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待ちに待った “ALL-CITY JAPAN TOUR” の初日。本国よりAll-City Cyclesの Jeff Frane、Nathan Choma を迎え、昨夜は ナイトライドに参じてきました。

元々今年行っていた ”Fun Meeting” は All-City Cycles の名を冠した企画ですが、当初はアメリカからの来日予定も全くなく、広島 神戸 名古屋の3箇所3ライドのみの予定で企画されていて、国内で日本のライダー&スタッフのみで運行予定でした。

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photo : Ken Higuchi

その後輸入代理店のMXさんとAll-City Cyclesの間で来日が決定し、彼らを迎えた昨夜のライドとなりました。

今回は大阪の中心街をキタ〜ミナミに抜けるアーバンナイトライド。”All-City Cycles” の持つイメージをどうライドに落とし込むか というのがポイントだったのですが、歓楽街の華やかな部分と大阪ゆかりの地を巡る、視覚的にも、手足に伝わる感覚的にも、智覚で楽しめるルートを選んでみました。

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photo : Ken Higuchi

正直あんまり人数が多くなりすぎるのが怖くて、告知もそこそこに止めていたのですが、アンテナの高いメンバーがここぞとばかりに集まってくださり、終始会話と笑顔が絶えないライドになりました。

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信号やスポットで止まる度に、All-Cityにまつわる・または関係のない話で大いに盛り上がる初対面の彼ら。ブランドの存在や、ライドがそのきっかけとなってまた新しい縁を生んでいたとしたらこれ以上に嬉しいことはないです。

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特筆すべきは、特別ブランドマネージャーとセールスの2人が来日することがどのような意味を持つのか、という点。
通常海外からライダーを招く というと、走りのプロ、サポートライダーが現地で輝かしいライディングを披露して帰るのが一般的ですが、今回はブランドを作っているメンツがここに来ているわけです。

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photo : Ken Higuchi

All-City Cycles の勘所と言えば、ひとつひとつのストーリーを大切にしているところ。吊るしと呼ばれる各モデルが、台湾のどんな場所で作られているのか語った紙面媒体や、ひとつひとつに設けられた意味合いや裏話など、彼らしか語ることの出来ない話がたくさんあるわけです。

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photo : fixed_in_nara

僕に出来ることは、なるべく沢山の時間を共有して、それを日本語でお伝えすることかな、と。まだツアーは続きますし、東京には僕も参じます。色々なストーリーを多くの方とシェア出来ることを楽しみにしています。

All-City Japan Tour 2016 Shop訪問&イベント スケジュール決定!!

2016年11月30日 All-City Japan Tour

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初のUCIレースにあたる関西シクロクロス #4 マキノに参加してきました。UCIレースは国際ライセンスが必要で、僕の場合、特異な環境で走れれば走れるほど楽しい。尻尾を振って年初にライセンス申請をし、遂に使う機会に恵まれたわけです。

しかし高度なレースになればなるほどルールが厳しく、当然ながらC1は80%ルール適応。トップのラップタイム x0.8 以上差がつくとレースから降ろされます。周回遅れをラップする際の危険回避などの理由がありますが、何にせよ僕にとって80%ルールは相性が悪く、事ある度にギリギリで切られるジンクスがあるのです。去年の全日本では、80%が稼動したその瞬間切られた(つまりそのレースで一番短い時間しか走れなかった)し、茨城CXでもパックでウダウダしていたら直前ギリギリで切られて不完全燃焼ときています。

コントロールの非常に難しいことながら、今回はメンバーの中でC1を走るのが自分だけ、観戦に来てくれたチーム員に計測をお願いしました。目的は、80%で切られるボーダーを数字で可視化して、ギリギリででももう一周に飛び込むということ。

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先ず予測できることは全て用意しておくのです。
昨年、一昨年のマキノ、トップのラップタイムは大体7:40くらい、つまり 460秒、その80%以上トップから遅れれば切られるので、”368秒” これが僕に与えられる猶予。WNPや日吉など、総合的に考えてトップと差がつきやすいマキノのレイアウトを考えれば1周で60秒ほど差がつくでしょう。となると、6周目でカット、7周目に足が突っ込めるかどうか。たぶん全体は8周回なので、 -1lap が僕の目標。フルラップはいまのところ物理的に無理な目標なのです。

もちろんコンディションでラップは変わりますが、あくまで目安として。

これを、レース走行時チーム員に計測してもらい、リアルタイムで告げてもらう。2人に、別々の場所で。僕のガーミンには、タイム・ラップ数・ラップタイム・前回のラップタイムが表示されており、ある程度自分のペースは把握できるようになっています。

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先ずラップ地点でチーム員に待機してもらい、トップのラップタイムを計測。そこから x0.8 して僕が遅れている時間を引く。上の想定値が正しければ 368秒 – 60秒 = 308秒 で、「60秒、残り308秒!」と教えてもらえるのだ。次の周には「120秒、248秒」となる。はっきり行って全開で走っている最中に 分→秒 の計算なんて全く出来ないし、足し算ですら怪しい。なので、このように必要最低限に絞った情報で走ろうと言う作戦なのです。

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ということでゼッケン41番、5列目でレーススタート。右端に陣取って最初の右コーナーはインからすり抜ける。目測20位くらいで序盤レースを進める。この辺りの位置だとみんな上手なので、キャンバーでゴチャゴチャにならずに済みます。後ろを少し見ると、グッチャグチャ。足を削ってでも先に出る価値はあったように思います。

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試走ではUCIのみの時間もあり、ガッチリ走っていたもののレースとなると印象が全く違う。前半は辛いが、後半は休めて割と足が溜められます。これが周りに合わせて走るという意味なのでしょう。

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デイブが、1周目でラップタイム x0.8 をチームメールに流してくれていました。

トップのラップは7:29 = 449秒 80%ルールは 359秒。予測より速い。トッキーよ・・・。てことはたぶん5周、頑張って6周に足突っ込めるかどうか。その時自分のラップが8:20くらいだったので、42〜43分死ぬ気で頑張れば・・・。

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2周目、3周目はオッチーさんパックにしがみ付いていて、なんとか良いペースを刻むことが出来ている。チーム員2人が教えてくれる秒数からも、過度に遅れたりしている様子はない。が、3周目後半で離される。追いかけようとするも、ミスがどんどん増えていくのでオーバーペースを悟り4周目は少しペースダウン。

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途中でSPEEDVAGEN矢野さん、YatsugatakeCC ユフタくんと合流。告げられる残り秒数も、先ほどより明らかに減っているのでペースが落ちすぎている。ミス出にくいコース後半でユフタくんがハンドル入れてくるので、ここぞとばかりにペースアップ。なんとか振り切る。

そのままギリギリのペースで回ってきて、最後のお告げが「残り20秒やぞ!死ぬ気でいけ!」と、、、目測、いけるかどうかとても微妙なライン。

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意識が飛びそうになるながらも、残りのパワー全開でラップへ向かう。フライオーバーを今日一番キレイにこなし、コーナリングもミスなく。前を見ればさっきまで離れていたオッチーさんがちょうど次のラップに吸い込まれていった。

「やった、いけるかも」と思ったのも束の間、突然僕の目の前に知らないオジさんが現れて、サクッと道端に放り出されてしまった。あぁ、なんて悔しい。全てが水の泡。そんな気持ちに駆られるも、最後の20秒だけが原因では全くないので、冷静さを取り戻す。

息を整えて、まだ続くレースへ目をやる。芝生の登りでトップ独走のトッキーを見る。まるで舗装路のゴールスプリントのような勢いで去っていった。そりゃ5周でラップされるわな・・・。

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よく考えたらタイム計測と僕に告げるタイミングが被るので、計算するのが必死でヤバかったらしい。田口さん、奮闘の軌跡を記念に貰って帰ってきました。

何れにせよ、80%ルール適用時の運用としてはベストなサポートをして貰えたので、本当に満足です。本当チームのみんなに感謝です。

ゴール47%。感覚的には、地方レースで25%、関クロで35%、JCX戦で45%、UCIで51%、、、まぁまぁ上出来でしょう。残念ながら野辺山UCIは参加せず、次はALL-CITY JAPAN TOURでバイクロアに参加します。土日両日おりますので、ぜひ現地でお会いしましょう!

Photo by Kei Tsuji

大会名: 関西シクロクロス #4 マキノ/ UCI-Class2
開催日: 2016年11月20日
開催場所:滋賀県高島市 マキノ高原
気温:  16℃
リザルト: C-1 / 35位 / 51% -3Laps
路面状況: ややマッド
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: IRC SERAC TUBELESS / F 1.8bar R 1.8bar
リム:  H PLUS SON “THE HYDRA” 28H ( http://hplusson.com )
心拍数: Avg 175bpm / Max 183bpm

2016年11月21日 Cyclocross, Diary, レースレポート

11/29〜12/4に掛けて、2年ぶりにAll-City Cyclesのジャパンツアーが開催されます。
今回日本にやってくるブランドマネージャーのJeffからメールがあったのは8月、神戸で開催されたFun Meetingの前日。

「コシ、日本でツアーするのに合わせて、スペシャルなサイクリングキャップを作りたいんだけど協力してくれないか」

物凄く嬉しかったし、全力で手伝うぜ!と返事してから数ヶ月。完成品があがってきて、あらら・・・トラブルが発覚。再度、生産するには時間がもう無いしどうしよう。日本とアメリカの時差でタイトに連絡が取れない中、彼らが修正に四苦八苦してくれて、今回商品がツアーに間に合うこととなりました。

一連の経緯を本国のブログに掲載してくれていたので、翻訳してみました。ぜひチェックしてみてください。

原文はこちら
http://allcitycycles.com/blog/_single_entry/hand_screened_katakana_caps


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今回のジャパンツアーにあたって、僕たちAll-Cityの仲間や取扱店のみんなにスペシャルなギフトを用意したいなと思い、準備に取り掛かっていた。日本の文化にリスペクトのあるようなデザインで、かつ日本とアメリカ、双方の人たちが見てカッコイイと思えるユニークなもの。そんなアイテムを作ろうと思い、まずはサポートライダーの一人であるコシ(僕だ)に連絡を取り、ディレクションをサシャ(All-Cityのデザイナー)に任せた。

デザインに関しては、コシが送ってくれた数パターンの伝統文様から、サシャが麻柄文様を選択。何故かって、そりゃまぁ。それと、ツバの裏には彼がカタカナで作った「オールシティ」のロゴがプリントされる。

ところがどっこいキャップのサプライヤーはイタリアにあり、もちろん日本語なんて理解できない、そしてどういう訳か彼らがデータを動かしている間にカタカナの一部分が抜け落ちたのだ。僕たちが入稿した時点ではそんなミス無かったはずなのに。本当は日本のみんなに対する敬意を表したはずのギフトがなんのこっちゃ、僕らの想いをよそに全く持って期待外れな出来になってしまった。

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間違ったカタカナになってしまった ”カタカナキャップ”

さて、どうしたものか?

もう全て破棄して新しいものを用意してもらうか、いや布用ペンで書き足すか、ステンシルでやるか・・・
そうだ、Bike Jerks(Jeffが個人的にやってるDIYブランド)で使っているスクリーンプリントだったらどうだろう。よく考えれば複雑な作業が、これなら自分の作業部屋で段取りよく出来ることに気がついた。

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じゃあまず縫い目に合わせてキャップをセット、抜けたピースをプリントしてまた次のキャップをセットして・・・もうこれは、徹底した段取りに基づいた流れ作業。最初のにプリントした30個のうち、15個はツアーで使うのに充分なクオリティだったけど、残りの半数の完成度はちょっと酷かった。さすがにこれはロゴを台無しにする感じだったので、止む無くボツにした。
でも徐々に作業に慣れてきて、次の25個のうち破棄してしまったのはたった5個に収まった。

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地下室、僕の作業台に並んだキャップ。

作業が完了して、品質検査を待つキャップたち・・・結局破棄するものはこの中からは出ず、このあとアイロンを当ててインクを硬化させる。それが、またもや思ったように段取りが進まない。ツバをちゃんと温めないとインクはしっかり硬化しないし、逆に熱を当て過ぎればツバの中に入っているプラスチックの板が変形して波打ってしまうという始末。

なんとか作業を完了させ、せっかく自分たちで手で修正作業をしたのだから、今回のギフトがよりパーソナルなものになるように、All-Cityチームみなのサインを入れることにした。

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ときに、誰かがレモンからレモネードを作る機会をあなたに与えるように(”逆境にあってもベストを尽くす” の意)、僕らが今回ひとつひとつ手で作業し、ひとつひとつ仲間たちに手渡しすることは最高の思い出になることでしょう。願わくば、このキャップがツアーの楽しいひと時の思い出や、新たな仲間に出会えるきっかけになってくれれば嬉しい。

日本のAll-Cityサポーターたちへ、もうすぐ逢えることを楽しみにしているよ!

Jeff Frane


ということで、ツアーはもう間もなく開催!

詳細はモトクロスインターナショナルさんのサイトからどうぞ。

All-City Japan Tour 2016 Shop訪問&イベント スケジュール決定!!

 

2016年11月19日 All-City Japan Tour, Diary

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関西CX #1 に引き続き、自宅からのアクセスが良い 泉佐野市 りんくう公園でのレースに参加してきました。

前回はパンクDNFながら、過去の順位から考えれば信じられない位置を走っていれたので、今回こそ25%を超える順位を・・・と息巻いていたわけです。50人出走なので、12位以上。何とかなりそう。

ここのところスタート直後の落車が本当に目立つので、後方スタートの自分は傍から抜く作戦。最初のオフロードでは左にメインラインがあるので、試走では走りにくい右端を丹念にチェックしてラインを考えておく。
スタートして案の定、右側がスッカスカ。パワー掛けてグイグイ前に出る。作戦通りその場で15名くらい抜かして1桁台を走行。

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今回の勘所は、前回のレースで沢田時選手が高速で駆け抜けたキャンバーセクション。ここを如何に速く走り抜けられるかでだいぶ差が開きそう。そう思い bikin!TVのTIPS を思い出してそれ通りに実行。無駄なく駆け抜けてタイム差を開けたはず、、、が、あまり前後の選手と差が変わってい無い。そりゃそうですね、みんな同じようにセクションをチェックし、最善方法を見つけてレースに挑んでいる訳です。僕だけ早いなんてことはそうそう無い。

得意を上手く生かすことが出来ず、じわじわ周りと差が開いてしまう。挙句の果ては、一番得意なはずのコーナーセクションでジワジワ前に離される始末。おかしいなぁ、と悩んでいたら、あまりの疲労から無意識にペダリングを止めてしまっていることに気づく。

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あれほどコーナーはペダリングした方が速いと宣っておきながら自らこの始末。気付いたのがラスト2Lapで、そこから巻き返す。とは言え時既に遅し、17位でゴールとなりました。

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そう言えば、トップ選手が居ないので久しぶりにフルラップ。(決して嫌味では無い)タイム差が数字で見えて自分の位置を再確認出来ました。トップと2:43秒差。25%からはちょうど1:00差。8Lapなのでトップだと20秒、25%だと7.5秒を毎周詰めればたどり着ける訳です。文章で書いてもナカナカ実行するのは難しいですが、何が良くなかったのかはハッキリしているので、更に分析もしながら次に活かしていこうと思う次第です。

ところで、今回レースに行って気になったのが、SSCXがとにかく多かったことです。知っている方だけでも10名、たぶん自転車の数で言ったらもっと沢山出場していたと思います。完成車、オーダーフレーム問わず。
レースは自転車を用意して、走って、最後家に帰って汚れを落とすまでが一連の流れなので、ディレーラーが無いメリットが、レース中のトラブルだけにとどまらないことは言うまでもありません。

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僕の場合、シクロクロス車はSSCXしか持ち合わしていませんし、全レースシングルスピードで走ります。ギア比など、僕でわかることがあれば是非気軽にお声掛けください。

Photo by Kei Tsuji

大会名: 関西シクロクロス #3 りんくう
開催日: 2016年11月14日
開催場所:大阪府泉佐野市 りんくう公園
気温:  19℃
リザルト: C-1 / 17位 / 36%
路面状況:ドライ、凹凸多
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: Panaracer “REGACROSS” 700x33c Tubeless / F 1.8bar R 1.8bar
リム:  H PLUS SON “THE HYDRA” 28H ( http://hplusson.com )
心拍数: Avg 173bpm / Max 182bpm

2016年11月14日 Cyclocross, Diary, レースレポート

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自転車競技を真面目に取り組む上で、特にその性能を重視されるひとつ、タイヤ。

近年、製品の品質がどんどん増していきグリップ力が良くて更に軽いもの、またはチューブを必要としないチューブレスタイヤが安価で手に入るようになってきています。

シクロクロスにおいても選択肢としてチューブレスが上げられ、各メーカーから複数のパターンが発売されています。また「専用のリムが必要」「リムテープで空気の漏れを防ぐ」「シーラントを使う」「コンプレッサーでビードを上げる」など、ショップならずとも個人で扱える商品として情報が沢山出回っています。

しかし肝心な走行機材としての使い方はあまり語られていないように思います。一度真面目にシクロクロスにおける【チューブレスタイヤの使い勝手】なるものを書いてみようと思います。

<MTBのコーナリングとCXのコーナリング>

先ずチューブレスタイヤの特性を語る前に、押さえておくべくことがあります。それは「どうやってコーナーを曲がるか」という点。

僕らが自転車で、特にオフロードをコーナリングする際、イメージが湧くのは自転車と体を倒しこみブロックタイヤで果敢にコーナーを攻め込む絵面。僕がMTB XC出身でDHも大好きだということに依存するのかも知れませんが、そうやって曲がるものだろうと思い込んでいました。

シクロクロスのレースを初めて走ったとき、何も疑わず前述の “いつも通り” に曲がったところ、結果ズバズバこける。少しテクニックには自信があっただけに、ちょっと落ち込むくらいコーナーが曲がりきれなかったのです。これは何故なのか。

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MTBのコーナーというと、スラローム的な、いわゆるバームと呼ばれるキャンバーのついたコーナーが多いです。自転車を倒しているように見えますが、要は体をキャンバー角に対して垂直にし、自転車全体を路面に押し付けて加速して曲がるのがコレです。

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一方シクロクロスのコーナーと言うと、平坦で、砂の浮いているなど路面状況の悪い場所が多く、グリップの限界との戦いとなります。加速をするイメージではなく、なるべく減速しないように加減して走り抜けるものです。

<コーナーでのタイヤ接地図>

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バームのある路面で垂直にタイヤを当てているときと、平坦な滑りやすい路面にタイヤを斜めに当てているときでどういう違いが出るでしょう。図で説明します。

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バームの場合、路面に対して垂直に近くタイヤが当てられるので、力を他に逃がさず曲がれます。

対して平坦なグリップし難いコーナーを曲がる場合は、こんな感じ。自転車を寝かせれば寝かせるほど、路面とタイヤのグリップを引き離す力に転じる上、更にタイヤのブロックの美味しい部分が少なくなっていきます。

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更にこの図を見れば、何故シクロクロスで空気圧を限界まで下げるかということが理解出来ると思います。要するに、タイヤを潰してグリップ力の良い部分を広げ、摩擦を増して走るため。そのために 1.5bar とか 1.0bar とか普通だと考えられない低圧で走行します。(もちろん砂や泥の上をスムースに走るという目的もあります)

<チューブラーとチューブレスの大きな違い>

ということで、シクロクロスではタイヤを潰して曲がるというのがセオリーです。

このタイヤを潰す、という行為こそがチューブラーとチューブレスで差が出るポイントだと読めます。更に図で見てみましょう

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縦に潰す、つまり直線で(泥や砂を走って)潰す場合、形にあまり変化もなくタイヤもそんなに負荷がかからないように思えるのですが、コーナーだとこんな感じです。

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チューブラーの場合、元々円状のモノを大きい面で貼って潰すので、平たく言えば「綺麗に寝てくれる」わけです。一方チューブレスの場合、ビードがリムにハマっている部分の角度は変わらないので、そこから側壁を極端に曲げて潰れています。

タイヤは700C全体で回転しているので ”潰れて → 元に戻って” を繰り返す訳ですが、当然円状のチューブラーの方が抵抗なく綺麗に曲がってくれます。

チューブレスとチューブラーで、もし同じ空気圧にして走行したとすれば、当然チューブラーの方がより深くタイヤを寝かせて走ってくれるでしょうし、結局この辺りが世界のトップ選手が殆どがチューブラーを使用する理由だと考えられます。2015年の野辺山でTim Johnsonがチューブレスを使用していましたが、彼曰くリムのテストの為に仕方なく履いてきたとのこと。

チューブレスのネガティブキャンペーンをしたい訳ではありませんが、使用機材なので正しい理由を元に良し悪しを判断すべきだと思うのです。

<チューブレスのメリット>

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もしチューブラーが使用機材として隙が無いアイテムで、デメリットが他機材と比べて極端に少ないというのであれば、市場はチューブラーだらけになるでしょうが、いまだアマチュアカテゴリーではその選択肢がバラけています。

一般的にチューブレスのメリットは、「安い」「簡単」という話をよく聞きます。チューブレスは専用リムだけでなく、クリンチャーリムにStan’s等のリムテープを巻くだけで変換が出来たり、タイヤも国内定価で6000円ほど。または簡単という点で言えば、リムセメントなど特殊っぽい作業が不要(やったことないので、どのくらい手間かわかりませんが)、確かにコンプレッサーでビードを上げるのは機材が無ければ面倒ですが、今時はタンク付きのフロアポンプも出ていたり便利は良いです。あとは最悪パンクしても、シーラント洗い流してチューブ入れればだいたい再利用可能です。

ただここまでは良く知れた話。あとメンテナンス性に関して気になるのが、チューブラーのコットンケーシング。水に濡れて放って置くと硬化してカチカチになるというのを聞きます。確かに触るとサイドがえらく硬いDUGASTとかレースで見ることがあって個体差があるのかな?と思うほど違うことがありました。実際新品のチューブラーだともちろんそんなことは無くてモチモチ。それをグチャグチャ泥レースで使用して、即綺麗にして、陰干し、、、面倒です。

透明なコーティングを塗って固める商材も出てますが、あれって結局分厚く塗れば塗るほどケーシングのしなやかさを殺してませんか。どのくらい塗るとどうってことまでは分かりませんが、ケーシングに水を浸透させなければさせないで、問題もあると思うのです。

その点チューブレスは全体がゴム、つまりゴムの経年劣化くらいしかダメージが無いので、ワンシーズン放置しても然程コンディションに違いが出ることは無いように思います。ものぐさな自分にとって「安い」「簡単」に加えて、「手間掛からない」のもポイント。

<チューブレスをどう生かすか>

チューブレスの限界点が、もしかするとチューブラーより低いのかも知れない話でしたが、そもそもその限界点をどのように掴むか。

話をコーナリングに戻せば、つまりMTBのバンクコーナーだと自転車は寝かせて、面に対してタイヤを垂直にして曲がります。シクロクロスの場合もある意味同じく、自転車を平面に対して無理に寝かせるのではなく、なるべく立てて曲がるということ。

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図のようにタイヤを立てれば、よりタイヤトレッドの美味しい部分を使うことが出来る = グリップを稼いで曲がることが出来るのです。その為には体をなるべくイン側に落として、車体と身体をタイヤ支点にヤジロベエにするの感覚で走ると良いと思います。バイクで言うリーンインです。

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あと、コーナリング中にペダルを漕ぐということ。これはシクロクロス特有だと思います。
諸説聞きますが、たぶん「タイヤが止まろうとすることによる抵抗」を避けてるのじゃないかと思います。

正しく言えば、”グリップ” だと タイヤの性能 を指しますので、いわゆるタイヤと路面との摩擦力 ”トラクション” と表現します。前述、しっかりコーナーでタイヤに力を掛けて曲がることが出来るなら、パンプして更に加速することすら出来ますが、トラクションが抜ける限界ギリギリだと、タイヤが勝手に止まろうとする力すら抵抗になりうると思うのです。

余計なパワーを掛ける必要はありませんが、路面が過ぎていく速度に這わせるようにタイヤを回す程度のパワー、という感じでしょうか。多少でもタイヤを回転させれば、ただ転がしているよりもトラクションが稼げます。もちろん足を回すと曲がりにくい、クランクが地面に当たる場合もありますので、どこまで倒してどこまで回すかは路面の状況次第と言えます。

ポイントは、、、
・自転車を立てる
・身体をイン側に倒す
・ペダルは漕ぐ

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 <各アイテムによる特性>

さて、最後に自分が過去に使ったタイヤの紹介をしてみたいと思います。「なんちゃらプロテクション」とか「TPI」とかそういうややこしいのは抜きにして、誤解を恐れず自分の感覚だけで記載してみたいと思います。

 

【 IRC SERAC CX TUBELESS 32c 】(380g)

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90周年イベントも記憶に新しい、IRCのシクロクロスタイヤ。SANDやMUD、X-ガードなど色々ラインナップしていますが、僕が使ったのは最初の方のモデル。今はもしかしたら少しバージョンが変わっているかも・・・?

印象深いのは、とにかくハメるのが大変ということ。ビード径がかなりタイトで、チューブレスのバルブが邪魔になる程度にはギチギチ。初めは煩わしく感じましたがよく考えると、おかげで一度ビードが上がればかなり脱落しにくい = 低圧にしてもシーラントがリークしにくいです。CLTのハッチさんがテストと称して1.0bar以下で普通に舗装路をライドしていて、正直見ているこちらは「うわぁ・・・」と思っていたものの、こういうところにそれを可能にする秘密があるのかもしれません。

ノブに関してはパターンがしっかり立っているので、直線の登りや、コーナーのギリギリでも結構食う感触が高いです。

X-ガードが出たくらいなので、サイドケーシングは薄め。そのメリットは、タイヤのつぶれ加減を基準に空気圧を調整するとすれば、他のタイヤより圧を高く設定できる分、機密性が上がること。体重軽い人はその方が良いかも。デメリットは、タイヤのノブが食う分コーナーの限界点でタイヤがいきなりヨレる感覚があったこと。

トラクションがかかりにくいシャバシャバな泥とか砂のコーナーでは重宝するけれど、逆に路面が食うコーナーであまり荷重かけすぎるとタイヤがヨレるように思います。そういった路面だとサイドケーシングが厚いタイヤの方が信頼性高いのかも。

http://www.irc-tire.com/ja/bc/products/cyclocross/serac_cx_tl/

 

【 MAXXIS MUD WRESTLER TUBELESS READY 33c 】(370g)

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ある意味一番バランスが取れたタイヤだと思うのがコレ。

サイドのケーシングはIRCと同じく薄め。タイヤのハメ換えに関しては、ビード径にゆとりがあり難易度低めです。かといって低圧にしてもビードからリークすることもありませんでした。ただしTubeless Readyなので、ハメたときに多少シーラントがケーシングから出てきました。気にするほどでもないレベルですが。

なにより面白いのは、同じようなサイドケーシングの薄さを持つIRCとトラクションのかかりが結構違うこと。ノブが低いので直線のグリップなど全体的に浅めなイメージですが、コーナーで限界までトラクションかけた時のタイヤの挙動がかなりしなやかです。WNPのおかげで1.2barという極端な圧で乗る日もありましたが、それでもタイヤが過剰にヨレる感覚はありませんでした。

ただ、低圧時の舗装路での転がりが少し物足りない気もします。たまにチーム練習した帰りとか、面倒でも落とした空気圧を元に戻して舗装路で帰宅したり・・・。あと、C1だと33cルールに引っかかるギリギリらしく、空気圧高いとあのノギスに引っかかってしまったことがあります(そのときは「次から気をつけて・・・」と謎のお許しを頂戴しましたが)

http://www.maxxis.jp/model/mud-wrestler/

 

【 Panaracer REGACROSS TUBELESS 33c 】(360g)

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いままではCGだけだったPanaracerが後発で登場させたチューブレスタイヤがこれ。

僕が使った他の2つに比べて、圧倒的にサイドの厚みがあります。なのでかなり特性が違います。耐サイドカット性はもちろん強いと思うのですが、コーナーでしなやかに粘る感じが凄いです。IRCで感じたヨレる感じが全くないのと、ノブが縦に伸びでいるので路面も食う印象が強いです。あと、低圧時の直進性も高く、舗装路で全然ヨレないです。

ただ逆に、砂の浮いた路面や、シャバシャバの泥ではサイドの薄いタイヤの方が路面を食う感覚が強く、極端な低圧で乗るなら前述サイドの薄いタイヤの方が向いているのかも知れません。

またタイヤがしなやかにたわむ一方、ノブ自体は結構硬いです。これは個人的な理論ですが、MTBだとガレ場や気の根っこが入り混じる路面で幅広いノブの部分を全体的に路面に馴染ませてタイヤを食わす、、、そんな感覚があるので柔らかいノブの方が気持ちよく感じますが、クロスの場足は直線では路面抵抗を少なく、兎に角タイヤを回転させて前へ進み、コーナーでは路面にノブを突き刺して食わすようにトラクションを掛けています。僕のこの理論だとこのノブの硬さがちょうど良く、安心してコーナーに突っ込めます。

一点不満が。ビード径が大きいのが理由か、低圧時にシーラントがリークする場合があります。低圧といっても1.0barとか極端な場合ですが、厚めのサイドを補う為にいつもより低圧にして使用すると、多少コーナーが怖いです。

ただ、機密性は凄く高くて、2週間ほど何もせずに放っておいても殆ど空気圧は変わっていませんでした。

https://panaracer.co.jp/lineup/cyclocross.html

まとめると・・・

【 IRC SERAC CX TUBELESS 32c 】
サイドのしなやかさ:★★☆☆☆
低圧時の直進性  :★★★☆☆
直進時のグリップ :★★★★☆
コーナーのグリップ:★★★☆☆
低圧時の機密性  :★★★★☆

【 MAXXIS MUD WRESTLER TUBELESS READY 33c 】
サイドのしなやかさ:★★★★☆
低圧時の直進性  :★★☆☆☆
直進時のグリップ :★★☆☆☆
コーナーのグリップ:★★★☆☆
低圧時の機密性  :★★★☆☆

【 Panaracer REGACROSS TUBELESS 33c 】
サイドのしなやかさ:★★★★☆
低圧時の直進性  :★★★★★
直進時のグリップ :★★☆☆☆
コーナーのグリップ:★★★☆☆
低圧時の機密性  :★★☆☆☆

 

同時期、同条件での使用ではないので、あくまで個人の見解という程度ですが、購入を迷っている方の参考になれば幸いです。まだ続くシクロクロスシーズンを、更に楽しみましょう!!

2016年11月11日 Cyclocross, テクニック

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シクロクロスのジャパンシリーズ戦 = JCX の4戦目にあたる 東海CX “ワイルドネイチャープラザ” に参戦してきました。

地元の人々には「祖父江砂丘」として馴染みの、要するに砂漠のような砂地がふんだんに盛り込まれた通称 WNP。すでに今シーズンは5戦目、WNPは彼此3回走っているので、ここは力試ししてみようという感覚で参戦。

レース3日前、ライドした後時間かけてマッサージしてもらっていたものの、その後時間が取れず全く自転車に跨っていなかったので、やや足が重い。念入りにパワーを掛けて試走する。午後の試走でようやく普段通り足が回る感覚を取り戻しました。

以前と少しレイアウトが変わっている&気温が高いおかげで、乗車出来ない箇所が結構多い。とりあえず乗車・ランとどちらが早いのかC2-CL1-M1のレースで選手を見て秒数を数えて判断する。

例えば・・・砂地の頂上から轍を下るセクションでは、選手によって大幅に乗車のタイミングが違っていて、ミスが無くても数えで最大4秒の差が出ていました。
僕が選んだのは、完全にラン。最速で轍を下るのと通しでランだとランの方が若干早かったのと、それ以上に轍を下っても結局その先でミスする頻度が非常に高い。僕らが8〜9回この下りを通ることを考えれば、100%ミス回避を出来るランは有効だな、と。

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実際走ってみて気づいたのは、下りのランは砂地も相まって割と足に負荷がかからず、足を投げるだけで前に進み、比較的休ませながら前に進むことが出来ました。

さてレーススタート。
初っ端の砂地は、真ん中のラインがセオリーらしく、わざと右端を選択。案の定密集地帯で大クラッシュが起きて、噴煙巻き上がる中、そそくさと前へ。

序盤、SPPEDVAGENのパックに紛れ込む。砂地も乗車セクションで離され、逆にあえて降りる選択をした箇所で巻き返す。遂に僕もこの位置で走れるようになったか・・・と感傷に浸っているとキッチリミスを連発。ミスでの遅れは取り返すことが出来ず。ダラダラ位置を下げていくと共に、まだこのパックで走るのは自分には早かったと悟る。

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とにかくミスを減らす、ブレーキを使わない、ということを頭において走っていると、6周目で沢田時選手にラップされる。全くもって思っていたより速い。その後前田公平選手、丸山選手、小坂選手に抜かれまたしたが、思うに彼らのやっているシクロクロスと、僕らのやっているシクロクロスは次元が違い過ぎる。とにかく邪魔にだけならないように、チラチラ後ろを確認しながら走行する。

8周目でライバル、ハッチさんこと蜂須賀選手に抜かれ、完全に戦意喪失。前回のWNPでも反省していたはずの「まぁいいや」が再発し、結局最後の最後でもう一人に交わされゴール。

テクニックに関しての学びは多かったものの、位置を下げる勇気と最後まで諦めないという当然の条件が満たされていないレース展開となってしまいました。

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次は関西シクロクロス りんくう。前回から改善項目が多々あるので、気合入れて挑もうと思います。

Photo by Yoshihide Maekawa

大会名: 東海シクロクロス WNP / JCX #4
開催日: 2016年11月6日
開催場所:愛知県稲沢市 ワイルドネイチャープラザ
気温:  17℃
リザルト: C-1 / 23位 / 40%
路面状況:ドライ・砂
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: Maxxis “Mud Wrestler” 700x33c Tubeless Ready / F 1.2bar R 1.2bar
リム:  H PLUS SON “THE HYDRA” 28H ( http://hplusson.com
心拍数: Avg 175bpm / Max 185bpm

2016年11月7日 Cyclocross, レースレポート

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関西シクロクロス 第2戦、スチールの森(日吉)に参加してきました。

去年は他のレースと被って参加せず、2年前はC3でホールショットから独走で優勝した思い出の場所です。コースがハマると面白いようにリザルトが残るシクロクロスですが、今回はレース前から少しナーバス。

というのも、舗装路、長い登りなんてのは天敵。対して周りは充分に脚がある選手ばかり。自分の脚質とコースの特性が随分理解出来るようになってきていて、特にSSCXだからというのも相まって、試走しててもアップしててもどこか不安に苛まれている状態。

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コースは大きく3セクション。「芝生のコーナー」「舗装路〜シングルトラック〜舗装路」「芝生のアップダウン」。抜きどころが多いので、とにかく芝生のコーナーを狙い通りにクリアしてタイムを稼ぐ作戦でスタート。

スタートして1周目は相変わらず混乱状態。どこらかしこでクラッシュしてるし、メンテナンス不足から来るトラブルも多そう。その点、シングルスピード&油圧ディスク&チューブレスという設定はメンテナンス良いので有利。

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前回のDNF故の後方スタートから徐々に定位置を探して順位を上げると、なんとなく10数番。比較的冷静に歓声に返答したり、気持ちに余裕があるので、つまりは心拍が上がっていない=筋肉でやりくりしている感じ。後半に備えて無駄な脚を使わないように気にかける。SSCXはギアをコースの特徴に当てがえないので、その日によって心肺か筋肉か、負担が掛かる度合いが変わるのです。

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中盤からは後方にライバルが見えるも、ほぼ一人旅。芝生コーナーのライン取りや、難しいセクションを乗車出来たり褒められる点はいくつかあったものの、特筆したいのは舗装路の下り。

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ログ曰く40kmちょいまで出る300m〜400mほどの下り、SSCXだと一瞬でケイデンスがマックスになってやることないので、退屈しのぎにサガンとかがやる前傾姿勢で空気抵抗無くすポジションしてみたんですね。(写真はその直後のカーブ、ポジション戻してる最中なのでエラく前傾姿勢ですね)すると、周りのペダル回している選手より速い!驚きながらも、これをすぐに取り入れられた自分の判断はとても良かったと思うし、こういうところにシクロクロスの面白みがあると思うのです。

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最後は惜しいところで先頭の沢田選手にラップされ、-1Lap で終了。それでも13位 29%というリザルトなので、沢田選手の速さには驚きです。

ハートレートが壊れてきてるのか、ログが少しおかしいですが、心拍が上がってない分、もう少し追い込めた気もしますが、結果もついてきて良いレースでした。

Photo : Yoshihide Maekawa / BOSS photograph
大会名: 関西シクロクロス #2 スチールの森
開催日: 2016年10月30日
開催場所:京都府南丹市日吉町
気温:  16℃
リザルト: C-1 / 13位 / 29%
路面状況:ややマッド
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: Panaracer “REGACROSS” 700x33c Tubeless / F 1.6bar R 1.6bar
リム:  H PLUS SON “THE HYDRA” 28H ( http://hplusson.com )
心拍数: ログ計測ミス

2016年11月2日 Cyclocross, レースレポート