31726395772_74fa1623fe_k

関西シクロクロスでも、特にテクニックを要するレイアウトとして印象深い “烏丸半島” 。お馴染みの芝キャンバーを蛇行するセクションも組み込まれつつ、今回はJCX戦ということで幅広なコースで以前よりハイスピードでレースが展開されました。

早朝の試走。霜で濡れたキャンバーはズルズルと滑る。のですが、徐々に日が出てきていることと轍が毎レース形成されているので、結局僕らが走る頃のコンディションはドライ。グリップでタイヤを稼ぐよりもスピードを乗せられるパターンを選ぶのが吉と判断しました。

31064405623_e387e64a7f_k

というのも、今回からカーボンのTUホイルを導入していて、それに貼り付けたタイヤがヤスリ目のモノだったのです。せっかくなのでトラクションが抜ける加減を楽しみつつ、TUの良さを体験してみようかな、ということで前後ヤスリ目で挑みました。

前述、JCX戦なのでJCXポイントでグリッド入り。4列目で右端からまくる予定が、スタートの長い直線に翻弄され(というか足が回りきって)気がつくと50番手ほどまで後退。なんの為に地方に出向いてJCX出てるんや・・・遠征費の無駄遣いだ・・・と消沈しつつ、落ち着いて前へ。コーナーが続く平地のセクションで捲りまくってたぶん30番手ほどまで順位を回復させました。

31836166006_b177cf0d54_k

と、ここでもまたNakagawaの福田さんとドッキング。前回マイアミと同様、後ろでラインを勉強しながらラップする。すぐにラインをトレースせず、わざと普通のラインを走って開くタイム差を確認したり、徐々に自分の心地良いラインを見つけていく。前日に試走へ行くことも難しいのと、当日試走では人も多すぎるということもあってレース中くらいでしか、こういう作業が出来ないのも事実。泥セクションでは福田さんのラインをトレースした僕のラインを他の人がトレースする、孫請けトレースまで登場して大いにニヤニヤしてしまうのでした。

31033299674_f865c99898_k

中盤からは足も回ってきたので、攻めて前に出る。地方でよく一緒になるDEAFの箭内さんや、Ride Rondeの航くんとドッキング。ステップでタイム差を作れるので自信を持って進むが、汗でナトリウム不足になったのか両足が痙攣し始め、終盤全く踏めなくなってしまう。と同時に1位独走中のトッキーに交わされ、後ろに追いつかれないようにだけ意識して終了。

そう。以前、TOYOの竹之内選手が東近江の泥レースでヤスリ目のタイヤを履いて走っていたとき、タイヤのノブではなくてタイヤ本体でトラクションを掛けて走らせることを意識して・・・という宇宙語のようなことを言っていましたが、今回微妙に理解出来た気もします。更にホイルが軽量で硬ければ、センシティブにそれも扱うことが出来ますし、自転車のコントロールの楽しさを更に理解出来ました。

次のレースは山口県下関。またJCX戦です。以前のコースから少し変わっているようなので、とても楽しみです。

Photo : Kikuzo Photo

大会名: 関西シクロクロス #7 烏丸半島
開催日: 2016年12月25日
開催場所:滋賀県草津市烏丸半島
気温:  12℃
リザルト: C-1 / 26位 / 31% -1Lap
路面状況: ドライ、泥
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: Specialized “Trigger” 33mm F1.4bar R1.5bar
心拍数: Avg 173bpm / Max 182bpm

2016年12月26日 Cyclocross, レースレポート

15626150_1176839879097516_2532700708954558274_o

関西シクロクロス #6 ビワコマイアミビーチ でした。
バイクロアの2レースを終え、全日本はお休み。60分のAJOCCレースは3週間ぶりでした。
3年目のシーズンで思うのは、コンスタントにレースをこなす為には「リズム」が非常に大事。朝ごはんを食べて、会場行って用意をするリズムや、試走の時に路面状況チェックと共に、自転車にトラブルがないか確認したり。Garminの自動ラップ設定も重要なポイント。やることがとにかく多いので、一個ずつ忘れないようにするのも結構大変なのです。

日が出ない早朝はとにかく寒く、リズムが取りにくい。試走ではまだ身体が充分に動かず、レースペースでのラインがチェック出来ない。合わせて足があまり気持ち良く回らず、少し不安を募らせていました。

とは言えここマイアミは過去二回とも C4→C3 / C2→C1 と昇格を果たした場所なので、得意意識と不安要素の両極でバランスを取りつつ、出走まで過ごします。

スタートは4列目。密集地帯に陣取ってしまったので序盤は様子見で25番手くらいで進める。グリッドの後ろから前を狙っている速い奴らが早々にスプリントを掛けてジャンプアップしていくのを眺めつつ、僕は砂場で前が詰まるのを待つ。琵琶湖岸の砂浜でドタバタなっているのを機に海側にエスケープして3人くらい抜く(靴ビッチャビチャになった)

15540620_1176837112431126_8196928158871808312_o

その後しばらく職人福田さん(Nakagawa)の後ろでラインのお勉強。コーナリングは体重も違うので一概に言えませんが、コースの「美味しいライン」を見つけることに卓越している。いわゆるFDラインをトレースしたおかげで体感7〜8秒くらいは毎周回得していたはず。

特に気がついたのは、砂コーナーが連続する林間セクション。最初は無理やりパワーで前へ進めていたものの、タイト過ぎて3コーナー目くらいで耐え切れずベストのラインを越えてしまう。結局全然踏まなくとも、前から離れることはなく、今日はここが心拍を落とすお休みセクションとなったわけです。

数周終えて、並走していた岡さん(Tonic Fab)が前に出て徐々に距離が離れていく。そこから単独走行へ。いつもと違ったのは心拍が落ち着いているのでGarminに目をやることが出来て、ペース管理が割と可能だった点。前半は7:22ペース、岡さんに離された周回は7:35。つまり、離された原因は岡さんのペースアップより自分のペースダウンに原因があると考え、再度踏み直す(僕はとにかく集中力が無いので、意識しないとペースが暴れるのです)ちょうど後ろからチーム員のデイブが近づいて来たので、彼との距離感を視覚的に参考にしつつペースを刻む。このペースで2周走ったところ岡さんに追いつくことが出来ました。

MCのアナウンスでトッキー(BS/Anchor)が6:30ほどでラップしていると知る。アホな・・・。毎周回1分ほど差があくので、フルラップは難しいと考え、岡さんを抜くことに集中して進める。後半のステップでバニーホップすれば一気に差が開くので、手前でスプリントして差を開けて引き離しにかかる。安心出来る距離が開いたのでそのままゴールを目指す。

と同時にトッキーが追いついてきて、フルラップとの戦いに・・・・。が、直線で即詰められ終了。もがくのもダサいので、シレーっとフィニッシュ。

16位、27%。目標としている25%・フルラップには一歩及ばず。しかし着実に成績は上がっています。

振り返ると・・・。
茨城 JCX #1 35位 46%
WNP JCX #4 23位 / 40%
マキノJCX #5 35位 / 51%

関西 #1 DNF
関西 #2 13位 29%
関西 #3 17位 36%
関西 #6 16位 27%

次回は関西CX 烏丸。JCX戦ながら得意コースなので、25%を狙って踏ん張ってみたいと思います。

Photo :塚本 悠希

大会名: 関西シクロクロス #6 マイアミ
開催日: 2016年12月18日
開催場所:滋賀県野洲市ビワコマイアミ浜
気温:  8℃
リザルト: C-1 / 16位 / 27% -1Lap
路面状況: サンド、ドライ
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: Maxxis “Mud Wrestler” 700x33c Tubeless Ready / F 1.5bar R 1.5bar
リム:  H PLUS SON “THE HYDRA” 28H ( http://hplusson.com
心拍数: Avg 172bpm / Max 185bpm

2016年12月19日 Cyclocross, レースレポート

前回ポストからの続き、BikeLoreのレースに参加してきました。

14

僕と ジェフ がサンセットクラス・ファストクラス。ネイト がファンクラスへ参加。

16

17

ネイトは気管支炎が結構ひどいらしく、レース自体出るのが今回初めて。それでも一生懸命走って終始ニコニコしていました。ちなみに自転車は新しい Space Horse のディスク。基本的にツーリングモデルながら、レースに出ても充分見栄えするデザイン。

15385393_1150179685088912_5633576900206786077_o
photo : NobuhikoTanabe

土曜最後のサンセットレース、夕暮れ〜暗闇をライトひとつで突っ走る異空間なコース。ジェフ が先頭でスタートして独走を決め、そのまま優勝!

15310787_1149313345175546_1705317037_o
photo : NobuhikoTanabe

15292638_1149312918508922_1505578748_o
photo : NobuhikoTanabe

僕はと言えば周回遅れの選手を上手く交わせず、2〜4位のパックをウロウロ。インターバル掛けても次の周回遅れで必ずつっかえるし、勝負は最終コーナーへ。と思ってたもののラップ数をカウントし間違い、気付けばゴールスプリントを刺されて表彰台を逃す結果でした。残念。レースなので当然ガチで走るんですが、こういった状況だと相手を驚かせず、かつスムースに抜くという行為が難しいことを理解します。気を揉む場面も多かったのですが、ラップなんて普段は殆どしないので、勉強になりました。

15310892_1149312678508946_1801292004_o
photo : NobuhikoTanabe

日曜日も朝から会場へ。
土曜にも増して参加者が増えて、ファスト〜仮装クラスはどこ行っても凄い数の観客がコースを囲み、歓声がとにかくすごかったです。4人乗りのタンデムがフライオーバーを越えたときは、会場が揺れていました。

The cross scene in Japan is the best… #allcityjapan

allcitycyclesさん(@allcitycycles)が投稿した写真 –

 

ファストクラスは、ジェフと並んで最前列からスタート。事前情報だとPAXのゆろっぴという若い彼がとにかく速いはず。JCXで一桁入るくらいだったと思うので、最初にどこまで着いていけるものか力試し。オンタイムでスタート、クリートキャッチはミスしてしまったけれど、即先頭のゆろっぴに追いつく。小さめのシケインはバニーホップで抜けられるので、そこで追い越して先頭へ出ました。

15354249_1149313128508901_865552169_o
photo : NobuhikoTanabe

裏の森は道を譲らない限り追い越せないので、丁寧に。2周目の最後でインターバル掛けられてすぐさま着いていけなくなる、、、さすがに速い。自分の走りをしようかとサドルに腰を据えていたら、後ろから誰かが接近してくる。見るとスタートで後ろに並んでいたTeam Ukyoのジャージ。結構いいペースだったので、まさかと思って話しかけたら、本当にTeam Ukyoの人でした。(後で聞いたら畑中選手だった)Jプロライダーのペダリングを眺めていたら、ものの見事に直線で千切られてしまう。その後もうひとりにパスされ、なんとか着いていこうとペースアップ。と思った矢先にコーナーでタイヤのビードがズレてシーラント漏れ。パンクは避けられたものの、超低圧に。

15304234_1150180008422213_266779577533577510_o
photo : NobuhikoTanabe

周回のほぼ半分をチンタラペースで走り、ゴール付近のPark Toolさんブースで「空気貸してください!」と宣う。快くコンプレッサーでエア補充してもらい復帰。ちょうどジェフが追いついてきたので一緒に走る。何故かインターバルを掛けられ、ギリギリで着いて行く。どうするのかな、と見ていたら案の定タレてきて、パスして前へ。3位とどのくらい離れているかわからないものの、なんとか周回遅れを交わしながら前へ前へ。

15311460_1149313155175565_1490893497_o
photo : NobuhikoTanabe

と思った矢先、気づいたらリアタイヤがパンク。え?どこでやったのか分からず、意気消沈しながら自転車を担ぐのです。残り2Lap、走れるか・・・と思ったら途中でゆろっぴにラップされたのでラストラップ。諦めず最後まで走ろうと思っていると、ぞろぞろゾンビのようにパンク組が集まってくる。最後はTonicのピナさんとランニングスプリントでゴール。歓声が非常にありがたかったです・・・。

まさかここまで来て機材トラブルに見舞われるとは思っていなかったので意気消沈していましたが、レース後ジェフにハグされ、スポンサーからも最後まで走ったことを褒められ、情けないのですが本当救われました。
そして昨日今日とで続々とFBやInstagramで写真がタグ付けされ、ありがたいコメントを頂戴し、本当参加してよっかったなぁとしみじみ感じています。

15354156_1149313391842208_643310366_o
photo : NobuhikoTanabe

日が暮れる前に会場を後にし、お酒を酌み交わしながらツアーのおさらいや、来年の話をする。本国社内でもAll-City Fun Meetingの模様は注目されていて、ぜひ来年度もというありがたいお言葉を頂戴しました。次はどんなライドになるでしょうか。

このツアーでお世話になったみなさんに感謝です。

7

金・土・日と珍しくおやすみを頂戴し、ALL-CITY JAPAN TOUR に合流。関東で パーティー & バイクロア を満喫してきました。

1

金曜のパーティーは 代官山 Unice にて。2時間のショップ向けプレゼンでは、ブランドマネージャーの ジェフ が用意していた資料と共にプレゼンを披露。これの内容が尋常じゃなく濃い・・・本人もとても緊張していたと語るプレゼンでは、ALL-CITYの基本指針や、彼らがとても大事にしている文化についての話などが語られました。

9

その後のパーティーにはユーザーの方はもちろん、All-CItyチームでもあるジュリさん繋がりで沢山のメッセンジャー仲間が集まり、独特な盛り上がりを見せました。どこに行ってもメッセンジャーたちはこのノリなのね・・・。

10

13

埼玉は、広大な敷地面積を誇る秋ヶ瀬公園ではバイクロアが土日で開催されました。両日共に快晴の中、前回から少し離れた広めの場所が舞台。もう6年もこのイベントは開催され続けているんですね。コースの長さ、ブースへの導線などかなりパワーアップしていました。特にテナントに関しては多種多様のブランドが肩を並べていて、それこそBS ANCHORから、我らがAll-City / SURLY、AboveさんやBlue Lugさんまで、よくぞここまで集めたなと見て回るのにとても時間が掛かるほど。

個人的には関西からエスキーナさんが来ていて安心できたのと、Park Toolさんがメンテナンスでブース出していて、エアコンプレッサーがTL使用者には非常に助かりました・・・。

この規模の、またはこんなに内容の充実したレースイベントが自分たちのローカルでも珍しいらしく、ジェフ、セールスの ネイト 二人とも会場内をウロウロウロウロ・・・自身のブランドのみならず色んな自転車やブースを興味深そうに見て回っていました。(2人とも奥さんと彼女の話をよくしてくれたけど、この日もパートナーへのプレゼントだって革製品を見つけてニコニコしながら鞄にしまってたっけ・・・。そんな可愛らしい一面も)

dsc_1750

もちろん、All-CIty Cycles という、まさしく自分たちが作った自転車が海を越えたここ日本でも様々な用途で使われていることを凄く喜んでいて、オーナーを見つけては自ら話しかけて「このカスタムのココがいい!」「色自分で塗ったの?凄くない?」と、、、工業製品というよりかは、自分たちの作った工芸品を見るようなニュアンスで話していました。

15

もちろんレースイベントなので、カテゴリーが充実していて出走者も多かったです。キッズ用のコースは常に誰かが走っているし、オフィシャルでリザルト出るのが異常に早くて、表彰がスムース。そういうのもあってか、おしゃれな自転車・おしゃれなウェアに身を包んだ中年のおじさんたちが「1年前に出場して、今日のためにのんびり練習してきたんだよー。また来年出られるのも楽しみ」というような声も聞こえてきて、レースに参加する敷居の低さを生で体感しました。とにかく「殺伐としていない」に尽きます。

12

長くなったので、僕たちのレースについては、また次のポストで

15069011_10208467005847756_9031753456794699303_o

初のUCIレースにあたる関西シクロクロス #4 マキノに参加してきました。UCIレースは国際ライセンスが必要で、僕の場合、特異な環境で走れれば走れるほど楽しい。尻尾を振って年初にライセンス申請をし、遂に使う機会に恵まれたわけです。

しかし高度なレースになればなるほどルールが厳しく、当然ながらC1は80%ルール適応。トップのラップタイム x0.8 以上差がつくとレースから降ろされます。周回遅れをラップする際の危険回避などの理由がありますが、何にせよ僕にとって80%ルールは相性が悪く、事ある度にギリギリで切られるジンクスがあるのです。去年の全日本では、80%が稼動したその瞬間切られた(つまりそのレースで一番短い時間しか走れなかった)し、茨城CXでもパックでウダウダしていたら直前ギリギリで切られて不完全燃焼ときています。

コントロールの非常に難しいことながら、今回はメンバーの中でC1を走るのが自分だけ、観戦に来てくれたチーム員に計測をお願いしました。目的は、80%で切られるボーダーを数字で可視化して、ギリギリででももう一周に飛び込むということ。

15039454_10208467047408795_9102950018086393561_o

先ず予測できることは全て用意しておくのです。
昨年、一昨年のマキノ、トップのラップタイムは大体7:40くらい、つまり 460秒、その80%以上トップから遅れれば切られるので、”368秒” これが僕に与えられる猶予。WNPや日吉など、総合的に考えてトップと差がつきやすいマキノのレイアウトを考えれば1周で60秒ほど差がつくでしょう。となると、6周目でカット、7周目に足が突っ込めるかどうか。たぶん全体は8周回なので、 -1lap が僕の目標。フルラップはいまのところ物理的に無理な目標なのです。

もちろんコンディションでラップは変わりますが、あくまで目安として。

これを、レース走行時チーム員に計測してもらい、リアルタイムで告げてもらう。2人に、別々の場所で。僕のガーミンには、タイム・ラップ数・ラップタイム・前回のラップタイムが表示されており、ある程度自分のペースは把握できるようになっています。

makino

先ずラップ地点でチーム員に待機してもらい、トップのラップタイムを計測。そこから x0.8 して僕が遅れている時間を引く。上の想定値が正しければ 368秒 – 60秒 = 308秒 で、「60秒、残り308秒!」と教えてもらえるのだ。次の周には「120秒、248秒」となる。はっきり行って全開で走っている最中に 分→秒 の計算なんて全く出来ないし、足し算ですら怪しい。なので、このように必要最低限に絞った情報で走ろうと言う作戦なのです。

15110853_10208466965646751_2096533436584129816_o

ということでゼッケン41番、5列目でレーススタート。右端に陣取って最初の右コーナーはインからすり抜ける。目測20位くらいで序盤レースを進める。この辺りの位置だとみんな上手なので、キャンバーでゴチャゴチャにならずに済みます。後ろを少し見ると、グッチャグチャ。足を削ってでも先に出る価値はあったように思います。

15138347_10208466970606875_5718513485052397506_o

試走ではUCIのみの時間もあり、ガッチリ走っていたもののレースとなると印象が全く違う。前半は辛いが、後半は休めて割と足が溜められます。これが周りに合わせて走るという意味なのでしょう。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-11-21-9-29-12

デイブが、1周目でラップタイム x0.8 をチームメールに流してくれていました。

トップのラップは7:29 = 449秒 80%ルールは 359秒。予測より速い。トッキーよ・・・。てことはたぶん5周、頑張って6周に足突っ込めるかどうか。その時自分のラップが8:20くらいだったので、42〜43分死ぬ気で頑張れば・・・。

15194514_10208467016608025_4771015881118298704_o

2周目、3周目はオッチーさんパックにしがみ付いていて、なんとか良いペースを刻むことが出来ている。チーム員2人が教えてくれる秒数からも、過度に遅れたりしている様子はない。が、3周目後半で離される。追いかけようとするも、ミスがどんどん増えていくのでオーバーペースを悟り4周目は少しペースダウン。

15137618_10208467055769004_1749043342970392775_o

途中でSPEEDVAGEN矢野さん、YatsugatakeCC ユフタくんと合流。告げられる残り秒数も、先ほどより明らかに減っているのでペースが落ちすぎている。ミス出にくいコース後半でユフタくんがハンドル入れてくるので、ここぞとばかりにペースアップ。なんとか振り切る。

そのままギリギリのペースで回ってきて、最後のお告げが「残り20秒やぞ!死ぬ気でいけ!」と、、、目測、いけるかどうかとても微妙なライン。

15128889_10208467062689177_4623080961136395305_o

意識が飛びそうになるながらも、残りのパワー全開でラップへ向かう。フライオーバーを今日一番キレイにこなし、コーナリングもミスなく。前を見ればさっきまで離れていたオッチーさんがちょうど次のラップに吸い込まれていった。

「やった、いけるかも」と思ったのも束の間、突然僕の目の前に知らないオジさんが現れて、サクッと道端に放り出されてしまった。あぁ、なんて悔しい。全てが水の泡。そんな気持ちに駆られるも、最後の20秒だけが原因では全くないので、冷静さを取り戻す。

息を整えて、まだ続くレースへ目をやる。芝生の登りでトップ独走のトッキーを見る。まるで舗装路のゴールスプリントのような勢いで去っていった。そりゃ5周でラップされるわな・・・。

%e5%86%99%e7%9c%9f-2016-11-20-14-53-56

よく考えたらタイム計測と僕に告げるタイミングが被るので、計算するのが必死でヤバかったらしい。田口さん、奮闘の軌跡を記念に貰って帰ってきました。

何れにせよ、80%ルール適用時の運用としてはベストなサポートをして貰えたので、本当に満足です。本当チームのみんなに感謝です。

ゴール47%。感覚的には、地方レースで25%、関クロで35%、JCX戦で45%、UCIで51%、、、まぁまぁ上出来でしょう。残念ながら野辺山UCIは参加せず、次はALL-CITY JAPAN TOURでバイクロアに参加します。土日両日おりますので、ぜひ現地でお会いしましょう!

Photo by Kei Tsuji

大会名: 関西シクロクロス #4 マキノ/ UCI-Class2
開催日: 2016年11月20日
開催場所:滋賀県高島市 マキノ高原
気温:  16℃
リザルト: C-1 / 35位 / 51% -3Laps
路面状況: ややマッド
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: IRC SERAC TUBELESS / F 1.8bar R 1.8bar
リム:  H PLUS SON “THE HYDRA” 28H ( http://hplusson.com )
心拍数: Avg 175bpm / Max 183bpm

2016年11月21日 Cyclocross, Diary, レースレポート

15000004_10208410803842741_418261243022192830_o

関西CX #1 に引き続き、自宅からのアクセスが良い 泉佐野市 りんくう公園でのレースに参加してきました。

前回はパンクDNFながら、過去の順位から考えれば信じられない位置を走っていれたので、今回こそ25%を超える順位を・・・と息巻いていたわけです。50人出走なので、12位以上。何とかなりそう。

ここのところスタート直後の落車が本当に目立つので、後方スタートの自分は傍から抜く作戦。最初のオフロードでは左にメインラインがあるので、試走では走りにくい右端を丹念にチェックしてラインを考えておく。
スタートして案の定、右側がスッカスカ。パワー掛けてグイグイ前に出る。作戦通りその場で15名くらい抜かして1桁台を走行。

14991204_10208410811722938_738275898252588520_o

今回の勘所は、前回のレースで沢田時選手が高速で駆け抜けたキャンバーセクション。ここを如何に速く走り抜けられるかでだいぶ差が開きそう。そう思い bikin!TVのTIPS を思い出してそれ通りに実行。無駄なく駆け抜けてタイム差を開けたはず、、、が、あまり前後の選手と差が変わってい無い。そりゃそうですね、みんな同じようにセクションをチェックし、最善方法を見つけてレースに挑んでいる訳です。僕だけ早いなんてことはそうそう無い。

得意を上手く生かすことが出来ず、じわじわ周りと差が開いてしまう。挙句の果ては、一番得意なはずのコーナーセクションでジワジワ前に離される始末。おかしいなぁ、と悩んでいたら、あまりの疲労から無意識にペダリングを止めてしまっていることに気づく。

15068460_10208410805522783_6516519004086556283_o

あれほどコーナーはペダリングした方が速いと宣っておきながら自らこの始末。気付いたのがラスト2Lapで、そこから巻き返す。とは言え時既に遅し、17位でゴールとなりました。

15002508_10208410823203225_7252438940009752792_o

そう言えば、トップ選手が居ないので久しぶりにフルラップ。(決して嫌味では無い)タイム差が数字で見えて自分の位置を再確認出来ました。トップと2:43秒差。25%からはちょうど1:00差。8Lapなのでトップだと20秒、25%だと7.5秒を毎周詰めればたどり着ける訳です。文章で書いてもナカナカ実行するのは難しいですが、何が良くなかったのかはハッキリしているので、更に分析もしながら次に活かしていこうと思う次第です。

ところで、今回レースに行って気になったのが、SSCXがとにかく多かったことです。知っている方だけでも10名、たぶん自転車の数で言ったらもっと沢山出場していたと思います。完成車、オーダーフレーム問わず。
レースは自転車を用意して、走って、最後家に帰って汚れを落とすまでが一連の流れなので、ディレーラーが無いメリットが、レース中のトラブルだけにとどまらないことは言うまでもありません。

15039631_10208410818683112_48625189605759264_o

僕の場合、シクロクロス車はSSCXしか持ち合わしていませんし、全レースシングルスピードで走ります。ギア比など、僕でわかることがあれば是非気軽にお声掛けください。

Photo by Kei Tsuji

大会名: 関西シクロクロス #3 りんくう
開催日: 2016年11月14日
開催場所:大阪府泉佐野市 りんくう公園
気温:  19℃
リザルト: C-1 / 17位 / 36%
路面状況:ドライ、凹凸多
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: Panaracer “REGACROSS” 700x33c Tubeless / F 1.8bar R 1.8bar
リム:  H PLUS SON “THE HYDRA” 28H ( http://hplusson.com )
心拍数: Avg 173bpm / Max 182bpm

2016年11月14日 Cyclocross, Diary, レースレポート

14379925_1261397157268249_4288618300049323499_o

自転車競技を真面目に取り組む上で、特にその性能を重視されるひとつ、タイヤ。

近年、製品の品質がどんどん増していきグリップ力が良くて更に軽いもの、またはチューブを必要としないチューブレスタイヤが安価で手に入るようになってきています。

シクロクロスにおいても選択肢としてチューブレスが上げられ、各メーカーから複数のパターンが発売されています。また「専用のリムが必要」「リムテープで空気の漏れを防ぐ」「シーラントを使う」「コンプレッサーでビードを上げる」など、ショップならずとも個人で扱える商品として情報が沢山出回っています。

しかし肝心な走行機材としての使い方はあまり語られていないように思います。一度真面目にシクロクロスにおける【チューブレスタイヤの使い勝手】なるものを書いてみようと思います。

<MTBのコーナリングとCXのコーナリング>

先ずチューブレスタイヤの特性を語る前に、押さえておくべくことがあります。それは「どうやってコーナーを曲がるか」という点。

僕らが自転車で、特にオフロードをコーナリングする際、イメージが湧くのは自転車と体を倒しこみブロックタイヤで果敢にコーナーを攻め込む絵面。僕がMTB XC出身でDHも大好きだということに依存するのかも知れませんが、そうやって曲がるものだろうと思い込んでいました。

シクロクロスのレースを初めて走ったとき、何も疑わず前述の “いつも通り” に曲がったところ、結果ズバズバこける。少しテクニックには自信があっただけに、ちょっと落ち込むくらいコーナーが曲がりきれなかったのです。これは何故なのか。

img_8122-2

MTBのコーナーというと、スラローム的な、いわゆるバームと呼ばれるキャンバーのついたコーナーが多いです。自転車を倒しているように見えますが、要は体をキャンバー角に対して垂直にし、自転車全体を路面に押し付けて加速して曲がるのがコレです。

14380164_1261397060601592_4251728024073615320_o

一方シクロクロスのコーナーと言うと、平坦で、砂の浮いているなど路面状況の悪い場所が多く、グリップの限界との戦いとなります。加速をするイメージではなく、なるべく減速しないように加減して走り抜けるものです。

<コーナーでのタイヤ接地図>

ibaraki0103

バームのある路面で垂直にタイヤを当てているときと、平坦な滑りやすい路面にタイヤを斜めに当てているときでどういう違いが出るでしょう。図で説明します。

%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%a4%e5%9b%b31

バームの場合、路面に対して垂直に近くタイヤが当てられるので、力を他に逃がさず曲がれます。

対して平坦なグリップし難いコーナーを曲がる場合は、こんな感じ。自転車を寝かせれば寝かせるほど、路面とタイヤのグリップを引き離す力に転じる上、更にタイヤのブロックの美味しい部分が少なくなっていきます。

%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%a4%e5%9b%b32

更にこの図を見れば、何故シクロクロスで空気圧を限界まで下げるかということが理解出来ると思います。要するに、タイヤを潰してグリップ力の良い部分を広げ、摩擦を増して走るため。そのために 1.5bar とか 1.0bar とか普通だと考えられない低圧で走行します。(もちろん砂や泥の上をスムースに走るという目的もあります)

<チューブラーとチューブレスの大きな違い>

ということで、シクロクロスではタイヤを潰して曲がるというのがセオリーです。

このタイヤを潰す、という行為こそがチューブラーとチューブレスで差が出るポイントだと読めます。更に図で見てみましょう

%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%a4

縦に潰す、つまり直線で(泥や砂を走って)潰す場合、形にあまり変化もなくタイヤもそんなに負荷がかからないように思えるのですが、コーナーだとこんな感じです。

%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%a4%e5%9b%b34

チューブラーの場合、元々円状のモノを大きい面で貼って潰すので、平たく言えば「綺麗に寝てくれる」わけです。一方チューブレスの場合、ビードがリムにハマっている部分の角度は変わらないので、そこから側壁を極端に曲げて潰れています。

タイヤは700C全体で回転しているので ”潰れて → 元に戻って” を繰り返す訳ですが、当然円状のチューブラーの方が抵抗なく綺麗に曲がってくれます。

チューブレスとチューブラーで、もし同じ空気圧にして走行したとすれば、当然チューブラーの方がより深くタイヤを寝かせて走ってくれるでしょうし、結局この辺りが世界のトップ選手が殆どがチューブラーを使用する理由だと考えられます。2015年の野辺山でTim Johnsonがチューブレスを使用していましたが、彼曰くリムのテストの為に仕方なく履いてきたとのこと。

チューブレスのネガティブキャンペーンをしたい訳ではありませんが、使用機材なので正しい理由を元に良し悪しを判断すべきだと思うのです。

<チューブレスのメリット>

%e5%86%99%e7%9c%9f-2016-10-29-12-31-54

もしチューブラーが使用機材として隙が無いアイテムで、デメリットが他機材と比べて極端に少ないというのであれば、市場はチューブラーだらけになるでしょうが、いまだアマチュアカテゴリーではその選択肢がバラけています。

一般的にチューブレスのメリットは、「安い」「簡単」という話をよく聞きます。チューブレスは専用リムだけでなく、クリンチャーリムにStan’s等のリムテープを巻くだけで変換が出来たり、タイヤも国内定価で6000円ほど。または簡単という点で言えば、リムセメントなど特殊っぽい作業が不要(やったことないので、どのくらい手間かわかりませんが)、確かにコンプレッサーでビードを上げるのは機材が無ければ面倒ですが、今時はタンク付きのフロアポンプも出ていたり便利は良いです。あとは最悪パンクしても、シーラント洗い流してチューブ入れればだいたい再利用可能です。

ただここまでは良く知れた話。あとメンテナンス性に関して気になるのが、チューブラーのコットンケーシング。水に濡れて放って置くと硬化してカチカチになるというのを聞きます。確かに触るとサイドがえらく硬いDUGASTとかレースで見ることがあって個体差があるのかな?と思うほど違うことがありました。実際新品のチューブラーだともちろんそんなことは無くてモチモチ。それをグチャグチャ泥レースで使用して、即綺麗にして、陰干し、、、面倒です。

透明なコーティングを塗って固める商材も出てますが、あれって結局分厚く塗れば塗るほどケーシングのしなやかさを殺してませんか。どのくらい塗るとどうってことまでは分かりませんが、ケーシングに水を浸透させなければさせないで、問題もあると思うのです。

その点チューブレスは全体がゴム、つまりゴムの経年劣化くらいしかダメージが無いので、ワンシーズン放置しても然程コンディションに違いが出ることは無いように思います。ものぐさな自分にとって「安い」「簡単」に加えて、「手間掛からない」のもポイント。

<チューブレスをどう生かすか>

チューブレスの限界点が、もしかするとチューブラーより低いのかも知れない話でしたが、そもそもその限界点をどのように掴むか。

話をコーナリングに戻せば、つまりMTBのバンクコーナーだと自転車は寝かせて、面に対してタイヤを垂直にして曲がります。シクロクロスの場合もある意味同じく、自転車を平面に対して無理に寝かせるのではなく、なるべく立てて曲がるということ。

%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%a4%e5%9b%b35

図のようにタイヤを立てれば、よりタイヤトレッドの美味しい部分を使うことが出来る = グリップを稼いで曲がることが出来るのです。その為には体をなるべくイン側に落として、車体と身体をタイヤ支点にヤジロベエにするの感覚で走ると良いと思います。バイクで言うリーンインです。

%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%a4%e5%9b%b36

あと、コーナリング中にペダルを漕ぐということ。これはシクロクロス特有だと思います。
諸説聞きますが、たぶん「タイヤが止まろうとすることによる抵抗」を避けてるのじゃないかと思います。

正しく言えば、”グリップ” だと タイヤの性能 を指しますので、いわゆるタイヤと路面との摩擦力 ”トラクション” と表現します。前述、しっかりコーナーでタイヤに力を掛けて曲がることが出来るなら、パンプして更に加速することすら出来ますが、トラクションが抜ける限界ギリギリだと、タイヤが勝手に止まろうとする力すら抵抗になりうると思うのです。

余計なパワーを掛ける必要はありませんが、路面が過ぎていく速度に這わせるようにタイヤを回す程度のパワー、という感じでしょうか。多少でもタイヤを回転させれば、ただ転がしているよりもトラクションが稼げます。もちろん足を回すと曲がりにくい、クランクが地面に当たる場合もありますので、どこまで倒してどこまで回すかは路面の状況次第と言えます。

ポイントは、、、
・自転車を立てる
・身体をイン側に倒す
・ペダルは漕ぐ

24436293066_78e9080abc_o

14717279_1202743453104498_858896313868048015_n

 <各アイテムによる特性>

さて、最後に自分が過去に使ったタイヤの紹介をしてみたいと思います。「なんちゃらプロテクション」とか「TPI」とかそういうややこしいのは抜きにして、誤解を恐れず自分の感覚だけで記載してみたいと思います。

 

【 IRC SERAC CX TUBELESS 32c 】(380g)

%e5%86%99%e7%9c%9f-2016-11-11-18-59-15

90周年イベントも記憶に新しい、IRCのシクロクロスタイヤ。SANDやMUD、X-ガードなど色々ラインナップしていますが、僕が使ったのは最初の方のモデル。今はもしかしたら少しバージョンが変わっているかも・・・?

印象深いのは、とにかくハメるのが大変ということ。ビード径がかなりタイトで、チューブレスのバルブが邪魔になる程度にはギチギチ。初めは煩わしく感じましたがよく考えると、おかげで一度ビードが上がればかなり脱落しにくい = 低圧にしてもシーラントがリークしにくいです。CLTのハッチさんがテストと称して1.0bar以下で普通に舗装路をライドしていて、正直見ているこちらは「うわぁ・・・」と思っていたものの、こういうところにそれを可能にする秘密があるのかもしれません。

ノブに関してはパターンがしっかり立っているので、直線の登りや、コーナーのギリギリでも結構食う感触が高いです。

X-ガードが出たくらいなので、サイドケーシングは薄め。そのメリットは、タイヤのつぶれ加減を基準に空気圧を調整するとすれば、他のタイヤより圧を高く設定できる分、機密性が上がること。体重軽い人はその方が良いかも。デメリットは、タイヤのノブが食う分コーナーの限界点でタイヤがいきなりヨレる感覚があったこと。

トラクションがかかりにくいシャバシャバな泥とか砂のコーナーでは重宝するけれど、逆に路面が食うコーナーであまり荷重かけすぎるとタイヤがヨレるように思います。そういった路面だとサイドケーシングが厚いタイヤの方が信頼性高いのかも。

http://www.irc-tire.com/ja/bc/products/cyclocross/serac_cx_tl/

 

【 MAXXIS MUD WRESTLER TUBELESS READY 33c 】(370g)

%e5%86%99%e7%9c%9f-2016-11-11-18-59-43

ある意味一番バランスが取れたタイヤだと思うのがコレ。

サイドのケーシングはIRCと同じく薄め。タイヤのハメ換えに関しては、ビード径にゆとりがあり難易度低めです。かといって低圧にしてもビードからリークすることもありませんでした。ただしTubeless Readyなので、ハメたときに多少シーラントがケーシングから出てきました。気にするほどでもないレベルですが。

なにより面白いのは、同じようなサイドケーシングの薄さを持つIRCとトラクションのかかりが結構違うこと。ノブが低いので直線のグリップなど全体的に浅めなイメージですが、コーナーで限界までトラクションかけた時のタイヤの挙動がかなりしなやかです。WNPのおかげで1.2barという極端な圧で乗る日もありましたが、それでもタイヤが過剰にヨレる感覚はありませんでした。

ただ、低圧時の舗装路での転がりが少し物足りない気もします。たまにチーム練習した帰りとか、面倒でも落とした空気圧を元に戻して舗装路で帰宅したり・・・。あと、C1だと33cルールに引っかかるギリギリらしく、空気圧高いとあのノギスに引っかかってしまったことがあります(そのときは「次から気をつけて・・・」と謎のお許しを頂戴しましたが)

http://www.maxxis.jp/model/mud-wrestler/

 

【 Panaracer REGACROSS TUBELESS 33c 】(360g)

%e5%86%99%e7%9c%9f-2016-11-11-18-59-05

いままではCGだけだったPanaracerが後発で登場させたチューブレスタイヤがこれ。

僕が使った他の2つに比べて、圧倒的にサイドの厚みがあります。なのでかなり特性が違います。耐サイドカット性はもちろん強いと思うのですが、コーナーでしなやかに粘る感じが凄いです。IRCで感じたヨレる感じが全くないのと、ノブが縦に伸びでいるので路面も食う印象が強いです。あと、低圧時の直進性も高く、舗装路で全然ヨレないです。

ただ逆に、砂の浮いた路面や、シャバシャバの泥ではサイドの薄いタイヤの方が路面を食う感覚が強く、極端な低圧で乗るなら前述サイドの薄いタイヤの方が向いているのかも知れません。

またタイヤがしなやかにたわむ一方、ノブ自体は結構硬いです。これは個人的な理論ですが、MTBだとガレ場や気の根っこが入り混じる路面で幅広いノブの部分を全体的に路面に馴染ませてタイヤを食わす、、、そんな感覚があるので柔らかいノブの方が気持ちよく感じますが、クロスの場足は直線では路面抵抗を少なく、兎に角タイヤを回転させて前へ進み、コーナーでは路面にノブを突き刺して食わすようにトラクションを掛けています。僕のこの理論だとこのノブの硬さがちょうど良く、安心してコーナーに突っ込めます。

一点不満が。ビード径が大きいのが理由か、低圧時にシーラントがリークする場合があります。低圧といっても1.0barとか極端な場合ですが、厚めのサイドを補う為にいつもより低圧にして使用すると、多少コーナーが怖いです。

ただ、機密性は凄く高くて、2週間ほど何もせずに放っておいても殆ど空気圧は変わっていませんでした。

https://panaracer.co.jp/lineup/cyclocross.html

まとめると・・・

【 IRC SERAC CX TUBELESS 32c 】
サイドのしなやかさ:★★☆☆☆
低圧時の直進性  :★★★☆☆
直進時のグリップ :★★★★☆
コーナーのグリップ:★★★☆☆
低圧時の機密性  :★★★★☆

【 MAXXIS MUD WRESTLER TUBELESS READY 33c 】
サイドのしなやかさ:★★★★☆
低圧時の直進性  :★★☆☆☆
直進時のグリップ :★★☆☆☆
コーナーのグリップ:★★★☆☆
低圧時の機密性  :★★★☆☆

【 Panaracer REGACROSS TUBELESS 33c 】
サイドのしなやかさ:★★★★☆
低圧時の直進性  :★★★★★
直進時のグリップ :★★☆☆☆
コーナーのグリップ:★★★☆☆
低圧時の機密性  :★★☆☆☆

 

同時期、同条件での使用ではないので、あくまで個人の見解という程度ですが、購入を迷っている方の参考になれば幸いです。まだ続くシクロクロスシーズンを、更に楽しみましょう!!

2016年11月11日 Cyclocross, テクニック

30182147914_d979d5c87e_k

シクロクロスのジャパンシリーズ戦 = JCX の4戦目にあたる 東海CX “ワイルドネイチャープラザ” に参戦してきました。

地元の人々には「祖父江砂丘」として馴染みの、要するに砂漠のような砂地がふんだんに盛り込まれた通称 WNP。すでに今シーズンは5戦目、WNPは彼此3回走っているので、ここは力試ししてみようという感覚で参戦。

レース3日前、ライドした後時間かけてマッサージしてもらっていたものの、その後時間が取れず全く自転車に跨っていなかったので、やや足が重い。念入りにパワーを掛けて試走する。午後の試走でようやく普段通り足が回る感覚を取り戻しました。

以前と少しレイアウトが変わっている&気温が高いおかげで、乗車出来ない箇所が結構多い。とりあえず乗車・ランとどちらが早いのかC2-CL1-M1のレースで選手を見て秒数を数えて判断する。

例えば・・・砂地の頂上から轍を下るセクションでは、選手によって大幅に乗車のタイミングが違っていて、ミスが無くても数えで最大4秒の差が出ていました。
僕が選んだのは、完全にラン。最速で轍を下るのと通しでランだとランの方が若干早かったのと、それ以上に轍を下っても結局その先でミスする頻度が非常に高い。僕らが8〜9回この下りを通ることを考えれば、100%ミス回避を出来るランは有効だな、と。

30777530146_3cb4510fd1_k

実際走ってみて気づいたのは、下りのランは砂地も相まって割と足に負荷がかからず、足を投げるだけで前に進み、比較的休ませながら前に進むことが出来ました。

さてレーススタート。
初っ端の砂地は、真ん中のラインがセオリーらしく、わざと右端を選択。案の定密集地帯で大クラッシュが起きて、噴煙巻き上がる中、そそくさと前へ。

序盤、SPPEDVAGENのパックに紛れ込む。砂地も乗車セクションで離され、逆にあえて降りる選択をした箇所で巻き返す。遂に僕もこの位置で走れるようになったか・・・と感傷に浸っているとキッチリミスを連発。ミスでの遅れは取り返すことが出来ず。ダラダラ位置を下げていくと共に、まだこのパックで走るのは自分には早かったと悟る。

30512678550_0fdf978585_k

とにかくミスを減らす、ブレーキを使わない、ということを頭において走っていると、6周目で沢田時選手にラップされる。全くもって思っていたより速い。その後前田公平選手、丸山選手、小坂選手に抜かれまたしたが、思うに彼らのやっているシクロクロスと、僕らのやっているシクロクロスは次元が違い過ぎる。とにかく邪魔にだけならないように、チラチラ後ろを確認しながら走行する。

8周目でライバル、ハッチさんこと蜂須賀選手に抜かれ、完全に戦意喪失。前回のWNPでも反省していたはずの「まぁいいや」が再発し、結局最後の最後でもう一人に交わされゴール。

テクニックに関しての学びは多かったものの、位置を下げる勇気と最後まで諦めないという当然の条件が満たされていないレース展開となってしまいました。

30777277536_67920f8395_k

次は関西シクロクロス りんくう。前回から改善項目が多々あるので、気合入れて挑もうと思います。

Photo by Yoshihide Maekawa

大会名: 東海シクロクロス WNP / JCX #4
開催日: 2016年11月6日
開催場所:愛知県稲沢市 ワイルドネイチャープラザ
気温:  17℃
リザルト: C-1 / 23位 / 40%
路面状況:ドライ・砂
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: Maxxis “Mud Wrestler” 700x33c Tubeless Ready / F 1.2bar R 1.2bar
リム:  H PLUS SON “THE HYDRA” 28H ( http://hplusson.com
心拍数: Avg 175bpm / Max 185bpm

2016年11月7日 Cyclocross, レースレポート

30663415115_be9ec7d025_k

関西シクロクロス 第2戦、スチールの森(日吉)に参加してきました。

去年は他のレースと被って参加せず、2年前はC3でホールショットから独走で優勝した思い出の場所です。コースがハマると面白いようにリザルトが残るシクロクロスですが、今回はレース前から少しナーバス。

というのも、舗装路、長い登りなんてのは天敵。対して周りは充分に脚がある選手ばかり。自分の脚質とコースの特性が随分理解出来るようになってきていて、特にSSCXだからというのも相まって、試走しててもアップしててもどこか不安に苛まれている状態。

30546904812_716e6330ee_k

30575666661_dec5bfcdf2_k

コースは大きく3セクション。「芝生のコーナー」「舗装路〜シングルトラック〜舗装路」「芝生のアップダウン」。抜きどころが多いので、とにかく芝生のコーナーを狙い通りにクリアしてタイムを稼ぐ作戦でスタート。

スタートして1周目は相変わらず混乱状態。どこらかしこでクラッシュしてるし、メンテナンス不足から来るトラブルも多そう。その点、シングルスピード&油圧ディスク&チューブレスという設定はメンテナンス良いので有利。

30575669291_568513d100_k

前回のDNF故の後方スタートから徐々に定位置を探して順位を上げると、なんとなく10数番。比較的冷静に歓声に返答したり、気持ちに余裕があるので、つまりは心拍が上がっていない=筋肉でやりくりしている感じ。後半に備えて無駄な脚を使わないように気にかける。SSCXはギアをコースの特徴に当てがえないので、その日によって心肺か筋肉か、負担が掛かる度合いが変わるのです。

30575695191_a6efe3eeb0_k

中盤からは後方にライバルが見えるも、ほぼ一人旅。芝生コーナーのライン取りや、難しいセクションを乗車出来たり褒められる点はいくつかあったものの、特筆したいのは舗装路の下り。

30672559306_43518176b8_k

ログ曰く40kmちょいまで出る300m〜400mほどの下り、SSCXだと一瞬でケイデンスがマックスになってやることないので、退屈しのぎにサガンとかがやる前傾姿勢で空気抵抗無くすポジションしてみたんですね。(写真はその直後のカーブ、ポジション戻してる最中なのでエラく前傾姿勢ですね)すると、周りのペダル回している選手より速い!驚きながらも、これをすぐに取り入れられた自分の判断はとても良かったと思うし、こういうところにシクロクロスの面白みがあると思うのです。

30032265494_726a4f0f2a_k

最後は惜しいところで先頭の沢田選手にラップされ、-1Lap で終了。それでも13位 29%というリザルトなので、沢田選手の速さには驚きです。

ハートレートが壊れてきてるのか、ログが少しおかしいですが、心拍が上がってない分、もう少し追い込めた気もしますが、結果もついてきて良いレースでした。

Photo : Yoshihide Maekawa / BOSS photograph
大会名: 関西シクロクロス #2 スチールの森
開催日: 2016年10月30日
開催場所:京都府南丹市日吉町
気温:  16℃
リザルト: C-1 / 13位 / 29%
路面状況:ややマッド
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: Panaracer “REGACROSS” 700x33c Tubeless / F 1.6bar R 1.6bar
リム:  H PLUS SON “THE HYDRA” 28H ( http://hplusson.com )
心拍数: ログ計測ミス

2016年11月2日 Cyclocross, レースレポート

土日で BMX と CX 両方を楽しめる、なんたるリア充感と裏腹に、バッキバキの身体にムチを打ちながらラップトップの前へ何とか辿り着く感じ。両競技も、練習と本番で身体に掛かる負荷の違いに酷い落差があるようです。

29925068614_a287ae22f0_k
photo : bob_woods

さて、土曜日はアナウンスしていた通り “POW!WOW! x GOODSKATES” のイベントで神戸は “g” skatespark へ。大会の切り盛りとは言え、主催とは程遠いので終始リラックスムード。

dsc_1470

MCのダーティー宣う「インターネットでの事前エントリーを勝ち抜いた先鋭たち」によるBMXトーナメントは、第一ヒートが既に準決勝という超ハイレベルな展開(すごい濁し方ですね、、、おそろしや)

30519786636_09e5d66e42_k-1
photo : bob_woods

30256970820_fa305e6656_k
photo : bob_woods

30439355752_0fb21cbc8b_k
photo : bob_woods

Jykk Japanさんや、Rampageさんのライダーが揃い、崎山兄弟、中村リムが素晴らしいライディングを披露。対して、大会に向けて “g” で修行を積んできたローカルが、らしいルーティーンを展開する良い流れ。特に3位入賞の セイマ のラインは群を抜いていたと思います。両サイドのアーリーウープエアーから、トリックの選択も良い。

30439321322_d554ae6ec2_k
photo : bob_woods

僕はと言えば、みんなのエントリーにテンション上がってコソっと最終グループで参加。怪我で乗れてなかった割に狙っていた技はサクサクメイク出来たので満足。柵へのフファニューが一発で出来たのは本当満足。

dsc_1453

s__4481133
photo : 3104SaijoPhotography

30555707195_132087aaf8_o
photo : bob_woods

優勝のリムへは、記念のトロフィーヘルメットが贈呈されました。Z.E.N DISTRIBUTION さんから提供いただいた PRO-TECのヘルメットに、POWWOWアーティストの JEFFREY GRESS がペイント。何とも豪華な仕上がりになりました。

 

で、日曜日は関西シクロクロス 第1戦、りんくう。

dsc_1493

dsc_1492

東海 → 茨城 に続く3レース目。顔なじみも沢山お見受けして和む。コースは凸凹が激しく、綺麗にいなしてパワーを掛けるのが勘所っぽい。または後半のコーナリングと、直線は頑張って踏み込むので、結果的に心拍よりペダリングの筋力&体幹が必要なレースでした。

29878033014_00f5e02c6d_k
photo : hidetoshi matsuoka

どう考えてもコース後半抜きどころが無いので、序盤にぶっ飛ばして前へ。スタート職人 662ボスが更に前へ出たので、安心して後ろについて更に踏み込む。こういう時、慣れた人が同じ意思で前に出ていると不安なくスプリント出来るのです。

30476158036_9bf1e3cc88_k
photo : Shoten Kyauchan

なんだかんだ気付いたら結構前に出ていて、目の前にPeaksのジャージ着た人が・・・あれ?この人ゼッケン1桁だぞ・・・。どうやらやり過ぎて思いっきり前へ飛び出したようで自分、凄い位置で走っている。8番手とか。とりあえず後ろビタ付けで走ってみる。直線は死ぬほど辛いけど、コーナーや砂場の処理はこちらの方が上手っぽい。2周ほど付いていたらパックになってきた。

29876985753_26ac135cb5_k
photo : hidetoshi matsuoka

思った以上に順位をキープしたまま走ってる為か、周りの応援の声が驚きに変わってくる。「おおお!凄い順位!!!」今シーズン目標にしている2つ、25%以上ゴールと打倒スク水が見えてきている。初戦でイケるかも?
欲が出てきた辺りで、コーナーのラインミスしてアウトにぶっ飛ぶ。何とかコケずに耐えたものの、着地でタイヤに負荷かけすぎて「プシャー」っとシーラント漏れ。タイヤはチューブレスを保っているけど、明らかに圧が低い、1.0bar以下。

14650074_1253772524704138_5935241181836603784_n

ブニブニ過ぎて進まないし、ハンドルぶれるし凄い。コーナーも低圧だとトラクション掛かるはずが、ここまで来ると流石にグリップしません。何でも適正数値があるように思ったのでした。

その後、後続のパックが近づいてきて、焦りからかキャンバーで更にタイヤに負荷掛けてエアリーク。そのままビードが落ちて転倒終了。-2LapでDNF。

14064159_1253772598037464_4793613241691514257_n

もったい無いけど、タイヤの限度をハッキリ知ることが出来たので超満足。手のひらにシーラント抜けた時に掛けたパワーの感覚がきっちり残っていて、この荷重はダメなんだな、と理解が深まりました。僕のシクロクロスレースはトライ&エラーの繰り返しなので、こういう経験が一番尊いのです。

どう考えても先シーズンより走れるようになっているし、臆することは何もないよう。次の日吉はC3で独走出来た思い出の場所、頑張って走りきりたいと思います。

大会名: 関西シクロクロス #1 りんくう
開催日: 2016年10月23日
開催場所:大阪府泉佐野市 りんくう公園
気温:  18℃
リザルト: C-1 / -2Lap / DNF
路面状況:ドライ、凹凸多
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: Panaracer “REGACROSS” 700x33c Tubeless / F 1.6bar R 1.6bar
リム:  H PLUS SON “THE HYDRA” 28H ( http://hplusson.com )
心拍数: Avg 174bpm / Max 185bpm

1 4 5 6 7 8