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先日、元トップBMXライダーのSHoe-Gこと植山周志氏が【ガチなBMXライダーに伝えたい3つのこと】というテーマでブログを書いていましたね。
彼は、長きに渡りトップアスリートとして日本のシーンを引っ張り、幾度となく海外に出向き、更には海外からライダーを招いたり、シーンに多大な影響を与えた1人。そんな人が、自分のやってきたことを振り返り、今のライダーたちに伝えたいことを本気で書き起こすってだけで凄いです。

ブログの中で「考える力を身につけて、磨き続けてほしい」という一文があって、凄く賛同するし、自分も是非そうしたい!実際この考える力がライディングする環境を良くしたり、強いてはシーンをも良くすると思います。ただ、具体的にどうやってその力を養えばいいのか?ここがポイントじゃないでしょうか。

“考える力を身につけた状態” と言うのは、僕が思うに “物事に対して自発的になっている” ということだと思います。
自分で考えたことを、自分の行動で発信する。その為には考える力が必要だし、自分が心からやりたい!と思ったことをやり遂げる為には悩んで頭も捻るし、行動をする。それこそが “考える力” ですよね。

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そのフィールドはライディングだけに留まらず、自分で例えるならば”ENJOY BMX CONTEST“がそれに当たります。今でこそ3回目、662でのイベントを合わせれば4回開催したことになりますが、何となく企画運営にも慣れて時間にも余裕を持って取り組めています。が、最初は見るも無残な状態で、全ては手さぐり。でも出来ることならば全国区規模にしたかったし、広げられる風呂敷は全て広げたと思います。

きっかけはいい加減なもので、その時はシーンを盛り上げたいとか理由をくっつけてましたが、正直は「俺!シーンで目立ちたいぜ!」ってところだけ。これが不純なのかどうかは分からないけど、対行政、対協賛各社、対ライダー、本当に時間を掛けて動いて、色々な人と話し考えたことは自分にとってかけがえのない経験です。楽しいことも嫌なこともひっくるめて時間を掛けて取り組めたし、本当によかったと感じています。

ライダーとしてトップを目指すのは競技の本質でもあるし、植山さんの言う通りどんどん海外にチャレンジしてスキルを磨いて欲しい。だけど、シーンはライダーの他、写真や映像、乗る為のランプを作ったり、自転車そのものを作ったり、色んなセグメントで活躍する人たちがいて成りたっています。

長く乗っていてもライダーとしては今一つ伸び悩んでいて、、、という人も案ずることなく、自分が本当に得意としているもの、または仕事や日常生活でのスキルを生かせるものを思い浮かべ、何かしら行動することが大事なんだと思うんですね。俺は映像を編集してDVDを売ろう!とか、文章得意だから雑誌を作ろう!とか。知り合いにBMX FREEDOM誌を見て出版社に入社し、試行錯誤の末BMX専門誌の編集に携わっている人がいます。それで出来たのがEncounter Magazineです。

ENJOY BMX CONTESTのテーマは「楽しむこと!」だけではなく、「楽しむ為にはどう行動すべきか?」ということでもあるんです。綺麗ごとじゃなくBMXに携わる1人ひとりが、自分の持てるスキルを生かして新しいことにどんどんチャレンジすることが出来ると思うんです。ライディングに限らず、その未知のものにチャレンジすることが結果 “考える力” を養ってくれるんじゃないでしょうか。

shoe-g氏のブログに考える

kossy


自転車歴20年の社会人アスリート。BMXパーク競技を経て泥の中をレースするシクロクロスへ参戦、ボーダーレスな自転車競技活動を続けている。All-City Cyclesの本国契約ライダーとして国内トップカテゴリーを走る一方、本職では自動車整備業に従事。乗り物のほかコーヒー、銭湯、カメラにアウトドアなど、趣味は常に多彩でオーバーフロー気味。 Instagram / Twitter / Facebook


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