コロナウイルスの影響もあって、僕のシクロクロスシーズンは急な形で終了してしまいました。これは自分の周りの多くの人に当てはまることでもありますが、こんな悶々とした気持ちはトレーニングで晴らすしかない。

特に天候や自粛ムードにも左右されないオンラインシミュレーターであるZwiftを活用するのが良いのでは。以前から某Podcastなどでも自分がZwift愛用していることがちょくちょく話に出ていましたが、せっかくなので細かいガジェットも含めて、使用しているハード&ソフトを紹介してみようと思います。

本来トレーニングをすることが主題のはずが、ローラー生活のQOLを上げることが目的になっている感も否めないのですが、それはそれで誰かの役に立てば幸いです。

<ハード>

1. パワーメーター / ローラー台:Tacx Neo

言わずと知れたスマートローラーの定番アイテム。色々なサイトでレビューがありますが、確かに静かで負荷のかかり方がリニアで良い。特にiPad⇆Tacx NeoをBluetoothで接続した時の親和性が非常に高く、インターバルメニューの開始・終了も画面との全くズレが無く、練習に集中できます。(パワーメーター→iPad→スマートローラーだとワークアウトの開始にズレが生じて結構ストレスでした)

2. バイク:All-City Cycles Mr.Pink

普段乗っている ACのMr.Pinkをリヤホイル外して取り付けています。基本的なコンポはSHIMANOアルテグラ、ポジションはRideWorksさんにてRETÜLを受けました。
以前は取り付いているPioneerのペダリングモニターを使っていましたが、上記の理由からパワーメーターはTacxへ変更。ワークアウトメインなので変速することも殆どなく、インナーxミドルくらいにずっとチェーンが掛かっています。
外へ乗りに行く時の取り外しすら面倒になってきたので、先のCXシーズンで使っていたバイクをポジション出して使用するか検討中。

3. Zwift動作環境:iPad(第6世代 / 32GB Wifiモデル)

ZwiftはiPadで運用。ANT+は使わず、全てBluetoothで接続されています。ほぼローラー専用と化していて、電源は繋ぎっぱなし。高めのテーブルに ミノウラ TPH-1 と SWG-400 を組み合わせてハンドルバーから近い位置にマウントしています。なお、iPhoneは手元でコントローラー、MacBookAirはローラーのおかずになる動画を流しています(後述)

4. トレーニングマット:MINOURA トレーニングマット4

ローラー部屋は畳なので、床を傷つけないようにトレーイングマットを使用。汗も落ちるので必須。

5. 扇風機:工場扇 / Panasonic まごの手スイッチ / Dovewill ボトルホルダー

これは関西CXで活躍するskmz氏からの頂き物。おそらくホームセンターなどで購入出来るタイプのもの。家庭用扇風機で運用していた時期もありますが、暑くて集中出来ないのでこちらもかなり重要なアイテム。3段階風の強さを調整出来るが、練習中に手が届かないのでオンオフだけ、Panasonicのまごの手スイッチを使用中。あまりに暑い日には凍らしたペットボトル2本を、登山用のボトルホルダーで吊っています。かなり効果あり!ただし床に結露した水が落ちるのでバスタオルが必須。

6. 心拍計:POLAR(ポラール) OH1

腕につけるタイプの心拍計。光学式は正確じゃないという話も多いですが、ローラーでインターバルする程度ならスパイクなども出にくく、何せつけてるストレスがかなり低いのでとても良いです。以前別の光学式心拍計を使っていましたが、充電する部分が汗で錆びてダメになったので、注意が必要です。

7. Bluetoothイヤホン:PLANTRONICS BackBeat FIT 2100

ワイヤレスイヤホンはAirPodsも使っていますが、汗が気になるので防水タイプのこちらを。音質も良いし、耳のボタンで音量を変更することも出来ます。

8. ヨガマット:IRONMAN CLUB トレーニング & ヨガ マット 10mm厚

以前ローラー台の下に敷いていましたが、MINOURAの専用マットを買ったので、こちらはトレーニング前のストレッチや筋トレ用マットとして使っています。広めで特に不満もありません。

9. タオル:Rapha INDOOR TRAINING TOWEL

満を持して登場したRaphaの室内トレーニングアイテムのひとつ。黒のパイル生地、ピンクのゴムでブラケットに引っ掛けます。この手のアイテムって利便性というより「おーしトレーニングするぞ」というやる気を駆り立てるような意味合いも感じていて、仲間やパートナーへの贈り物としても悪く無い気がします。

www.rapha.cc
インドア トレーニン ...
https://www.rapha.cc/jp/ja/shop/indoor-training-towel/product/IDF01XXBLK
朝一でも深夜でも、いつでも室内トレーニングはハードなものです。...
10. iPhoneマウント

トレーニングの際、iPadでZwiftを、MacBookAirで映像を、iPhoneはMacBookAirのリモコンなどに使っている(後述)ので、iPhoneは必ず手元で見える場所に備えてあります。便利なのが、汎用のiPhoneスタンドの底にGarminのアダプターを貼り付けたもの。アダプターはREC-MOUNTから販売されている両面テープで固定するもので、貼り付ければそのまま普段のGarminマウントで使用出来ます。

11. PCスタンド:1homefurnit ノートパソコンスタンド PCスタンド

MacBookAir用。テーブル、iPadのマウントの位置との兼ね合いで、画面が見えやすくするために購入。

12. 除湿機:アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機

湿度が高いと汗の揮発しづらく、体温が下がらなかったり汗が滴りまくったりするので、こちらも購入。普段は部屋干しした時の除湿にも使える(いやむしろこれが正しい使い方)割と効果があって湿度の高い夏などは重宝しています。

13. 温湿度計:タニタ(Tanita) 温湿度計 デジタル ブルー TT-559 BL

気温・湿度に対する自分の快適指数のようなものを目で見て理解したかったのでゲット。確かに長時間ローラーをすれば、3〜4℃くらいは軽く上昇するし、湿度も結構上がるもんです。

14. サイクルパンツ:DABADA(ダバダ) サイクル インナーパンツ

僕は普段ローラーを2パターンに分けていて、早朝軽く足を回すものと、仕事から帰ってきてちゃんと追い込むものと。追い込むときは持っているビブショーツを履きますが、朝起きてすぐ漕ぐならサッと履けるショーツが良い。値段のわりにパッドも悪く無いのですが、パッドの付いている位置が割と後ろ目なので、前傾姿勢だとパッドの位置がサドルより後ろ側に来てしまうかもしれません。

 

ソフト

1. Zwiftアプリ/ Bluetooth

一番重要なZwiftのアプリはiPadの第6世代で動かしています。以前はMacで動かしていましたが、練習したい時にすぐ行えると言う意味でiPadは据置にして、ほとんどZwift専用と化しています。
パワーメーターがTacxになったことでBluetoothが使えるようになったのが大きいきっかけですが、そのほか心拍計もBluetoothで繋げています。今のところスパイクなど目立ったトラブルはなく、非常に快適。またiPad側も特に変な挙動もありません。おそらくグラフィックなどは処理能力に対してかなりカットされている部分もあると思いますが、とは言えそれが不満になるわけでもなく、正しく動いてくれるのでとても満足しています。

2. Remote Mouse

この環境だとiPad、手元のiPhoneはすぐにタッチできますが、奥のMacBookまでは手が届かず、動画再生などローラー中は何かと不便を感じます。ということでMacについては手元のiPhoneで操作しています。Remote Mouseというアプリは送信受信両方にアプリを入れておくことによって、Macで言うところのMagicTrackPadのような挙動を体験できます。タイピングも普段のiPhoneと変わらないのでストレスはありません。

3. Zwift Companion

Zwiftのアプリと連携する、こちらもいわゆるリモコンアプリです。通常のZwiftアプリよりUIが操作することに特化しているので使い勝手が良いです。ワークアウトで少し指定値を上げたり下げたりする時によく使っているのと、めちゃくちゃ追い込んでいる時はこのアプリの時間表示の方が見やすかったりします。

4. 各自転車レースのネット配信

季節によって見るレースは変わりますが、一年を通して概ね海外のレースネット配信を見ながらトレーニングしています。春先はクラシック、夏秋はMTB、冬はシクロクロス。
日本だとJsportsや、今は無きDAZNの自転車チャンネルが有名ですが、見れる数が少ないので海外系のストリーミングサービスにVPNで地域を誤魔化して使っています(ちなみに僕はFloBikes)
あとはYoutube上のGCNやRedBull TVが無料で映像を配信しているので、UCIの年間スケジュールを見ながらどれを観ようか吟味しています。UCIスケジュールも探せばGoogle Calendar上で公開されているものがあったりするので、オススメです。

5. Amazon Prime

言わずもがな。最近はdチャンネルに登録して、軽いトレーニングの時だけ旬のアニメをチェックしています。
今年から毎朝30分軽いリカバリー的なワークアウトを必ず行なっていまして、僕のモチベーションはほぼPrimeのアニメにかかっていると言っても過言ではありません。


ということでトレーニング内容に触れるでもなく、だらだらと買ったものを書いてみるブログでした。

ローラーに乗り始めたのは僕がCXを始めた7年ほど前のこと、そう考えるとノウハウというかハック的な知識も増えてきました。たぶんにこれからもローラー生活はトレーニングに切っても切れないでしょうし、また貯まった知識はここで紹介したいと思います。

2020年3月27日 Cyclocross, テクニック


Photo by KeiTsuji

僕のレースシーズンも例に漏れず、拡大するウイルスの影響で突然に幕を下ろしてしまいました。
とは言え、参加者みなが絶賛したゴルフ場でのレースでシーズンを終えたこと。全日本SSCXのタイトルは惜しくも逃してしまいましたが、期間を通して体調を大きく崩すことなくレースに参加出来たことは、アマチュア選手としてとても感慨深く、とても誇らしいものです。

レースというのは常にトライ&エラーの繰り返しで、細かい走りの処理方法から機材の刷新まで色々な気づきがあるものです。過去のシーズンと比較して今年大きく変えたものや、実践してみたこと、使ってみた機材などを羅列してシーズンの締めとしたいと思います。

 

<フレーム&フォーク>


Photo by KeiTsuji

数年間使用した All-City Cycles “Natureboy853” というモデルが刷新され、同じくシングルスピードの “Natureboy ACE”というモデルで1シーズン走り切りました。スルーアクスル、フラットマウント、軽量化などなどアップデートはかなりあったんですが、ここでは全体的なフィーリングを。

最新機材になって「剛性が上がった」と言ってしまうのは簡単ですが、それによって僕の走りに何が起きたか。特に大きかったのはブレーキングの際の自転車の挙動でしょうか。ヘッド・ハブシャフト、ブレーキマウントなどなど、余計なところに力が逃げないのでブレーキを掛ければ掛けるだけタイヤがキッチリ制動されます。特に速度域の高いレースでは顕著にそれ分かるんですが、高速でコーナーでは慣れれば慣れるほどブレーキレバー握るタイミングが遅くなっていったように思います。(その分ちょっとでも惰性で速く走っていられる)

ただその弊害として、制動時の力が低圧のタイヤ前後2点へ集中して掛かることになるので、タイヤのトレッド・空気圧チョイスは今までと変える必要がありました。タイヤがヨレるほどは低圧にしづらいのと、その分設置面積よりもタイヤのトレッドで止まれるように、トレッドの高いタイヤを好むようになった気がします。

となると走り方もタイヤを滑らせて泳ぐように走るというより、きっちり止まってきっちり加速するイメージが大きくなりました。シーズン序盤はこの負荷に足が耐えきれず、後半ダラダラ垂れていくことが多かったのですが、レースを重ねるに連れて慣れて走りやすくなっていきました。

とは言えドリフトしながら走る感覚も好きなので、来シーズンはローターを小さくしたり、タイヤもトレッド低いものに変えたり、色々試してみたいなと思ったりです。

ちなみにジオメタリもややコンパクトになった印象があり、フィッティングでステム伸ばしたんですが、取り回しは以前よりも良くなったように感じています。特に今シーズンは関西も30cmのシケインが何度か登場し、全周回をバニーホップでクリア出来たのもこの自転車のおかげだと思っています。バニーホップ、飛ぶ直前ってかなり集中するし、体も自転車もブレないようにさせるのが難しいんです。

総括して僕にとってはありがたいモデルチェンジであり、レースでもハードに使う方にはオススメしたい一台だなと感じています。

・バイクポジション(RETUL FIT)

先のシーズンを終えた直後、まず取り組んだのが自転車のポジション変更でした。今回はお世話になっている芦屋RideWorksさんでSpecializedのRETUL FITをお願いしました。

関節などの可動域を測定しながら、身体全体が無理なく動くポジションを探っていきます。以前の窮屈なポジションから余裕のあるポジションになったことによってペダリングが楽になり、ケイデンスは意識すれば10RPMほどアップするようになりました(ワークアウト時 83RPM平均→93RPM平均)これに慣れてからはトルク出さなくてもワット出るようになったので、練習メニューは徐々にパワーが上がっていきました。

肝心のレースですが、ロードのポジションそのままでも(自転車に対する)身体の位置も悪くないし、操作感を失うこともありませんでしたし、対応できるケイデンスの幅が広がったので、速度が上がって惰性でペダルを回しても気持ち的には楽になったように思います(何せシングルスピードなので)唯一路面からの突き上げが大きいコースでは、身体を上下に動かす幅が狭くなったのでお尻をサドルに擦ってしまうことが増えましたが、その時くらいは少しサドルを下げて対処しても良いなと思います。

何よりポジションに対して迷いもなくなったし、気を散らさずペダルを綺麗に回すことに集中できやすくなったと思っています。

<身体の使い方、考え方>

さてそうなると気になるのが、自転車の上での身体の位置や支え方です。こちらも以前からお世話になっている “Trainer’s Salon Okada” の岡田先生にお願いし、実際のレースを見て指導してもらいました。先生には普段、身体のケア、コンディショニングの施術をお願いしています。
以前FBにも書きましたが、先生曰く自分は体幹が1時間走る上ではそこまで強くなく、後半疲れてくると肩が上がって体重が前へ前へ移動していくような状態になっている、ということでした。言われてみればレース中の写真を見ても、それが前半なのか後半なのか、自分の身体の状態を見ればわかるほど差があります(速い選手は序盤から最後までポジションが崩れない)こういうことがレース中の細かなミスを増やしますし、大きなクラッシュも元を辿ればこの姿勢が崩れていることに起因するものが多いと感じました。

なかなか無意識に体の状態を維持するのは難しいので、最初は意識をかなりして。徐々に慣れて来て無意識でも保てるように気をつけます。特に砂のマイアミでは後半姿勢が崩れると乗車できなくなる区間もあるので、あのコースでしっかり最後まで轍にタイヤをハメて走れたのは、結果が出たからだと認識しています。

 

<ウェア>


Photo by Satoshi Oda

レースで着用するウェアはこの3シーズン、WAVEONEさんにサポートしていただいています。All-City Cyclesには半袖のジャージ・ビブ様々なデザインが用意されていますが、レースで使うワンピースなどはなかったため、オーダーで制作をお願いしています。
デザインは当然アメリカで作られ、そのイラストレーターのデータを本国から取り寄せて、もう一度スーツに合うようにWAVEONEさんで作り直して貰っています。肩周りやセパレート部分など修正する部分も多いのですが、デザイナーの方がメール越しとは言えとても親身に説明&提案してくださいます。オーダージャージと言えば製品の品質もさることながら、初めて注文を入れる人にとってはこの辺の気遣い・ケアがとても安心出来るんじゃないかと思っています。

今季使用させてもらったのは、2アイテム。気温が高い日用の “デュアルスーツ” と 今回満を侍して発売された “シクロクロス用デュアルスーツ” です。

上下一体型の両スーツですが、デュアルスーツはとにかく薄くて汗抜けが良いです。気温が高い日用とは言え、結局12月越えても日によってはこのジャージを使っていて、今シーズンのような暖冬だとまさに重宝する一着だと思います。袖が割と長いので、下着の厚さによって割と幅広い気温に対応できます。

それと今回登場したシクロクロス用のデュアルスーツ。中に起毛が入っている長袖のセパレートワンピースですが、何せこれは着脱がしやすいです。以前普通のワンピースも使っていましたが、肩がキツくて着るが大変でしたが(汗で脱ぐ方が大変かも)セパレートになってからかなり改善されました。
そしてビブの生地もサンプルの時点から何度かアップデートがあり、泥が付いてサドルで擦れても生地が削れにくい=破れにくいものになっています。この辺は自分も含めてサポートライダーに対して小まめなフィードバックを求めるWAVEONEさんらしい商品だと思います。自分の意見が商品になるのも嬉しいことですし。

あとは雨水が浸透しにくい性質があるので、個人的には冬だけでなく大雨だったGrinduroでも大活躍でした。(特に撥水加工などはなく、WAVEONEも公式に雨に強いというアナウンスはしていないのですが、個人的に使っていて寒い日に雨に濡れる=低体温症の可能性を著しく下げてくれたので、これは声を大にして伝えておきたいポイントだったりします)


Photo by KeiTsuji

という感じで、毎年色々な気づき学びがあって、なかなかこの場で全てを伝えることは難しいですが、同じくシクロクロスを楽しむみなさんに少しでも伝われば幸いです。

シクロクロスのテクニックで、特に注目されているのが「バニーホップ」です。シケインを超えたり、段差に飛び乗ったり、会得するとレースで有利になります。

<*以下 動画より文章と画像を抜粋>

シクロクロスバイクでバニーホップをするには重要な点が3つあり、先ずはそのイメージを頭に焼き付けることからスタートします。

1つ目は、ライダー本人の重心移動です。自転車を宙に浮かせる最大のコツは、重心の移動にあります。前タイヤを持ち上げる為、前荷重から一気に後ろ荷重へ、前タイヤが上がった瞬間また前荷重へ身体を移動させます。自転車の上でライダーがどういう風に位置移動しているか注視すると良いです。

2つ目は、自転車の位置移動です。ライダーの重心移動で前タイヤを浮かせることが出来たら、後半はハンドルで自転車そのものを前に押し出して後ろタイヤを引き上げます。わかりやすいように「刺し」なんて言いますが、このハンドルを刺す動作がいかに出来るかで後ろタイヤの挙動がかなり変わってきます。

3つ目は、動作の速度です。バニーホップの際の荷重移動はとても速く、通常の再生スピードで映像を見ても理解できない程です。つまり考えながら動かせるものではなく、ある程度無意識でも出来る程度には身体でその動きを覚えていく必要があります。

以上を正しい順番で理解し練習することでバニーホップが会得できます。重心の移動とその動作速度は一朝一夕で出来るものではなく、1個ずつ正しい順番で練習することによって身体が動きを覚えていきます。当然いま持ち得ない筋肉も必要になりますし、可動域も必要ですので、身体そのものも練習と共に進化させる必要があります。僕がBMXでバニーホップを会得したときは深く考えず数で動作を体に覚えさせましたが、しっかり頭の中でイメージを作ることで、より短い時間で動作が会得できるようになるはずです。

練習を始める前に自転車のセッティングを見ていきましょう。ペダルはSPDタイプのものではなく、フラットペダルを強くオススメします。というのも、バニーホップはペダルでタイヤを引き上げるのではなく、あくまで荷重とハンドルの押し出しで行います。SPDを使うと足で引き上げる変な癖がついてしまいます。

あとサドルは下げて身体の可動範囲を広げた方が楽なのと、タイヤの空気圧はある程度高く保った方が自転車が安定します。ミスしてリム打ちするとパンクの原因にもなります。

ハンドルの持ち手はブラケットなのかバーなのか、例えばW杯でも顕著に流派が分かれています。ですが、僕はブラケットから練習すべきだと思います。
確かに、バーを持った方が身体の中心から手の位置が近くなるため、重心の移動に余裕が出ます。より後ろに身体を引けるのと、ハンドルを押し出すのもより遠くへ押し出せます。ですが、何よりバーの場合ブレーキレバーが握れないというデメリットがあり、ミスをしたときのリスクが高くなります。レースは一人ではなく不特定多数で行う競技のため、周りに迷惑を掛けないというのも重要です。あくまでブラケットで出来た上で、応用としてバーを使う選択があった方が良いと考えています。

バニーホップの初歩は、前タイヤの持ち上げです。道のりが遠く感じますが、基本動作がきっちり出来て初めてバニーホップが成立します。
乗り越えても衝撃の無い低い目標物をおいて、それを超えるタイミングで前タイヤを上げます。このとき、腕力や肘の屈伸のみで引き上げないように注意します。
身体の、特に肩甲骨あたりに意識をおいて、肩甲骨がハンドルの上からぐっと後方へ引っ張られるイメージで身体ごと荷重を後ろに移動させます。前荷重の際折りたたんだ腕は、引き上げる際まっすぐ引き伸ばしてハンドルを引っ張ります。

今度は後ろタイヤです。前とは逆の動作で、自転車の後方に体重を掛け、肩甲骨を意識しながら荷重を前方に移動します。同時に腕でハンドルバーを押し出して、後ろタイヤを持ち上げます。このとき足は自転車の動きにそわします。爪先立ちのような状態で足先を引っ張れば、SPDでなくとも多少ペダルがグリップしてタイヤが持ち上がりますが、足で持ち上げる感覚はその程度で充分。基本的には体重移動とハンドルの押し出しがメインになります。
慣れてきたら目標物を置いて、必要なタイミングでタイヤが上げられるように慣れます。

前・後ろ共にタイヤを持ち上げる動作に慣れてきたら、ふたつを一連の流れとして行います。前荷重 → 後ろ荷重で前タイヤを持ち上げ・そのまままた前荷重に移動して後ろタイヤを持ち上げます。徐々に動作速度を上げていくと、高さやタイミングは別としてバニーホップとして成立してきます。
ここからは手持ちの携帯などで自分の動作を撮影しながら確認した方がより良いでしょう。正しいバニーホップと比較すると、荷重移動が遅かったり、移動しきれてなかったりするのが目視できます。目標物を置いて、確実に両輪が正しいタイミングで越えられていることを確認します。

いきなりシケインでトライする前に練習しておきたいのが、段差への飛び乗りです。ここでもいきなりバニーホップで飛び乗るのではなく、前を乗せてから後ろを乗せる順番でトライします。前タイヤが確実に段差上に乗ったのを確認して、前タイヤへ荷重を移動させて後ろタイヤを持ち上げます。
徐々に速度を上げて身体の動作が素早くできるようにトライします。

徐々にスピードを上げて飛び乗れるようにし、最終的には前タイヤを段差へ接地させる前に後ろタイヤを持ち上げてバニーホップします。前タイヤを持ち上げた際引き寄せたハンドルをぐっと前へ出すことによってリヤタイヤがペダルを軸に持ち上がります。ここでもしっかり肩甲骨を意識して、自転車の上での荷重が前後へ移っていることをイメージしながら進めます。慣れてきたらもう少し大きい段差を用意し、高さに身体を慣れさせましょう。

ついにシケインでの練習です。と言っても最初からバニーホップをするのではなく、前を乗せてから後ろを引き上げる動作からです。段差で練習した時よりも前タイヤを乗せられる幅が狭くなるので、その点も意識しながら練習します。
この時重要なのは、前タイヤが乗ったタイミングでハンドルを前ではなく、下方向へ刺す点です。正しいバニーホップの方法を見ても、ペダルや膝の位置などは変わらず、ハンドルと共に前タイヤが下へぐっと下がり、その分後ろタイヤが上がってくる点です。この点に意識して、前タイヤが乗ったタイミングでハンドルを刺し、後ろタイヤを引き上げます。

最後はシケインに見立てたセクションでバニーホップです。荷重移動で、前タイヤをしっかり必要な高さまで引き上げ、そのままハンドルを斜め下へ押し出して後ろタイヤを引き上げます。
引き上げる際より高さを稼ぐために、少し膝を折りたたんで後ろタイヤを引き上げるのですが、その際前へ膝を畳むとどうしてもサドルがお尻に当たって邪魔になり高さが確保出来なくなります(もちろんポジションにもよります)その場合、足をガニ股気味にして膝を曲げ、うまくサドルを邪魔にならない位置へ逃がすというテクニックも必要となります。

安全に、かつ確実に会得するためには低いセクションから徐々に高さを出して、何度も何度もトライするしかありません。オススメなのは、スロープが着いたセクションで着地の衝撃を緩和する方法です。通常BMXなどでのバニーホップは両輪着地が基本となりますが、シクロクロスでは身動きの取りにくさ故に前タイヤから着地します。この動作は物凄く自転車のヘッド部と両腕の三角筋などへ負荷が大きく、怪我の危険性もあります。
スロープを使えば着地の衝撃は和らぐので、楽にバニーホップの練習が繰り返し出来ます。

確実にバニーホップができるようになったら、次はレースで試してみましょう。
この動画が良かった、ためになったって方は、ぜひシェア、いいね、Like、お待ちしています。

 

12/24 追記
よくよく話題に上がる話で、こういったテクニック系の動きはセンスが問われるのでは?と言う点。バニーホップにせよ、シクロクロスのテクニックにはメソッドが少なく、いわゆるパワートレーニングなどと違って「持って生まれた能力に依存するだろう」という意見も聞きます。

ですが、この手の動きを得意としている自分としては、はっきり言って「センス」なんて言うものは存在していません。身長の高さや、体の柔軟性は骨格に依存すると思いますが、BMXで言えばある程度どんな体型身長の人でも、それなりに練習をすれば誰でもバニーホップは習得できています。あとは重ねた回数、努力した時間に依存します。

はじめから40cmのシケインを目標とせずとも、小さい段差程度ならこの短い休みの間に詰め込みでもメイク出来ると思います。ぜひ臆せず、じっくりトライしてみてもらいたいです。

 

Blog Author Profile

腰山 雅大(コシヤマ マサヒロ) / シクロクロス・BMXライダー、イベントプロモーター

オートバイレーサーの両親の影響もあり、幼少期からサイクリングにのめり込む。中学入学を期にMTB XCの地元チームに加入。2000年 秋の岩岳・中学生の部優勝。

その後、BMXフリースタイル パーク競技を始める。各地で開催する大会へ参加し、自転車卸業社のサポートライダーとして活動をする。ローカルチームの映像編集やウェブサイト制作、BMX専門誌へのコラム寄稿、大会MCなどを経て、2008年より全国区のBMX競技大会 “ENJOY BMX CONTEST” を開催する。自身の企画イベントの他、音楽祭などとコラボレーションした大会を成功させる。

2014年よりシクロクロス競技をスタート。変速機を持たない “シングルスピード” で参戦し、2シーズンでトップカテゴリーへ昇格。全日本選手権出場を果たす。2015年よりアメリカはミネアポリスのバイクブランド “All-City Cycles” と契約、数少ないC1シングルスピードライダーとして国内のレースで活動する。

kossy [at] vh-lg.com

2018年12月24日 Cyclocross, テクニック


Photo by KeiTsuji

ここのところ、レース前後で「スタートの仕方」を尋ねられることが多いです。思えば1列目からなら概ねホールショットがいつも狙えてるし、今日(紀ノ川)も2列目から前に出てしまい、村田さんの横まで行ったものの照れてスッと後ろに下がるなんて状況でした。

さて、シクロクロスのスタートにはコツがあります。知ってるのと知っていないのでは雲泥の差なので、4つ紹介したいと思います。

1. モーション(最初からかがんでおく)
人によってスタートするときの動きが違います。ヨーロッパのトップ選手も、一度かがむ人やそのまま状態が起きたままの人、様々です。日本は割と一旦身体をかがめる人が多いように思います。一連の動作を分けると、1. 状態が起きたまま号砲を待つ 2. 号砲と同時に屈んで目一杯ペダルを踏む 3. クリートをハメる。だと思うのですが、、、、なら最初からかがんでおいてはどうでしょうか。スタートなんてホンの数秒で位置が変動します。余計な動きをしないためにも、自分のモーションを分析して、取れるギリギリのポーズで号砲を待ちましょう。

2. ギア比(重め)
今回のTIPSの5割はコレです。結論から言えば、ギアを重くしてスタートすべきです。幸い僕はシングルスピードで走っているので、周りが「カンカンッ」と変速している間もペダリングすることが出来、明らかに前へ出ることが出来ています。某トップ選手もスタートから100mくらいは変速しないらしく、最後の方はケイデンスが高い状態のようです。その方が明らかに初速〜巡航に移るまでが速いです。数値で言えば、前後で2.0くらいになるのが良いと感じています。ですが、出だしが遅いというリスクもあります。が、次の項で解決策を用意しています。

3. クリートがハマっていない方の足(地面を蹴る)
僕はグリッドで左足をクリートにハメて待機していますが、反対の右足にも重要な役目があります。それは、号砲と同時に地面を蹴っています。2. で書いた通り出だしは周りよりギア比が重いのですが、その分は右足で地面を蹴って、初速を補っています。これが案外簡単で、慣れればペダルをあまり踏み込まなくてもスッと前へ飛び出すことが出来ます。

4. クリートがハマっている方の足
とは言え、クリートがハマっている方の足も、初動でしっかり踏み込みが出来るに越したことはなく、意識していることが一点あります。それはクランクの角度。大抵みんなクランクが水平に対して+30°くらいの位置で待機していますが、クランクは間違いなくキッチリ水平に保った方が踏み込み易いです。3. の反対側の足と合わせれば、かなり重いギアでも初速が確保できるので、ぜひ一度試してみて欲しいです。

ということでマトめると、「ギア比は少し重め、身体をスタートのモーションに合わせて、クランクは水平。号砲と共に反対側の足で地面を蹴って自転車を前へ押し出す」こんな感じでしょうか。

あとは「クリートをあえてハメない」とか「前者の利き足によってタイヤを放り込む方向を決めておく」とか、色々裏技もあるのですが、面倒なのでその辺はまた直接聞いてみてください。

2018年11月5日 Cyclocross, テクニック

CXシーズンを終えて、レースウェアに関する裏話的なことでも・・・・。

今シーズンは、いろいろ成長した一年でした。トライ&エラーでやった結果が徐々に出てきているように感じますが、レース内で快適に走ることを支えてくれている機材面の向上も理由です。そのひとつ、レースウェアは All-City Cycles デザインではありつつ ”供給品と違ったもの” を準備することになりました。ワンピース3着、これを用意するに至った経緯(というか裏話)を少し紹介したいと思います。

遡ること1年前のAll-Cityジャパンツアー。
ACボスの Jeff Franeも来日し、ツアーも有意義なものになっていった最中、ジェフから「なんか要望があったら言ってくれ!なんでも聞くよ」と個人的に話ししてくれたので、ここぞとばかりに「ワンピ欲しい」とお願いしてみました。

ツアーが終わって早速に僕の手元に届きました。

 

“WangaaaaJersey.ai”

 

・・・・・・。

・・・・。

・・。

 

おもいっきりイラレのデータやん・・・。あとは好きにしてくれってことでした。ロゴとか思いっきりベクターデータになってるけど、ええのかなぁなんて思いつつ、とりあえずサプライヤー探し。ご縁あって、WAVE ONEさんを紹介していただき、なんとサポートまでしていただける話になりました。

さっそく東京は渋谷の事務所へ出向き、ご挨拶 & 採寸。既成のものから若干寸法を調整していただいたのですが、聞くと僕みたいなケースだけでなく、通常通りオーダーするときにもサイズ調整など対応してくれるとのこと。さすが国内生産。

そして例のイラストレータのデータを送ったところ、早速イメージ図が届きました。
よく見ると2個データが添付されてる?要はこういうことでした。

「ご依頼いただいておりましたスーツのイメージ案が出来上がりましたので、画像を添付してお送りいたします。A案ではいただいたデザインを素直に配置しました。右脇においてトップスとパンツのつなぎ目で、柄のズレが目立つように思いましたんので、繋がりを意識してB案を作成いたしました。」

おぉ、B案まで。なるほど。キメの細かい仕事にとても感動しつつ、せっかくなのでB案でお願いすることに。

・・・・で、待つこと2ヶ月弱。ウェアが手元へ到着!(ちなみにオーダーした日から試算して、ピッタリ50日で到着。たまたまだと思うけど、ウェブサイトにも50日程で・・・と書いてあったのでビックリ)

すぐレースでも使用して、本国に写真をシェアしたのですが、チームメート的にも「ええやん」と。今までウェアはジャージ&ビブ、それはそれで使い慣れていましたがスキンスーツにしてメリットが沢山見えました。

特に大きな恩恵は、動きに制限が無いことと、ジャージの裾がサドルに引っかかることがないこと。降車乗車の多いCXでは、結構ジャージが引っかかって手間取ることが多く、なんだったらそれが原因で転倒したりってこともあったように思います。そして何よりシュッとして見える・・・これは非常に大きいです。

ウェアは全部で3種類用意してもらいました。
夏〜秋口用の “デュアルスーツ”
CXシーズンはメインとなる “サイクルワンピース”
裏起毛が暖かい “クロススーツ”

個人的に一番気に入ってる “デュアルスーツ” は、メッシュ素材でメッチャ涼しいのと、上下が半セパレートになってて、前はビブ側とジャージ側が繋がってないんですよね。これのおかげでメッチャ着脱しやすいのと、暑い時にチャック全開にしたらかなり涼しいです。BSの沢田時選手が使用していて、憧れてました。

“サイクルワンピース” は定番のスーツで、インナーの組み合わせ次第でかなり広範囲な気温に対応できたこともあり、一番出番が多かったです。レースで長袖を着ること自体が初めてだったんですが、腕まで隠れると体感温度が相当違って、寒い日は随分楽です。日が照る時は薄いインナー、寒そうな日はメリノのインナーがオススメです。

そして “クロススーツ” は裏起毛がある冬専用といった装い。先シーズン、全日本選手権が開催された極寒の野辺山でも威力を発揮してくれて、寒さで身体が動かない何てこともなく、温かさを保持してくれました。シーズン終盤はほとんどこのウェアで走っていました。

例年、雨や悪天候で低体温症になる例もよく見受けられますが、全くなし。この3つのウェアを使いこなして非常に快適にレースさせてもらいました。

ちなみにこのウェアを着て、とある誌面の表紙を飾ることとなりました。その話はまた今度・・・・。

 

WAVE ONE official site

2018年3月12日 Cyclocross, テクニック

MTBのような林間区間と、芝の平坦区間。関西CXの中でもテクニカルな分類に属する <美山向山ステージ> に参加し、関西シクロクロスで初めて25%ライン(一発残留)をクリアしました。

ここ数戦、JCXやUCIなど、規模の大きいレースへの遠征続きでした。頑張って自分のリズムを合わせていくものの空回りすることもしばしばだったので、リラックスして進めることを主眼にレース会場へ辿り着きました。

コースウォークして、しっかり試走して、身体を適度にほぐして温めます。コースは、林間区間は登りが多いものの、SSCXでもギアは足りるようで特に足を付かずこなせます。下りは、速度が出る割に路面のグリップが悪くタイト。木の根っこもところどころ出ていて、反射神経が問われる感じでした。試走でレーススピードまでトライ出来なかったので、本番で徐々に修正していく方向。

ウォーミングアップ

ちなみに、レース直前のウォーミングアップはこんな感じで分けてやっています。(自分への覚書も含め)

・エネルギー摂取(食事)
計算上、60分の競技であれば身体に貯蓄したグリコーゲンが枯渇することもないので、出発前の早朝と10時までくらいに炭水化物をメインに摂取すれば、それ以降はほとんど食べません。それでハンガーノックになったことはありません。ただ水分とミネラル分は不安なので、直前まで水とMeitanの2RUNを摂取してます。水は飲むと血中濃度が下がってトイレ行きたくなるので、今後はOS-1に変更しようかと検討中です。

・柔軟性(ストレッチ)
関節や可動域が広く、筋肉がしなやかに動けば、より効率的に自転車を速く進ませることが出来ます。また怪我もしにくい。ということでつま先から首回り、指先まで、順番にストレッチしていきます。日頃からトレーニング前は柔軟運動しているので、いつもの可動域までしっかり身体が曲がるように動かしていきます。僕は特に肩甲骨周りが硬いので、肩と首は重点的に。ゴロンと寝転がれるように、コットを持って行っています。

・筋温 (ローラー)
身体が柔らかくなったらローラー漕いで、筋温を下げないようにします。ランでも良いと思います。ローラーは上半身が冷めるので、なるべく暖かい格好で。ウォーミングアップによって上昇した筋温は45〜90分間維持するそうなので(新版 図解 スポーツコンディショニングの基礎理論 https://www.amazon.co.jp/dp/B00L2TIBJK/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1 より)とりあえずコールアップ30分〜直前まで、漕ぐ時に使う筋肉を意識しながら満遍なくやっています。

本来ウォーミングアップと言えば循環器系へのアプローチも含むと思いますが、その効果は5〜10分間の休息で消失してしまうとのこと。コールアップを考えれば維持できないのと、短距離走と違い60分間の長丁場であることを加味すれば、試走時にちゃんと心拍数を上げておけばそれでOKかな、と今は考えています。目的がハッキリしているので、そんなに追い込んではやっていません。

C1、レーススタート

ということで、しっかり準備を施してグリッドへ。関西クロスは今年総合順位を考えていて、良い成績出せていないながら2列目スタート。スタート直後急激にコースが狭くなるので、最初からフルガスです。

自転車部品が杭やら木にブツかりまくる音を聞きつつ、スルスル抜けて序盤は8位くらいでラップ。応援の歓声が凄まじいのでそれなりの位置なんだと自覚するのですが、RingoRoadの岡野くんやFD氏が見えるので、僕が競っている相手はいつも通りだったりします。テクニック差が顕著に現れるコースならでは、でした。

コースを全開で走ってみないと分からないことも多く、中盤まででようやく掛けどころ・抜きどころを把握し、周囲の選手からアドバンテージを取る方向で走り出します。途中メカトラで順位を下げていたDECOJA中原選手が見え、サッと抜かして貰い背後にへばり付きます。MTB速い選手はタイヤを持って行く位置にブレが無く、なるほどなぁと勉強させてもらいます。一方自分はその場しのぎのラインが多くて、毎周回悩みながら面圧低めでコーナーを曲がってます。情けない。

そんなこんなでパックは絞られ、終盤はITさんことRingoRoad藤田さん、シルクロード斎藤くん、ボナペティ川辺さん、と自分。この中では顕著に脚が無い自分なので、ひたすらラインを切り詰めて無駄を省きます。どちらにしても皆脚が終わってきていたようで、登りのペースが笑えるほど遅いのですが・・・。

最終ラップ時点で3人は自分の前に居たものの、斎藤くんが脚つったのか減速。交わして11位でフィニッシュ。関西シクロクロスでは初の25%(一発残留ライン)を超える成績。よくやったと思います。途中、盛大に攣った大腿直筋をローラーとマッサージで宥めつつ、帰路につきました。

ということで、今週末は全日本選手権 & AJOCC SSCX選手権!張り切って挑戦してきたいと思います。

Photo by @KeiTsuji

大会名: 関西シクロクロス第4戦 美山町向山地区
開催日: 2017年12月3日
開催場所:京都府南丹市美山町向山地区
気温:  17℃
リザルト: C-1 11位 / 21%
路面状況: ドライ
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: A.Dugast Typhoon 33 / F1.6 R1.6
ウェア: WAVE ONE “サイクルワンピース”( http://www.wave-one.com
心拍数: Avg 173bpm / Max 183bpm

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レースレポート

僕らにとってはオフシーズン真っ只中、あと数ヶ月で始まるCXシーズンに向けて調整を行っている最中ですが、この時期恒例の “Crifford” へ参加してきました。

会場はBMXコースとして馴染みの三重県桑名、Gonzo Park。Bucyo Coffeeのブース、ユキオくんのMC、東海馴染みの面々、その安定感からか久しぶりのレースですがリラックスして準備を進められます。

今回、Criffordとして初めてのナイトレース。ナイター用の照明と手元のライトを駆使し、手探りでレースを進めます。
BMXコースでのレース、特にCriffordはコーナーがほとんどバームなので、タイヤをギリギリまでグリップさせて曲がるなんてことも少ない。リズムセクションでプッシュした時にタイヤが底付きするので、あえて空気圧は前後2.5。タイヤはGravel Kingのセミノブ(Semi Knob =SK)で。

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序盤は慌てても仕方ないので、自分の身体の状態を確認しながらペースを考えます。湿度は高いながら、夜で少し涼しめ。今回から導入したWAVE ONEのデュアルスーツは汗抜けが良く、夏なのに体温を気にせずレースを運びます。

思った以上に自転車の取り回しが効くので、徐々にペースアップ。鈴鹿→Crifford→鈴鹿をハシゴしている中村龍太郎選手、そしてRingoRoadの和田選手がいいペースでレースを進めているのでジョイン。龍太郎選手はCX、和田選手はMTBの混走。CXで出走した自分としては龍太郎選手に勝ちたい。

コース1周約3分。前半は登り区間で龍太郎選手が速い。後半はレースコースを余すことなく使ったテクニカルセクション、無論DHエリートの和田選手と差が広がるのです。自分の得意を生かしてじわじわ差を詰めて龍太郎選手を交わす、更に和田選手を交わし、差を開けたい龍太郎選手との間に和田選手を挟む作戦。

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登りは抑えて、下りで一気にペースアップ。結構後続と差が開いたので一安心。が、また迫り来る登りに全然対応しきれず。ふだん20分走ばかりやっていたので、短時間高強度の走りに身体が追いつかない。

気がつけば龍太郎選手は真後ろ、更にその後ろに先頭の沢田時選手が見える・・・。こういう場合僕はサッと道を譲るようにしているので、タイミングを見計らって時選手にスペースを空けた・・・つもりが通り過ぎて行ったのは龍太郎選手。暗闇で誰が誰だか判別ついていない。

続いてに時選手に交わされ、彼を追って前はペースアップ。全くついていけず、更に後ろとの距離もかなりあったので、ペースダウン。

AJOCCレースだと殆ど見ることのないパンプの連続に、腕と手のひらを削られ集中力を完全に欠いた終盤でありました。その後ほとんど一人旅で、10位フィニッシュとなりました。

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今更ながら、レース前にしっかりストレッチすることを覚えて、そのおかげか自分でも驚くほど身体が反応するも、後半心拍もペースをガクッと落としてしまったので、集中力が欠けています。

徐々に身体をレースペースに慣らして、もうすぐ開幕するシクロクロスシーズンに向けて仕上げていこうかと思います。

All Pictures taken by Yoshihiko Maekawa

大会名: Crifford / Night Race
開催日: 2017年8月21日
開催場所:三重県桑名市 Gonzo Park
気温:  26℃
リザルト: C-1(MTB / CX混走)10位
路面状況: ドライ
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: Panaracer “Gravel King SK” 32 / F 2.5bar R 2.5bar(https://panaracer.co.jp )
リム:  H PLUS SON “THE HYDRA” 28H ( http://hplusson.com )
ウェア: WAVE ONE “デュアルスーツ”( http://www.wave-one.com
心拍数: Avg 169bpm / Max 182bpm

レースのデータ分析

そういえば、今回からCX車にもパワーメーターを導入したんですが、簡単な分析とメニュー作りにトライしてみました。

1

データはCriffordの計測を担当しているWakita Softさん( http://wakitasoft.com )から拝借しています。最初の1周は少し周回が短いので、僕の最速Lapは2’58。7Lap目頑張りましたが、前述龍太郎選手に抜かれてからぐっとペースを落とし続けています。

2

GPSデータでLapタイム取っても良いのですが、せっかくなのでWakitaSoftさんのデータを元に、ZwiftのAnalysisのページから、こんな感じでラップを選択。

3

んで、エクセルに必要データだけ移して、グラフ化。う〜ん。垂れてる。

具体的に、、、最終Lapは後続がほぼ居なかったのでちんたら走る。ので、データとしては微妙ですが、その手前までは3秒4秒ずつほどタイムを落とし続けています。ワットに直すと7〜8ワットずつ。

4

あと、3・4Lap目は同じタイムなのに平均ワットが凄く違う。
分析した感じだと、どうやらGonzoPark特有のパンプセクションを足で走ったか、腕でプッシュプルして進んだかの違いが原因な模様。確か登りのパンプは強引に漕いで前へ出ようとしたものの、結果タイムが変わってないのが非常にわかりやすいエビデンスになっています。

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ただしプッシュプルもちゃんと繰り返しやっていないと使い続けられないのは明白で、後半タイムが落ちている原因も、要所要所でパンプする筋力が徐々になくなり、漕いで進むしか術がなくなったのが大きな原因だと思います。普段僕そんなにLapタイム落ちないので。

5

あとパワーメーターを導入した恩恵として、今回のデータを数値化→グラフ化してみました。
5秒 450w
5秒 レスト
5秒 450w
5秒 レスト
45秒 350w
5秒 レスト
5秒 250w



3分のセットを15回で45分。確かに死ねそうではある・・・てな感じで、ものの見事にインターバルです。当たり前のことですが、こうやってデータ化して、数字で頭に理解させるのがとても大事だと思います。

さらに、こんな感じでレースを数値化→グラフ化という工程をコース毎に繰り返せば、平均化されたトレーニングが作れるかと思います。

6

Zwiftやっているなら “The Wringer” というメニューが近いのと、Bucyo Coffee / CLTの筧選手が「90秒5倍 – 30秒を20本」って言うメニューをこなしているそうで、今回4位と絶好調だったので、レース時間に合わせてやってみるのもいいかも知れません。(死にそう)

あと後半に行くに連れてパワーと同時に心拍が下がってます。これは集中力を欠いてる証拠でもあるので、60分間しっかり気持ちが抜けないように、近い強度で近い時間を走り抜くしか鍛える方法がないなーと。

と、言うことで。一本レースを走っただけでアレコレ書いてみましたが、少ないデータでもちゃんと分析すると色々見えるので、レースのデータを取り続けて、終わったあとの楽しみとしてニヤニヤしてみようかと思います。

01

徐々に自分のトレーニング内容が濃くなってきている昨今。
特別「自転車選手になってもらえませんかね」と誰かに頼まれて、毎日毎日トレーニングをしているわけではないです。ただ個人的に好きで、レースをしたり、そのために努力することを楽しんだりしているのですが、そのモチベーションのひとつにパワーメーターがあります。

進捗確認が何せ楽チンなので、平均出力を決めた一定時間のトレーニングをメインにしたり、またはTSSで練習量を管理しています。

今まではハブ式のパワータップを使用していましたが、最近やたら接続が切断される(しかもそのまま暫く接続しない)ので、いろいろメリットを考えてStages Powerを導入してみました。クランクの歪みでパワーを測定するやつです。

さっそくパワータップとStagesの出力比較ライドをしたり、FTPを測ったりしてみたのですが、購入数日にして不具合発生。数分〜数十分に1回ペースで、パワーが 0w と表示されてしまうのです。

スクリーンショット 2017-04-27 8.59.14

表示が 0w になるのはほんの数秒ながら、平均出力ベースのトレーニングをしているとかなり死活問題なので、治るのならさっさと改善したいわけです。

実はAmazonにて激安でStagesが販売されていることも知っていたのですが、こんなこともあろうかとしっかり実店舗で購入。最悪メーカー送りでも良いかと思いながら、それはそれで時間掛かって面倒そうなので、できる改善は自分で行うことにしました。

状況把握1:不具合箇所

スクリーンショット 2017-04-27 21.58.14

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表示が 0 になってしまうのはワットとケイデンスも。
StagesをZwiftと(正しくは ant+ドングル を介してMacと)初接続した際、ちょっとした踏み込みで即座にワットメーターは接続されましたが、ケイデンスは同じ機器でも数回クランクを回さなければ接続されませんでした。
このことから、Stagesのワット/ケイデンスセンサーは別の機構で測定していることが分かりますし、それが同時に 0 表示されるということは、おおよそ接続関連(送信側か受信側)に問題があるのでしょう。

状況把握2:接続方法

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ZwiftでSSTやりながら 0 表示が繰り返されるので、ハァハァ息を上げながら接続方法を疑ってみました。以前パワータップではこういうことが一度もなかったので、そのことからも受信側の可能性は低い。試しにGarmin520Jを接続すると、同タイミングで 0 表示になってしまいました。

ZwiftもGarminもどちらも接続方法が ant+ だったので、更にiPhoneで Bluetooth 接続し、Stagesのアプリで同時にモニタリング。この時点で一台のStagesに対して3台のデバイスでモニタリング、我が家のStagesはデビューして3日目にして超人気者であります。すると、Zwiftで 0 表示されてもiPhone上では正しく数値が表示されている・・・。
つまり、事は ant+ で送信側の問題で起きる、ということまで突き止めることが出来ました。

改善策1:接続方法(ant+ / Bluetooth)

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ということで、じゃあ ant+ を介さずに Bluetooth だけでZwiftに接続すれば・・・とやってみたものの、MacとパワーメーターをBluetoothで直接接続するのはあまり動作が安定せず、途中で勝手に切断されることがあるのだとか。これではまた同じ現象が起こっても検証が難しくなります。iPhoneのZwift Mobile Linkを介してZwiftと接続する方法もありますが、ずっとiPhoneを立ち上げてないと使えない(余計な接続機器を一個増やす)こととなるので、あんまり気が乗らない。

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トドメは、メイン機器であるGarmin520Jと Bluetooth で接続することがどうしても出来ない。前述の通りStagesは ant+ と Bluetooth を同時に吐き出していますが、接続をしようとしてもどうしても ant+ が優先され、Bluetooth は見つけることすら出来ない(ant+とBluetoothにそれぞれ接続番号が割り振られているので、どちらが接続されているか判別つきます)

ということで、何が何でも ant+ 避けて通れないようなので、ここは一度原点に戻ってStagesのウェブサイトを覗きます。

改善策2 :Stagesウェブサイトの見解

Stagesウェブサイトでは、Garmin520との接続についての記述が色々ありました。
https://support.stagescycling.com/en/support/solutions/articles/1000205217-recommended-settings-garmin-edge-520-head-unit

お互い(Stages、Garmin側)のファームウェアアップデートは当然ながら、ゼロ点の校正、など。もちろんここは既に完了済みで、先へ読み進めると気になる記述があります。

Data collection setting recommendation:
Once-per-second recording. The Garmin Edge 520 head unit has two data recording options (Smart Recording and 1 Sec.). The function ‘smart recording’ purposefully drops data packets when the information looks the same in order to save memory space. We absolutely recommend recording at once-per-second and downloading more frequently.

つまり、データ測定のセッティングは、”スマートレコーディング”と ”1秒1回” があるらしく、メモリスペースを節約するために同じ情報が連続して入ってきている場合は意図的にデータパケットを破棄すると。 Stagesのデータにとってはあまり良くないので、1秒1回に変更する方が良いそうです。
正直、Zwift上で同じ症状が出ているのと、Zwiftでスマートレコーディングなんて無いでしょうし、あんまり関係ないんじゃないかと思いつつ設定を確認します。で、僕のGarmin。確かにスマートレコーディングがオンになっていたので、毎秒に設定を変更。これで改善されれば良いんですが、先へ読み進むととある記述が・・・。

取り付け位置の確認などがありつつ、その先に、、、ありました。

Firmware bug causing intermittent display of 0w while pedaling

Cause: Firmware bugs present that cause intermittent values of 0 to be displayed while pedaling
Effect: Lower than normal power average
Solution: Disable the Bluetooth function on your Edge 520; 

うそん・・・。「原因:ファームウェアのバグによって、ペダリングの最中しばしば値が 0 と表示される」まるでこのことですし、おまけで「影響:これによってパワーの平均値が下回る」って。うん、知ってる、知ってる。
解決策として、Bluetooth機能をカットするとありますが、これをするとiPhoneとの接続が解除されてしまうのと、そもそもZwiftでも同じ症状が出てる以上あまり関係がない気もします。いや、もしかしたらMacもBluetoothを切れば問題は解決するのでしょうか。それよりなによりこのあとの文言が・・・。

Check for upcoming firmware updates to resolve this issue.
Further recommendations: It is best practice to check for new firmware for both your Garmin head unit and Stages Power meter once per month.

「この問題を解決するには、今後のファームウェアアップデートを確認してください。
更にオススメ:GarminとStagesの両方について、月に1回新しいファームウェアを確認することをお勧めします」

うるせぇ・・・。(※ちなみにこの情報が開示されたのは2016年の9月14日。ファームウェアアップデート、はよ)

改善策3 :アルミテープ

やっぱりGarmin520 と Bluetooth で接続出来るのが一番問題ないと思うのですが、いくら探してもその方法は見当たらず。
ということで、少し見栄えは悪くなるものの、物理的に電波ノイズを吸収してしまうこの方法を試してみます。

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https://blogs.yahoo.co.jp/ham1c/36465737.html

表面にアルミテープを貼る方法。確かにGarminのフォーラムを見ていても、この方法で問題が解決した方も多いようです。https://forums.garmin.com/archive/index.php/t-363536.html
科学的なことはよくわかりませんが、これで(ある程度)解決するなら良しとしようか。

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確かに電波状況的には遠いと弱い。遠いって行っても、トップチューブの上くらいなので、あまりにも・・・。最大は5本立つっぽいですが、立ってるのも見たことないくらいです。

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ということで、貼ってみました。この後電波状況の確認、GarminやZwiftに接続して実際に試してみましたが、かなり改善したように思います。ちなみに、テープはAmazonで買いました。

ロール買って使ったのは数センチのアルミテープ。残りも次いつ使うか分からずもったい無いし、どうしようかと悩んでたんですが、ゼンコーさんのコレを真似してみることにしました。しかしアルミなので軽い為、かなりたくさん貼ることになったのはここだけの話。

まとめ

そもそも僕がStagesを選ぶまでに、一度はPioneerと比較し悩んでいました。国内ブランドのPioneer、しかもあの沢田時選手も使っているというのは、僕にとってStagesがTeamSKYで使用されているのと同等かそれ以上に魅力的でした。結局は”即納”&”Bluetooth接続” というポイントに惹かれStagesの購入に至ったわけですが。

こういう面倒なことは無いに越したことありませんが、最初から完璧な製品を発売する日本製に対して、ファームウェアアップデートで改善を図っていく現代のアメリカ製品という違いを感じました。

幸い改善策が無いわけでも無い。そういう意味で必ずしもこのトラブルがStagesをオススメしたくない理由にはなら無いですし、もし正にいま購入検討されている方は使用デバイスに合わせてアルミテープを同時購入されることをオススメします。

2017.6.7 追記

・先述、Garmin側のBluetooth接続を切ると、少しデータが安定するようになりました。

Firmware bug causing intermittent display of 0w while pedaling

Cause: Firmware bugs present that cause intermittent values of 0 to be displayed while pedaling
Effect: Lower than normal power average
Solution: Disable the Bluetooth function on your Edge 520;

Stagesのサイト上に書いてあったソレです。もちろん試してしばらく様子を見ていたのですが、多少なりともデータが安定して出力されるようになったと思います。ただし 0w で表示されることも時々あります。

Firmware bugsという項目を、一方的にStages側の問題と読み取っていたのですが、この場合 Garmin520側のファームウェアにも問題がある可能性もありますね。お互いアップデートしては互換性が薄れたり、親和性が高まったりの繰り返しなような気がします。

2017.7.10 追記

・Firmwareのアップデートがありました。で、更新してみたのですが、改善なし。

Date: 6/26/17 (m/d/y)
Current Firmware Release #: v2.0.83
Replaces Release #: v2.0.82

Known Bug Fixes:
• Fixes bug that caused some event numbers not to be transmitted correctly over ANT+
• Improved BLE response for sleep/wake transitions

Firmwareが2.0.83になっています。
ひとつめの項目が「いくつかの項目がANT+上で正しく送信されない問題を修正」とあり、期待しましたが特別何も変化はありませんでした。あんまり関係の無い項目だったのかも知れません。

ただ一点このアップデートを試す中で気付いたのですが、受信機(Garmin)マウントの角度を変えるとそれなりに不具合が改善しました。

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iPhoneのアプリで電波の強弱を測ることが出来るのですが、これを元に電波が弱くなる状況を探ってみました。
僕のフレームは鉄製なのですが、パイプを間に挟むと極端に電波状況が悪くなります。特にiPhoneを自転車右側に置いた状態で、左クランクをチェーンステー側にした際は悲惨・・・。

そもそもGarminを設置しているハンドル前での電波状況は非常に悪く、写真のように電波一本です。その状態なので、Garminのちょっとした角度でフレームを大きく跨いで電波を受信することとなるでしょう。少し位置を下げてマウントしたところ、データが飛ぶ現象が随分改善しました。

 

2017年4月27日 Gadget, テクニック

WNPが「砂のコース」としてはっきりブランディング出来ているということは先のポストで書いてみましたが、このコースの対策として低圧で転がりの良いタイヤというのが定番です。カテゴリーに関わらずIRCさんのサンドタイヤが人気で、実はC1でもかなりのシェア率を誇っていました(ざっと数えただけでも半数以上はIRCサンドだった)つまりは、TLユーザーがそれだけ多いということ。上位カテゴリーだと普段TU運用していても、ここぞというときはTLを使うという選択肢も用意しているのだと思います。

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で、僕は今回前後 “Gravel King SK” を選択しました。先日のFBでも書いたのですが、Panaracerのアンバサダーとして活動することになったので色々試行錯誤を考えています。

そもそもこのGravel King SKというモデル、32Cサイズはチューブド設定なのです。メーカーに再度確認しても「チューブレス仕様ではありません」との回答。

はっきり言って「チューブドで低圧」は僕の乗り方だとリスクが高い。ひどい時は1.2barとかで乗るので。ですが他サイズではチューブレスコンパーチブルになっている点と、実際にやってみて出来たという文献がウェブに以前転がっていたので自己責任でトライしてみることにしました。

まず注意しておきたいのは、市販のTLリムであってもビードが乗る部分の径がメーカーによってマチマチということ。となるとタイヤメーカー側のサイズも必然的に、どのメーカーに標準を合わせるかで変わってくるでしょう。

例えば国内シェアがメインであればSHIMANOを基準にするでしょうし、それに合わせて必然的にタイヤのビードも小さくなる。または北米がターゲットとなるとStan’sとかが基準に。Stan’sは径が大きいのでタイヤビードは緩めになるわけです。

リム側の径が小さいものに、タイヤビード径が大きいものを合わせればエアが漏れてビードが上がらないし、逆にリム径大でタイヤビード小だと今度はリムにビードが乗らずに上がらない問題が発生します。

どのタイヤとどのリムの組み合わせが良いかは経験値です。いま使っているリムは比較的ビード径が小さく、Gravel Kingは逆にビード径が大きい。実際ビードからエアが逃げて上がりにくいし、上がっても横からの力に弱い。なので、リムテープを余分に巻いてリム側の径をアップして対応。うまくTL化出来ました。

例えば、タイムライン追っててても「ビード上がらなかった、このタイヤダメだ」なんて話を目にしますが、どこのリム使っててどういう現象が起きてるんだろうなぁーなんて思いつつ、わざわざ尋ねるほどお節介でもない。事象を研究せずにダメという結論を立ててしまうのは勿体ない気もしますが。

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この日は砂の上を前後1.4barで走行。どうだった?と言われると感想を正しく伝えるのって難しいですね。特に先述、WNPは路面状況がとても良いので、反面タイヤに掛かる負担が低いので、テストケースとしては適していないかもです。

とは言え、ノブのコンパウンド柔らかいし、センタースリックのTUと比べてもかなり縦横のグリップを感じました。ここだけの話、CX東京で使おうと準備していたのですが、使ったこと無いタイヤでリスク負うのが嫌で直前に別のタイヤにしてたんです。これだけ安心出来るタイヤなんだったら、わざわざハメ替えなキャよかったな・・・と後悔もあったり。

チューブを入れた状態、または本来の戦場であるグラベルロードでの使用感もまたレポートしてみたいと思います。

そういや、チューブレスに出来るかどうかという見解に対して、物凄く面白い表現をされてたのがこれ。これも良く考えるとPanaracerですね。

2017年3月1日 Cyclocross, テクニック

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京都市内からもアクセスの良い桂川、関西では最終戦としてお馴染みで、ブース出展、参加者ともに毎年大賑わいになるこのステージ。

初めて参加したシクロクロスが3年前の桂川、ということで自分史上4回目を数えるコースです。とは言え、毎回カテゴリーも違えばコンディションも別物、今回は朝から降り続く雨に水はけの悪い路面で泥&水溜り。初めて参加したときとも似た状況に、自分の成長を感じながら走ります。

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今回はAll-City Cyclesの代理店であるモトクロスインターナショナルさんのブース出展があり、雨とは言え途切れることなく誰かと会話をしているような状況でした。なんとなく、2年前にブース出展していただいたときより誰かしらに声かけて貰える機会が増えて、やっぱり現場に足を運び続けることって大事なんだなと理解しまいた。

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試走は朝に済ませてお昼はキャンセル。レース45分前からローラーを20分ほどでアップ完了。この「ウォーミングアップ」なにを何分間どのタイミングでするのか悩ましいのですが、参考に「スポーツコンディショニングの基礎理論」という本を読み返してみました。

アップをすると、、、中枢神経の興奮 → 運動に対する神経系の反応が向上、交感神経からアドレナリンが分泌 → 筋系・循環器系が活性化&他の器官系を抑制。筋系は毛細血管が拡張することで筋温が上昇、代謝が増加し、さらに細胞間質やたんぱく質の粘性が下がり、弾性が高まる。など。

まぁ分からんでもないのですが、具体的にそれがどのくらいの時間軸かが重要なのです。どうやら筋温自体は45〜90分ほど持続するようですが、循環器系への効果は5〜10分間の休息で消失してしまうとされているので、筋温をしっかり上げて、スタート後身体が即反応するように準備します。

何分間ほどで身体が適応するかは人によって違いますが、普段のライドで乗り始め寒い時に足をグイグイ回して、カチカチになった身体が何分間でほぐれるかストップウォッチとにらめっこです。僕はFTPの80%くらいで漕いで、概ね20分ほどで足に違和感がなくなり、スプリントも出来る程度になりましたので、それを目安にしました。

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グリッドではなるべくレーススタートへフォーカスして、アドレナリンが分泌されるイメージだけ持って挑みました。雨は止んだものの、泥と溜まった水との一騎打ち。スタートは3列目、TOYO FRAMEの竹之内選手の後ろで動きを勉強します。

一瞬で離されると思いきや、あんまり踏んでいない。今日は彼を脅かすライバルはいないし、たぶん周りに迷惑が掛からないように狙いを定めてるのかなーと思った瞬間、ピューっとライン変更して芝の残ったコース端へ。あの瞬間の「先に身体を入れ込んでから自転車が付いてくる」曲がり方、すごく好き。カッコイイ。

午後試走していないので、1周目は少しパワーを使ってでもセクション毎乗れるか乗れないか判断する。泥となればどんどんギア比が重く感じるので、なるべく轍をトレースしまくり、ありとあらゆる足の筋肉を使ってみてジワジワペダルに力を伝える。
ホームストレートの泥は異常に重く辛いのですが、前の走行者ビタビタでライントレースすると新しい轍が出来て本当に休める。ドラフティングはなくとも、こういうパワーの休め方もあるのかと理解する。

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先行していたヤンボーに追いつき、彼のペースでレースを運ぶ。しばらくすると前方にTeamZenko 辻さんを発見。宮島で敗れて悔しい思いをしていたので、ジワジワ追い詰めてかわすことに成功。そのまま離して、あとは竹之内選手にラップされないようにペダルを踏むだけ。

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なんとか最終ラップに入ってほぼ力尽き、あとはイナーメ井上くんに引っ張ってもらいフィニッシュ。試走でテクニカルと思って挑んだものの、結果を見れば足がある選手が残っていて、持続パワーの必要性を感じる結果でもありました。

ということで関西シクロクロスへの参加はこれにて終了。
表彰でも皆さん語られていましたが、主催されている京都車連の矢野夫妻を始め、全てのスタッフのみなさんに感謝です。

次はシクロクロス東京!エリートと分かれているので、表彰台を狙って頑張ってきます。
Photo : Kei Tsuji

大会名: 関西シクロクロス #10 桂川
開催日: 2017年2月5日
開催場所:京都府京都市 桂川緑地久我橋東詰公園
気温:  3℃
リザルト: C-1 / 16位 / 28%
路面状況: マッド
使用機材:All-City Cycles “Natureboy853”( http://allcitycycles.com )
ギア比: 38 x 19 = 2.0
タイヤ: Panaracer “REGACROSS” 33 / F 1.4bar R 1.4bar
リム:  H PLUS SON “THE HYDRA” 28H ( http://hplusson.com )
心拍数: Avg 169bpm / Max 177bpm

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