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さて、THE SOULBOWL BATTLE無事終了しました。オフィシャルなレポートはコチラにて記載しております。是非チェック下さい。
こっちでは少し個人的な視点、主催としてあまり表には出ないハナシでも。

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そもそも何故ボールだったのか、というところですが、今回イベントを “自らの目で” 見た方は良くご理解いただけたと思います。BMXは体操競技じゃないので、ビックトリックだけではなくてバイクをコントロールするということが重要になりますが、決勝へと駒を進めたライダーの殆どがトリックとバイクコントロールを程よいバランスで兼ね揃えた面々だったと思います。

ましてや広いスケートパークだと、ジャッジが色んなセクションに気を配る必要があり、誰もが認めることの出来る評価というのは非常に難易度が高いはずです。僕もみなとのもりで大会をやっていて、そこは悩みどころでした。

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BMXなんてフリースタイルなので色々な評価があって当然です。THE SOULBOWL BATTLEはその評価のひとつだと思っています。しかし、ジャッジの基準には非常に重きを置き、事細かに基準を設けました。

自分も出走して予選9位と決勝進出をあと一歩で逃して雄叫びを上げましたが、このジャッジでそう評価されたならば文句は一切ありません。そりゃー当たり前なのですが。

何より”g” skates parkのボールで大会やりてーぜ!と思った時、相談したBOSSの安床さん(安床ブラザーズのお父さん)に快く承諾していただき、大会を開催する運びとなりました。非常に感謝しています。

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印象に残ったバトルは沢山あったのですが、特筆するのは3つくらいにしておきましょう。

 

先ず一つ目は自分も加わった岡紘希、眞謝大輔、腰山雅大の予選3戦目の組み合わせ。
ヒロキは一番最初のエンジョイBMX中津川にも出場してくれたのですが、彼のお父さんから「これからも是非続けてくださいね!息子出させますんで!」って声掛けられたのを良く覚えていて、けどその時まさか自分の大会でプロクラスを一緒に戦うだなんて夢にも思っていなかった訳ですよ。

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正直「上手過ぎて印象に残り難い」というイメージだったのですが、完全にそれを脱却していました。絵になる、突発的な動きにも対応出来る、一個ずつの技の完成度が異常に高い。彼は絶対世界に名を連ねるライダーになるでしょう。なんたって16歳ですし。

そして彼に輪をかけて僕のランを翻弄させたのがマジャくんでした。

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このターンダウン。実はみなとのもりのエンジョイで彼にこれを見せられて火が付き、セコセコエアーターン練習して、やっと今回の大会で僕もエアーターンでのターンダウンが出来るようになったんです。
が、、、やっぱりヤラレました。負けじとタイムアウト後にもう一回TDやりましたが、やっぱり技の深さで彼には到底勝てませんでした。

しかしながら、ルーティーンを回して行く中でヒロキ・マジャくんがペグ有りでウォールにダブルペグをメイクしていき、最後に僕がペグレスでそれをメイクしまして、、、あの時は吠えました。いや声になってなかったかも知れませんが、心の中で叫んでました。

そして2つ目。

準決勝の 岡紘希 vs 勅使河原大地。あの時思ったのはたったひとつ「時計止まれ!!!!」ってこと。

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2人とも近しい年齢、そしてスキルもほぼ同じくらいだと思います。キャラは全く違いますが、死ぬほど負けず嫌いだという共通点もあるでしょう。

そんな彼らが正しく【バトル】をしてくれていましたよね。吹っかけたのは大地。ヒロキがライディングする中で中指立ててみたり、舌出して彼をおちょくってみたり。けど、それにヒロキが答えたんですね。絶対彼はそんなルーティーン考えてなかったと思いますが、方向性を変えてワザとストール系を繰り出して、停まっては大地を目で威嚇。大地もそれに応えて、明らか意識した技を繰り広げる・・・。最後にはお互いの全開を出していたと思いますし、もう何だろう、、、例えるならば天下一武道会くらいしかないですね、それも悟天とトランクスの戦い辺り。

いや、あの場に居た人でないと伝わり難いかも知れませんが、本当凄いバトル過ぎて・・・僕泣きました。3分のブザーがなった瞬間堪えらんなくなって、トーナメント表に走って行く中でコソッと涙を拭きまして。それくらい感動をしました。ヒロキと大地。彼ら2人には本当今後も頑張って欲しいです。

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最後はあれです。手前味噌ですが、参加したライダー多くが「今日は最高だった!」とわざわざ言いに来てくれたこと。正直、エントリー少ないかなー?さむーくなったらどうしよう、、、、と、直前不安に怯えていました。何せボールのトーナメントバトルなんて、自分も見たことありませんしね。

ですが、大会終えてから直接、またはメール(実はこれ書いてる今もメールきました笑)、電話などでみんな凄くレスポンスをしてくれて、気持ちが晴れました!やってよかったぜ、THE SOULBOWL BATTLE!!!!

僕はあくまでこの場所を用意しただけであって、ライディングをしてくれたみんな、そして遊びに来てくれた観客のみなさんで出来上がった大会だったと思います。ご来場の皆様ありがとうございました。

photo by sgym662, bob_woods, Daisuke Shioyu
次回の内容は年明けにでも・・・。

THE SOULBOWL BATTLE、個人的な視点から

kossy


自転車歴20年の社会人アスリート。BMXパーク競技を経て泥の中をレースするシクロクロスへ参戦、ボーダーレスな自転車競技活動を続けている。All-City Cyclesの本国契約ライダーとして国内トップカテゴリーを走る一方、本職では自動車整備業に従事。乗り物のほかコーヒー、銭湯、カメラにアウトドアなど、趣味は常に多彩でオーバーフロー気味。 Instagram / Twitter / Facebook


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