シクロクロス2年目のシーズンを終え、身を持って体験した “Racing” の余韻にいま浸っているところ。先日このブログでも記載したシーズンのまとめ的な内容を、スポンサーへ報告し、次のシーズンに向けたトレーニング計画を練っていたときの話です。
レースは、ヘビーで、情熱的で、シリアスで、そういうところが自分のメンタリティに良く馴染む。ひょっとしたら、全ての自転車に関わる事項は、レース競技を頂点としたピラミッドの下に成り立っているのでは、と、錯覚を起こしてしまう程に。
当然ながらそれは錯覚でしかなく、すぐさま現実を思い知ることとなるのですが。
ニコニコとシーズンの結果を述べる僕に対して、All-Cityを取り扱う僕のスポンサーは、”競技志向のイメージは悪くはないがそればかりに傾倒してしまうことは懸念の材料だ、夏の間はなるべくAll-Cityの持つストーリーやカルチャー感を伝える役割を果たして欲しい” と、おっしゃる。
僕は、少し身が縮んだ気がしました。レースを、シングルスピードで、なるべく笑顔で、速く走り切ること。その為の準備にも手間ひま掛けてきたわけです。「それなりに」なんて言えない程度には頭と身体を使ったと自負しています。別にガッカリしたのではなく、レースに必死過ぎて周囲を見渡せていなかった自分が少しだけ恥ずかしく思えた、そんな感じでしょうか。一生懸命に何かをやるといつもこう。
とは言え、ようよう考えてみれば、僕の知っている自転車とは限りなく多くの側面を持っています、レースを走り切ることはその表現のひとつにしか過ぎない。そうやって諭してくれたお陰で、All-Cityの考え方やブランドイメージを再考することが出来たし、本国でAll-Cityを作る本人たちの思いにも触れることが出来て、創作意欲がまた沸いてくるのでした。
そんなわけで、具体的なプランについて話してみよう。
何より大事なのは、誰と一緒に、どの自転車に跨るか。そしてどこかへ出掛けるのか、ということ。自宅を起点にしても良いけれど、クルマや電車を使って少し羽を伸ばすのも良い。
昔から知っている彼らに声を掛けようか、またはまだ腰を据えて話したことのない彼らを訪ねるのも楽しそう。幸い、シクロクロスのシーズンを通して、レースを共にし、近い感性を印象受ける人たちが頭のなかに浮かんでいました。
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どちらかと言えば、行き当たりばったりは苦手な方なのです。休みを利用して、プランの第一目的地とした広島へと出掛けてみました。廿日市、宮島、観光地を一通り。広島市内は僕たちの街と少し違った印象を受ける。 路面電車も目につくけれど、幹線道路が広いのは、一度この周辺が焼け野原になったからでしょうか。自転車で流してみる。
All-Cityをとても大事に取り扱ってくれているショップ、Grumpyさんに立ち寄る。ビールをいただきながら、今回の企画について話を交わすと、自然とアイディアが出てきたり、イメージも広がっていきました。
テーマは、ロードサイクリング。どんな旅路になるのか・・・乞うご期待。
A wonderful job. Super helpful inarfmotion.