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Photo : Soh Hasegawa

走行データの収集がちょっとした趣味になっている僕ですが、シクロクロスも例に洩れず。特にレースのデータは練習よりも過激な情報がゲット出来るので、非常に参考になります。またはシンプルな情報であればレース中に見て手助けにもなるので、蓄積したノウハウを少し公開してみたいと思います。

先ず僕がシクロクロスで使っているのは、Garmin 520Jと心拍計。パワーメーターは使っていません。

心拍計は CATEYE HR-11。胸に巻いて使うタイプ、電池も長持ちするので良いのですが、唯一は厚みがあるのでジャージの上から装着しているのが分かります。もう少し薄い方がいいかも。ant+仕様ですが、いまどきiPhoneもGarminもBluetooth対応ですし、次買うならBluetooth仕様にすると思います。

腕に巻くMIO LINKという心拍計もありますが、胸囲タイプに比べ若干データが不安定なのと、レース中はもろ腕につけてるのが分かるのであまり使っていません。シンプルで便利は便利なのですが・・・。

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さて、Garminです。僕は代車が無いので1台でレースを回していて、なので520Jは車体に取り付けています。タッチパネルではなく物理スイッチになった、などメリット様々ですが、他にも沢山レビューがあるので、ここではシクロクロスに特化した内容を。

< 表示画面 >

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僕の表示画面はこんな感じ。
・タイム(総時間)
・ラップ数
・ラップタイム
・前回のラップタイム
ここに「心拍のアラート」を加えています。

はっきり言ってこれ以上の情報はあのシンドイ状況で読めないし、理解出来ないです。心拍数やスピードなども入れてみたことあるんですが、結局見たところで何の足しにもならないです。上記4項目+1項目の設定方法や詳細は下に書いてみました。

< 設定&使用方法 >

・タイム(総時間)
これはGarminのスタートボタンを押した瞬間からの時間です。いつもスタート10秒前くらいに押しています。自動スタートやオートストップもありますが、あれやるとトラブルで止まったりした時にGarmin止まってしまうので、あえて手動にしています。

・ラップ数
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これが一番便利な機能です。以前は自分でラップボタンを押すか、あとでStravaセグメント作るなりしていましたが非常に面倒。Garmin520Jには自動ラップなる機能があって、あらかじめラップ地点を設定しておくとGPS拾って自動でラップしてくれます。これが結構正確で、確実に毎周ほぼ同じ位置でラップします。

ラップ数自体はトップの周回数次第なので毎回変化しますが、今自分が(レース全体の)どこにいるのかというのは抑えて置きたいポイントですし、周回地点で残り数カウントされてるので、一度分かれば次から見逃しても手元で把握出来ます。

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羅列してみましたが、設定 → アクティビティプロフィール → 特定のアクティビティ → 自動オプション → 自動ラップ という順番で進みます。自動ラップを「位置」に設定し、ラップを「登録点とラップ」にします。当然ながら位置登録は毎会場で必要です。スタートして直ぐぐらいの場所を、試走のときに設定しておきます。

・ラップタイム / 前回のラップタイム
自動ラップさせると、ラップタイムも拾うことが出来ます。正直そんなに見ませんが、余裕がある時は確認してラップタイムが落ちてないか把握するようにしています。

・心拍のアラート
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結構便利なのがこれ。特定の心拍数より下がるとアラートしてくれる機能。1時間走ってると途中で集中力が切れたり、わざとペースを安定させて回復に充てる場合があります。が、それが仇となって気がつけば思った以上にペースを下げたり、休みすぎたりしていることがあります。
あとでログを見ると心拍が下がりすぎていることが多々あったので、そこをカバーするためにこの機能を利用しています。

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設定 → アクティビティプロフィール → 特定のアクティビティ→ アラート → 心拍アラート → 下限心拍 です。

唯一は、設定方法が数字ではなくてZONEになっているので、一旦自分の最大心拍数を設定し、その後ZONEで調整する必要があります。僕は189bpmを最大心拍数にしていて、その場合ZONE5の下限が167bpmだったので、そのまま採用しています。

< レース後の分析 >

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Garmin Connectに繋ぐと、こんな感じでラップデータが出ます。僕はiPhoneとGarminをBluetoothで接続させ、そのままStravaにもデータをアップしています。

細かい分析に関しては回収したデータによって内容が随分変わりますが、正直パワーデータを正確に取らない限り次のレースに直結する内容を得るのは難しいように思います。

ただ心拍データとラップタイムだけでも、疲労度や、追い込めたかどうかの進捗、またはどの部分でタイムロスをしていたか確認することも可能に思います。

ということで、シクロクロスシーズンも折り返して残すところ1ヶ月強。僕もガンガン楽しんで行こうと思います。

Garmin 520 x シクロクロス のノウハウ

kossy


自転車歴20年の社会人アスリート。BMXパーク競技を経て泥の中をレースするシクロクロスへ参戦、ボーダーレスな自転車競技活動を続けている。All-City Cyclesの本国契約ライダーとして国内トップカテゴリーを走る一方、本職では自動車整備業に従事。乗り物のほかコーヒー、銭湯、カメラにアウトドアなど、趣味は常に多彩でオーバーフロー気味。 Instagram / Twitter / Facebook


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