SSCX / 男子エリート全日本選手権

日本、シクロクロスの最高峰レースである全日本選手権へ参加してきました。

今回の舞台は愛媛県内子町、県下はもとより四国内初開催の記念すべき大会。飯山、マキノ、野辺山とここ数年は通常のレースでお馴染みな場所で開催でしたが、対して本会場はAJOCCレースも未開催でどのような雰囲気になるのか気になっていました。

結論を言えば、町(と言っても都市部の市くらいの規模)を上げての一大イベントとなっていて、大会運営・観客動員&観客導線・サブイベント・出店などなど、どれを取っても物凄く熱量の高いものになっていました。正直前回のマキノだと「レースを走りに行って帰る」というルーティンをこなすだけでしたが、ライセンスコントロールに内子座(国の重要文化財に指定されている芝居小屋)を使ったり「せっかく来たのだから」という気持ちにさせるものでした。

そしてコースも三船さん監修で、今のトレンドをしっかり押さえた素晴らしいものでした。長めの舗装路と集団の速度が落ちるテクニカルゾーン。勝負が動く直登など、緩急ついたもので、ここでNo.1を決めるなら納得だなぁというものでした。あんまり普段コースや運営のことをどうこう言わないのですが、開催経験の少ない中でよくぞここまで持ってきたなぁと感動したのが本音です。

さて自分のレースはと言えば、本番は土曜日のSSCX。去年からここに標準を当ててトレーニングをしていたと言っても過言ではありません。最近ドタバタで大会のレポートすらろくに書いていませんでしたが、日々の練習や体のコンディショニングは怠らずやってきました。

スタートが10:00ということで、朝5:30に起きて6:00に食事。炭水化物メインでしっかり摂って試走へ。気になる箇所は全て往復して、通るラインは最初から全て決めて挑みました。話題の直登は登れるか怪しかったものの、レースに出る面々と面白がって何回もトライした結果、乗車クリアが(結果トップ3名の中で)暗黙の了解となったような感じでした。

定刻通り召集&スタートで、舗装路を(変速音が無いので)静かに加速していきます。ダークホースと睨んでいた斉藤くん(SilkRoad、C1でいつも僕より前)を逃すとヤバいので、とりあえず序盤は自分が先頭であわよくば抜けて前に出る作戦。なんとなく呼吸も落ち着いているし悪くない走り出しのはずが、1周目中盤のロールセクションで轍トレースをミスしてコース外に吹っ飛ぶ。木に激突して「終わったかな〜」と焦るものの、すぐ復帰して4番手でレースを進めます。

せっかく後ろに位置したので舗装路は他の選手の後ろにビタ付けで体を休めつつ、オフロードに入る手前で前の2名にジョイン。ここから三つ巴の展開がスタートするのでした。相手は2017年チャンプの吉元さん(Narukiya)と身長が高くパワーのある牧野さん(COGS)。自分も合わせて普段からSSCXでレース出ていて意識し合う中なので、まさに願ったり叶ったりの展開。お互いに得意不得意がなんとなく理解できるので、阿吽の呼吸でパックを崩さず走ります。

気づけば斉藤くんにだいぶ差をつけていたこともあり、長い舗装路は踏んでもクランクが回りきるので割と牽制気味、地味に先頭を変えながらも最終局面に向けてみんな脚を貯めるような動き。ラスト2ラップでペースを上げようと自分が前に出るも、イージーミスでこけてしまい、また振り出し。緊張して身体が使えていない証拠。

最終周回、こうなったらレースが決まるのは直登への侵入順だと考え、その手前のコーナー群、更にその手前のストレートでグッと前に出て2名を振り切ります。このまま行けるかなと思ったものの、牧野さんが自分の背後から更に加速して先頭へ、結局そのままコーナー、そして直登へ侵入することに。

コーナーかなり詰めて行ったものの前に出ることができず、直登で詰まってしまい差が生まれる。この差がまさに決勝となり、牧野さん優勝、自分は2位となりました。

考えれば考えるほど「あのとき、もっと積極的に走っていれば」など不甲斐ない気持ちが湧き上がるのですが、それをしても仕方がないのは過去2回の敗北で痛いほど理解しているので、もし次の機会があるならば、それに向けて準備をする気持ちへ切り替えて行きたいと思います。

朝の早い時間にも関わらずたくさんの応援をいただけたこと、そして少ない人数にも関わらずレースを開催していただけたこと、本当に感謝しかありません。ありがとうございます。

日曜は吹っ切れて楽しくレースを走ることが出来、そして各チャンピオンが誕生する瞬間にも立ち会うことができ、満足な2日間でした。エリートでは44位、自分のゼッケンよりは前で展開&着ることが出来たのでひとまず安堵でした。

ということで、またシーズンは中盤。来週は関西シクロクロス マイアミへ参加します。得意なコースなので張り切っていきたいと思います。

Photo by Satoshi Oda

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