Photo by Kei Tsuji

All-City Cycles のSNSから発表があった通り、今年もACライダーとして活動をします。
実は今までと少し話が変わったことがあり、ここでご紹介させてください。

元々僕はBMXを通じて繋がりがあったモトクロスインターナショナルさんとアンバサダー契約を結び、All-City Cyclesのジャパンライダーとして活動をしてきました。5年間の活動を通じて様々な出会いがあり、All-Cityを作っている本社の人たちとも接する機会がありました。彼ら彼女らは常に僕の活動に対して前向きにサポートしてくださり、本国のウェブサイトにもわざわざ自分のプロフィールを掲載してくれていました。

そんな繋がりでしたが、今回実は本国から契約の打診があり、直接サポートライダーとして契約を締結しました。

これは僕の長年の夢であり、BMXを始めた頃から憧れていたことが実現することになります。日本のBMXシーンだとMacneilに乗っていた植山さんや、BLACKENの西山さんなど、僕が当時尊敬していた(当然いまも)彼らに少し近づけたのかなぁと、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。

とは言え活動の場は日本になりますし、引き続きモトクロスインターナショナルさんにはお世話になります。MX岡本社長にはいつも自分のことを気にかけていただき、今回の契約についても大変熱く応援いただいています。

こんな性格なので契約して未だ「こんな僕で良いのかなぁ」と不安やしりごみもありますが、せっかくの機会を活かして、今年も精一杯All-City Cyclesライダーとしての活動を行なっていきたいと思っています。

 

2020年1月25日 Cyclocross, Diary

昨年夏前に新車を購入し、それに合わせて自転車を載せる ヒッチキャリア と ルーフトップテント を導入してみました。

もともとマツダのファミリアGT-Rという、ラリーカーとしてレースを走っていた車を所有していましが、そろそろ現代車に・・・ということでしばらく車選びをし、マツダのCX-3を購入しました。

日常的な足とは別に、レースやファンライドなどで自転車を積んで遠方へ走り回ることも多く、車種もそれに見合うものをと考えていました。CX-3にはディーゼル / 4WD / MT というエンスー心をくすぐる謎のグレードがあり、外観の美しさも気に入ったのですが、何よりヒッチキャリアとルーフトップテントが似合いそう、という点が大きな決め手となりました。

<ヒッチキャリア、耐荷重など>

乗用車で自転車を運ぶ方法と言えば、「室内」「屋根」「ヒッチ」とあれこれ意見が分かれます。以前は無理くり室内へ放り込んでいましたが、どうしても複数台の場合は重ねて積むことになり、自転車に傷が入る悲しい経験もしたりでした。なによりレースでドロドロになった自転車の場合、毎回洗って拭き上げてから積む必要があり、結構なストレスだったのも事実。

また以前屋根積みをしていた時期もありましたが、屋根はどうしても目が届かないのでどこか不安なのと、風切り音や低い高架下なども考えると、自動車後方のヒッチキャリアが魅力的に感じました。

調べてみたところ、ヒッチキャリアを取り付けるためにはバンパーの中にあるメンバーという骨格部分に「ヒッチメンバー」という部品を取り付け、そこにキャリアを差し込むということでした。実を言えば整備工場勤務の自分、その辺の構造はある程度把握しているのと、いまどきはヒッチも特定の車専用でボルトオンがほとんど。CX-3専用品もあったので購入しました。

ちなみにヒッチにはサイズがあり、差し込む部分が大きいもの小さいものなど。僕が調べていたヒッチメンバーだと・・・
・1.25inch角:垂直耐荷重 90kg
・2inch角:垂直耐荷重270kg
という感じだそうな。

そもそもCX-3で2inch角がそのメーカーには存在していなかったのですが、船をひっぱるわけでもなく、垂直の荷重も90kgも超えないはず。

まず狙っているヒッチキャリア本体が24kg、そこに3台目の自転車を載せるアダプターが7.8kg。そして車両もMAXが1台 / 18kgで全部盛りしても85.8kgで一応クリア。まぁ18kgが最大って言ってもそこまで重たい自転車は持ってないしなぁ、、、という魂胆。
ただ、ヒッチメンバー自体の垂直耐荷重が90kgってことで、静荷重ではない点は安心に足るもののキャリアの長さがあるので、その分はマージンが必要というのもポイント。基本的には2台しか積まないが、万が一3台積む際はなるべく内側に寄せる+外側には軽い車体にする方が精神衛生上良さそうな気もします。

<選んだヒッチキャリア>

ということで、耐荷重も大丈夫そうなので、選んでいたキャリアがこちら。

YAKIMA の Dr.TRAY というモデル。サイクルキャリア定番のアメリカブランド “YAKIMA”。SNSの使い方がクールなのと、値段に国内外差があまり無かった(国内代理店が頑張ってるんだろうなぁ)というのが選んだポイント。ルーフテントも用意する予定なので、ブランドを揃えるのもちょっとしたオシャレポイントだったりします。

さすがはMTBのサポートライダーを抱えているブランドだけあって、Dr.TRAYは26〜29inchの4.5inchのファットタイヤまで対応しているそうな。(そんな自転車持ってないけど)
マウントはリヤのタイヤをバンドで固定&フロントはフォークとタイヤで固定させる方式。これだけディスクブレーキが主流になっているのを思えば、賢いソリューションだと思うし、キャリパーブレーキでも工夫すればしっかり自転車は固定出来ます。ちなみに、20inchのBMXも上手くやればマウント出来てしまいました。

Dr.TRAYという名前は、キャリアそのものがTRAY(折りたたむ)することが可能ということから来ているらしく、自転車を積んだままキャリアを下ろしてハッチバックを開くことが可能だったり、積んでいないときは持ち上げて小さく畳むことも可能です。

自転車をロックする鍵が付いていたり、何故かトレイハンドルの先っちょに栓抜きがついていたり、細かいところまで気が利いてます。

なかなか良い事づくしなアイテムですが、一点問題点が。いやキャリアそのものの所為ではないのですが、どうも車両側の衝突安全系統センサーがキャリアに反応してしまうのです。具体的にはマツダのスマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS-R)という、後退時に障害物の有無を判別して勝手にブレーキを掛けてくれる仕組みですが、、、それゆえにバックすると勝手にブレーキがかかるのです。それも結構な勢いでフルロックしてくるので、音もしかり結構な衝撃だったりします。
なぜかキャリアを畳んでいれば反応も無いので、自転車積む時だけ車両側のモニタでSCBSを解除して運転しています(やや面倒くさい)

<ルーフトップテント>

そんなこんなでキャリアはYAKIMAで、ルーフトップテントもYAKIMA製を選びました。

ルーフテントと言えば、その昔流行ったボンゴフレンディのモノが有名でしたが、これはルーフキャリアへ載せる後付けのもの、というイメージです。The Radavistのジョンプローリーが使っていたり、ポートランドのPoler Stuffが出していたり(これはYAKIMAとのコラボだった)で、存在は知っていて、気になっていました。

なぜルーフトップテントなのか?僕自身、年に20回以上レースを走っていて、それ以外も週末は自転車の為に遠征をすることが多いのですが、実は土曜が仕事で連休が至って少ないという個人的な事情があります。仕事を終えてせっせと現地へ向かっても、どうせ到着するのは夜暗くなってから。次の日も朝早いことが多いし、その為に毎回宿を押さえるのも勿体ない、それならば快適に車中泊が出来る術を探した方が効率良いんではなかろうか。ということで、ルーフトップテントにピンと来たのでした。

実際たまにハイエースを借りて車中泊も良くしていたし、あまり拠点を気にせず移動できる点も気に入っていました。

<購入まで>

こちらも本当にちゃんと取り付けが出来るのかしっかり確認で必要とのことで、あれこれ下調べしていました。

サイズはSとMでふたつあり、車格・家族構成的に使うとしてもSで充分かな、と。重量は本体が40kgあり、ルーフレールそのものの耐荷重は50kg。うん、ちゃんとカバー出来る。しかし、、、ここで気になることが。当然テントなので、その中に人間が入って居住する前提。大人二人で軽く100kgは超えるだろうし、荷物も考えれば耐荷重(静荷重ではない)の3倍以上にはなる。ここをどうクリアするのか。

購入前に文献をかなり探してみたのですが、ルーフレールの耐荷重はだいたいどれも40kg〜最大でも75kgまでが限度。う〜む。そもそもルーフテントを発売しているYAKIMAですら耐荷重で75kgだし「こういう理由があるので安全面はクリアしています」という記載は見当たらず。なので此の期に及んでは自分で構造を考えて判断せねばかなぁと。

先ずひとつ言えることは、このルーフトップテントが普通に販売されていて、普通に運用されている事実がたくさんある点。調べてみればYAKIMAよりよっぽど重いものも存在しています。なので、調べるとすれば「なぜ大丈夫なのか」という観点で良いのかなと。

先ずルーフレールの耐荷重は50kgということですが、これはレール2本のど真ん中に何かを(例えば自転車キャリアとかを)据えても50kg以内なら大丈夫ってことであろうし、要するにレールそのものの強度の問題ではなかろうかと。一方、ルーフそのものの強度といえば、よく事故でも見受けることがありますが車が横転してもぺちゃんこにならないだけの強度があります。ルーフパネルは破れてるケースもありますが、ABCピラーの上部は車両そのもの(1000kg〜2000kg)の荷重が掛かっても壊れない構造となっています。

確かにYAKIMAの注意書きにもルーフに固定させる位置や、ルーフそのものの構造は細かく指定があるし、レールに載せているというよりかは、レールの土台とその下のピラー部に荷重をかけている感じなんだと思います。なるほど、それなら安心感あるし、走行している時(要するに耐荷重の方)は40kgなのでレールの強度にも問題がないのでええのかな・・・と。

実際取り付けてから、人間がルーフに乗っていてもドアの開け閉めに違和感などはないし、歪んでいる感じもありません。ただ今時はアイシスとかタントとか、スライドドアそのものがBピラーになっている車体もあるので、あの系統の車につけるのはちょっと不安がありますね。それこそ屋根に人が乗った状態でドアの開け閉めをすると、歪みそう。

<購入後>

ということで、購入しました。荷物は当然40kg。段ボールですらこのサイズになるとそれなりの重さがあります。灼熱の夏、汗をぬぐいながらせっせと展開して組み立てます。テントは2つに折りたたんであり、助手席側に開くように設定しました。後部でもよかったのですが、ハッチバックが開かなくなる可能性も考えて諦めました。Youtubeにて紹介されているインストレーションを予めチェックしていたので、割と時間もかからず組み立て完了。ルーフへは彼女に手伝ってもらって、載せました。流石にこの作業は大変で、出来れば工場で玉掛けしたかった・・・。

ヒッチキャリアの組み立て10分、取り付け5分。
ルーフテントの組み立て60分、取り付け15分ってところでしょうか。

ルーフテントの展開は簡単で、黒いカバーを取り外してハシゴを伸ばして引っ張るだけで完了。慣れれば3分くらいで出来上がります。なんと簡単なこと!夜中に目的地に着いて展開させるのも、簡単なライト一個あれば問題ないくらいです。中は大人2人がゆったり寝られるサイズ感で、中でちょっとした酒盛りしたり、のんびり着替えたりすることも充分できます。

入り口を含めて窓は全部で5つ。四方と屋根、それぞれテントと同素材の密閉できるカバーと網戸が両方ついています。共にジッパーで開閉が出来て、使っていない時はバンドで巻いてしまっておくことが出来ます。また床のマットも結構分厚いフカフカのものが最初から用意されているので、寝心地も問題なし。タオルケットだけ敷けば少々汚れても問題ないでしょう。

買ってから真夏の灼熱、もしくは真冬の極寒であれこれ試してみましたが、結構耐えうる温度は幅広いと思います。夏は30℃くらいの熱帯夜、風通しの良い場所なら網戸全開で何とか過ごせました。ただし、日中は熱が篭るのでキツイと思います。
逆に真冬は-1℃(もしかしたら夜中もう少し下がったかも)で寝泊まりしましたが、これは完全に寝袋の能力に依存するので何とも言えません。それなりに良い寝袋を使えば耐えうる温度はぐんと下がるでしょう。それはともかく、日中は日が出てくれれば物凄く中は暖かいです。僕らは真冬にレースをするシクロクロスという競技をしていますが、外が0℃くらいの気候でも、中では半袖でもOKな程度には過ごしやすくなります。着替えたり、レース前にストレッチしたり、これは画期的でした。

特に床が路面状況に依存しないという点は素晴らしく、雨が降ろうが雪が降ろうが、床はいつも通りの状態で過ごすことが出来ます。一度夜中ザーザー雨が降る日がありましたが、テントの上に掛けるカバーが撥水性高く、中は全く問題なく快適に過ごすことが出来ました。露結も、そのカバーで結構防ぐことが出来ます。

見た目を言えば、図体のデカイ黒い塊がずっと屋根に佇んでいるわけで、あまり好まない方もおられるかもですが、それを差し引いても、これは非常に良い買い物をしたなぁと思った次第でした。

ちなみに購入そのものは代理店が楽天やAmazonで出品していて、かなり手軽に購入できるのと、適合などの詳細も、メールすればすぐに返事いただくことが出来たところも◎でした。

 

YAKIMA – Dr.Tray (ドクタートレー)

YAKIMA – SKYRISE RoofTop Tent Size-S(スカイライズ ルーフトップテント サイズS)

2019年7月17日 Diary, Gadget, other

待ちに待った関西シクロクロスが開幕。

ここまでJCX3戦、80%ルールでフルラップすらさせてもらえなかったレースが続き、60分きっちり追い込むのが最低限の課題。

コースは、昨年と位置関係が変わり、スタートフィニッシュが東西で逆転していて、全く新しい場所と言っても語弊がないイメージ。長いストレートは多いが、関西らしいタイトなコーナーが多く入り混じっている印象。途中凹凸がある路面は体に結構響くので、空気圧もシビア目に調整。

スタートグリッドは去年のランキング順ということで2列目で、岩井藤川さん(この人、昨日CJ新潟走ってんだよな・・・)の後ろ。号砲を待っていると左前の選手がフライング。よろよろ戻っている間に全員スタートし、間を抜けるべくコース中央へ紛れることに。

基本的に他人を信用していないので、マジで落車だけしないように全神経を研ぎ澄ませて第一コーナーまで抜けて、10番手ちょいくらいで序盤を走ります。コース幅とラインの選択もあって、序盤はなかなかペースが合わない。

中盤にかけて徐々に足並みが揃うメンツで集団が形成されてきて、たぶん僕は3グループ目くらいの後方。コーナーで追いついて、直線で離されるを繰り返して、それでもここまでJCXでは良い結果が出せなかったことを思い返して、なんとか集団には食らいつきます。声援や、コースのタイトな感じが、これぞ関クロって感じ。

 

みんなちょっとずつミスがあって、抜きつ抜かれつ。そうこうしている間に662チームメイトのヤンボーが追いついてきて、一緒にGIANT湯浅さんも連れてきて、終盤に向けてパックがバラけていきます。

残り2〜3周。いつもここでダレてしまうところ、なんとか気持ちを奮い立たせて、使ってない筋肉を身体中で探して自転車を進めます。耐えて耐えて何とかラスト1周のジャンが鳴る、申し訳なくも直線は湯浅さんの背後で力を貯めて、自分の得意なセクション=シケインとタイトなコーナーの手前でグッと加速。そのまま引き千切って、前の選手まで追いつきます。

どこか交わせないか、どこか交わせないか、、、、隙を狙っていると前の選手がコーナーでアウトに膨らんだので、イン着いて前に出る。そこからは限界まで踏み続ける。が、走行音がずっと後方で続くので、ライン塞ぎつつコーナーは超スローで曲がる、そして一気に加速。相手のリズムを崩してギリギリ引き千切ってフィニッシュ。あとで確認したら終盤でも都度1000w近く出ていたようです。

このところ自分の力を生かせないレースを繰り返していたものの、レース後ぶっ倒れる程度には出し切れて満足。

去年が20位 /39%、今年が19位 / 44%。結果だけ見れば代わり映えしないものの、パワーを見ると進化しているのが理解出来ます。クロスでも特に使う時間の長いパワーが去年よりグッと上がっている。コースプロフィールが違うとは言え、これは紛れもなく夏の練習の成果だと実感が出来ます。ローラー練ながらSST(スイートスポット=FTPより少し低いパワーの維持)をずっとやってきて、ちょうど持ち上がったパワー域がその部分でした。

そういえば去年はステップがあって自分にかなりアドバンテージがあったし、そう思うとこの結果でも充分喜んで良いのかも知れません。

逆に連続するコーナーでは、後半に掛けて上半身が上手く使えず、狙ったラインにタイヤが乗せられないことが多々。勿体無いライン取りも多くあったので、この辺は至極冷静に、次回改善するとします。

来週も同じコースなので、しっかり回復させて張り切ってレースに挑みたいと思います。

Photo by KeiTsuji

大会名: 関西シクロクロス #1 紀ノ川
開催日: 2018年10月28日
開催場所:和歌山県紀の川市
気温:   20℃
リザルト: C1 19位 / 44%
路面状況: ドライ
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: FMB SSC Slalom 33 / F1.45 R1.5
ウェア: WAVEONE “デュアルスーツ”

2018年10月29日 Cyclocross, Diary, レースレポート

「熱意が人を惹きつける」
この言葉が似合うブランド、作り手は、そう多くはないと思っています。ですが、”All-City Cycles”、そしてこのブランドを舵取りする ”ジェフ・フレイン” という男にとっては、これほど分かり良い言葉はないと思います。

この熱意は、生み出される製品や、または語られるストーリーとなって現れます。All-City Cyclesというブランドを通じて彼らが伝えたいこと、を、翻訳してみました。

29252269085_539bbd2508_b

僕たちは最新のアニュアル、例年用意しているフォトブックの制作に取り掛かりました。この中には、僕たちが誰で何をしているのか、まだご存知ない方たちへのカンニングペーパーが用意されています。
数年前 All-City Cycles がピストバイクの会社だった時は、僕たちが何をしているのか誰もが正しく認知してくれました。ですが、いま僕たちの世界観は自転車に関わる多くを取り込むようになり、その認知の一部を失っているのは明らかで、それがこの冊子を作っている理由です。

シーンに裏側から携わっている僕たちにとって、扱う自転車の種類は変わりましたが、目標は変わりません。ライダー、ショップ、そして地域社会へ貢献する為には、既製の自転車に美しさをもたらし、また常に自分たちが望んでいる自転車を新たに作り、僕たちが信じる人々やイベントに利益を還元する必要があります。

僕らの仲間、コシ(※僕です)はこう述べる
「スピード、スタイル、ラブ、リスペクト」だと。

・僕たちのミッション
アーバンサイクリングの文化とその道具の進化に意味ある貢献をする事。

・僕らは何者か
All-City Cycles は、現代の都市生活からインスピレーションを得ています。複雑で、カラフルで、またどこかくたびれていたり。僕たちの中には小さな町からやってきた者もいれば、大都会で生まれた者もいます。ある者は、ムーバーで、シェイカー、メイカーで、デザイナーだったり。シーカー、ロマンティック、クック、ウィーダー、アーティスト、フォトグラファー、ブルーカラー、ホワイトカラー、そしてカラーなしだったりするのです。(※クック・ウィーダーは奇人変人の意、ブルーカラー・ホワイトカラーは肉体労働者・ビジネスマンの意)

僕たちはすべての町、すべての都市、すべての国、すべての大陸から来ています。そして自転車というコミュニティに住処や拠り所を見つけたという共通項によって繋がっています。
その場所で自転車に乗り、レースをし、時には冒険をしたり、道無き道を進んだり。パーティーをすることも、近道を通ることも、素晴らしい景色を覗いたり、美味しい食を見つけたり、時には飲み交わしたり、真夜中に泳げるスポットを知っていたりすることも。
これらストリートは、僕たちのモノなのです。

・僕たちが信じていること
自転車に跨って仲間とどこかへ出掛けます。辿り着いた場所、道中を共にしたその乗り物や仲間に対して愛を感じずにはいられなくなるはずです。
僕たちは使い捨ての文化、特に自転車のコモディティ化を嫌います。
例えば、普段手にする機会の多いモノは機能的であるだけでなく、使用頻度や年齢に応じた美しさや価値を伴うべきだと考えます。あなたが作った自転車のキズはその自転車をより価値あるものとし、あなたが誰であるか、そしてどこを訪れたのかを反映していると考えています。あなたに与えられた人生の歩みを、その一台の自転車が共に進んでいると言えます。

・僕たちがしていること
長きに渡って愛用され、新しい場所に連れて行ってくれたり新しい経験をあたえてくれる乗り物、また世界や自分自身について学ぶことの出来るような自転車を作ることが、僕たちのゴールです。

具体的には、店頭に並ぶ自転車がただの既製品ではなく美しい手作りの作品だった時代がありました。僕たちは、その美しさを既製品の世界へ持ち帰り、より多くの人々に思いやりのあるデザインを実現できるよう努めています。細部に至るまで汗を流し、作り出すすべてのものに僕たちの経験を落とし込んでいます。これらの製品は、情熱を持った誇り高い職人たちの、何年にも渡って習得したスキルによって作られています。

All-City はあなたにとって初めての自転車にはならないかも知れません。
ですが、僕たちと同じ世界観を持った仲間たちにとって、最初の偉大な一台になり得るでしょう。また、世界には常により良いバイクができる余地があると信じています。

original post : “ALL-CITY IN BRIEF”

2017年7月11日 All-City Japan Tour, Diary

15069011_10208467005847756_9031753456794699303_o

初のUCIレースにあたる関西シクロクロス #4 マキノに参加してきました。UCIレースは国際ライセンスが必要で、僕の場合、特異な環境で走れれば走れるほど楽しい。尻尾を振って年初にライセンス申請をし、遂に使う機会に恵まれたわけです。

しかし高度なレースになればなるほどルールが厳しく、当然ながらC1は80%ルール適応。トップのラップタイム x0.8 以上差がつくとレースから降ろされます。周回遅れをラップする際の危険回避などの理由がありますが、何にせよ僕にとって80%ルールは相性が悪く、事ある度にギリギリで切られるジンクスがあるのです。去年の全日本では、80%が稼動したその瞬間切られた(つまりそのレースで一番短い時間しか走れなかった)し、茨城CXでもパックでウダウダしていたら直前ギリギリで切られて不完全燃焼ときています。

コントロールの非常に難しいことながら、今回はメンバーの中でC1を走るのが自分だけ、観戦に来てくれたチーム員に計測をお願いしました。目的は、80%で切られるボーダーを数字で可視化して、ギリギリででももう一周に飛び込むということ。

15039454_10208467047408795_9102950018086393561_o

先ず予測できることは全て用意しておくのです。
昨年、一昨年のマキノ、トップのラップタイムは大体7:40くらい、つまり 460秒、その80%以上トップから遅れれば切られるので、”368秒” これが僕に与えられる猶予。WNPや日吉など、総合的に考えてトップと差がつきやすいマキノのレイアウトを考えれば1周で60秒ほど差がつくでしょう。となると、6周目でカット、7周目に足が突っ込めるかどうか。たぶん全体は8周回なので、 -1lap が僕の目標。フルラップはいまのところ物理的に無理な目標なのです。

もちろんコンディションでラップは変わりますが、あくまで目安として。

これを、レース走行時チーム員に計測してもらい、リアルタイムで告げてもらう。2人に、別々の場所で。僕のガーミンには、タイム・ラップ数・ラップタイム・前回のラップタイムが表示されており、ある程度自分のペースは把握できるようになっています。

makino

先ずラップ地点でチーム員に待機してもらい、トップのラップタイムを計測。そこから x0.8 して僕が遅れている時間を引く。上の想定値が正しければ 368秒 – 60秒 = 308秒 で、「60秒、残り308秒!」と教えてもらえるのだ。次の周には「120秒、248秒」となる。はっきり行って全開で走っている最中に 分→秒 の計算なんて全く出来ないし、足し算ですら怪しい。なので、このように必要最低限に絞った情報で走ろうと言う作戦なのです。

15110853_10208466965646751_2096533436584129816_o

ということでゼッケン41番、5列目でレーススタート。右端に陣取って最初の右コーナーはインからすり抜ける。目測20位くらいで序盤レースを進める。この辺りの位置だとみんな上手なので、キャンバーでゴチャゴチャにならずに済みます。後ろを少し見ると、グッチャグチャ。足を削ってでも先に出る価値はあったように思います。

15138347_10208466970606875_5718513485052397506_o

試走ではUCIのみの時間もあり、ガッチリ走っていたもののレースとなると印象が全く違う。前半は辛いが、後半は休めて割と足が溜められます。これが周りに合わせて走るという意味なのでしょう。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-11-21-9-29-12

デイブが、1周目でラップタイム x0.8 をチームメールに流してくれていました。

トップのラップは7:29 = 449秒 80%ルールは 359秒。予測より速い。トッキーよ・・・。てことはたぶん5周、頑張って6周に足突っ込めるかどうか。その時自分のラップが8:20くらいだったので、42〜43分死ぬ気で頑張れば・・・。

15194514_10208467016608025_4771015881118298704_o

2周目、3周目はオッチーさんパックにしがみ付いていて、なんとか良いペースを刻むことが出来ている。チーム員2人が教えてくれる秒数からも、過度に遅れたりしている様子はない。が、3周目後半で離される。追いかけようとするも、ミスがどんどん増えていくのでオーバーペースを悟り4周目は少しペースダウン。

15137618_10208467055769004_1749043342970392775_o

途中でSPEEDVAGEN矢野さん、YatsugatakeCC ユフタくんと合流。告げられる残り秒数も、先ほどより明らかに減っているのでペースが落ちすぎている。ミス出にくいコース後半でユフタくんがハンドル入れてくるので、ここぞとばかりにペースアップ。なんとか振り切る。

そのままギリギリのペースで回ってきて、最後のお告げが「残り20秒やぞ!死ぬ気でいけ!」と、、、目測、いけるかどうかとても微妙なライン。

15128889_10208467062689177_4623080961136395305_o

意識が飛びそうになるながらも、残りのパワー全開でラップへ向かう。フライオーバーを今日一番キレイにこなし、コーナリングもミスなく。前を見ればさっきまで離れていたオッチーさんがちょうど次のラップに吸い込まれていった。

「やった、いけるかも」と思ったのも束の間、突然僕の目の前に知らないオジさんが現れて、サクッと道端に放り出されてしまった。あぁ、なんて悔しい。全てが水の泡。そんな気持ちに駆られるも、最後の20秒だけが原因では全くないので、冷静さを取り戻す。

息を整えて、まだ続くレースへ目をやる。芝生の登りでトップ独走のトッキーを見る。まるで舗装路のゴールスプリントのような勢いで去っていった。そりゃ5周でラップされるわな・・・。

%e5%86%99%e7%9c%9f-2016-11-20-14-53-56

よく考えたらタイム計測と僕に告げるタイミングが被るので、計算するのが必死でヤバかったらしい。田口さん、奮闘の軌跡を記念に貰って帰ってきました。

何れにせよ、80%ルール適用時の運用としてはベストなサポートをして貰えたので、本当に満足です。本当チームのみんなに感謝です。

ゴール47%。感覚的には、地方レースで25%、関クロで35%、JCX戦で45%、UCIで51%、、、まぁまぁ上出来でしょう。残念ながら野辺山UCIは参加せず、次はALL-CITY JAPAN TOURでバイクロアに参加します。土日両日おりますので、ぜひ現地でお会いしましょう!

Photo by Kei Tsuji

大会名: 関西シクロクロス #4 マキノ/ UCI-Class2
開催日: 2016年11月20日
開催場所:滋賀県高島市 マキノ高原
気温:  16℃
リザルト: C-1 / 35位 / 51% -3Laps
路面状況: ややマッド
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: IRC SERAC TUBELESS / F 1.8bar R 1.8bar
リム:  H PLUS SON “THE HYDRA” 28H ( http://hplusson.com )
心拍数: Avg 175bpm / Max 183bpm

2016年11月21日 Cyclocross, Diary, レースレポート

11/29〜12/4に掛けて、2年ぶりにAll-City Cyclesのジャパンツアーが開催されます。
今回日本にやってくるブランドマネージャーのJeffからメールがあったのは8月、神戸で開催されたFun Meetingの前日。

「コシ、日本でツアーするのに合わせて、スペシャルなサイクリングキャップを作りたいんだけど協力してくれないか」

物凄く嬉しかったし、全力で手伝うぜ!と返事してから数ヶ月。完成品があがってきて、あらら・・・トラブルが発覚。再度、生産するには時間がもう無いしどうしよう。日本とアメリカの時差でタイトに連絡が取れない中、彼らが修正に四苦八苦してくれて、今回商品がツアーに間に合うこととなりました。

一連の経緯を本国のブログに掲載してくれていたので、翻訳してみました。ぜひチェックしてみてください。

原文はこちら
http://allcitycycles.com/blog/_single_entry/hand_screened_katakana_caps


30288007974_c671cf7a98_z

今回のジャパンツアーにあたって、僕たちAll-Cityの仲間や取扱店のみんなにスペシャルなギフトを用意したいなと思い、準備に取り掛かっていた。日本の文化にリスペクトのあるようなデザインで、かつ日本とアメリカ、双方の人たちが見てカッコイイと思えるユニークなもの。そんなアイテムを作ろうと思い、まずはサポートライダーの一人であるコシ(僕だ)に連絡を取り、ディレクションをサシャ(All-Cityのデザイナー)に任せた。

デザインに関しては、コシが送ってくれた数パターンの伝統文様から、サシャが麻柄文様を選択。何故かって、そりゃまぁ。それと、ツバの裏には彼がカタカナで作った「オールシティ」のロゴがプリントされる。

ところがどっこいキャップのサプライヤーはイタリアにあり、もちろん日本語なんて理解できない、そしてどういう訳か彼らがデータを動かしている間にカタカナの一部分が抜け落ちたのだ。僕たちが入稿した時点ではそんなミス無かったはずなのに。本当は日本のみんなに対する敬意を表したはずのギフトがなんのこっちゃ、僕らの想いをよそに全く持って期待外れな出来になってしまった。

31061103526_883c936451_z
間違ったカタカナになってしまった ”カタカナキャップ”

さて、どうしたものか?

もう全て破棄して新しいものを用意してもらうか、いや布用ペンで書き足すか、ステンシルでやるか・・・
そうだ、Bike Jerks(Jeffが個人的にやってるDIYブランド)で使っているスクリーンプリントだったらどうだろう。よく考えれば複雑な作業が、これなら自分の作業部屋で段取りよく出来ることに気がついた。

30983123581_29fb3ab21b_z

じゃあまず縫い目に合わせてキャップをセット、抜けたピースをプリントしてまた次のキャップをセットして・・・もうこれは、徹底した段取りに基づいた流れ作業。最初のにプリントした30個のうち、15個はツアーで使うのに充分なクオリティだったけど、残りの半数の完成度はちょっと酷かった。さすがにこれはロゴを台無しにする感じだったので、止む無くボツにした。
でも徐々に作業に慣れてきて、次の25個のうち破棄してしまったのはたった5個に収まった。

30288007914_ee1824f6af_z

地下室、僕の作業台に並んだキャップ。

作業が完了して、品質検査を待つキャップたち・・・結局破棄するものはこの中からは出ず、このあとアイロンを当ててインクを硬化させる。それが、またもや思ったように段取りが進まない。ツバをちゃんと温めないとインクはしっかり硬化しないし、逆に熱を当て過ぎればツバの中に入っているプラスチックの板が変形して波打ってしまうという始末。

なんとか作業を完了させ、せっかく自分たちで手で修正作業をしたのだから、今回のギフトがよりパーソナルなものになるように、All-Cityチームみなのサインを入れることにした。

30954562752_8c08506c64_z

ときに、誰かがレモンからレモネードを作る機会をあなたに与えるように(”逆境にあってもベストを尽くす” の意)、僕らが今回ひとつひとつ手で作業し、ひとつひとつ仲間たちに手渡しすることは最高の思い出になることでしょう。願わくば、このキャップがツアーの楽しいひと時の思い出や、新たな仲間に出会えるきっかけになってくれれば嬉しい。

日本のAll-Cityサポーターたちへ、もうすぐ逢えることを楽しみにしているよ!

Jeff Frane


ということで、ツアーはもう間もなく開催!

詳細はモトクロスインターナショナルさんのサイトからどうぞ。

All-City Japan Tour 2016 Shop訪問&イベント スケジュール決定!!

 

2016年11月19日 All-City Japan Tour, Diary

15000004_10208410803842741_418261243022192830_o

関西CX #1 に引き続き、自宅からのアクセスが良い 泉佐野市 りんくう公園でのレースに参加してきました。

前回はパンクDNFながら、過去の順位から考えれば信じられない位置を走っていれたので、今回こそ25%を超える順位を・・・と息巻いていたわけです。50人出走なので、12位以上。何とかなりそう。

ここのところスタート直後の落車が本当に目立つので、後方スタートの自分は傍から抜く作戦。最初のオフロードでは左にメインラインがあるので、試走では走りにくい右端を丹念にチェックしてラインを考えておく。
スタートして案の定、右側がスッカスカ。パワー掛けてグイグイ前に出る。作戦通りその場で15名くらい抜かして1桁台を走行。

14991204_10208410811722938_738275898252588520_o

今回の勘所は、前回のレースで沢田時選手が高速で駆け抜けたキャンバーセクション。ここを如何に速く走り抜けられるかでだいぶ差が開きそう。そう思い bikin!TVのTIPS を思い出してそれ通りに実行。無駄なく駆け抜けてタイム差を開けたはず、、、が、あまり前後の選手と差が変わってい無い。そりゃそうですね、みんな同じようにセクションをチェックし、最善方法を見つけてレースに挑んでいる訳です。僕だけ早いなんてことはそうそう無い。

得意を上手く生かすことが出来ず、じわじわ周りと差が開いてしまう。挙句の果ては、一番得意なはずのコーナーセクションでジワジワ前に離される始末。おかしいなぁ、と悩んでいたら、あまりの疲労から無意識にペダリングを止めてしまっていることに気づく。

15068460_10208410805522783_6516519004086556283_o

あれほどコーナーはペダリングした方が速いと宣っておきながら自らこの始末。気付いたのがラスト2Lapで、そこから巻き返す。とは言え時既に遅し、17位でゴールとなりました。

15002508_10208410823203225_7252438940009752792_o

そう言えば、トップ選手が居ないので久しぶりにフルラップ。(決して嫌味では無い)タイム差が数字で見えて自分の位置を再確認出来ました。トップと2:43秒差。25%からはちょうど1:00差。8Lapなのでトップだと20秒、25%だと7.5秒を毎周詰めればたどり着ける訳です。文章で書いてもナカナカ実行するのは難しいですが、何が良くなかったのかはハッキリしているので、更に分析もしながら次に活かしていこうと思う次第です。

ところで、今回レースに行って気になったのが、SSCXがとにかく多かったことです。知っている方だけでも10名、たぶん自転車の数で言ったらもっと沢山出場していたと思います。完成車、オーダーフレーム問わず。
レースは自転車を用意して、走って、最後家に帰って汚れを落とすまでが一連の流れなので、ディレーラーが無いメリットが、レース中のトラブルだけにとどまらないことは言うまでもありません。

15039631_10208410818683112_48625189605759264_o

僕の場合、シクロクロス車はSSCXしか持ち合わしていませんし、全レースシングルスピードで走ります。ギア比など、僕でわかることがあれば是非気軽にお声掛けください。

Photo by Kei Tsuji

大会名: 関西シクロクロス #3 りんくう
開催日: 2016年11月14日
開催場所:大阪府泉佐野市 りんくう公園
気温:  19℃
リザルト: C-1 / 17位 / 36%
路面状況:ドライ、凹凸多
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: Panaracer “REGACROSS” 700x33c Tubeless / F 1.8bar R 1.8bar
リム:  H PLUS SON “THE HYDRA” 28H ( http://hplusson.com )
心拍数: Avg 173bpm / Max 182bpm

2016年11月14日 Cyclocross, Diary, レースレポート

法定点検

コンスタントにブログを書いていて、意外と僕の拙い文章でも人様のお役に立っているのか、わりと毎日のアクセスが増えてきていたり。

自転車の話だけでなく、元整備士の経験を生かして自動車のこと、とりわけややこしい 「車検」について書いてみようと思います。

登録申請

先日知人が車検を受けようと思ったときに、インターネットでお店を調べたがあまりにわかりにくく僕に泣きついてきたという話がきっかけもあり。確かに「車検 + 地域」(僕の場合、車検 + 尼崎 とか 車検 + 西宮とか)で調べても、お店の広告や車検ポータルサイトばかり。

ポータルサイトって、見てる本人に判断材料がなければいまいちわかりにくいですよね。実際、正しい情報を探すのも一苦労。車検を受けるにあたって抑えておきたい基本情報ってあまり書いてないのです。

<車検費用の内訳って>

まず抑えておきたいのは費用の内訳です。金額は大きな比較材料のひとつです。

01

国などに払うお金 = 諸費用

これは国や保険会社が徴収するお金です。どこで受けても変わらないので、ある意味気にする必要の無い部分です。

車検の基本料金

ブレーキの分解や検査ラインでの作業、陸運局での登録に掛かるコストです。相場はだいたい9,500円から25,000円ほど。大きい車の方が手間暇掛かるので高くなる傾向にあります。
この基本料金と別で「代行手数料」と称して10,000円前後徴収する工場もありますが、これは先述の陸運局での登録費用を別にしている訳です。いまどきは大体基本料金に含むのですが、安い車検は後で追加になったり、見積もりした際に注意して確認すべきです。

追加整備代

車検作業とは別に発生した整備代のことです。例えばエンジンオイルとか、ブレーキパッドの交換など。「車検に通らないので作業すべき項目」もここに含まれます。実際に車検してみないとわからない部分も多く存在しますね。

上記の内容を分けて見るだけでも、随分車検の費用が理解出来ます。

02

写真のように「車検整備」の基本料金を安く設定していても、実際受けてみると「ヘッドライト調整料」とか「ショートパーツ」「ブレーキクリーナー」なんかで追加追加させる場合もあるようです。基本料金だけ見ると安く感じるものの、ヘッドライトの調整とか、基本料金に入れておいて欲しいですよね・・・。

<指定工場を選んだ方が断然お得>

03

整備工場の種類を知っておくのも重要なポイントで、いわゆる車検工場は2つの種類に分かれます。

認証工場

分解整備等で認可を受けている整備工場です。ただし車検では陸運局へ車両を持ち込んで検査を受けます。

指定工場

工場内に検査をするラインを設置しており、場所の離れた陸運局(この辺だと 神戸の陸運局 は 魚崎 にありますね)へ運ぶ必要がありません。当日上がり、短時間での車検が可能です。運輸局からの認可が必要なのと、定期的な監査があったりと維持も結構大変だそうですが。いわゆる民間車検工場というのがコレです。

前者は陸運局にクルマを運ぶ、後者は運ばない。小規模の場合、指定工場として設備投資や検査員の雇用など大変ですが、クルマを運ぶ手間も費用として計上される訳です。なので、必然的に指定工場の方が安い(か同額ならサービスが充実している)はずですし、単純に自分のクルマを知らない人に公道で走らされるのは嫌だったりもします。

スクリーンショット 2017-04-18 17.11.20

スクリーンショット 2017-04-18 17.11.28

指定・認証の見分け方としては、掲示してる看板など国土交通相の方に記載はありますが、一番簡単なのは 印紙代 を見ること。指定工場は1,100円認証工場など、自分で陸運局へ持っていくと1,400円または1,700円になるのです。HP等で確認して印紙代が1,100円だと安心です。

さて、上記項目がわかれば実際の工場を比較したいと思います。

<どんなお店を選ぶべきか>

ディーラー

スクリーンショット 2017-04-24 14.31.17

トヨタや日産など、新車販売を行うディーラーです。新車購入であれば、車検の案内も来るでしょうし、買ったところで受ければその後の保証も安心です。逆に車検だけの一見さんとしては入りにくいかもしれません。いわゆる「ディーラーの車検は高い」という通説は、ディーラー系の整備士に聞いた話だと販売目標がネックになっているようです。「新しいクルマに乗り換えて欲しい」思惑が常に付きまとうので、今回で乗り換えて貰えるよう高い見積もりを出す傾向にある、ということです。例えば、足回りのブーツ部品の破れなども、ブーツ単体で部品が出ていたとしても、”念のために” そのボールジョイントごと見積もりがされていたりする、ということです。

車検専門系

スクリーンショット 2017-04-24 14.33.03

「速太郎」とか「車検のコバック」とかがこれ。会社の形態としては、もともと”地元のクルマ屋さん”だったような地域に根付いた整備工場がフランチャイズの看板を出している感じです。車検という業務に特化した仕組みを本部が作って、その仕組みで店舗を運営しているわけです。したがってどのレベルで整備をするかは、その各地域の店舗(を運営する会社)に依存することとなります。

ただ比較的この車検専門系が注目されているのは「車検に通る箇所・通らない箇所」を明確に伝えていることが多いので、僕たちユーザーが必要・不要を選択出来るのと、お店の整備士側も「安く的確に提案したい」というプライドがあるので、修理方法を工夫して提案してくれるケースが多いです。限界まで車検費用を安くする方向では無いにしろ、必要なものを適切な金額で提案してくれる、と言えるでしょう。

調べる側としても、フランチャイズ名 + 地域名(例えば コバック + 尼崎など)でもお店がすぐ見つけやすいという利点もあります。

中古車買取・販売店系

スクリーンショット 2017-04-24 14.35.44

ガリバーが運営するShake!や、CMでお馴染みのBIGモータースがこれに当たります。 BIGモータースはハナテンを買収した大きな会社。オークション会場のHAAもハナテンが運営しているので、規模の大きさが目立ちます。広告宣伝など、本社の直営ならではの運営方法で、若いスタッフ・長時間営業・綺麗な店舗、という三拍子揃った店舗作りが魅力的です。
但し、中古車販売が本来の生業ということが重要で、話のキッカケである友人の見積書を覗いてみて、かなりオススメ整備が追記されていたのも事実。あとキッチリヘッドライト調整料やショートパーツ代を上乗せしているのも、ならではという感じでした。

02

カー用品系

スクリーンショット 2017-06-06 10.25.12

スーパーオートバックスやイエローハットなど、用品販売店です。車検という目的以外でも足を運びやすい為、割と幅広い層に馴染みがあります。

名の知れた大きな会社という点もあるのですが、実は直営とフランチャイズが混在していて、例えばSuper Autobacs系は直営です。どうも直営の方が店舗運営の観点で身動きが取りづらいようで、フランチャイズの方が特別なキャンペーンを行ったり、地域を取り込む動きが上手な店舗も多いイメージがあります。

また、ディーラーあがりのスタッフが多い為、ディーラーに似かよった見積もりが出るケースも多く見られます。実際店舗としても販売に最近力を入れているのか、そういう思惑があるようにも思えますね。

ガソスタ系 / 街の自動車屋系

基本的に認証工場である場合が多い為、先述陸運局までの搬送の手間が工賃に含まれる分、少し勿体ないように思います。ガソリンスタンド系の場合、ガソリン代が安くなるなど利便性も高いのですが、地下ガソリンタンクの点検更新などで廃業に追い込まれる店舗が多い中、長期的な意味で整備を任せることが出来るか、というのは少し疑問です。

また、昔は私の知り合いでも、安価で技術力も高く、非常に良心的な整備工場を営んでる方も沢山おられましたが、後継の問題で店舗を畳んでしまうケースがかなり多く、跡地にマンションが立っていたり、悲しい一面を多く見かけます。

<最後に>

長々と書きましたが、整備業界の人材枯渇が非常に進む昨今。僕たちユーザーが「良い整備工場」を探すのも一苦労です。個人的には、新参で様々なサービスを併設する店舗も魅力的ですが、建物が古くとも、その地域に根ざして長く業務を続けるような整備工場が一番安心だったりするのではないかと思うのです。

少し癖のある整備士の方も、上手に付き合えば親身にクルマに関わるあれこれを教えてくれる良きパートナーになると思いますし、これを読んでいただいた方が、少しでも良い整備工場と出会えることを願います。

2016年9月6日 Diary

All-City Fun Meeting #2 – 神戸。
前回の広島 / ロードサイクリング に続き今回のテーマは ”マウンテンバイク”。新たに登場したモデル < LogLady > に込められた想いを、ライドで紐解いてみようというのが狙い所です。

IMG_8289-2

IMG_7640

ホストは “SPARK scone & bicycle” さん。スコーン?バイシクル?SPARKさんは、神戸は元町で自転車と手作りのスコーンを提供するカフェ&サイクルショップ。港町を爽快に巡るレンタサイクルもあり、カフェでゆっくりとしたティータイムを過ごせる、この街に馴染むスペースです。

IMG_8041

オーナーの冨田功さんはガイドとしても名の知れた存在。神戸の “裏山” を冨田さんの案内で走ります。

8月11日。この日は、偶然にも新たに制定された「山の日」。新しい祝日を迎えるには絶好の企画となりました。

IMG_8292-2

元来、この神戸が位置する「阪神間」というと、要は大阪の”阪” と神戸の”神” の間、主要都市に挟まれた土地を意味するのですが、その土地の人々は日常的に北を「ヤマガワ」 南を「ウミガワ」と呼びます。それほど、山があって海があることが当たり前なわけですが、その環境たるや自転車文化を深く知れば知るほど、あまりに恵まれた土地であることを理解せざるを得ません。

IMG_7737

ロードを乗るにしても、標高900mの六甲山(実際は山脈のように長く続いている)へ続く道が複数とても容易にアクセス出来ますし、都市部のサイクリングロード、湾岸部にはダートジャンプトレイル、そして裏山にシングルトレイル。

IMG_7759

裏山という言葉自体、日本人にとってはドラえもんくらいしか触れることが無いような気もしますが、学校のテストで0点をとってママに怒られた日、ジャイアンにイジメられて涙ながら帰ってきた日に走って駆け上がったあの裏山が、僕らの街にも存在するのです。

IMG_7783

IMG_7798

神社の脇道を抜けて遊歩道を走ります。まだこの標高だとハイカーも多く、都度丁寧に挨拶をするローカル。どこでもある話(仮に自転車の乗り入れがリーガルだっとしても)ハイカーとライダーが共存するポイントはこういうところだなぁ。僕たちもマネをして元気よく挨拶を交わして先へ進みます。

IMG_7866

冨田さん「僕らがいつも寄る、朝メシポイントがココ。ご飯食べて、結局ここでずーっと喋って時間すぎちゃうこともあるけど、、、そんなノリで大丈夫?」

IMG_7880

もちろん大丈夫です。郷に入れば郷に従え、みなが愛する朝飯を一緒にいただく(その時の小っ恥ずかしい卵焼きのクダリは、MXのブログをどうぞ)

IMG_7811

今回参加されたのは、SPARKさんを縁にこの裏山を走っているみなさん。トレランをルーツにしていたり、山で遊ぶことにとても長けています。ルートの中にはかなりの勾配も用意されていたのですが、26inchのハードテールでスルスル下っていくのが印象的でした。

IMG_8267

途中「裏山会の根性試し」的なセクションがあり、正直結構危ないので僕は遠慮させて貰ったのですが、そこはローカル、みんないいスピードで下っていくのでした。

IMG_8220

このフィールドでも自転車はあくまで機材スポーツなので、最新技術への興味は止まないのですが、当然いまは昔懐かしいバイクであっても、その当時は最新機材として寵愛されたのです。それ以来長年付き合ってるバイク然り、譲り受けて大事に育てているバイク然り、それらのスペックは多くが時間を掛けてその土地どちに応じた頃合いに落ち着いていくと思います。

IMG_7846

とは言え、僕みたいに他のジャンルからMTBを興味深く見ていて、いざ始めたいと思ってもハードルが高いのも事実。不要なスペックにお金を掛けるわけにもいかないし、かといって下位グレードのバイクはそれなりのパーツだったり見た目だったり。

ロードにしても、シクロクロスにしても、そのジャンルで容姿の優れた自転車を見抜く力が養われていればいるほど、腑に落ちるモノがナカナカ見つからないのです。

IMG_7884

必要なスペックのみを(タイヤ径だったり、油圧ディスクだったり、XC寄りなジオメタリは正に)突き詰めていき、あの懐かしい雰囲気を残した結果がこのLogLadyだったのだと思うのです。

何より今回3台のLogLadyがライドに登場し、僕とガイドの富田さん、そして写真を撮影してくれたMXの山本さん、特に彼がカメラなどの機材をしっかり背負いながらもクイックにハンドルを捌いて僕ら一行に帯同してくれていたことで、このバイクが見た目以上のポテンシャルを持っていることを確信したのです。

IMG_8016

そんなこんなを考えながら冨田さんのアテンドについていくことほどなく、今回の最終目的地でもある森のスラロームに辿り着きました。
自然の地形を利用して、ローカルが徐々に育ててきたこの場所。丸太で側面を鍛えたバンクが LogLady の名に相応しい絵になります。

IMG_8077

IMG_8107

IMG_8092

IMG_8132

急勾配に、樹木を軸にした急ターン。リジッドの直感的な反応と、クイックなハンドリングを体感する瞬間でした。

ちなみにこの日登場した3台のLogLadyはパーツは完成車そのままで、タイヤチョイスが3台とも違いました。冨田さんのバイクが純正のクリンチャー2.2、MX山本さんがSurlyの3.0、僕のチョイスは2.35のIRC Mibro(チューブレスレディ)に1.5気圧。純正もRocketRonがはまっていて充分楽しめる仕様ながら、チューブレスの低圧さで全体的なグリップ力と軽さを稼ぐのも良し、プラス規格で圧倒的なグリップ力を登りで楽しむのも良し。

[vimeo width=”600″ height=”450″]https://vimeo.com/178765954[/vimeo]

 

今回のライドの模様をシュッと映像にまとめています。夏っぽい選曲を、EVISBEATSことアキラくんから拝借しました。ありがとうございます。

IMG_8280

帰路はジープロードとシングルトレイルを笑い声と共に下って、気が付けばあっという間に山中を抜けて下山。見渡せば思いっきりビル群、都会。あぁ、そうだ、神戸の山を走っていたんだっけな。

居場所の感覚を狂わせるほどの非日常さが実は生活圏からほんの少し隣に佇んでいて、実は気軽に楽しむことが出来る。聞けばAll-City Cyclesの生まれたミネアポリスはこういったトレイルの宝庫で、山の多い日本とも少し似た環境なのかも知れません。LogLady に込められた想いとは、そんな素敵な非日常を、気軽に、それに必要なシンプルな機材で楽しんで欲しい、そういったものだったのかなと気が付きました。

IMG_7986

Spark冨田さん、ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました。ライド途中に662チームメイトの田口さんと奥ちゃんに遭遇したのですが、実は山中で僕がサイドカットしてパンクして、すかさず修理キットを差し出してくれまして・・・本当助けられっぱなしのこのライド企画。感謝です。

18.5kmで700mアップ。結構登りましたね・・・。この企画はまだ続きます。次は涼しい時期でしょうか。どこでどんなライドが出来るか、今から非常に楽しみです。

今回のライドの模様は Instagramの #allcityjapan でもチェック出来ます。

All-City Cycles “LogLady” : http://ride2rock.jp/products/96000/

2016年8月18日 All-City Japan Tour, Diary

24410043006_686f7cf7e8_k
photo : chef-nobuhiro

シクロクロスにおける「パワー」「ペース」「テクニック」。レース中も自転車を降りた後も、これらの言葉が頭の中でグルグルと8の字を描いている。今シーズンの殆どをC1選手として走り抜けて、確信が持てたことがひとつありまして。それはテクニックに関すること。

大雑把に言えば <コーナリングテクニックを習得する為の一番簡単な方法> 。

・状況から考える

理論に裏付けをするべく、少し状況を説明しておくと・・・。今シーズンで特にいい成績が出せたのは2戦。

・関西シクロクロス 東近江 23位 43%
・関西シクロクロス みなと堺 28位 45%

堺直前のFTPは 242w、体重は64.5kg / 自転車は SSCX でギア比 2.0。タイヤはMaxxisのチューブレス、空気圧は1.8

はっきりと言ってFTPもギア比も低い。SSCXという十字架を背負いパワーも無い僕が特別結果を出せた理由は、この2戦とも【コーナリングテクニック】がかなり重要視されたコースだから。コーナリングは得意な方です。

・レースで実際に起きたこと

24436293066_78e9080abc_o
photo : BOSS photograph.

<コーナリングが得意> この言葉をもう少し噛み砕いて語るなら「タイヤ許容範囲の把握」と「ライン取り」だと思うのです。2項目は常に共存しているけれど、タイヤ許容範囲の方が全体像を捉えるのは難しいはず。

話をレースの中へ。堺で、僕は後続にパックを従えて連続コーナーに差し掛かっていました。全てのコーナーをタイトに攻めて、パックを随分突き放すことが出来たのです。
次の周回、同じコーナーではパックの後ろに捕まり前のペースに合わせて走行する。コースが狭く抜かすことは出来ないと考え、身体を休めながらジッと前の選手たちのラインを眺めていました。
よく見れば、とにかくコーナー手前で大きく膨らんで曲がっている。側から見ていると「曲がる為」ではなく「膨らむ為」に膨らんでいるとしか思えない。僕はそのラインを無視して真っ直ぐ侵入して真っ直ぐ抜ける、特にタイヤが滑りそうな感覚はなかったように思います。
彼らは「アウト イン アウト」という乗り物競技の基本に忠実になるあまり、一番大事な「速く走行するライン」を疎かにしていたように思うのです。

ライン
図のように。点線が僕、水色が膨らんでいた人。(点線が正しいライン、では無い。今回のケース、というだけ)

次の周回はそのパックの前に僕がいて、さっき膨らんでいた人が後ろ。さっきと同じようにコーナーで離そうとするも、なかなか離れない。あれ?おかしい。何故だろう。その次の周も同じ展開。気になって後ろに意識をやって分かったのが、完全にラインをトレースされていたのです。そりゃそうか。

・経験がモノを言うが、経験するためには?

<速く走る為には、速い人のラインをトレースしよう> という、ここまでの話だと何処にでもある結論になってしまうのですが、もう1つ気になることがあります。何故、C1で走ろうともするような経験値高い選手が今更ライントレースしてるんだろう、ということ。

ここからは仮定。速いラインを自分で作るとき、タイヤの限界ギリギリで走ることが多いです。タイヤの限界とはトラクションが抜ける直前のこと。もしトラクションが抜ける直前にアラートが鳴る機能がガーミンに備わっていたら・・・。

そんな機能は無いので <どうやってタイヤの限界を知るか> というと、もうこれは限界ギリギリで試しに走ってみるしかないでしょう。つまり場合によってはコケてみるしかない。
自慢にもなりませんが僕はよくコケます。特に試走中は結構ぶっ飛んでコケることが多い。何故ならコケないとそのコーナーでのタイヤの限界は分からないし、なんだったらコケてもいいようSSCXにしている節すらあります。

あのコーナーで僕のラインをトレースした人はこう思ったんじゃないかと「なんだ、そんなくらいでも曲がれるんだ」あくまで推測ですが、直接にそう言われたことも過去にあったりします。上記の状況も1度や2度では無く。実は多くの人が、タイヤの限界がどこなのか知らないんじゃなかろうか。もしくは結構許容値を余して限界としているのでは・・・?

値段の高いタイヤで余裕を持ったラインを走れば確かに安心なのですが、僕は比較的安いタイヤでもその限界を理解すればタイトにコーナーを攻められると考えています。というか、そのトラクションが抜けるギリギリが一番楽しい。(完全にトラクションが抜けてしまう泥はそんなに好みではない)

24436225465_6657d36e46_k
photo : chef-nobuhiro

一番大きな例を挙げれば662CCCとその仲間たちのライディング。ダートジャンプや山の中で蓄えた経験はもちろんのこと、大前提として「コケてもしゃーない」という割り切りが存在しているように思うのです。そうじゃなければダートジャンプなんてやってられるはずない。

ついでに言えば、僕はMTB(XC、DH)、BMX、ロード、CXと様々な競技を経験していますが、シクロクロスが一番安全な競技だと考えています。その本意はコケ無いから安全ではなく、コケても速度域が低くて安全、という意味。

・まとめると

・自分が考えているアウトインアウトのラインが、上空から見ると結構無駄な線になっている可能性を疑う。

・自分が考えるタイヤの限界点が、もっと先にあるんじゃないかと疑う。

・最後は、実際に挑戦してみるしかない。

無闇にクラッシュしてしまうのは良くないのですが、僕が試走で作った擦り傷の数々も今となっては様々な経験を用意してくれたと感じているのです。

2016年1月19日 Cyclocross, Diary, テクニック

1 2 3 6