測、ケイリン、一通り終わってまたフリー走行。TT計測するときも、山岸さんやスタッフの方がトラックへ出てきて「そろそろ始めますよ〜」とゆるやかに進行していきます。

トラック競技を始める前の僕の先入観だと、元競輪選手(超強面)の現場指揮官が警笛を吹き「走行止めーーーー!計測準備はじめーーー!」みたいな号令でせっせと計測の機材を運んで・・・みたいなことを冗談抜きで想像していたので(ごめんなさい)、ポカポカ陽気の中で足回して、疲れたら芝生でゴロンとして、最高の日曜日でした。

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またゆきます。

TT1000m / 1’21”47
FTT200m / 13” 22

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2017年4月24日 Bicycle, other

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元来、新しい環境に自分を放り込むことがとても億劫な性格の僕。

が、シクロクロスに挑戦して以来見たことない世界がみるみる広がっていくのが大変楽しく、夏のオフシーズンを面白おかしく過ごす為のキッカケを探すまでに変貌しています。

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自転車を操ることを基本的な生業にしているので、トラック競技みたいにペダリングに特化した競技に縁も所縁無いように思えますが、、、いや実際に無いです。それでも興味が湧いた理由は、BMXオリンピアンの長迫選手がトラック競技を始めたこと(初レースがW杯だったらしい)と、スポンサーである All-City Cycles が自分たちの文化的ルーツを大切にするという意味でトラックに力を入れてるから。All-Cityのハンドルバーの名前はSTTB Bar(Save The Track Bike Bar)だったりします。

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新たに組み上がった自転車を持って 向日町競輪場、関西トラックフェスタ へ。僕を待ち構えて居たのは見知らぬガタイの良いおじさんたち・・・ではなく、真っ新のトラックバイクを横にニタニタ顔の 662ボス 。またや・・・。(実はこのケース、これが2回目。以前も僕がスチールロードを組み上げたその日、暗黙下で用意した真っ新なGreg LeMondでライドに登場したのである)

とは言え、気の知れた人が居てくれるのはとても心強い。辻啓さんやジンノマンおじさん、CXでも顔馴染みの面々が現れて、終始ほっこりしながら過ごすことが出来ました(受付が関西クロスの矢野さんだったのがとても癒されました・・・。)

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雨で試走は出来ず、よくわからぬまま初バンク。スタートでペダルはまらなくてヨロける、FTT(フライングタイムトライアル)でバンク怖すぎて上に登れない、ドラフティングできない、3本ローラーから落車する、一通り初心者感アピールしつつ、午後には徐々に慣れて500mTTはちゃんと出し切って完走。

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固定ってだけでペダリングがこんな負荷掛かって楽しいものなのか!と再確認しました。ピスト持ってるけど街しか乗ったことない方は、ぜひブレーキ外してトラックを走ることを強くオススメします。3本ローラーでも自分のペダリングが安定していないことをとても理解出来たし、いろいろ工夫して修正していく作業がたくさんあるのでこれから楽しみでなりません。

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来週再来週は明石バンクで兵庫県自転車競技連盟の練習会があるようなので、参加してみようと思います。

FTT 200m 14.810
TT500m 41.910
T-3 スクラッチ 3着

2017年4月10日 Bicycle, other

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シーズンが終わって毎週末の楽しみになっているMTBライド。今日はソロで地元の甲山 神呪寺周辺を散策。

大自然広がる甲山森林公園は、関学出身者にとっても馴染み深いものの、残念ながら自転車は進入禁止。神呪寺周辺と言っても住所で言うと目神山町のあたり。地図へ正確な記載がないものの、標高199.6mの頂のことを昔は目神山と呼んでたのでしょう。

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結論から言えば、トレイルは狭いし階段も所々あって快楽度は低い。

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とは言えここが面白いのが、四国の88箇所巡礼を模して、目神山からお寺へ向かって88体の地蔵が並べて(ところによっては隠されて)あり、それを這うようにトレイルが存在しているということ。

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このミニ巡礼地なるものは全国的にたくさんあるようですが、調べると、神呪寺そのものが平安時代に、このミニ巡礼地も江戸時代の寛政10(1798)年に作られたそうな。今から200年以上前に作られたって何だかロマンあります。

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見晴らしの一番良い場所からは、地蔵さんラインから外れてトレイルが暫く続いていて、最後には宝塚〜芦屋を一望出来る展望スペースへと導かれます。あぁ、これを見せたいが為にこの道が作られたのね、という理解も働き、なんだかMTBライド!というよりは秘境巡りを手軽に行えた気分で、ずいぶん癒されたのでした。

2017年4月5日 Bicycle, other

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電源・Wi-Fi・冷房が無いと生きていけない、アウトドアVibesの非常に低い僕。

ですが、元々は樹々生い茂る山中の未舗装路を走り回るマウンテンバイクにのめり込んでいました。地元のクラブチームに所属させてもらい、毎週末六甲山のトレイルを巡る。自分の身体を軸に自転車を操り、凹凸を乗り越えてシンプルに走っていく様が非常に魅力でした。

その後BMXに16年、CXに2年ちょい乗ってきましたが、いつかは原点回帰でMTBにまた跨りたい。その思いもあり当時乗っていたフレームをずっと部屋に飾っていました。

ところが本意ならずもMTBの進化は著しく、コンポの複雑化、ホイルサイズの移行、フレームの素材までカーボンが主流になってしまいました(僕が乗ってた頃なんて、オリンピック選手ですらクロモリだったのに!)

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進化に嘆くのは見すぼらしいのですが、これだと頷く一台を見つけるまで非常に時間を要したのも事実、縁もあってようやく納得の一台を手にするに至った訳です。

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何せいちいち面倒な僕、その自転車の生い立ちまでちゃんと理解しないと手にしたくない。
All-City Cycles の “LogLady” というモデル、カラーリングやフォークのチュービングなど良き時代のオマージュでありながら、XC志向のジオメタリ、油圧ディスク、650Bなど、現代的に良いとこ獲りしたマウンテンバイクとなっています。

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もちろんサポートして貰っているという事実はあっても、僕にとっては「こんな自分にどストライクのモデルを、まぁ運良くスポンサーが作ってくれたもんだ」という印象でした。

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シェイクダウンは662CCCのチームメイト、田口さんと。ヘッドセット交換したくらいで何もいじって無い完成車ながら、登りは気持ちいいギア比。ハンドル幅が当時から比べれば極端に広くなったけど、それも必要性に応じた結果なんだと理解しました(当時はブレーキレバーのアジャスターが左右で干渉するくらいハンドル狭かった)
650B x 2.3で充分過ぎるほど登るし、欲を言えばTL化してクッション性を補いたい。2.8まで入るとのことですが、しばらくはこのサイズでコーナリングを重視してみたいです。

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この夏はこいつと色んな山中に出かけて、当時を思い返しながらライドしてみたいと思います。
< All-City Cycles “LogLady” >
Frame : A.C.E. Air Hardened custom steel – S size
Headset : Chris King – InSet™4
Tire : Schwalbe Rocket Ron, 27.5×2.25 folding
Gear Rate : 32T x 18T

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More Information at
http://allcitycycles.com/bikes/log_lady
http://ride2rock.jp/products/96000/

Assembled by RideWorks Ashiya
https://www.instagram.com/rideworks_ashiya/

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2016年7月19日 Bicycle, Bike Check, other

3年半前に左肩を脱臼 = 「肩鎖関節脱臼」 を経験し、あえて手術をしない選択をしてから今日に至るまでの備忘録を書いておきたいと思います。自転車競技者としての事例も。

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“肩鎖関節” は鎖骨と肩の骨を繋いでる関節のことで、3つの靭帯で繋がっています。重いものを引き上げたり、関節の位置を正常に保ったりしているそうです。いわゆる脱臼と違って、靭帯が幾分か切断されて関節の位置がズレる状態のことを指します。

 

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僕の場合、スノーボードで肩から落下し3つ全てを切ってしまいました。小さいジャンプで体勢を崩し、硬い雪に落下。「バイーーン」という音と共に凄い衝撃が加わり、何が起こったのか把握しようにも「頭の上を星が飛ぶ」状態になってですね。

1時間くらいで落ち着いたものの、その後凄まじい痛みがやってきて、この痛みは結局5日間ほど続きました。レントゲンを撮る時に肩動かすのですが、本当に涙が自然と出る痛みでした。

僕が最初お世話になった病院は柔道の選手が良く訪問するらしく、肩鎖関節脱臼=即手術 という見解だったんですが、周りの仲間に聞くと賛否両論で、手術しない選択肢があることを知りました。

手術をするメリット:正常に近い状態に戻せる
手術をするデメリット:完治までの期間が伸びる、手術費用、手術休業、手術による体への負担

手術を好きこのんでする人なんておらず、可能ならば避けたい。セカンドオピニオンを求め、自転車競技選手の集まる病院へ駆け込みました。

レントゲンと現状の可動域を確認し、先生の出した結論は「このままでも良い」という見解。その時はBMXだけが僕の競技種目だったんですが、それも2ヶ月ほどでゆっくり始めて様子を見て良いとのことでした。
何より僕を安心させてくれたのは、学術で【肩鎖関節脱臼を即手術しても、数年経過してから手術しても、治癒に関する差は見られない】というモノがあるらしく、あとで不具合が出て手術しても良いという プランB があったこと。

実際1週間ほどで痛みは引き、普通に洋服を着たり出来るようになり、1ヶ月でそこそこ重い荷物を持ち運びが可能になり、2ヶ月後にはBMXに跨っていました。
今となっては恥ずかしい話、肩鎖関節脱臼がどのくらい重度な怪我か分からず「僕は一生BMXに乗れないかも・・・」と不安に苛まれ、故に自由にパークを走り回れた時はものすごく感動したことを覚えています。(結局これを機に身体を鍛えることに目覚め、ローラー台から始まり、シクロクロス、ロードと今に至るわけです。なんだったら怪我して良かったかもと少し思っています)

で、実際手術をしなかったメリットデメリットはどうだったんでしょうか。

手術をしなかったメリット:2ヶ月で自転車競技を再開、費用、日が経てば肩の違和感も殆ど無い
手術をしなかったデメリット:重いモノを長時間持てない(輪行に非常に苦労する)、気圧の変化で肩に違和感、肩が凝りやすい

もう少し自転車競技に特化したデメリットを書いてみたいと思います。

<BMXパーク>:基本的には違和感なし、唯一バックフリップ時の引き上げで痛みあり。縦回転系を好むなら手術した方がいいと思う。
<シクロクロス>:基本的に違和感なし、スタンディングを要する長い下りで肩にダルさがあり。その状態で階段をランすると痛い。
<ロード>:違和感なし。長いダンシングでわざと肩を振ると少し違和感があるかも?(そんなことするのコンタドールくらいか・・・)
<ランニング>:気圧によって結構キシむような痛みを伴うことがある(但しこれは怪我をしていない反対側の肩にも稀に感じるので、全てが肩鎖関節に伴う事由とは思えない)

色んな競技をやっていて、こうやって羅列出来るのはいいもんです。BMXで大概問題無いし他の競技でも大丈夫だろうと思っていたんですが、少し負荷が違うとダメみたいです。たぶん大きい衝撃に対してはそんなに負荷かからないのですが、細かい振動が断続的に伝わるのは辛そうです。

 

・・・鎖骨の骨折など、手術をした方が早く回復しメリットが大きい怪我も多いです。が、放置して症状と付き合う、という怪我にしては風変わりなこの肩鎖関節脱臼。

今更に備忘録を書いているのは、僕が怪我をした当時同じ経験をした先輩方に相談させていただき、その内容が非常に参考になったから。全てが他の人に当てはまるとは思いませんが、少しでも治療の判断材料になれば幸いです。

2016年7月12日 Bicycle, other

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The Radavist という人気自転車カルトサイトで、毎日新しい(そして美しい)バイクが紹介されてて、その中で目に止まった一台。

グラベルグラインダーっぽいというテンプレートはあるものの、特に目新しいパーツもない、All-CityのMachoKing。吊るしフレームを手描きでペイントしただけ。何故「だけ」かと言うと、複雑な塗り分けやデカールが用意されている訳でもなく、単色で筆を走らせただけ、だから。

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しかしこの一台には、カスタムバイクの真意が隠れていると思うのです。
近年はNAHBSなどの情報も、アンテナ高い人たちが現地の情報を(それも日本語で)随時発信していたり、買う買わない別にいわゆる「バッキバキ」のフレームが身近になっています。いやぁ、どれもカッコイイ。しかしそこまで辿り着くと、もうこのカスタムバイクが誰のものなのか分からない。

カスタムバイク、というのは誰の為ものか。

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カスタムバイクとは誰のものか。それは紛れもなく僕らユーザーのカスタムであり、ユーザーのイメージを具現化する為のモノ。ひとつの手段として誰かに頼むのも良いのだけれども、基本的には今持っている自転車を、より自分らしく、自分の手でやってみたいというのが基本じゃないのかと。

キャブレター分かってないとインジェクション触れない、みたいなもので、ここら辺がおろそかになるとカッコイイカスタムバイクは作れないと思うのです。

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僕の自転車偏愛はもう彼此20年近く前に遡るのですが、当時BMXと言えば全部が全部ダウンチューブど真ん中にシンメトリーでブランド名のロゴ。これは絶対だったんですね。それを仲間の一人がトップチューブ側に張り替えた・・・だけ。ただそれだけだったんですが、本当にカッコよろしかった。確かSTANDARD BYKE COMPANYのLENGTHYだったんですが、僕もすぐデカール探して真似したし、、、懐かしいな。

ステッカーはカスタムの基礎基本。その後、アシンメトリーだったり、ダウンチューブと違った場所にステッカー貼るのが流行りましたね。

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CannondaleのBadBoyも、マットブラックのボディにCodaのシンプルな油圧ディスク。ロゴまでマットブラックというイキきったメーカーの姿勢に憧れて、その後3〜4本くらいはわざわざマットブラックにして乗っていたくらい。今のSLATEには明らかその流れを感じるし、源流はいつまで経っても廃れない。

※ あとで画像を探して気づいたけど、Codaが使われていたのは確かサンプルモデルで、実際のモデルは廉価版だった気も。しかしBadBoyは年々シルエットがカッコよくなってる。

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今のBMXには、DIYでYETIのカラーリングをあしらっていまして。どうせやるならということで、Sliding Yeti Man=雪男のステッカーもBMXブランドに合わせて作り変えてます。

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今回の話の元ネタは、吊るしフレームに手描きペイントカスタム。それも黒に黄色のペイントなんて古ぼけた、使い古された感たっぷりですが、どこか懐かしい。
何せカスタムバイク、というのは自分のイメージが具現化されるまでのディティールが大事で、今時の最先端ビスポークも目の保養に良いですが、元ネタやルーツを探る旅もたまには良いと思うのです。

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Do It Yourself!

2016年4月22日 Bicycle, BMX, other

やや旧聞となりますが、大阪は堺市大泉で開催された “Oizumi Pump Track Fighters” というイベントに行ってきました。

そもそも大泉緑地は古くからBMXレースコースを有していて、今年は全日本選手権もここで7月に開催されます。パンプトラックが設置されたスケートパークも、随分昔から有志が手作りでランプを設営し、市との協議も経て常設のパークとして現存しています。

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Ryohey Photography

イベントは朝早くから試走で沢山のライダーが並び、BMX、MTB、ランバイク、ピストまでセクションを楽しんでいました。後半は1on1でトーナメント。決勝は、共にCREDIT RACINGの吉村 樹希敢が増田優一を下して勝利。3位は個人的に期待を寄せていた浦上太郎。

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Ryohey Photography

パンプトラック、というと土、または人工的な素材で作られたコブで構成されるセクションのこと。自転車ではあってもペダルを漕がずにブランコを漕ぐような要領で車体を前に進める競技なのです。僕らにとっては非常に基礎的な動きですが、ダートジャンプと比べると宙に浮くことがあまり無いので初心者でも安全に縦の動きを体験出来るのです。

あるいは玄人にとっても、いかに無駄なく自転車を前に進めることが出来るのか、実力がハッキリするコロッセオ。そんな奥深いトラックでバトルは開催されたのです。

https://www.instagram.com/p/BEARTCpu6Om/

特筆すべきは、この企画の趣旨。このパンプトラックをボーダレスに楽しんで貰おうということで、あらかじめ設定されたクラスも、BMXだったりMTBだったりごちゃ混ぜ。ランバイクのカテゴリーも用意されていました。そして日が近くなるごとに紹介される招待選手も、BMXレース、ダートジャンプ、パーク、ストリート、MTB DHなど。異種格闘技戦を楽しもう、というニュアンスを理解する為の準備がなされていました。

BMXとシクロクロスに跨ってみて、様々なジャンルの人たちがコミュニケーションを取るこういう企画がとても大好きになっていて、ぜひ次回も参加したいと思うのです。

[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=W_AnAHjVSpY[/youtube]
映像の撮影編集は、同じMXチームメイトのTaka。僕も少し登場しています。

2016年4月19日 Bicycle, BMX, other

MongooseライダーのGreg Illingworthの映像が公開されていますね。着目すべきは以前、彼らがこっそり来日していた時のキャプチャーが含まれているところ。僕らが実際にライディングしたことのある場所を、プロが駆け抜ける。それだけでテンションがあがるものです。
もう一点。20インチ と 700C / 業界半魚人的な僕の目線で伝えるならば、この映像の裏側で少し面白い出来事を見ていました。

https://www.instagram.com/p/BALImnyHutJ/

George Marshall という人が、今回の映像の側で写真を撮影しているようです。

 

https://www.instagram.com/p/3BRjlZnumE/

https://www.instagram.com/p/26XCCvHugJ/

この2枚を撮ったフォトグラファー、ということだけで大体の説明が完了してしまいそうです。
Sir Bradley Wiggins と Bas Keep。ロード的にも、BMX的にも、かなり歴史に残る写真を抑えています。

 

https://www.instagram.com/p/8Rk_rPLueT/

映像に登場する日本のシーンは 山形の寒河江 と 北海道のDeath Bowl。昨年の夏くらいに来日していたようで、ぼんやり動きを追いかけていたら、前半は映像のGreg IllingworthとKevin Kalkoffを追って #japandeathbowl というツアーを撮影していたようで、後半は Rapha の撮影でCCTYOをベースにライドをしていたようです。

https://www.instagram.com/p/-Wla5vnuta/?taken-by=georgemarshallphoto

Raphaでの撮影もストーリーを添えて既に公開されています。
http://pages.rapha.cc/ja/stories-ja/escaping-the-city

僕も、遠征へBMXとロードの両方を持って行くこともあるのですが、仕事として両方を楽しむこの感じが側から見ていて羨ましかったり、憧れてみたりするのです。

2016年1月6日 Bicycle, BMX, other

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photo : KeiTsuji

僕らと同じく ”BMX” をバックボーンに持つ仲間、Above Bike Store所属の織田 聖(オダ・ヒジリ)が先日行われた全日本シクロクロス選手権ジュニアを制しました

吉報は各メディアで沢山取り上げられ、多くの人が目にしたと思います。更にこの全日本は、UCIシクロクロス世界選手権 に参加する代表選手の選考会も兼ねています。つまり、織田 聖が世界戦へ派遣されます。既にことは決定していて、本人もやる気です。

僕ら662CCCメンバーも、彼と同じフィールドで育ったモノとして是非応援したい!ということで、何の足しになるか分かりませんが、彼とコラボでデイブTを生産して、利益の全てを激励金として寄付したいと思います。

この為に、新たに版もおこしてみました。

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Tシャツのボディ、プリントの色は、彼がの走りを支える Steel Era “MUDMAN” をイメージしています。全日本のフィニッシュで堂々とかかげたあのマシンです。

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Photo:KeiTsuji

「ハイスピードダート」はメガデスの代表曲で、スカイダイビングを題材にしたモノ。歌詞の内容が聖のライディングスタイルを凄く表しているのと、彼を開催地へ送り出す、我々のパラシュートをイメージしています。

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下の文字はオランダ語で「団結は力なり」を意味していて、開催国ベルギーの標語でもあります。

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Photo:KeiTsuji

世界戦は 2016年1月30日〜31日の日程で聖地ゾルダーで開催されます。ご賛同いただける方のご購入、お待ちしています。

発送は1月下旬を予定しています。(オーダー締め切りは2016年1月9日(土)まで)

ご購入はこちらから。

2015年12月25日 予想を遥かに上回るオーダーが入り、必要経費を激励金が上回ってしまう為、勝手ながら受注を止めさせていただきました。ご理解の程、宜しくお願い致します。

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