関西シクロクロス #5 マイアミ。
全日本で思った結果が出せず、少し落ち込んでいた先週。脳みそもリフレッシュさせてやらねばと、銭湯行ったり呑みにも行ったり、リラックスして過ごした週末のレースでした。

今回はいつもサポートいただいている All-City Cycles のブース出展があり、試走以外はブースで来場いただいた方とアレコレ話をしていました。ひたすらカタログが捌けて行くのが印象的で、自分が載ったページに目を向けていただけるのはとても嬉しいものです。

あと、新登場したElectric Queenの話題がとにかく多くて、あの特殊なカラーが人気を集めていました。僕も乗りたいな・・・。

さてレース。マイアミは琵琶湖の岸、砂浜を利用したお馴染みのコースです。降車乗車の際どいところが多く、失敗すると1つのコーナーで3秒くらいロスしてしまいます。それ以外もパワーよりライン取りの比重が高く「ブレーキを使わない」ことが勘所になるように思います。朝の試走ではまだ轍が小さいので乗車率は低く、レースが近づくにつれ十分なラインが出来上がってきます。

今回はゼッケン13番。海外では不吉な番号をひっくり反すと聞くけど、ここは日本。読み上げにくいことこの上ないので、普通につけます。グリッドは狭くて3列目。DECOJAヨシくん、RingoRoad樹くんの後ろへ。

若干前とリズムが合わなかったものの、スムースな出だし。が、数コーナーでカオスな状態になり、案の定自転車が絡まりまくる。3回くらい足止めくらったくらいで、後方から追い上げてきた梶くんを発見。ロケット弾のような動きに圧倒されつつ、彼の背後がかなり空くのでベタ付けて前を追います。

さて、砂場。
試走ですら毎回ラインが変わる入り口付近は、進入速度に対して動体視力が追いつかず、そもそもどのラインを走るべきかの判断が遅れます。で、ヨシくんに教えてもらったのは、色が茶色くなっているところに突っ込む方法。色でなら即判断出来るのと、掘り返されて堅いのでよく走ります。

瞬時に判断したあとは只管そのラインをトレース。ですが、少し轍を外した時に踏み込むと上半身がエラく暴れる。で、余計パワーを使い、余計また踏み込む悪循環。ハンドルの手前を握れば問題ないのですが、前との距離も近いのでブレーキは必須。写真を見る限り荷重が結構前に乗ってるのもあるので、今後もっと意識して走っておかなければ。

そういえば、以前の東近江での出来事。竹之内選手が日本に帰国してレースを走ってたとき、砂場で進入の手前から身体を曲がる方向に倒しておいてそのままコーナーを曲がる荒技をやっていました。今回は右コーナーで一箇所似たような場所があり、これも自分なりに模造した動きが出来たので満足でした。(竹之内選手から言わせればまだまだかもですが)

直線の部分も比較的ミスが少なくステップ前まで走れたのと、どのセクションもひとしきり攻めて、BMXで技にトライする感覚で走ることができ、非常に楽しめました。全日本から少し気持ちが落ちていましたが、気分を戻すには十分すぎるほどでした。

そういえば・・・スタート直前にMCガラパさんから、大会が記念すべき200回目を数えるというアナウンスがあり、主催矢野さんへ花束が贈呈されました。200回もその目でレースをジッと見つめてきて、未だここに立ってレースを運営されていることに対し尊敬の念で気持ちが満たされました。

また、今回はレース仲間が地方からやってきていて、その規模の大きさに常時感嘆の声をあげていました。またはコンディショニングが上手くいかず、落ち込み気味の仲間も、いざ観戦になればそんなことは忘れて、大きな声で他者の走りを応援し続けています。

レース会場というものには不思議な魅力があります。集う人々レベルは違えど「レースする」という共通点で常に他者と繋がっていて、グリッドで横に並んだ人、駐車場で隣に止めた人、トイレ待ちで並んだ人、誰と会話しても許される変な感覚があるわけです。

大勢になればなるほど運営が難しいはずですが、ここまで続けてこられ、またこれからも続けられることに大きな敬意を持ちつつ、また来週もこの舞台で精一杯走ることが出来ればラッキーだな、と思うのです。

Photo by Kei & Kodai Tsuji

大会名: 関西シクロクロス第5戦 マイアミビーチ
開催日: 2017年12月17日
開催場所:滋賀県野洲市吉川
気温:  5℃
リザルト: C-1 22位 / 38%
路面状況: ドライ、サンド
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: A.Dugast Typhoon 33 / F1.45 R1.45
ウェア: WAVE ONE “クロススーツ”( http://www.wave-one.com )
心拍数: Avg 172bpm / Max 182bpm

関西シクロクロス #5 マイアミ

kossy


自転車歴20年の社会人アスリート。BMXパーク競技を経て泥の中をレースするシクロクロスへ参戦、ボーダーレスな自転車競技活動を続けている。All-City Cyclesの本国契約ライダーとして国内トップカテゴリーを走る一方、本職では自動車整備業に従事。乗り物のほかコーヒー、銭湯、カメラにアウトドアなど、趣味は常に多彩でオーバーフロー気味。 Instagram / Twitter / Facebook


投稿ナビゲーション


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です